気温はそれほど下がっていないのだろうが、風が吹いている分肌寒さを感じる。
それでも、首筋のがさがさや目の周りのしばしばなど花粉禍が続く。
やれやれ。
作家の大西巨人が亡くなった。97歳。
『神聖喜劇』という大作一つで、彼の名は長く記憶されるに値するだろう。
なお、同じく作家の大西赤人は大西巨人の長男にあたる。
深く、深く、深く、深く黙祷。
名は体をあらわすというが、大西さんほどそれにぴったりの作家もそうざらにいまい。
大きくて巨人。
それに引き換え自分ときたら。
ちっちゃくはないものの、中瀬宏之の中通り、中くらいの器の人間である。
だからこそ、より励まなければならないのだが。
いろいろと対処すべき急用があったりもして、結局朝の6時まで仕事関係の作業などを進める。
雨のためか、近所の作業は行われなかったようだ。
それでも午前中に起きて、フェルディナント・ライトナー指揮バイエルン放送交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第36番「リンツ」&第31番「パリ」、バレエ音楽『レ・プティ・リアン』序曲<タワーレコーズ/ドイツ・グラモフォン>を3回聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『千春日和』について考えたり、春日太一の『あかんやつら』<文藝春秋>を読み進めたりする。
雨の日だが、モーツァルトの長調の音楽を聴くと、気分は晴れてくるような感じがする。
長調の中にある翳りの部分も好きだけどね。
夕方になって外出し、仕事関係の用件を片づけ、夕飯用の買い物をすませて帰宅する。
近くのコンビニで、週刊文春の小林信彦、水道橋博士、坪内祐三の連載を立ち読みしたほか、近くの派出所で、この間気になっていた自転車運転に関する罰則の書かれた案内の紙をもらったりもした。
今一つ、どんな罰則になっているのかわからなかったため。
夕飯後、ライトナーのモーツァルトを2回聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『千春日和』について考えたりする。
『千春日和』は、どうしても書き焦ってしまいそうになるところをなんとか踏みとどまっている。
ただ、全く書き進めないというのもなんだかなあではあるが。
『あかんやつら』を読了する。
東映京都撮影所の消長を克明に、かつドラマティックに描いた一冊で、著者の熱い想いも伝わってきた。
ああ、面白かった!
今日は、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。