心身ともに、ちょっとでもリフレッシュできればと考えたのだ。
で、完全オフ一日目の今日は、夕方の買い物以外は外出せずに、部屋で読書をしたり、CDの整理(Avisに引き取ってもらおうという算段なのだ)をしたりして、概ねゆったりと過ごす。
読書は、清沢洌の『暗黒日記』<評論社>を読み進めたほか、畠中恵の『アイスクリン強し』<講談社>を読み始める。
畠中恵といえば、しゃばけシリーズが有名だが(年末にまとめて読んだ)、この『アイスクリン強し』は、元幕臣の血をひく西洋菓子職人皆川英次郎と警視庁の通称「若様組」らの活躍を描いたもの。
時代背景にあわせてか、文体もしゃばけシリーズとは異なり、明治を意識したものになっている。
(戦争が物語に影を落とすあたりも含めて、もしかしたら山田風太郎の明治物に影響を受けているのかもしれない)
昔なじみからもらったCDのうち、サイモン・ラトル指揮バーミンガム・シティ交響楽団他が演奏したマーラーの交響曲第3番他と交響曲第7番「夜の歌」<ともにEMI>、ベンジャミン・ブリテンの自作自演盤<DECCA>を断続的に聴く。
マーラーの二つの交響曲は、ラトルが手兵バーミンガム・シティ響を駆使しきった演奏で、ところどころオーケストラの能力の限界は感じつつも、ラトルのシャープでクリアな音楽造形を愉しんだ。
一方、ブリテンは、ロンドン交響楽団を指揮した青少年のための管弦楽入門と、イギリス室内管弦楽団を指揮したシンプル・シンフォニー&フランク・ブリッジの主題による変奏曲が収められている。
実は、このカップリングのCDは、ずいぶん前(大学生の頃)に一度購入したことがあり、長らく愛聴盤にしていたもの。
20年近くぶりに聴き直したが、いずれも自作自演という意味合いを超えた、優れた演奏であり録音だと思う。
特に、弦楽オーケストラのための二つの作品では、音楽的な仕掛けや工夫を堪能した。
イギリス室内管弦楽団の反応も見事だ。
夕方の買い物時、小雨のような雪のようなものが降り始める。
そりゃ、寒かろうて。
皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザにはお気をつけ下さいね。
(「ノロウイルス」禍から慌てて逃げ出す夢を観てしまったほど…)
夕飯後、『暗黒日記』と『アイスクリン強し』を読み進め、熊谷弘指揮東京交響楽団が演奏した菅野光亮(ピアノ独奏も)のピアノと管弦楽のための組曲『宿命』<VOLCANO>とグレン・グールドが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」〜第10番<SONY>を聴く。
『宿命』は、松本清張原作、野村芳太郎監督の『砂の器』に使用された音楽で、映画の中では、加藤剛演じる和賀英良が作曲した作品として演奏されている。
僕は映画を思い出しながら聴いたが、PART1の一部を除いて、非常に「甘い」音楽だ。
今日も、丸京のさつま芋蒸し饅頭を食す。
昨日の残りなり。
なかなか美味しうございました。
ごちそうさま!
内閣改造がどうのこうのとかまびすしい。
が、茶番以下の猿芝居のようにしか思えず。
また、アメリカでは前原外務大臣がここぞとばかり、何やかやとはしゃいでいる。
それで総理大臣になれるつもりでいるのだろうか。
なんともかとも。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。