2014年05月01日

しばらくお休みします

 もともと本家CLACLA日記の避難所の避難所としてはじめた当第3CLACLA日記ですが、その本家がラブログの終焉とともにこちらseesaaに移動してきたことに加え、seesaaそのものがやたらと重たいブログということで、毎回二つのブログに記事を投稿することは、二度手間もよいところだと考えるに到りました。
 それで、お読みいただいている方には、誠に申し訳ないかぎりですが、しばらくこちらのほうへの投稿はお休みしたいと思います。
 ご寛容ご容赦のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。
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2012年03月19日

宮崎宏康展のご案内

 かつてベトナムからの笑い声で大活躍し、現在黒川猛さん中心に公演を重ね始めているユニット THE GO AND MO’sにも協力されている宮崎宏康さんより、個展のお知らせがありました。
 残念ながら、諸般の事情で足を運ぶことが適いませんが、ご興味ご関心がおありの方はぜひぜひご高覧いただければと思います。



『宮崎宏康 ex.』 展 のご案内


 早春の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、このたび神戸C.A.P.〜芸術と計画会議〜 STUDIO Y3 (神戸市立海外移住と文化の交流センター内)にて、『宮崎宏康ex.』展を開催いたします。
お忙しい中とは思いますが、万障お繰り合わせの上、ぜひ足をお運びください。


名 称:『宮崎宏康ex.』

会 期:3月10日(土) 〜 25日(日)  (月曜休館)
  からくり作品の実演などがありますので、下記の時間帯にお越しください。
  実演&解説TIME
平日17:00〜19:00  /  土日祝 10:00〜19:00
                        
会 場:C.A.P.〜芸術と計画会議〜 STUDIO Y3
     〒650-0003 神戸市中央区山本通3丁目19-8 海外移住と文化の交流センター内
     Phone/fax:078-222-1003
     開館時間:10:00〜19:00(月曜休館)
 http://www.cap-kobe.com/studio_y3/2012/03/09162324.html
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2012年01月07日

林光さんが亡くなられた

 作曲家の林光さんが昨日亡くなられていたことを、先程知った。

 林さんの作品には、幼い頃から親しんでいて、特にNHKの大河ドラマ『山河燃ゆ』のテーマ曲など大好きだったんだけど。


 それより何より、林さんからは20年近く前より細い細いつながりをいただいていたのだ。
 以前日立市が市民オペラの原案を募集していることがあって、僕は林光さんの『歌の学校』やら何やらを下敷きに、それらしいプロットを捻り出しそれを公募先に送付したのだけれど(残念ながら落選)、せっかくだからと林さんにプロットのコピーを送ったところ、たまたまその頃のアルバイト先だったJUGIA四条店に林さんが来られ、「面白かった」と声をかけていただいたのである。
 そして、その後もオペラシアターこんにゃく座の公演ロビーや、京都市内で行われた諸々の企画の際に、ほんの少しお話したり、ごあいさつしたりする関係が続いていた。

 そういえば、数年前にお送りした個人創作誌『赤い猫』第2号には、「中瀬宏之の正体いまだ不明なるも」という一文の入ったお葉書をいただいた。
 そのときは、ありゃりゃ、林さんは僕のことを忘れたのかなと思ったのだが、友人から「それは、中瀬さんのことを忘れたんやなくて」、(戯曲を書いたり小説を書いたりレビューを書いたりする)「中瀬さんの正体がようわからんという意味やないんですか?」と指摘されて、ああなるほどと得心がいった。
 ご健筆を祈るという励ましの言葉の入ったそのお葉書は、僕の大切な宝物の一つだ。

 これまた旧知のマリンバ奏者通崎睦美さんのブログの記事で、林さんが入院されていること、あまりご加減がよろしくないようなことは存じていたのだが。

 80歳。深く、深く、深く、深く、深く黙祷。
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2011年12月31日

執筆依頼等につきまして

 中瀬宏之と申します。
 演劇、クラシック音楽、映画、書籍に関するレビューの執筆のほか、演劇台本や映画のシナリオのプロットドクターのご依頼を請け賜わっております。
 お問い合わせをはじめ、ご興味ご関心がおありの方は、こちらまでお気軽にご連絡ください。

 昨年7月末の個人創作誌『赤い猫』第1号の発行以来、ありがたいことに文章執筆のご依頼やお問い合わせを多数いただくようになりました。
 そのこともありまして、改めてこちらに一文掲載させていただいた次第です。

 mixiにも参加しておりますので、気軽にのぞいていただければ幸いです。
 どうぞ、よろしくお願いいたします。
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2011年08月09日

キノ・フォーラムkyoの上映会の報告

 末長敬司より、昨日末長宅で、キノ・フォーラムkyoの上映会が無事執り行われた旨、連絡があった。

 今回は、夏恒例ホラー傑作選(番外編)/アジアン・ホラー編集として、リンゴ・ラム監督の『ヴィクティム』(未公開、1999年・香港)とロイ・チョウ監督の『殺人犯』(2009年・香港)の二作品が上映され、

 まず、『ヴィクティム』については、
 ホラー的導入部からいつの間にか映画のジャンル自体が二転三転していく、というスタイルはアメリカ映画(『ゲーム』(97年・米)等)に多く、監督の林嶺東(リンゴ・ラム)がハリウッドから一時帰国していた時期に作ったこと、カメラマンにアメリカ人のロス・W・クラークソンを起用したことも影響しているのではないか。
 世の風紀が乱れるとホラーが流行るのは倫理的危機感の現れで、この『ヴィクティム』が制作された1999年には大陸人の流入による犯罪の急激な増加があり、大衆の金銭・株式への執着など(ニュース映像がさりげなく挿入される)、当時の香港の世相が反映されているのではないか 。
 という点が、

 また、『殺人犯』については、
 連続猟奇殺人犯を追う刑事が自力では犯人に辿り着けず、後半、全くノーマークだった意外過ぎる人物が犯人だと名乗り出て主人公を試す、所謂『セブン』(95年・米)タイプのサイコ・ホラーで、監督・脚本の周顯揚(ロイ・チョウ)が若く、アメリカ映画の影響が大きく、またアメリカが出資(ユニヴァーサル・スタジオ)していることも大きいのではないか。
 ハリウッドで活躍する名プロデューサー・江志強(ビル・コン)や、監督・脚本の周顯揚(ロイ・チョウ)が若いこともあり、カメラマンに侯孝賢(ホウ・シャオシェン)作品で有名な李屏賓(マーク・リー・ピンビン)、音楽に日本人の梅林茂を配すなど超一流スタッフで脇を固めて万全を期していること。
 真犯人の背景を語る上で「東南アジア」が重要なキーになっており、香港が「東南アジア」の最北端に位置している、決して無関係な場所では無いことを強調するため、緑と黄色の強い「亜熱帯な空気」を李屏賓(マーク・リー・ピンビン)が意識して撮影していたこと。
 固定イメージの強い個性派俳優を脇に配した所謂、配役を使ったミス・リードが仕掛けられていた事。
 「香港四天王」と呼ばれる国民的アイドルの一人である郭富城(アーロン・クォック)を主演に、こうした危ない内容の作品をメジャー・ピクチャーとして新人監督が作れてしまう、香港映画界の懐の深さと日本のテレビ局映画のヒドさの哀しい対比。
 という点が、それぞれ末長から解説されたとのことである。

 いずれにしても、盛況のうちに会が終了したとのことで、本当に何よりだ。
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2011年05月22日

ヲホクチシュンスケ演奏会のご案内

 この間、企画関係でいろいろとお世話になっている京都リサーチパーク町家スタジオで、5月22日(日曜)にコンサートが開催されます。

 ピアノ、アコーディオン、さらにはトイピアノやピアニカを駆使して独特な音楽空間を生み出す大口俊輔さんと、ギタリストの田中庸介さんを迎えてお送りする「ヲホクチシュンスケ演奏会」がそれで、昭和初期に建てられた町家スタジオが大口さんと田中さんの奏でる演奏でどう彩られていくのか、本当に愉しみです。

 入場料は前売り当日ともに3千円で、開演は15時から(開場は14時)。

 詳細については、こちらをご覧ください。

 なお、前日21日(土曜)の13時と16時から、大山崎の聴竹居でも大口さんと田中さんの演奏会は予定されています。
 こちらもよろしくお願い申し上げます。

 お時間おありの方はぜひ!!
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2010年11月22日

この間

 この間、体調を崩していました。
 仕事でお世話になっている方や、19日のチェルフィッチュ、今夜のフェデリコ・レオン両公演のご招待をキャンセルすることになったKYOTO EXPERIMENTの関係者の方をはじめ、多くの方にご迷惑をおかけしてしまいました。
 この場を借りて、深くお詫びを申し上げる次第です。
 なお、体調は未だ完全とはいえないため、更新が滞ることもあるかもしれませんが、その点何とぞご容赦下さいませ。
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2010年11月18日

しばらくお休みします

 体調不良のため、日記の更新をしばらくお休みします。
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2010年01月06日

脈絡のない抜書き

 巷の流行にはとんと疎いくせに、自分が直接触れたものにはすぐさま影響されるというのが、当方の悪い癖。
 今日も今日とて、斎藤美奈子の書評集『本の本』<筑摩書房>を読んで、なんぞ自分の大好きな本について記してこましたろうとたくらむ始末。
 が、そこは筆力のない者のかなしさ、いっこうに納得のいく文章が思い浮かばない。
 と、言うことで考えついたのが、手垢がつくほど読み返し読み倒した愛読書の中から、好き勝手得手勝手に引用してみせるということ。
 まさしく、脈絡のない抜書きで、その点ご容赦ご寛容のほど。


>そんな気がするだけだよ……。
 われわれはいないんだ、この世にはなんにもありゃせんのだ、ただ存在しているような気がしてるだけなんだ……。
 どっちにしたって同じことだよ!<
(『チェーホフ全集』11<ちくま文庫>所収、『三人姉妹』第四幕、チェブトゥイキンの台詞より)


>作家の誠実さとは生き方なんかではない。生き方や態度や社会的発言の<誠実さ>は、とりあえず、疑ってみる必要がある。
 語りたいこととかある思い(フット・フェティシズムでもなんでもいい)を一つの幾何学的な物語に組み立てること、読者にあたえる効果を考えながらエピソードの順序を入れかえること、語り手をどうするか(一人称か三人称か)を考えること、伏線をフェアに張ること、眠る時間を削って何度も細部を考え、ノートを書きかえること  作家の誠実さとはそれしかない<
(小林信彦『小説世界のロビンソン』<新潮文庫>、第三十三章「作家の誠実さとはどういうものか」より)


>家でつくったホットケーキは、くずれたってうまけりゃいいじゃないか、自分がつくったことによって楽しむのであり、それを自分が食うことによって喜びを得、他人に食わせることによってもう一つの喜びを味わう。
 (中略)けれども、金を取って聞かせるのだったら、そうはいかない。ただ自分が楽しんでいるだけではいけない。くずれたホットケーキは売れないし、お砂糖が入り過ぎていても、ちょっと味がおかしくても売り物にならない。人に売るためには、プロとしての自負心と、それに耐え得る商品価値を身につけなければならない。
 そのためには、幾歳月の努力と精進が必要なのだ<
(山本直純『オーケストラがやって来た』<実業之日本社>、第3章「音楽家になるのはたいへんだ」より)


>自然、私自身のクリティシズムは、結局自己批判である。
 批判の対象をどんなものにとっても、帰するところは、頭を下げれば自分に頭を下げているのであり、唾を吐きかければ自分に吐きかけているのである<
(『長谷川如是閑評論集』<岩波文庫>所収、『「リットル・クリティックス」』より)


>批評家の名誉は、愛情や理解ではなく、容赦ない鋭利さ、つまり残酷さの中にこそあると私は考えている。ナイフの一閃で対象の急所をえぐって見せる、それが批評家ならではの最高の芸のはずである。
 (中略)私に言わせれば、「知り合いだから褒めていやがる」、これ以上に批評をおとしめる言葉はない。なぜなら、評論家は、寛大や親切や思いやりといった人間的な美徳を捨てることを出発点にしなければならないからである。それでは良心がうずいて仕方がないというのなら、批評など書いてはならない。
 善良な人向けの職業は他にいくらでもある<
(許光俊『問答無用のクラシック』<青弓社>所収、「大野和士の『エレクトラ』」より)


>芝居のコンヴェンションをマスターしていない劇作家のものは、難しくてつまらないものが多い。
 これに反して、コンヴェンションを会得している奴の作品は、ひどくマジメな作品でも、面白くなり、こちらに通ずるものがあり、引きつけられる<
(林達夫、久野収『思想のドラマトゥルギー』<平凡社ライブラリー>、十「演劇変相之図」より)


>オペラを楽しむのに、難しい理屈はいらない、とよくいわれます。
 おまえはどう思うか、と私はよくきかれます。
 私は、こう答えます。
 楽しいオペラを観ながら、それについてあれこれ理屈をこねるのが、いちばんすばらしい、と<
(林光さん『日本オペラの夢』<岩波新書>より)


>いかに革命に関する本を読み、革命について論じ、革命とともに生死をともにするようなふりをしてみたところで、しょせん、同情者は、同情者にすぎないのだ<
(『花田清輝評論集』<岩波文庫>所収、『美味救世』より)


>友情。信頼。私は、それを「徒党」の中に見たことが無い<
(太宰治『もの思う葦』<新潮文庫>所収、『徒党について』より)


>馬鹿につける薬はない。
 馬鹿は結局馬鹿なことしかしでかさない。
 迷惑するのは良識ある人々である。
 ここに言う馬鹿が誰のことを指しているかは、諸君の判断にお任せして、私からは言わないことにしておく<
(『林達夫評論集』<岩波文庫>所収、『鶏を飼う』より)


>日本国民は、今、初めて「戦争」を経験している。戦争は文化の母だとか、「百年戦争」だとかいって戦争を讃美してきたのは長いことだった。(中略)戦争は、そんなに遊山に行くようなものなのか。それを今、彼らは味わっているのだ。だが、それでも彼らが、ほんとに戦争に懲りるかどうかは疑問だ。(中略)彼らは第一、戦争は不可避なものだと考えている。第二に彼らは戦争の英雄的であることに酔う。第三に彼らに国際的知識がない。知識の欠乏は驚くべきものがある。
 当分は戦争を嫌う気持ちが起ころうから、その間に正しい教育をしなくてはならぬ。それから婦人の地位をあげることも必要だ<
(清沢洌『暗黒日記』<岩波文庫>、1945年1月1日条より)


>母性愛は人間的感情にほかならない。
 あらゆる感情と同様に、不安定で、もろく、不完全なものである。
 一般に浸透している考えとは反対に、おそらく母性愛は、女性の本性に深く刻みこまれているわけではない<
(エリザベート・バダンテール『母性という神話』<ちくま学芸文庫>より)
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2010年01月02日

2010年の読書計画

 昨日、1月1日から『植草甚一日記』<晶文社>を読み始めたが、1945年という戦時下、それも敗戦直前という末期的状況下で、それでもなお(いや、だからこそか)、日々本を買い求め、本を読みふける植草さんの姿には、それが淡々とした筆致で記されているだけに、強く心を動かされる。
 ひるがえって、僕自身を省みるに、同じ本好きは本好きだけれど、植草甚一ほどには徹底できていないというか、本好きのディレッタント、本好きのアマチュアにとどまっているような気がしないでもない。
 まあそこには、植草さんの如く日々本を買い求めるだけの余裕がない、つまるところ恒常的な資金難があるのではあるけれど。
(「もっと働かんかい!」、と呼ぶ声あり。へへえ…)

 で、本好き本の道の達人からは邪道とそしられるかもしれないが、僕の読書体験の中で図書館所蔵の本がどんどんだんだん比重を増してくる。
 特に、昨年2009年などは、図書館で借りた本が、読了書籍の8割以上を占めるという結果となってしまった。
 まさしく図書館様様。
 そして、今年も同じく、図書館所蔵の本をどしどしぞくぞく読んでいこうとたくらんでいる。
(だいいち、『植草甚一日記』だって、図書館で借りた本だしね)

 まず、文藝評論関係の全集選集類では、長谷川如是閑全集<岩波書店>、林達夫著作集<平凡社>、花田清輝全集<講談社>のそろい踏み。
 まさしく、この国の知の系譜の一つをたどる選択だ。
 逆に、『新輯内田百闡S集』<福武書店>は、理屈もへったくれもない、ただただ読みたい触れたい目を通したいという想いからの選択である。
 ほかに、中野好夫集<筑摩書房>や中野重治全集<同>も押さえておきたいと思う。

 続いて、戯曲シナリオ関係では、『岸田國士全集』<岩波書店>、『山中貞雄作品集』<実業之日本社>、『井上ひさし全芝居』<新潮社>、『ニール・サイモン戯曲集』<早川書房>はぜひ。
 ニール・サイモンでは、自らの来し方を綴った『書いては書き直し』<早川書房>も落とせない。
 あと、日本の演劇史を振り返るという意味で、大笹吉雄の『日本現代演劇史』<白水社>も余裕があれば。

 一方、今さら日本の近現代史の研究者になるつもりなど毛頭ないが、この国がどうして無謀な戦争に突入してしまったのか、ということについては、やはりどうしても興味がある。
 この国がどうして無謀な戦争に突入してしまったのか?
 その疑問を解く鍵の一つに、当時の為政者たちの思考や行動を改めて確認する作業があるのではないか、というのが僕自身の今現在の判断で、『木戸幸一日記』≪東京大学出版会>をはじめ、『宇垣一成日記』<みすず書房>、『高松宮日記』<中央公論社>、『牧野伸顕日記』<同>、『有馬頼寧日記』<山川出版社>など、徐々にあたっていくつもりだ。
(そうそう、多少意味は異なるが『古川ロッパ昭和日記』<晶文社>も読んでいきたいんだった)

 てか、こういうことをくだくだくどくど記していく前に、まずは実践あるのみじゃないか。
 さあ、読むぞ!
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2009年06月25日

『激しく、速やかな死』を求めて

 7月、8月ともなれば暑いのも当たり前。
 紫外線、じゃないや熱中症対策もばっちりすませて、半ば喜び勇んで外出するのだけれど、今はまだ6月。
 梅雨が明けたのか明けないのかすらよくわからないというのに、なあんか陽ざしがきつくって。
 ああ、たまらない。
 本来ならば部屋にこもって暑さをしのぎつつ、仕事雑件を淡々と片付けていくのがこの状況をなんとかやり過ごす一番の方法だけれど、今日という日ばかりはそうもいかない。
 なぜなら、今日6月25日は、待ちに待った佐藤亜紀の『激しく、速やかな死』<文藝春秋>が発売される日なんだもの。
 そら、外出しなくちゃ本屋に足を運ばなくちゃ。

 と、言うことで、管理人さんに7月分の家賃を納め、四条通の金券ショップ・トーカイ四条烏丸店で図書カードを買って大垣書店四条店に向かう我。
 が、である。
 店頭の新刊コーナーを隅から隅までねめまわすように調べてみたものの、目当ての『激しく、速やかな死』がないのである。
 これはおかしい!!
 と、検索をかけてみたら、在庫なしの表示が。
 これはどうした!?
 と、今度は店員さんに尋ねてみたが、いまひとつ要領を得ぬ返事。
 もしや、またぞろ発売延期か…。

 そんな嫌な予感を払拭すべく、錦小路から四条通経由で、ジュンク堂京都店へ向かったら。
 なあんだ、あるじゃないか。
 それも店頭の新刊コーナーにそれなりの冊数が。
 すかさずきれいな一冊を手に取って。

 購入してそそくさと帰宅して…。
 そうは問屋がおろさないのが今日の中瀬宏之。
 今度は、ウィングス京都の図書情報室へと向かう。
 が、その前に、建物の前の公園の何かの木に山桃みたいな小さな実がごろごろぞろぞろと生っているのが気になった。
 加えて、熟れ切った実が地べたにも相当落ちている。
 これは美味しい木の実じゃろうかい。
 と、生っているうちの手頃なものをぶちっと摘まんだところ、出るわ出るわ、薄赤い、果汁がじゅじゅっと滴り落ちる。
 おそるおそる舐めてみると、うええ、こりゃ酸っぱいの失敗。
 なーる、これじゃ鳥も喰わんよ。

 で、トイレで口をすすいでから図書情報室へ入り、あれこれ悩んだあと、斎藤美奈子の『文芸誤報』<朝日新聞出版>を借りることにする。
 週刊朝日に連載された「文芸予報」と朝日新聞での書評をまとめたもので、これは読んでおきたいと思ったから。
 他意はない。

 それから、中京青少年活動センター、京都芸術センターと寄って、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。
 という、これは毎度おなじみのコース。

 そうそう、帰りがけ、近くのドラッグストア、ドラッグランドひかりで週刊文春の小林信彦の連載エッセイ(だけ)を立ち読みしたが、今回は大竹まことのラジオが好意的に取り上げられていた。
 グアム島での飛行機の乗り換えの待ち時間に大竹まことと長く話をしたことは、小林信彦の愛読者ならばすでによく知ったエピソードだと思うが、それが「今」のラジオの大竹まことの評価としっかり結び合わされている点が、小林さんらしくて巧みだと思った。
 やっぱり、こういう文章を書きたいものだ。

 さあ、今から『激しく、速やかな死』を読み始めるぞ!
 いや、その前に仕事、仕事を片付けないと!!
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2009年06月20日

6月20日の外出記録

 誕生日ということもあって、河原町へ出かけることにした。
 ここのところ、CDや本を買うというぜいたくをしていなかったので、自分へのプレゼントという名目で何か買ってやろうという算段があってのことである。

 ☆阪急で河原町へ
 いつもならば、歩いて河原町まで出るところだが、今日は阪急を利用することにする。
 四十になったとたん、体力に自信がなくなった。
 なんてことではない。
 6月末に有効期限が切れる阪急の回数カードが1回分残っているので、それを使ってしまおうと考えたのだ。
 まあ歩けば30分近くかかるところが、阪急だと10分足らずで到着するわけだから、やっぱり楽といえば楽なのだけれど。

 ☆OPAのタワーレコードへ
 まずは、タワーレコードへ向かう。
 なぜなら、前々から欲しい欲しいと記してきた、リナルド・アレッサンドリーニ指揮ノルウェー国立歌劇場管弦楽団の演奏した、モーツァルトの序曲集<Naive>があるかどうか確かめるため。
 ネットですでに発売中ということは知っていたのだが、いかんせん京都のタワーレコードはクラシックのCDの品揃えが悪い。
 ちょっとどきどきしながら売り場へと足を運ぶと、あった!
ありました!!

 ☆トーカイへ
 が、ここでささっと買ってしまわないのがしぶちん人間中瀬宏之。
 店頭には1枚っきりしか置いてなかったが、10分かそこらで売れるわきゃないと判断し、金券ショップのトーカイまで急ぐ。
 で、音楽ギフト券2000円分と、ついでに図書カード500円分を購入し、

 ☆再びOPAのタワーレコード
 へ戻り、目当てのCDを購入する。
 売れてなくてよかった。

 ☆ル・プリュへ
 それから寺町通の100円ショップ、ル・プリュへ行き、番茶を買う。
 ほぼ真向かいにあるおなじみのAvisは今日はあえてパス。
 それにしても、同じ100円ショップでも、ル・プリュは清潔な感じがするのではないか、河原町の他の店より。

 ☆ストアデポ三条寺町店へ
 寺町通をそのまま歩いて、メンバーズカードを持っている文具ショップストアデポに入る。
 愛用しているゲルインクのボールペン、ユニボールシグノUM−115の換え芯を買うため。
 1本44円だから非常に安上がりだし、書き心地が滑らかなのも嬉しい。
 今日は、2本買っておいた。

 ☆JEUGIA三条本店へ
 インストアライブはパスして3階に行き、『ぶらあぼ』の6月号と7月号を改めて入手する。
 前手に入れた分が、妙にしみ汚れていたので、古紙回収に出すことにしたのだ。
 CDのほうは、タワーレコードで1枚買ったばかりだから、見ないように見ないように。
 その代わり、5階ものぞいておく。
 楽器診断か何かで、フルートの音色が美しく響いていた。

 ☆ライフカード京都店(ぴあステーション)へ
 ここでは、ぴあが出しているテイク・フリーの冊子『ぴあクラシック』Vol.11を入手しただけ。
 ただしこの冊子、首都圏中心のつくりになっているみたいで、関西在住の人間には、あんまり意味がなさそうだ。
 そういえば、このお店で生れて初めてつくったクレジットカードは、未だに一度も利用したことがないな。
 まあ、いいけど。

 ☆BALの無印良品へ
 BALの2階、無印良品の文具売り場は、ここのところすかすかすかすかしていると、酷評していて、実際すかすかすかすかした印象は今日も完全に払拭できはしなかったが、以前日記用に使っていたノートが「復活」していたことは、高く評価したい。
 誉めてつかわそう!
(「何様かと思う文章です」、と呼ぶ声あり。へへい…)

 ☆ジュンク堂京都BAL店へ
 時の流れに身を任せ、じゃない、エスカレーターに身を任せジュンク堂に上がる。
 ううん、ううん、ううん。
 迷った末に、結局何も買わず。
 買いたい本はあるのだが、小さくやぶけていたり、汚れていたりと、買う気になれなかったのだ。
 せっかく新品買うんだもの。
 きれいな本じゃなきゃ、いやだよ。

 ☆ダイソー京都河原町店へ
 ひやかしただけ。

 ☆紀伊國屋書店MOVIX店へ
 ここもひやかしただけ。

 ☆LoFtへ
 ここもひやかしただけ。

 ☆コトクロス阪急のブックファースト京都店へ
 で、ようやくここで太宰治の『ろまん燈篭』<新潮文庫>を購入する。
 なんだ太宰か、などとのたもうことなかれ。
 君死にたもうことなかれ。
 昨日は生誕100年、加えて桜桃忌だったんだから。
(って、『十二月八日』をしっかり読み直しておきたかったのです、本当は)

 ☆紅茶専門店セレクトショップ四条店へ
 蛸薬師通を歩いて烏丸あたりへ向かっている途中、セレクトショップに寄る。
 小さなコップにアールグレイのアイスティーをいただいた。
 甘露甘露。

 ☆京都芸術センターへ
 京都芸術センターから家までは歩いて10分程度なのだけれど、疲れたのでついつい一休み。
 いや、二休み。
 『京都芸術センター通信 明倫art』の7月号が出ていたので捲ってみると、おおてんこもり堂の代表金乃梨子さんと演出藤本隆志さんの写真がどどんと掲載されているではないか。
 いずれにしても、本公演に向けて頑張って下さいませ。

 ☆ファヴリットへ
 最後に忘れちゃならないのが、バースデーケーキ。
 40歳になろうがなんだろうが、甘いもんには目がないのが狂甘糖員の狂甘糖員たるゆえん。
 今日は、ココマンゴーとシュークリームを選んでみた。
 愉しみ愉しみ。

 と、しめて3時間半。
 行きは阪急にしておいて大正解だったとつくづく思う。
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2009年06月16日

外出して、人と会う

 肩の痛みはまだ残っていたが、すませておきたい用件がいくつかあったので、今日も遠出をすることにした。

 で、14時過ぎに外出し、まずは京都芸術センターへ。
 用件をすませたほか、情報コーナーで昨日見落としたチラシ類を入手する。

 そこから京都文化博物館に向かおうと烏丸通を歩いていて、劇団パノラマ☆アワーの自転車に乗った剣崎あさむさん(崎の大は、本当は立)と遭遇し、しばらく立ち話をする。
 剣崎さんには、以前パノラマ☆アワーの『エデンの東』(右来左往さん作・演出)に出演した際に本当にお世話になったのだが、ここ数年こうやって話をうかがう機会がなかった。
 今日は、7月8、9、11、13と、パノラマ☆アワーの稽古場であるP−actで行われる剣崎さんの一人芝居『風知り草 〜円谷幸吉の雑走〜』(右来さん作・演出)の宣伝活動の途中とのことで、僕も何枚かチラシをいただく。
 この作品は、ずいぶん前に、パノラマ・ワークスという京都府立文化芸術会館での企画で(稽古も含めて)観たことがあるが、未だに剣崎さんの熱演が強く記憶に残っている。
 他に、パノラマ☆アワーの人たちが、P−actで毎月企画を行っていることも教えてもらった。

 その後、予定通り京都文化博物館に寄ってから、歩いて河原町まで出、ジュージヤ三条本店と紀伊國屋書店をのぞく。
 本当はAvisものぞきかったのだが、残念ながら今日は休みだった。
 まあ、仕方がない。

 あと、ダイソー河原町店でシェイビングジェルを2本買い、ライフカードのぴあステーションで7月23日の京都市交響楽団の定期演奏会のチケットを確認したのち(P席は完売だったが、これは織り込み済み。3500円のチケットを近いうちに購入するつもりだ)、再び歩いて京都芸術センターへ。
(途中、紅茶専門店セレクトショップの店頭のチラシがべらんと剥がれていたので、お店の人に預ける)

 と、ここで、今度は本保弘人さんと遭遇し、しばらく座り話をする。
 ちょうど個人創作誌『赤い猫』第2号を持って外出していたので、1冊を贈呈した。

 本保さんとは四条通で別れ、大垣書店(四条)をのぞいたあと、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。
 今日は、結局3時間半ほど外出していたことになる。
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2009年06月15日

肩の痛みはありつつも

 肩の痛みはまだまだ残っているものの、いろいろ用事があってお昼過ぎに外出した。
 ひとつには、部屋に閉じこもって陰々滅滅、鬱鬱としているのがうっとうしたこともあってだが。

 で、まずはウィングス京都の図書情報室に行って、『黒澤明解題』を返却し、北杜夫の『マンボウVSブッシュマン』と筒井康隆の『筒井順慶』<ともに新潮文庫>を借りる。
 手軽に書かれてはいないが、気軽に読めそうな内容の本だと思い借りることにしたのだ。

 それから同じ建物の3階にある中京青少年活動センターをのぞいて、今度は京都芸術センターへ。
 情報コーナーでチラシ類を入手し、図書室で『テアトロ』7月号を読んだりしたほか、いくつかちょっとした用事を片付ける。

 その後、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。

 結局烏丸あたりを歩いただけだけれど、それでも2時間近く外出していたことになる。
 時が経つのは、本当に速い。
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2009年05月14日

髪を切って、CDを売って、紅茶を飲んで、本を借りた

 中世の錬金術師、それも相当程度の低い連中ならばいざ知らず、21世紀も10年近く経とうとするこのときを生きる人間が、ただただ「金金金金」と念じているだけでお金が溢れ出てくる、なんて馬鹿なことを信じているんだとしたら、それこそ即診察してもらう必要があるだろう。
 と、言うことで、僅かばかりの労働では個人創作誌『赤い猫』第2号の発行資金も捻出し難い今日この頃、またぞろAvisまでCDを売りに行くことにした。
 ついでに、髪が伸びてうっとうしいこともあり、いつもの新京極通のプラージュであたってもらうことにする。

 で、京都芸術センターで用件をすませたのち、歩いて寺町通へ。
 まず、AvisにCDを預けてから、錦小路のプラージュに向かい早速髪を切って(刈って)もらう。
 特に後ろのほうをバリカンで短く刈ってもらって、本当にすっきりした。
 今日は気温が少し低めだったこともあり、少々すーすーしてしまったほど。

 錦天満宮で御神水をいただいたあとAvisに戻り、お金を受け取る。
 予想していたよりも高い金額で、非常に嬉しい。
 これで、『赤い猫』発行にもはずみがつくというものである。

 そのまま帰ってもよかったが、ジュージヤ三条本店だけには寄ってみる。
 もちろん、勝って兜の緒を締めよ、何も買わない。
 それどころか、クラシックのコーナーはひょひょっとのぞいた程度。
 その代わり、5階で、「高槻教会で聴くヨーゼフ・ハイドン第3回演奏会」のチラシを見つけもって帰ることにする。
 他に、かつてNHKで放映されていたイギリス・グラナダテレビ制作のシャーロック・ホームズ・シリーズのDVDが、なんと500円で出ていた。
 これは欲しかったなあ、だって500円なんだもの。
 でも、我慢我慢。

 蛸薬師通を歩いて烏丸まで戻る途中、紅茶専門店セレクトショップをのぞいてみる。
 本当は、のぞくだけで帰るつもりが、ついつい試飲ということに…。
 スリランカのキャンディ紅茶2種類を、たっぷりと愉しんだ。
 実に美味しうございました!
(「あんた、買いなさいよ!」、と呼ぶ声あり。勝って兜の緒を締めよ…)

 その後、ウイングス京都の図書情報室に行き、川上弘美の『古道具 中野商店』<新潮文庫>、野上照代の『天気待ち』<文藝春秋>、山本周五郎の『楽天旅日記』<新潮文庫>の三冊を借りる。
 前々から、ここでも本を借りたいと思っていたんだよね。
 正直、下京図書館より比較的本がきれいなのが嬉しい。

 チラシ収集のために寄った中京青少年活動センターで木原アルミさんと遭遇したのであいさつをし、再度寄った京都芸術センターでは丸井重樹さんと遭遇したのであいさつをし、さらに帰りがけ自転車に乗った勝二繁君と遭遇したのであいさつをする。
 中瀬も歩けば知人と遭遇する、かな。
 てか、中青とか芸センに行けば、知人と遭遇するのも当たり前っちゃ当たり前なのだ。

 いずれにしても、今日はけっこう収穫があった。
 満足満足。
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2009年05月05日

連休後半戦、二日続けて烏丸あたりを逍遥する

 下京図書館へ行って本を返却し、新たに本を借りたあと、二日続けて、烏丸まで行く。

 まず、ジュージヤ四条店に行って、DAYNAMICレーベルとMedici・Arts(DVD)のカタログ、並びに、CHANDOSレーベルの「モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ」(マティアス・バーメルト指揮ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの演奏)のチラシを入手する。
(CHANDOSレーベルのこのシリーズは、ハーシェルやクレメンティ、マーシュ、ギロヴェツ、ウェスリー、バゲールというチョイスの面白さもあて、ずっと気になってはいるのだが、まだ一枚も購入したことはない。やっぱり演奏者がね…。これがコレギウム・ムジクム90といったピリオド楽器オーケストラによる演奏だったら、一も二もなくとびつくところなんだけど)
 あと、落語のコーナーで、三代目春風亭柳好のCDを見つけた。
 今日はパスしたが、少なくとも『野ざらし』の入った一枚は近いうちに買っておこうと思っている。

 それから、新風館へ。
 若いミュージシャンが甘やかな歌を歌っていたが、聴くことはせず。
 その代わり、大阪美少女図鑑という、最近各所で発行されているテイクフリーの冊子を手に入れる。

 続いて、真向かいの大垣書店(三条のほう)に向かい、一瞬「座り読み」をする。
 歩き過ぎで疲れたこともあり。
 他に、ここではちくま新書、ちくまプリマー新書の解説目録を入手した。

 京都芸術センターでは、いくつか用件をすませたほか、旧知の榎雪子さんと軽くあいさつ。
 今日も、アロマ&リフレクションで大広間に詰めているのだ。

 で、最後に大垣書店(四条のほう)に寄って、岩波現代文庫の解説目録を手に入れてから、夕飯用の買い物もすませて帰宅した。

 つまるところ、無駄にお金を遣わなくったって、けっこう愉しめるものだと再確認した次第。
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2009年05月03日

連休中、二日続けて河原町へ

 いろいろ用件があってでもあるが、昨日に続いて今日も河原町まで出かける。

 まず、正午過ぎに其くの金券ショップで市バスの一日乗車券を買ってから、西院まで。
 で、西院でのことは省略。

 いったん帰宅したあと、しばらくしてから再び外出し、大事な用件をすませる。
 で、このことも省略。

 その後、バスで河原町まで出て、まずはAvisへ。
 気になるCDはあったものの、今日も我慢。
 CDは本当に欲しいと思造るもの以外は、6月20日に40歳を迎造るまでは極力買わないつもりでいるのである。
 まあ、そういう考造方をすること自体、年相応とは全く思造ぬが…。

 それから、Avis真向かいの100円ショップ、ル・プリュをのぞくも、板チョコ、タンゴのクッキーは切れている。
 残念なり。

 さて、どうしようかと迷った末、ストアデポでキャンパスノートの中くらいのものを2冊購入する。
 以前、70円程度で発・されていたものだが、80円に値上がりしていたが、「必需品」であることは確かだから仕方がない。
 でも、がっくり。
(おまけに、帰宅後確認したら、一部が折れ曲がっていた。ますますがっくり。レジのおばさんが変な属り方してると思ったんだよな。やだなあ)

 ジュージヤ三条本店では、今日も試聴を愉しむ。
 これは、と思ったのは、イギリスのテナー、イアン・ボストリッジが指揮者として有名なアントニオ・パッパーノの伴奏で歌った、シューベルトの白鳥の歌他。
 僕は『馭者クロノスに』と『鳩の便り』を聴いただけだけど、リリカルな声質に加造、言葉の明確さが強く印象に残った。
 昨日聴いたパーヴォ・ヤルヴィのベートーヴェンとともに、聴きものの一枚ではないか。
 ただ、経済的な事情もあって、今日のところはパス。

 少し疲れたこともあり、あとはダイソー河原町店で、シャープペン(B)の芯を買って、帰宅する。

 ただし、せっかく一日乗車券を買ったので、これからぷらっとバスに乗ってどこかに行こうとも思っている。
 あてどなく。
 たまにはいいんじゃないかな、そういうのも。
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2009年05月02日

連休中、河原町へ

 世は連休中。
 いいお天気、いい青空ということもあって、歩いて河原町まで出た。

 外出したのは、15時を過ぎてから。
 まず、京都芸術センターで用件をすませ、そのまま六角通を歩いて寺町通へ。

 いつもの如く中古CDショップのAvisをのぞいたが、めぼしいものはなし。
 そこそこに欲しいものはあったけれど、今日のところはパスする。

 で、ジュージヤ三条本店に入り、セールのCDを眺めたほか、試聴も愉しむ。
 そのうち、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマー・フィルの演奏したベートーヴェンの交響曲第6番「田園」&第2番はとびきりの「聴きもの」だと思う。
 輸入盤が出たら、これは買いだな。
(ただ、輸入盤の販売に消極的なソニー・クラシカルがBMGを吸収してしまったらしいからなあ。大丈夫かなあ)
 他に、佐渡裕指揮ベルリン・ドイツ交響楽団の演奏したドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」のライヴ録音も聴いたけど、これはそれほどしっくりこず。
 でも、ファンにはたまんないだろうなとも感じる。

 明治屋をのぞいてから、ブックオフへ足を運んだが、ここでもめぼしいものはなし。
 レコード芸術が105円になっていたものの、重たくなりそうだったので、今回は買わず。
 まあ、仕方ない。

 ライフカードのぴあステーションをのぞいたあと、ダイソーの河原町店でシェービングジェルを買い、BALに入る。
 無印良品の文具はやっぱり品揃えがよくなく、そそくさと撤退。
 ジュンク堂では、筑摩書房の冊子『ちくま』を入手する。
 四方田犬彦の大島渚に関して記した文章と、澤田隆治の関西の喜劇人に関して記した文章が、特に面白い。
 あと、マリアージュフレールものぞく。

 LoFtでは、ノートを2冊購入。
 少し値上がりしているけれど、欲しいノートなので買うしかないのだ。

 それからダイソー寺町2号店で、セーラーの万年筆のインクカートリッジを買い、錦天満宮で御神水をいただいて、阪急で戻った。

 結局、必要なものは買い込むことのできた外出だった。
 かな。
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2009年04月11日

昨夜の収穫

 昨日の夜、なんだか急に出歩きたくなって、すでに23時を回っているというのにブックオフの堀川五条店まで足を運んだ。
 まあ、もともと散歩がしたくて足を運んだ場所だから、本にせよCDにせよめぼしいものがなくってもちっともかまわない、と思っていたのだが、そういう無欲でいるときにかぎって、手に入れておきたかったアイテムを見つけることができたりするこの不思議。
 と、言っても、レコード芸術の1999年1月、2月、3月、5月、6月、10月の各号が105円で出てたから買っただけなんだけど。
 でも、1999年分のレコードイヤーブックを持っていない当方にしてみれば、これはこれで貴重な資料になるわけだ。
 しかも、いくら古雑誌とはいえ、本来合計して7800円もかかったはずのものが、十分の一以下の630円(うち30円はポイントを利用する)で入手できたのは、やっぱりありがたいことに違いはない。
 と、言うことで、昨夜は個人的には大収穫だった。

 そうそう、収穫といえば、昨夜の月の美しかったこと。
 満月からは一夜遅れだったけれど、あの月を観ることができただけでも、出かけたかいがあったと思う。
 これまた大収穫だった。
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2009年03月24日

まわるまわる中瀬は回る、バスで回る

 実は昨日、久しぶりに嵐電に乗ってブックオフ太秦店まで行こうかと思ったのだけれど、はたと気づいた。
 そうだ、ブックオフ太秦店は市バスの均一区間に含まれてるんだった。
 だったら、一日乗車券を駆使して、京都市内のめぼしいブックオフ(ただし、行く機会の多い三条のお店と近所の堀川五条店はパス)をつぶしていこう!
 と、言うことで、今日のお昼過ぎ、予定通り、「市バス一日乗車券でブックオフしらみつぶし」を決行した。

 14時過ぎに外出し、まず近くの金券ショップ・トーカイで市バス一日乗車券を購入。
 いつもは500円が495円のところ、サービスで490円になっており、幸先がよい。

 1:91号系統、四条大宮から太秦映画村道
 で、まずは太秦店に向かおうということで、太秦映画村道へ。
 ここは、以前常盤仲之町といっていたバス停で、学生時代は好きな人が住んでいたり、院生時代は近くに下宿していたり(上記好きな人は、その時には引っ越ししていた。すれ違いなりよ)で、懐かしい場所。
 オープンでわじゃこじゃわじゃするマツモトという大型スーパーの前を素通りし、ブックオフに入る。
 残念ながらクラシック音楽のCDにめぼしいものはなかったものの、小林信彦の『家族漂流』<文春文庫>を見つけ、早速購入する。
 税込み105円。
 芥川賞候補作『家の旗』などが収められていて、前々から欲しかったものなのだ。

 2:93号系統、太秦映画村道から伯楽町
 伯楽町で降りて、ミドリ電化へ。
 ここは以前ニノミヤ京都本店だったところ。
 2階に中古CDのコーナーがあるので、のぞいてみたが、クラシックはさっぱり。

 3:26号系統、西ノ京円町から西大路四条
 移動。

 4:29号系統、西大路四条から梅津段町
 ブックオフ梅津店に行くため、梅津段町で降りたのだが、ちょうどいっしょに降りた女性に場所を尋ねると、二つ先ですよ、と。
 ありゃりゃりゃりゃ。
(そういえば、ちょうど同じバスに、10年ほど前だろうか、バスの車内でお年寄りの女性の腕を引っ張るなど乱暴狼藉を働いていたので仕方なく叱りつけた精神、というより知性にハンディキャップのある男性が乗っていて、あまりにもうるさいので、運転手さんに叱られてかしこまっていた…)

 5:71号系統、梅津段町から梅津西浦町
 10分ほど待って、二つ先の梅津西浦町へ。
 ブックオフ梅津店は、バス停のほぼ目の前だった。
 新しく出来たお店だけに、清潔感があふれて雰囲気は実によかったが、CD、書籍ともにこれはというものはなし。
 ただ、開店記念の際に大量処分をした人がいたのか、シャルル・デュトワが指揮したメンデルスゾーンの『夏の夜の夢』ハイライト他をはじめ国内初期盤がけっこう並んでいた。

 6:71号系統、梅津西浦町から九条近鉄前
 一度西大路四条で乗り換えなけりゃならないかなと思っていたら、ちょうど運良く71号系統が来て、そのままブックオフ東寺店へ。
 ここでもクラシックのCDはなかったが、鈴木正幸の『皇室制度』、尾崎秀樹の『上海1930年』、川崎賢子の『宝塚というユートピア』<三冊とも岩波新書>、斉藤孝の『スペイン戦争』<中公文庫>を見つけ、購入する。
 税込み、420円。
 斉藤孝の『スペイン戦争』は、高校生のころ中公新書版で買って、何度も読み返していたものだが、引っ越しの際にどうにかしてしまっていた。
 文庫のほうは新書と違って、アサーニャやネグリンといった共和派の政治家をはじめとした重要人物の写真はなくなっているが、これはまあ仕方ない。
 要は中身だしね。

 7:207号系統、九条近鉄前から九条車庫前
 近鉄九条駅でトイレを借りて、このバスに乗ったが、すぐに気持ちが変わる。

 8:205号系統、九条車庫前から京都駅
 で、京都駅まで出る。

 9:4号系統、京都駅から四条河原町
 そして、河原町へ。
 日記用に使っているリングノートを買おうと思ってBALの無印良品に向かったのだが。
 なんと、リングノートがなくなっている!
 てか、見てくれだけはいいけど、正直すかすかじゃん文具コーナー。
 太田道灌ではないけど、「当方滅亡!」と叫びたくなった。

 10:11号系統、河原町三条から壬生寺道
 18時台後半ということもあり、寄り道はせず、家路に着く。
 グルメシティで買い物をするため、壬生寺道まで。

 11:91号系統、壬生寺道から四条大宮
 本当はいつもは歩いて帰っているんだけど、せっかく一日乗車券があるので、バスで大宮へ。
 で、帰宅した。

 結局、古本ばかり買うことになってしまったが、まあ相手はブックオフ。
 餅は餅屋、古本は古本屋ということで、それなりにいい買い物だったのではないか?
 それにしても、市バスの一日乗車券はお得だなあと痛感する。
 だって、普通に運賃払ってたら、2420円になるんだから。
 皆さん、京都市内を回るなら、市バスの一日乗車券をご利用くださいませ!
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2009年03月14日

まわるまわる地球は回る、中瀬も回る

 花粉症は続くものの、なんだかお天気がよくなってきたこともあって、ついつい烏丸、さらには河原町へと足を伸ばしてしまった。
 で、本来ならば毎日のCLACLA日記としてアップすべきところだが、けっこういろんなところを回ってきたので、個別に分けて記してみようと思った次第。

 まずは、いつもの如く、室町通の京都芸術センターへ。
 ここでは、てんこもり堂の4月公演のチラシを手に入れる。
 実は先日出演者の一人、金乃梨子さんから別件のメール(京都市青少年活動センターがらみの)をもらった時に、公演チラシのことも書いてあったのだが、いろいろあってようやく今日になって手に入れることができたのだ。
 なお、てんこもり堂4月公演は、4日と5日、新しく烏丸五条に出来た壱坪シアター「スワン」で開催される予定で、出し物は以前C.T.T.試演会で取り上げられた岸田國士の『運を主義にまかす男』が上演される。
 演出並びに出演の藤本隆志さんをはじめ、おなじみのメンバーが顔を揃えた公演で、ぜひ観に行きたいと思う。

 途中、ろっかくという紙製品(レターセット等)のお店をのぞいて、歩いて寺町通へ。

 Avisでは、ロリン・マゼール指揮ベルリン・フィルの演奏したリムスキー=コルサコフのシェエラザードと、レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルの演奏したベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」他の、ともに初出輸入盤が気になったが、ここは様子見でパス。

 次に入った寺町通角のハッピージャックで、アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルの演奏したリヒャルト・シュトラウスのツァラトゥストラはかく語りき&死と変容の中古が500円であるのを見つけ早速購入する。
 これで、プレヴィンとウィーン・フィルがテラーク・レーベルに録音したリヒャルト・シュトラウスは全部手に入れたことになる。
 あとは、フィリップス・レーベルのメタモルフォーゼん他を入手するだけだ。
(他にシャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団によるムソルグスキーの『展覧会の絵』他の初出輸入盤が600円で出ていたのが気になった。ここはクラシックは少ないが、けっこう安い値段なのが嬉しい)

 そこから、ジェットセットオンドに入るが、ここはクラシックの中古は売れ残りばかり。

 明治屋で美味しそうなものを眺め、ドイツのダルマイヤコーヒーの試飲を愉しんだあと、ブックオフへ入る。
 先ごろ亡くなった上田耕一郎の『国会議員』<平凡社新書>が105円になっていて、早速購入し、一度店を出たあと、気持ちが変わって、マリア・ジョアン・ピリスの弾いたシューベルトのピアノ・ソナタ第21番他の中古CDも購入する。
 税込み950円なり。
 ところでこのCD、ブックレットには第11番と表示してある。
 おいおい待ってくれや!
(他に、ギュンター・ヴァント指揮ハンブルク北ドイツ放送交響楽団の演奏した、ブラームスの交響曲第2番の旧録音、そのEMI=ドイツ・ハルモニアムンディ盤もあったが、ここはぐっと我慢)

 紙の老舗、鳩居堂をのぞいたあと、今度は京都市役所横のホットラインへ。
 まさしく中古レコード屋という感じのよい意味で雑多な雰囲気のお店で、ピエール・ブーレーズ指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏したドビュッシーの牧神の午後への前奏曲他の輸入盤が600円であったので買おうかどうしようか迷ったが、今日のところはやめておいた。
 昨日、加羽沢美濃のCDを買わなきゃな。
 まさしく、美濃破滅?
 その代わり、ただで置いてあったラファエル・クーベリック指揮ロイヤル・フィルの演奏したブラームスのハンガリー舞曲第5番、第6番の45回転ドーナツ盤を「ひろってきた」。

 久しぶりに蜂蜜専門店のmiel mieをのぞいたが、ハニープリンジャムというのがあって、これはとても美味しそうだった。
 お金さえあれば。

 おなじく久しぶりに寄った紅茶専門店セレクトショップでは、アッサムを紙コップで試飲。
 先客がいたのでゆっくり試飲するのは申し訳ないと思い、キャンディ紅茶に後ろ髪をひかれつつ、退散する。

 そのまま蛸薬師通を寺町通に向かって歩く途中、前々から気になっていたTHE WRITING SHOPに入り、お店の女性としばらく話をする。
 ここは、業者を通さず、直接ヨーロッパの製造者と取り引きをした紙を利用した製品(カード等)を扱うお店で、観ているだけでとても嬉しくなってくる。
 それにしても、このお店の中は、外と全く違って、ゆっくりとしてしかし凛とした時間が流れているように感じられた。
 ヤーノシュ・シュタルケルの弾いたバッハの無伴奏チェロ組曲もお店の雰囲気やあり様にぴったりだと思う。
 本当に入ってよかった。

 その後、きくや、トラドラレコード、テイクジェイものぞいたが、ここらは僕とはあまり関係のないお店とだけ記しておこう。

 いやあ、それにしてもまだまだ知らないお店だらけだな、河原町界隈も。
 次回もいろいろ開拓してみなくては。
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2008年10月29日

ご連絡

 パソコンの調子が非常に悪化しているため、突然更新がストップする可能性があります。
 皆様、その旨何とぞご了解下さい。
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2008年10月01日

10月のエンタメ情報(観劇その他)

 今日から10月。
 一月の計は一日にあり。
 ではないが、私中瀬宏之が今月足を運ぼう購入しておこうと考えているエンターテインメントに関して、簡単に記しておきたいと思う。

 まず、お芝居は24日から26日の昼ノ月『これは白い山でなく』(鈴江俊郎さん作・演出、アトリエ劇研)が当確か。
 初演時の感動を失いたくないという理由で、元立誠小学校での『顔を見ないと忘れる』の再々演は結局パスしてしまったが、こちらの新作はぜひ観ておきたい。
 鈴江さん色丸出しだろうということは、もちろん承知の上だ。

 あと、16日から18日の柳川第20回公演『チンチン・タランチーノ』(津野允作・演出、アトリエ劇研)も気になる。
 正直、いくら確信犯とはいえ、どうにも悪趣味なタイトルだが、ベケットに挑むという点も含めて柳川らしいやり口だとは思う。
 経済的な余裕があればなんとか。

 一方、コンサートでは、今週末4日のハーゲン・カルテット(いずみホール)、18日の金聖響指揮大阪センチュリー交響楽団によるシューマンの「春」とベートーヴェンの「運命」(ザ・シンフォニー・ホール)、26日のエルヴェ・ニケ指揮ル・コンセール・スピリチュエル(ザ・シンフォニー・ホール)、31日のモザイク・カルテット(いずみホール)と聴きたいものが目白押し!
 が、だ。
 これは、どこかの稀篤な淑女か紳士が、「これでたっぷり音楽を愉しんできなさい」と多額の献金でもしてくれないかぎり不可能な話しである。
 特に、ル・コンセール・スピリチュエルのヘンデル、中でも『王宮の花火の音楽』は「聴きもの」になるんだろうけどなあ。
 ああ、それにつけても金の欲しさよ。
(「もっと働け!」、と呼ぶ声あり。まさしくおっしゃる通り…)

 それと、クラシック音楽の新譜CDでは、何と言ってもパトリシア・プティボンがダニエル・ハーディング指揮コンチェルト・ケルンの伴奏でモーツァルト、ハイドン、グルックのオペラ・アリアを歌った『恋人たち』というタイトルの一枚だろう。
 モーツァルト、ハイドン、グルックといえば、かつてアンネ・ゾフィー・フォン・オッターやスーザン・グレアムも同類のアルバムを出していたけれど、今年4月の来日公演でますます大ファンになってしまったプティボンの最新作だもの、買わいでか!
(残念なのは、今回のアルバムには、僕の大好きなモーツァルトのコンサート・アリア『大いなる魂と高貴なる心』が収められていないこと。実は、12月6、7日のウィーン・ムジークフェラインザールでの、ニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーンのコンサートで、プティボンはこの曲を歌う予定になっているんだけどね。まあ、仕方ないか。てか、このコンサートのライヴ録音は発売されないんだろうか?)

 と、好き勝手に綴ってみたが。
 全てが予定倒れにならないことを祈るばかりだ。
(「と、祈ってる間に、もっと働け!」、と呼ぶ声あり。まさしくおっしゃる通り…)
posted by figaro at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月18日

お詫びとお願い

 昨日、中瀬宏之宛のメールをどなた様からかいただいていたのですが、誤って削除してしまいました。
 当方の不手際を心よりお詫びするとともに、お心当たりの方はご面倒かと存じますが、再度中瀬宛にメールをお送りいただければ幸いです。
 本当に申し訳ありませんでした。
posted by figaro at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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