どんよりとしたお天気の一日。
気温も下がり、寒し。
その分、花粉症の出は少なかったが。
皆さん、くれぐれも風邪などにはお気をつけくださいね。
千代松大耕泉佐野市長が差別的表現を理由に、『はだしのゲン』の市立小中学校の図書館からの回収を要請し、教育長の指示で実際に回収されていたと報じられている。
差別的表現云々というが、果たして本当にそうなのか。
市長自身の思想信条とあわぬものがあるから回収を要請したのではないのか。
なんとも怪しい話だ。
日本を代表するモーツァルティアンの一人、高橋英郎が亡くなった。82歳。
東京大学文学部仏文科を卒業。
モーツァルトの研究で知られたほか、自らオペラの上演団体「モーツァルト劇場」を設立し、総監督としてオペラの訳詞上演に努めた。
著書も少なからず。
深く、深く、深く黙祷。
昨夜、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。
午前午後と、トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック・オーケストラが演奏したヨハン・セバスティアン・バッハの管弦楽組曲全曲<ERATO>を2回聴いたり、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『千春日和』について考えたり、佐藤剛の『上を向いて歩こう』<岩波書店>を読み進めたりする。
4月1日にアトリエ劇研で開催されるライヴがらみで依頼された、「私とハラダリャン」という短文を執筆し、送信する。
ハラダリャンの京都初お目見えの公演を観た際の衝撃を中心に記した。
残念ながら『父のこころ』の公開と重なっていることもあり、ライヴを観に行けるか非常に厳しいものの、公演の成功盛況は心より祈りたい。
16時台に外出し、地下鉄で今出川へ。
京都府民ホール「アルティ」で、第2回飯森範親と森悠子のオーケストラ・室内楽特別セミナー −指揮者からのアドバイス− 受講生コンサートを聴く。
前半は、ヴァイオリンの長瀬大観とヴィオラの野澤匠によるモーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための2重奏曲第1番ト長調の第1楽章と、第1ヴァイオリンの石上真由子、第2ヴァイオリンの松崎(崎は本当は大ではなく立)国生、ヴィオラの岸田謙太郎、チェロの山本善哉による同じくモーツァルトの弦楽4重奏曲ハ長調K.157が演奏された。
細部に粗さは残るものの、清新でインティメートな雰囲気が濃密な演奏でなかなか聴き心地がよい。
カルテットの第2楽章で、音楽の特質にあわせた演奏の工夫があったのも面白かった。
後半は、受講生に加え、講師の安紀ソリエール(コンサートミストレス)、森悠子(第2ヴァイオリン)、デヴィッド・キゲル(ヴィオラ)、ラファエル・ベル(チェロ)も加わったオーケストラを飯森範親が指揮して、チャイコフスキーの弦楽セレナードとベートーヴェンの交響曲第1番が演奏された。
受講生の皆さんが今回のセミナーで何を学びとったのかがよくわかる演奏で、特にチャイコフスキーの熱度の高い音楽づくりが強く印象に残った。
(それにしても、アルティはよく響く)
受講生の皆さんの今後のさらなるご活躍を心より祈りたい。
堀川通まで歩き、9系統のバスで四条堀川まで戻り、21時少し前に帰宅した。
遅めの夕飯後、仕事関係の作業を進める。
今日は、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。