2013年10月31日

今日で10月も終わり かまびすしい一日

 今日で10月も終わり。
 今年も、残すところ2ヶ月となる。
 一日一日を本当に大切にしていかなければ。
 そして、死を忘れないこと。


 青空は見えつつも、どんよりとした感じの強いお天気。

 気温は、あまり上昇せず。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。
(喉の調子、何か変。身体も重たい)


 朝日新聞の朝刊で、高橋源一郎が先頃の皇后陛下の言葉について詳しく述べている。
 とても腑に落ちる文章だ。


 昨夜、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 またぞろ、朝早くからマンションの共有部分の工事がかまびすしい。
 あまりにあまりなので管理会社に確認したところ、今日で終わりの予定とのこと。
 途中断水騒ぎもあったりして、落ち着かず。

 そして、隣室の莫迦が今日もかまびすしい。
 おまけに、莫迦の友人がやって来て表でかまびすしくやっている。
 類は友を呼ぶ。
 莫迦とつるんで恥じない人間こそ、一番の大莫迦者だ。


 老眼が進んでいるようで、目の疲れがひどい。
 首、肩、背中のこり、はり、痛みもひどい。
 やれやれ。


 午前午後と、youtubeに投稿されたダニエル・バレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番、第31番、第32番や、ハンス・フォンク指揮シュターツカペレ・ドレスデンが演奏したモーツァルトの序曲集<CAPRICCIO>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、原武史の『レッドアローとスターハウス』<新潮社>を読み進めたりする。
 これでバレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲(ライヴ)を聴いたことになるが、音楽性云々はひとまず置くとして、その安定感というか、均質的な演奏には感心した。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、別府アルゲリッチ音楽祭・祝祭コンサートのライヴ録音を聴く。
 マルタ・アルゲリッチ自身やセルゲイ・ナカリャコフなど、名人上手の演奏を愉しんだ。


 続けて、バリトンのオラフ・ベーアがフォンク指揮シュターツカペレ・ドレスデンの伴奏で歌ったモーツァルトのアリア集<EMI>、youtubeに投稿されたバレンボイムとアントニオ・パッパーノ指揮国立ローマ聖チェチーリア・アカデミー管弦楽団が演奏した同じくモーツァルトのピアノ協奏曲第27番を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『レッドアローとスターハウス』を読了する。
 いろいろと考えることあり。


 今日は、ヤマザキのシュー&チョコメロンパンを食す。
 近くのドラッグランドひかりで、半額、税込み51円だったもの。
 カスタードクリームとホイップクリームをサンドしてココアクッキー生地とシュー生地をコーティングしたメロンパンで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 そして、11月がいい月でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月30日

川上哲治が亡くなった

 晴天。
 言いお天気、いい青空になる。

 日中は気温もそこそこ上昇し、長袖のシャツでは若干暑さを感じたほど。
 ただし、夕方以降は気温が下がり、急に涼しさが増すが。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 元プロ野球巨人の選手で監督も務めた川上哲治が亡くなった。93歳。
 熊本県出身で、戦前巨人に入団。
 はじめ投手だったが野手に転向し、巨人を代表する打者の一人となる。
 特に戦後すぐには、赤バットの川上、青バットの大下弘と並んで称された。
 また、絶好調時ボールが止まって見えたというエピソードでも知られる。
 現役引退後はコーチののち監督に就任、1965年から1973年までのいわゆるV9をはじめ、計11回日本一を果たすなど、連勝巨人を築き上げた。
 その後の巨人、並びに球界元老的なあり様に関しては、「来たかチョーさん、待ってたドン」(笑っていいとものコーナー)といった具合に揶揄されていたっけ。
 深く、深く黙祷。


 昨夜、関川夏央の『やむを得ず早起き』<小学館>を読了し、原武史の『レッドアローとスターハウス』<新潮社>を読み始める。

 その後、3時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 今日も今日とて、隣室の莫迦がかまびすしい。
 おまけに、朝早くからマンション内の工事も。
 やれやれ。


 10時少し前に外出し、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学深草学舎で、被害者学を受講する。

 その後、仕事関係の用件を片づけ帰宅した。


 帰宅後、youtubeに投稿されたダニエル・バレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第28番と第29番「ハンマークラヴィア」、チェロの鈴木秀美とフォルテピアノの小島芳子が演奏したシューベルトのアルペジオーネ・ソナタ&ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3番<ドイツ・ハルモニアムンディ>、オルフェウス室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンのバレエ音楽『プロメテウスの創造物』全曲<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 そういえば、来年の2月あたりにオルフェウス室内管弦楽団が来日するんだった。
 辻井伸行との組み合わせもあってか、ザ・シンフォニーホールのチケットは完売したんじゃなかったかな。


 『レッドアローとスターハウス』を読み進める。
 「もうひとつの戦後思想史」と副題にあるが、反共主義者として知られた実業家(西武の総帥)、政治家(自民党所属)の堤康次郎の支配圏内にありながら日本共産党が著しく勢力を伸ばした、清瀬をはじめとした西武鉄道沿線地域の思想的変遷を考察した労作。
 レッドアロー(西武鉄道の特急)とスターハウス(当時人気のあった、上から見るとY字型で三方に部屋が突き出た団地棟)という書名も、「赤」と「星」ということで、実に意味深だ。
(ちなみに、原さんと関川さん、そして酒井順子による鉄道がらみの本が出ていることを初めて知った。小中とちょっと「鉄ちゃん」だった人間には、そちらも気になる)


 夕飯後、ダニエル・ハーディング指揮ドイツ・カンマーフィルが演奏したベートーヴェンの序曲集<Virgin>とアルテミス・カルテットが演奏した同じくベートーヴェンの弦楽4重奏曲第11番「セリオーソ」&第7番「ラズモフスキー第1番」<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、文書類の整理を行ったり、『レッドアローとスターハウス』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月29日

『やむを得ず早起き』を読んでいて、岩谷時子のことが出て来たのに驚く

 どんよりとしたお天気の一日。
 小雨も降る。

 湿度が高い分、じめ涼しくてあまり快ならず。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、加藤浩子の『ようこそオペラ!』<春秋社>を読了し、関川夏央の『やむを得ず早起き』<小学館>を読み始める。

 その後、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。
 そういえば、伊集院さんもみのもんたの件をとり上げていたなあ。


 隣室の莫迦が明け方かまびすしい。
 さらには、朝早くからマンション内の工事でギューングューンギューングューンかまびすしい。
 やれやれ。


 午前中、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、案の定わろし。
 昨日すませておくべきだった。


 ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』、youtubeに投稿されたダニエル・バレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第23番「熱情」(終楽章コーダの追い込みが凄い)、第24番、第25番、第26番「告別」、第27番、アンソニー・ハルステッド指揮ザ・ハノーヴァー・バンドが演奏したヨハン・クリスティアン・バッハの交響曲集作品番号9<CPO>、マルク・ミンコフスキ指揮ルーヴル宮音楽隊管楽器メンバーが演奏したモーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』ハイライト(トリベンゼーによる管楽アンサンブル編曲版)<ERATO>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、部屋の整理を行ったりする。


 『やむを得ず早起き』を読み進める。
 週刊ポストの連載をまとめた一冊だが、「ふりむかないで」、「バカンス・アンニュイ・小悪魔」、「ジェットストリーム」回想と、先頃亡くなったばかりの岩谷時子について書かれている偶然にちょっと驚く。
 加えて、次に読むつもりにしている『レッドアローとスターハウス』<新潮社>の著者原武史の名前も何度か出て来て、このことにもちょっと驚く。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ヴァイオリンの川田知子とチェンバロの中野振一郎による羽曳野市での公開録音を聴く。

 続けて、バロック・ヴァイオリンのルーシー・ファン・ダールが演奏したヨハン・セバスティアン・バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番、第3番&無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番<NAXOS>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、新しい作品について考えたり、『やむを得ず早起き』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月28日

岩谷時子が亡くなった

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 日中、いくぶん気温が上昇したか。
 それでも、夕方以降はだいぶん肌寒さを感じるが。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 作詞家の岩谷時子が亡くなった。97歳。
 宝塚歌劇団時代からの盟友で長らくマネージャーを務めた越路吹雪のために、『愛の讃歌』や『サン・トワ・マミー』等の訳詞をつけた。
 あわせて作詞家としても活躍し、ザ・ピーナッツの『恋のバカンス』や『ふりむかないで』、岸洋子の『夜明けの歌』、加山雄三の『君といつまでも』や『お嫁においで』、フランク永井の『おまえに』、ピンキーとキラーズの『恋の季節』など、数多くのヒット曲を生み出した。
 また、ミュージカルの訳詩にも精力的に取り組んだ。
 岩谷さんの詞で好みの一曲を挙げるとすれば、『ラストダンスは私に』になるかな。
 深く、深く、深く、深く黙祷。

 そういえば、山本直純が作曲した自民党の党歌を作詞したのは岩谷さんじゃなかったっけ。
 で、確認したらやっぱりそう。
 って、この『われら』、自民党の党歌にはちっとも思えないんだけどなあ。


 明け方5時近くまで仕事関係の作業を進める。


 10時台に起きて、youtubeに投稿されたダニエル・バレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第15番「田園」、第16番、第17番「テンペスト」、第18番、ハーゲン・カルテットが演奏したモーツァルトの弦楽4重奏曲第20番&第22番、第23番<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、文書類の整理を行ったりする。


 長岡鉄男の『新長岡鉄男の外盤A級セレクション』<共同通信社>を読了し、加藤浩子の『オペラへようこそ!』<春秋社>を読み始める。
 『オペラへようこそ!』は、初心者に伝わりやすいような形で今のオペラ・シーンを語った一冊。
 許光俊の『オペラに連れてって!(完全版)』<ポプラ文庫>や林光さんの『日本オペラの夢』<岩波新書>とあわせて読むと、さらにオペラのいろいろな側面が見えてくると思う。


 16時過ぎに外出し、烏丸方面へ。
 仕事関係の用件を片づけ、さらに京都芸術センターで用件を片づける。
 で、夕飯用の買い物をすませ、18時少し前に帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、室内楽の公開録音を聴く。
 本当は途中下車しようかと思っていたのだけれど、真摯な演奏でついつい最後の曲まで(ただし、アンコールは除く)聴いてしまった。
 シューベルトの弦楽4重奏曲断章、シューマンのピアノ4重奏曲、ブラームスのクラリネット5重奏曲というプログラム。


 続けて、NHKラジオ第1の『DJ日本史』を久しぶりに聴く。
 今回は「会議」の特集で、『清須会議』が公開される三谷幸喜が松村邦洋と自作や大河ドラマについてトークを繰り広げていた。
 そういや、松ちゃんが冒頭のおしゃべり(織田信長のオールナイトニッポン風の)でみのもんたのことをいじっていたなあ。
 それにしても、この『DJ日本史』や『みうらじゅんのサントラくん』、土日のワクテカラジオ等々、NHKラジオ第1にはけっこうぶっ飛んだ番組があって実に面白い。


 さらに、youtubeに投稿されたバレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第19番、第20番、第21番「テンペスト」を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『ようこそオペラ!』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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肌寒い

 どんよりとした感じはありつつも、晴天の一日。

 気温は下がり、日中も肌寒さを感じる。
 夕方以降は、さらに肌寒い。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、3時40分過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 正午過ぎに外出し、仕事関係の予定をすませてから下京図書館へ。
 青木正美の『ある「詩人古本屋」伝』<筑摩書房>、福原義春の『福縁伝授』<集英社>、笹沢信の『ひさし伝』<新潮社>、山下澄人の『砂漠ダンス』<河出書房新社>を返却し、予約しておいた『新長岡鉄男の外盤A級セレクション』<共同通信社>、加藤浩子の『ようこそオペラ!』<春秋社>、関川夏央の『やむを得ず早起き』<小学館>、原武史の『レッドアローとスターハウス』<新潮社>、吉田篤弘の『モナ・リザの背中』<中央公論新社>を借りる。


 帰宅後、youtubeに投稿されたダニエル・バレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第12番、第13番、第14番「月光」を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 『新長岡鉄男の外盤A級セレクション』を読み始める。
 オーディオマニアとして健筆をふるい、名盤珍盤の紹介に努めた今は亡き長岡鉄男の名著を復刊したもの。
 オーディオ的に優れた録音(この場合LPの)を探しているうちに、海外のマイナーレーベルに辿り着き、古楽、現代音楽、民俗音楽を好んで聴くようになったという点も面白い。
 サンプラーのSACDがついていて、CDプレーヤーで聴くので効果はだいぶん減じてしまっているが、それでも確かに名録音ということはよくわかる。


 18時少し前に外出し、自転車で人間座スタジオへ。
 象牙の空港 #4『顔面売買』(イトウモ君作・演出)を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 開演前終演後、イトウモ君はじめ関係各氏と話しをしたり挨拶をしたりする。


 ジェイムスキッチンで夕飯をとり、23時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、諸々あって観劇記録を書きあぐね、遅くなる。


 以上、10月27日の日記。


 皆さん、今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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ぶれる女ぶれない女 象牙の空港#4『顔面売買』

☆象牙の空港 #4『顔面売買』

 作・演出:イトウモ
(2013年10月27日19時開演の回/人間座スタジオ)



 象牙の空港にとって第四回目の公演となる『顔面売買』は、「私」性を排除しよう、虚構性に特化徹底しようというイトウモの創作姿勢、作家性がよく表われた作品となっていた。
 そして、作品そのものとしても、演者陣の演技としても女性が中心に置かれた内容ともなっていた。

 僕自身は、永榮紘実と柳沢友里亜という好みの演者がたっぷり演技を披歴していたこと、例えば、柳沢さんと稲葉俊とのやり取りを後半永榮さんが改めて反復するあたりなど、稲葉君のウケの演技も含めて両者の違いを愉しんだし、どこかベルイマンを想起させるような内面心理に踏み込んだ意匠に強く興味を覚えたりもした。
 ただ一方で、演技映像と様々な仕掛けが施された結構展開が、ときとして作品の根幹にある人と人との関係性を見えにくくしていたこと、イトウモが意図していた以上の夾雑物となってしまっていたこともやはり否めまい。
 よりシンプルな構成でモティーフ(この場合、一般的な意味合いよりも音楽的な意味合いに近い)を明示するか、逆に意匠の精度を高めて演劇的趣向、フィクションとしての効果を強めるか、もしくは両者のバランスを一層巧くとっていくか、その選択がイトウモの今後の大きな課題になっていくように思う。


 演者陣では、どうしても柳沢友里亜と永榮紘実の二人からということになる。
 あなた柳沢さんは「ぶれる」女。
 僕の観た回ではライヴ特有の傷がどうしても気になって仕方なかったが、心の動きと身体の動き表情の変化が細かく結び付く演技のあり様は、彼女ならではのものとも感じた。
 イトウモの配役も大きいのだけれど、所帯じみてくたぶれた感じの今回の役回りは今の柳沢さんにとてもぴったりだった。
(昨年の京都学生演劇祭、劇団ヘルベチカスタンダードの『あっぱれ!ばかしあい 三千世界の果てはまほろば』での初々しく瑞々しい彼女の姿を記憶しているので、少々時の流れの残酷さも感じないではないのだが。僅か一年とちょっと!!)

 こなた永榮さんは「ぶれない」女。
 思索するとともに行動(感動)する人でもあろう彼女にとって、今回の役柄はそれほど容易なものではなかったように思うのだけれど、「観察者」である部分でも、一転役割を逆転し激しい感情表現を求められる部分でも、「ぶれない」演技を心がけていたのではないか。
 だからこそ、永榮さんの一層のステップアップと演技の磨き上げを心より期待したい。

 また、稲葉君、坂口弘樹、うめっちの男性陣もそれぞれの特性(長所短所)をよく示していた。
 正直、「ぶれなさ」が求められる部分では個々の苦しさが透けて見えたりもしたが、会話の部分では彼らの持つ長所魅力(一例を挙げれば、稲葉君の幅の広さ、坂口君の繊細さと陽性、うめっちの舞台上での存在感)を感じたことも事実だ。
 各々のさらなる活躍が愉しみである。

 いずれにしても、先述した「私」性の排除をはじめ、イトウモと象牙の空港の今後の活動を注目していきたい。
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2013年10月26日

特定秘密保護法案の全文に目を通した

 どんよりとした感じは強いものの、青空の見えるお天気になる。

 気温はぐっと下がり、肌寒い一日。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 朝刊掲載の、閣議決定された特定秘密保護法案の全文に目を通した。
 日米安全保障条約の体制下、集団的自衛権に基づく日米の共同軍事行動を推し進めていこうという政府の目論見は明白だろう。
 こうした法律を設けること自体には、100パーセント反対というわけではないが、正直今回閣議決定された法案に対しては、やはり疑念を抱かざるをえない。
 まずもって、政府によって法律の拡大解釈が行われる危険性が少なからずあるし、それをチェックし抑制する機関機能について示されていない点にも非常に不安を感じる。
 特に、第五章の「適正評価」がこの法案の肝になると思う。
 僕はこの法案には反対である。

 それにしても、自民党(保守派)代議士の大先輩にあたる斎藤隆夫なら、この法案をどう論じるだろうか。


 昨夜、youtubeに投稿されたダニエル・バレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第5番を聴いたりしながら、5時近くまで仕事関係の作業を進める。


 KBS京都の『桂塩鯛のサークルタウン』、youtubeに投稿されたバレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第6番〜第10番、ペーター・ノイマン指揮コレギウム・カルトゥジアヌム&ケルン室内合唱団他が演奏したモーツァルトの戴冠式ミサ曲他<EMI>、ソプラノのバーバラ・ボニーがジェフリー・パーソンズのピアノ伴奏で歌った同じくモーツァルトの歌曲集<TELDEC>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『法王庁の広い抜け穴』について考えたり、山下澄人の『砂漠ダンス』<河出書房新社>を読み始めたりする。
 『法王庁の広い抜け穴』は、井上ひさしの生涯を追った笹沢信の『ひさし伝』<新潮社>に刺激を受けて考え始めた戯曲で、長崎のあるカトリック系の女子高校を舞台にしている。


 夕方になって、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、NHK・FMの『岡田惠和 今宵、ロックバーで 〜ドラマな人々の音楽談義〜』を途中から聴く。
 今回のゲストは、寺尾聰だった。


 続けて、途中夕飯を挟み、同じNHK・FMの『ビバ!合唱』と『吹奏楽のひびき』を聴く。
 『ビバ!合唱』では、先頃亡くなった三善晃を悼む特集が組まれていた。


 さらに、同じくNHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 今週はソプラノ歌手の伊藤京子の特集で、小林道夫のピアノ伴奏による三善晃の『高原断章』と山田耕筰の『ポストマニ』(北原白秋の歌詞による物語性の強い長めの歌曲で、伊藤さんの歌も見事だった)のほか、高田信一指揮東京フィルの伴奏、バリトンの友竹正則の共演による平尾喜四男の『隅田川』と、ニクラウス・エッシュバッハー指揮NHK交響楽団の伴奏によるプッチーニの歌劇『ラ・ボエーム』からミミのアリア「私の名はミミ」が放送されていた。
 満足満足。


 その後、youtubeに投稿されたバレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第11番を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『法王庁の広い抜け穴』のプロローグの代わりとなる短篇小説『ハレルヤ』について考えたりする。


 『砂漠ダンス』を読了した。


 今日は、正栄デリシィのダイジェスティブチョコビスケットを食す。
 近くのグルメシティで、税込み70円に値引きされていたもの。
 チョコレートをコーティングした小麦全粒粉のさくさくとした食感のビスケットで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月25日

思い残し切符をいかに手渡していくか

 台風27号の影響で、雨降りの一日。
 よく降る。

 湿度が高くてじめ涼しく、あまり快ならず。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 秘密保護法案が閣議決定された。
 TPPといいこの法案といい、どうにも胡散臭くきな臭い。


 高倉健や中西進らが文化勲章を受章し、堤剛や中井久夫、槇文彦、吉川忠夫らが文化功労者に選ばれた。


 昨夜、KBS京都でナインティナインのオールナイトニッポンをしばらく聴き、youtubeに投稿されたダニエル・バレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第2番と第3番を聴く。
 ナイナイのオールナイトニッポンは、『笑っていいとも』終了に関する岡村隆史の見解を聴いたあとは、中山秀征や森脇健児らがゲストだったためパスすることにした。

 4時半近くまで、仕事関係の作業を進める。


 KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴く。

 続けて、NHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』で、ミラノ・スカラ座におけるヴェルディの歌劇『ナブッコ』公演(ニコラ・ルイゾッテイの指揮)のライヴ録音を聴く。
 『ナブッコ』は、ヴェルディ初期のエネルギー全開の作品だが、ルイゾッティのよく引き締まった音楽づくりにレオ・ヌッチらの充実した歌唱もあって、ついつい最後まで聴き込んでしまった。
 ああ、面白かった!
 ほかに、ヴェルディの歌劇の旋律をもとにした他の作曲家の器楽曲も放送されていた。


 仕事関係の作業を進めたり、『法王庁の広い抜け穴』という作品について考えたりする。


 笹沢信の『ひさし伝』<新潮社>を読了する。
 井上ひさしの「思い残し切符」を、いかに次の世代に手渡していくか。
 そのことを真剣に考える。


 17時台に外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMでロジャー・ノリントン指揮NHK交響楽団の定期公演の実況中継を聴く。
 序曲『レオノーレ』第3番、ピアノ協奏曲第3番(ラルス・フォークトの独奏)、交響曲第5番と、オール・ベートーヴェン・プログラム。
 ほかに、アンコールとしてフォークトがブラームスのワルツ第15番を弾いた。


 続けて、フォルテピアノのメルヴィン・タンが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第1番〜第3番<EMI>、youtubeに投稿されたダニエル・バレンボイムが弾いた同じくベートーヴェンのピアノ・ソナタ第4番を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月24日

台風が近づいている

 台風27号、28号接近の影響で、どんよりとしたお天気の一日。
 夕方には激しい雨降りとなる。
 やれやれ。

 湿度が高い分、じめじめとしてあまり快ならず。


 昨夜、youtubeに投稿された、バリトンのディートリヒ・フィッシャー=ディースカウがシャーンドル・ヴェーグ指揮ヨーロッパ室内管弦楽団の伴奏で歌ったモーツァルトのコンサート・アリア(4曲)やダニエル・バレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第1番を聴いたりしながら、4時40分過ぎまで仕事関係の作業を進めたり、笹沢信の『ひさし伝』<新潮社>を読み進めたりする。


 午前中外出し、仕事関係の用件を片づける。
 ついでに近くのコンビニで、週刊文春の小林信彦の連載エッセイを立ち読みする。
 先頃亡くなった、やなせたかしを悼む内容となっていた。


 帰宅後、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>を2回聴き、CDレビューをアップする。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 ほかに、トーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG>も聴く。


 仕事関係の作業を進めたり、『ひさし伝』を読み進めたり、文書類の整理を行ったりする。


 隣室の莫迦がかまびすしい。
 うっとうしいかぎり。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟んで、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ヴァシリー・シナイスキー指揮フランス国立管弦楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 ドヴォルザークの序曲『謝肉祭』、ジュリアン・ラクリンを独奏に迎えたメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、シベリウスの交響曲第1番などが放送されていた。
 シベリウスの交響曲は、音楽の勘どころ盛り上げどころをよく心得た熱演で、生で聴いたら興奮しただろうなと思う。


 続けて、メゾ・ソプラノのマグダレーナ・コジェナーがサイモン・ラトル指揮エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団の伴奏で歌ったモーツァルトのアリア集<ARCHIV>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『ねちこい男』という短篇小説について考えたり、『ひさし伝』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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「外省」的な音のドラマ ヴァレリー・ゲルギエフの悲愴と『ロメオとジュリエット』

☆チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』

 指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
管弦楽:サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団
(1997年7月/デジタル・セッション録音)
<PHILIPS>456 580-2


 いつの間にかPHILIPSレーベルもDECCAレーベルに吸収され、何を今さら15年近くも前にリリースされたCDを、の感なきにしもあらずだが、ちょうど手元に悲愴交響曲と『ロメオとジュリエット』のCDがなかったこともあって購入した一枚。
 まあ、50パーセント・オフに釣られたっちゃ釣られたんだけどね。

 一言で表わせば、劇場感覚に満ちた演奏。
 あと少し詳しく説明するならば、チャイコフスキーが歌劇『スペードの女王』や『エフゲニ・オネーギン』、そして三大バレエといった舞台音楽の優れた造り手だったことを教えてくれる演奏、ということになるだろうか。
 まさしく、両作品の持つ劇性、音のドラマの要所急所をよく押さえた演奏である。
 中でも、悲愴第3楽章など、あとに第4楽章が控えていることがわかっていても、生なら思わず拍手してしまいそうな迫力だし、第1楽章中盤の衝撃(トラック1の10分過ぎあたり)の決まり具合も見事というほかない。
 また第1楽章第2主題や『ロメオとジュリエット』での美しい旋律の歌わせ方も堂に入っている。
 ただ、悲愴の第4楽章や『ロメオとジュリエット』の強奏部分で特に感じることなのだけれど、技術的にどうこうというよりも、音楽のとらえ方、表現の仕方が大づくりというか、若干表面的な効果に傾き過ぎているように思われないでもなかった。

 いずれにしても、「外省」的に優れた音楽づくりと演奏で、両曲をエネルギッシュでドラマティックな音楽の劇として愉しみたい方々には大いにお薦めしたい。
 録音もクリアだ。
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また雨だ

 台風の影響か、またぞろ雨。
 どんよりとしたお天気の一日となる。

 湿度が高い分、じめじめとしてあまり快ならず。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、3時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて仕事関係の作業を進めたのち外出し、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学深草学舎で、被害者学を受講する。

 で、講義終了後仕事関係の予定をすませ、お昼過ぎに帰宅した。


 帰宅後、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第1番&第2番<OEHMS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、笹沢信の『ひさし伝』<新潮社>を読み進めたりする。


 17時台に外出し、市バスで出町柳へ。
 左京西部いきいき市民活動センターに寄ったのち、養生市営住宅へ。
 11棟集会室でHOMEの『わたしのあいだ』を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をアップする。

 終演後、森陽平君はじめ出演者の面々と話しをする。

 その後、ジェイムズキッチンが混んでいたので、ハイライトで夕飯をすませ、22時40分過ぎに帰宅した。


 以上、10月23日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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個と個による生活の叙事詩 HOME『わたしのあいだ』

☆HOME『わたしのあいだ』

 小堀結香、染谷有紀、福田きみどり(ドキドキぼーいず)、森陽平
(2013年10月23日19時過ぎ開演/養生市営住宅11棟集会室)


 京都国際舞台芸術祭(KEX)のフリンジ企画「使えるプログラム」の支援事業の一つ、HOMEの『わたしのあいだ』を観た。
 なお、この『わたしのあいだ』は、昨年Factory Kyotoで上演された作品を今回のプログラム、及び上演会場の養生市営住宅にあわせて仕立て直したものである。
(上述の出演者も前回と同じだが、役回りが変わったり、出演者も「わたし」と「あなた」の二人のほかに、コロス的なもう一人が加わっている)

 ある家に住む「わたし」と、なんらかの理由でそこへとやって来た「あなた」の関係(谷川俊太郎や中原中也、永瀬清子らの文章の引用も含むモノローグの積み重ね等)を通して、「個」人と「個」人が根幹において束ねられることのない違いを持っていること、「個」人と「個」人の距離感のあり様、そしてそうした諸々を踏まえた上で生活していくということ、断絶することなく生きていくということへの思索のきっかけ、思考の時限爆弾がふんだんに施された内容となっている。
 観る者に強い感興や激しい興奮、大きな心の動きを与えるような展開を目指していないことは、フライヤーの言葉(宣言)からも明白で、細やかで透明感はありながらも、ウェットでもリリカルでもない叙事詩的な作品世界が造り上げられていた。

 かえすがえすも惜しまれるのは、天候のせいで本来の12棟の中庭ではなく11棟の集会室で今夜の上演が行われたことだ。
 確かに、家の中(部屋の中)を舞台にした作品だから、室内で上演されること自体おかしいことではないのだけれど(実際、マイクを使用したナレーターの森君はもちろんのこと、三人の演者の言葉・テキストも聴きとりやすかった)、場所がつき過ぎるというか、室内であることが当為過ぎて、一見淡々とした展開だけにインティメートな雰囲気や「家具の演劇」的要素、筋の起伏のなさが勝ってしまったように感じられなくもない。
 それより何より、そもそも中庭(屋外)での上演であるからこその作品の結構意匠(ギリシャ古典劇やブレヒト劇の援用)と、問題提起を多分にはらんでアクチュアリティに満ちたテキストだっただけに、それらの仕掛けが如何に効果を発揮するか(もしくはそうでないか)を確認することができなかったのは、本当に残念でならない。

 室内ということで、出演者陣の細部の傷がかえって目立った形にもなったが、過剰な演劇調ではない彼女彼らの発語(それは、声優を使わないジブリ作品の吹き替えにも通じる)と、作品そのものにつながる演者間の距離感関係性には好感を抱いた。

 いずれにしても、今改めて上演されるに相応しい作品だったと思う。
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2013年10月22日

井上ひさしの不在が惜しまれる

 青空は見えつつも、どんよりとした感じも強いお天気。

 気温はそこそこに上昇した。
 それでも、皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 秘密保護法案が今国会中に成立する公算が大きくなったと、朝日新聞の夕刊が小さく報じている。
 そういえば、朝刊には武器三原則の見直しが明記されるとの記事が載っていた。
 いろいろと考えることあり。
 本当にいろいろと考える。


 作家の連城三紀彦が亡くなった。65歳。
 人の心の動きを巧みに絡めたミステリー(風の作品)の書き手で、『戻り川心中』や『恋文』などで知られる。
 深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、4時40分頃まで仕事関係の作業を進める。


 午前のうちに、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、よろしからず。
 やはり昨日すませておくべきだった。
 まあ、仕方ない。


 ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏したシューマンの交響曲第3番「ライン」&第2番<ARCHIV>、カルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークのピアノ5重奏曲第2番(テオ・ゲオルギューのピアノ)&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 福原義春の『福縁伝授』<集英社>を読み進める。
 資生堂の名誉会長で公的な役職も多く務めた著者の様々な文章を集めた一冊。
 学ぶところ少なからず。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、チョン・ミュンフン指揮フランス放送フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 オリヴィエ・ドワーズの独奏によるリヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲やブラームスの交響曲第1番などが演奏されていた。
 ほかに、余った時間でパーヴォ・ヤルヴィ指揮フランス放送フィルが演奏したチャイコフスキーの歌劇『エフゲニ・オネーギン』からポロネーズとワルツ、バレエ音楽『くるみ割り人形』から花のワルツが放送されていた。


 続けて、NHKのラジオ第1で『みうらじゅんのサントラくん』を聴く。
 冒頭畑中葉子のおしゃべりに『後から前から』、さらには杉作J太郎の登場(ここでも、『後から前から』がかかる)と、まったくもってNHKらしからぬ番組である。
 いやあ、面白い。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『福縁伝授』を読了し、笹沢信の『ひさし伝』<新潮社>を読み始める。
 『ひさし伝』は、井上ひさしの生涯を丹念に追った労作である。
 それにしても、井上ひさしの不在が惜しまれる。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 愚か者を支える者こそ、一番の愚か者だ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月21日

楠堂葵さんの水彩画展を拝見した

 どんよりとした感じはありつつも、いいお天気、いい青空へ。
 晴天の一日。

 気温もけっこう上昇する。
 まあ、暑いというほどではなかったが。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 コラムニストの天野祐吉が亡くなった。80歳。
 『広告批評』(島森路子も今年亡くなったんだった)を創刊し、広告批評CM批評を通じてこの国のあり様に鋭い指摘を続けてきた。
 また、テレビやラジオにも活発に出演したほか、朝日新聞に「私のCMウォッチング」、「CM天気図」を長年連載した。
 花田清輝の系譜というと語弊があるかな、軽みをおびてわかりやすい、けれどしっかり筋の通った文章の書き手で、僕も学ぶところ刺激を受けるところ大だった。
 深く、深く、深く、深く黙祷。

 そういえば、天野さんはクラシック音楽が好きだったんだよなあ。


 昨夜、youtubeに投稿された『伊集院光の深夜の馬鹿力』の一部や、フォルテピアノのスティーヴン・ルービンが弾いたモーツァルトのきらきら星(ああ、ママに言うわ)変奏曲、内田光子がカメラータ・ザルツブルクを弾き振りした同じくモーツァルトのピアノ協奏曲第13番を聴いたりしながら、5時半近くまで仕事関係の作業を進める。


 正午過ぎに起きて、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>、ピアノのスヴェトラ・プロティッチが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第15番、きらきら星変奏曲、ソナタ第8番、第11番「トルコ行進曲つき」<キング>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 青木正美の『ある「詩人古本屋」伝』<筑摩書房>を読了する。


 16時台に外出し、仕事関係の予定をすませたのち大丸へ。
 6階美術画廊で開催されている楠堂葵さんの水彩画展「〜からまる〜」を拝見する。

 とても細やかな作業が行われているはずなのだけれど、そうしたことばかりでなく、楠堂さんが描こうとするものやこと、そして繊細でありながら感情豊かな色遣いに心奪われる。
 いやあ、眼福眼福。

 作品をじっくり拝見したあと、楠堂さんと少しお話させていただくこともできた。
 本当にありがとうございました。

 明日までの開催ということで、お時間おありの方はぜひ!


 その後、仕事関係の用件を片づけたのち京都芸術センターへ。
 藤本隆志さんと遭遇して、しばらく話しをした。
 藤本さんから、京都国際舞台芸術祭のShe She Pop(これは観ておきたかったのだけれど、観ることができなかった…)関連の企画があると聴き、できれば参加したかったのだが、あとの予定が詰まっていたため、やむなく京都芸術センターをあとにする。
 どうにも残念。


 で、19時半頃にいったん帰宅する。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、アレクサンドル・ヴェデルニコフ指揮フランス放送フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 ドビュッシー(ホロウェイ編曲)の『白と黒で』、ピアノと管弦楽のための幻想曲(ジャン・フレデリック・ヌーブルジェの独奏)、チャイコフスキーの交響曲第4番などが演奏されていた。
 ヴェデルニコフといえば、マルタ・アルゲリッチとのショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番でスイス・イタリア管弦楽団をよくドライヴして見事な伴奏を披歴していたが、今回もコントロールのよくきいた音楽を造り上げていた。
 中でも、ドラマティックでクリアなチャイコフスキーが印象に残る。


 夕飯後、仕事関係の予定をすませる。


 今日は、ロピアのプチ・ティラミスを食す。
 近くのドラッグランドひかりで、50パーセント引き、税込み64円だったもの。
 ティラミス風のプチカップケーキで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 日本シリーズは、楽天と巨人の対決か。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

勘違いで焦る

 どんよりとしたお天気の一日。
 お昼過ぎまで雨が降っていたが、夕方頃にはやむ。
 もちょっと早くやんでくれたらなあ…。

 気温はまあ上昇か。
 夜になって肌寒い感じが強まってきたが。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、3時半頃まで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて、仕事関係の予定をすませる。


 正午過ぎに市バスで移動し、東山青少年活動センターの創造活動室で、コントユニットぱらどっくすの第3回公演『悩みでかなら、やらいでか。』(左子光治君書き手・導き手)を観る。
 詳しくは、前々回の記事をご参照のほど。

 開演前終演後、左子君らとあいさつをする。

 その後、河原町に移動。
 仕事関係の予定の前に少し時間があいたので、OPAのタワーレコードでしばらく試聴を愉しむ。
 まずタワーレコード・レーベルから再リリースされたキリル・コンドラシン指揮ウィーン・フィルが演奏したドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」<DECCA原盤>をつまみ聴きしたが、リマスタリングの成果もあってか、非常にドラマティックな音楽に仕上がっている。
 レコード初出時に中庸な演奏などと評されたのが不思議なくらい。
(ふと、チョン・ミュンフムとウィーン・フィルが同じ曲を取り上げたらけっこうこんな感じになったのではないかと思ったりもした)
 続けて、同じタワーレコード・レーベルから再リリースされたフェルディナント・ライトナー指揮バイエルン放送交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第36番「リンツ」&第31番「パリ」、バレエ音楽『レ・プティ・リアン』序曲をつまみ聴きする。
 いわゆるピリオド奏法とは異なる、非常にオーソドックスな音楽づくりだが、交響曲は快活で緩まないテンポ設定とバイエルン放送交響楽団の達者な演奏もあって、あまり古さを感じない。
 『レ・プティ・リアン』序曲は比較的遅めのテンポだが、管楽器のソロなど細部の美しさがよくわかり、なかなか愉しい演奏だ。
 1959年の古い録音だけれど、これまたリマスタリングの成果だろう、少し耳に鋭い感じはするものの、あまり問題は感じない。


 仕事関係の予定をすませ、市バスで洛北高校前まで移動。
 そこから人間座スタジオまで歩いて行くも、これが誰もいない。
 ヲサガリの公演を観るためだったが、どうやら場所を勘違いしていたようだ。
 焦っていろんな人に電話をかけ、ようやく百万遍近くの思文閣美術館地下と判明する。
 で、ちょうどいい具合にバスが来て、開演時間にぎりぎり間に合った。
 思い込みは禁物である。

 ヲサガリ、逆輸入公演の『不透明な底』と『Re:子供』については、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 終演後、『Re:子供』で使用されたドミノで遊ぼうという企画があって、迷わず参加する。
 関係各氏と話しをすることもできた。

 その後、近くのジェイムスキッチンの2階で少し遅めの夕飯をとる。
 食べ放題で、お腹ぱんぱんなり。


 22時過ぎに帰宅する。
 移動中、青木正美の『ある「詩人古本屋」伝』<筑摩書房>を読み進めた。


 以上、10月20日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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記憶の流れと意識の流れ ヲサガリ、逆輸入公演『不透明な底』と『Re:子供』

☆ヲサガリ、逆輸入公演『不透明な底』、『Re:子供』

 『不透明な底』
 脚本・演出:久保田文也

 『Re:子供』
 原案:福田英城
 脚本:久保田文也、小川晶弘
 演出:久保田文也
(2013年10月20日19時開演の回/思文閣美術館地下一階 Chika)


 名古屋学生演劇祭で演劇祭賞を受賞したヲサガリ(京都工芸繊維大学を拠点とした、フク団ヒデキの後継団体)の凱旋公演とでも呼ぶべき、逆輸入公演の『不透明な底』と『Re:子供』を観たが、いずれも記憶の流れ、意識の流れが重要なモティーフとなっていたのではないか。

 まず、小川晶弘の前説ひとり芝居『不透明な底』から。
 男友達と劇団仲間の女性の三人で製作したインディーズ映画『不透明な底』でのエピソードについて、カメラマンだった人物が語っていくという内容。
 テキストの言葉の選択や映像の使用等作品の構成に粗さを感じたり、小川君の演技に抜けを感じたりしたものの、「藪の中」的な事実と感情の不確かさ、不透明さと、小川君の原に一物二物ありそうな雰囲気はよく合っていたと思う。
 そうそう、唐突だけど、小川君は落語をやってみてはどうかなあ。
 「若旦那」物とか、けっこう柄にはまりそうだけど。

 続いて、名古屋学生演劇祭賞受賞の『Re:子供』。
 実は、第二回京都学生演劇祭でフク団ヒデキが上演した『子供』(その際は、福田英城と小川君が出演)を仕立て直した作品なのだが、舞台上でひたすらドミノに向き合うといった実験味の強かった原作に比して、こちらは市川準の映画作品を観ているようで、早くに母親を、そして少し前に父親を亡くした兄と妹のインティメートな雰囲気がよく醸し出されていたのではないか。
 途中だれ場はありつつも、小川君のおかしみも巧く表われていて、観ていて好感の持てる作品に仕上がっていた。
 高田有菜も真摯な演技だった。

 ヲサガリのウェットに過ぎないリリカルな共同作業(久保田君と小川君らの)を、今後も注目していきたい。
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2013年10月20日

左子光治の知性と嗜好のアナーキーでグロテスクなデッサン ぱらどっくす第3回公演『悩みでかなら、やらいでか。』

☆コントユニットぱらどっくす 第3回公演『悩みでかなら、やらいでか。』

 書き手・導き手:左子光治
(2013年10月20日14時開演/東山青少年活動センター創造活動室)


 今年の京都学生演劇祭で、やたけたながら心情あふれるコントを披歴していた左子光治率いるコントユニットぱらどっくすの第3回公演『悩みでかなら、やらいでか』を観た。

 人を殺せない殺し屋の男、人を呪い殺したいが呪いが自分に返ってくるのが怖いひきこもりの女、人を食いたい大学生の男、世をはかなんで自殺願望のあるホームレスの男の四人が、ひょんなことからかち合って…。
 まったくもって無茶無謀荒唐無稽、アナーキーでグロテスクな展開なんだけど、そこに左子君の知性や嗜好志向思考試行、頭の中と心の中の諸々がふんだんに盛り込まれており、それこそ「悩みでかなら、やらいでか」、やりたいことをやっている清々しさを感じた。
 正直、鉛筆書きのデッサンというか、書きたいものやりたいものむきだしの見取り図という具合で、テキスト面でも演技面でも(もう一つ付け加えるなら制作面でも)、例えば客入れで流された高田渡の歌(選曲最高!)の如く、自然体だけど筋が通ったより精度の高い作品づくりを求めたくもあるのだが、単に精度だけにこだわってこじんまりとまとまってもややなあと思ったりもする。
 まあ、左子君のことだから、その点大丈夫かな。

 35(左子君)はじめ、ウノキミアキ、ゆのきあいこ、野原啓佑が出演。
 技術面のあれこれはひとまず置くとして、皆奮闘していたが、高田渡につながる35の軽味が印象に残った。

 いずれにしても、コントユニットぱらどっくすの今後に期待していきたい。


 そうそう、終演後、今回の公演のテーマ曲を歌ったNovelmanの谷澤ウッドストックのミニライヴが開催されたんだけど、客の扱い方の巧さも含めて懐かしい京都フォークの味わいがあり、とても愉しかった。
 人気急上昇中というのもうなずける。
 こちらも要注目だ。
posted by figaro at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月19日

いろいろと予定をこなした一日

 どんよりとしたお天気の一日。
 夕方には青空が見えつつも、夜になって雨が降る。

 気温はあまり上昇せず。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、中里友香の『カンパニュラの銀翼』<早川書房>を読了する。
 よい意味での衒学趣味に満ちたイギリス・ゴシック小説風の作品で、大いに愉しむことができた。

 その後、4時40分過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて、いくつか予定をこなす。


 その後、再び外出し、仕事関係の予定をすませる。
 途中下京図書館へ寄り、『カンパニュラの銀翼』と鈴木輝一郎の『姉川の四人』<毎日新聞社>を返却し、予約しておいた青木正美の『ある「詩人古本屋」伝』<筑摩書房>、福原義春の『福縁伝授』<集英社>、笹沢信の『ひさし伝』<新潮社>と山下澄人の『砂漠ダンス』<河出書房新社>を新たに借りる。


 18時少し前に帰宅したのち、NHK・FMでロジャー・ノリントン指揮NHK交響楽団の定期公演の実況中継を聴く。
 ベートーヴェンの『エグモント』序曲、ブリテンの夜想曲(テノールのジェイムズ・ギルクリストの独唱)と歌劇『ピーター・グライムズ』から4つの海の間奏曲、ベートーヴェンの交響曲第8番が演奏されていた。
 いずれも、巧みに巧まれた音楽づくりで、非常に面白かった。


 夕飯後、仕事関係の打ち合わせを行い、NHK・FMのクラシックの迷宮を途中から聴く。
 今回は、内田光子のシューマンの新録音からで、森の情景と暁の歌が放送されていた。


 続けて、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>を聴く。


 仕事関係の作業を進めたり、『「ある詩人古本屋」伝』<筑摩書房>を読み始めたりする。
 「風雲児ドン・ザッキーを探せ」と副題にある『「ある詩人古本屋」伝』は、戦前の一時期ドン・ザッキーの名で前衛詩人と活動しながらその後は古本屋となった都崎友雄の生涯を、同じく古本屋で生前の都崎友雄と面識のあった著者青木正美が追った一冊。


 今日は、ヤマザキのずっしり小倉デニッシュを食す。
 壬生のローソンストア100で、50円引きだったもの。
 粒あん入りのデニッシュパンで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 近くの莫迦がかまびすしい。
 うっとうしいかぎり。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月18日

夕方、烏丸方面に出かけた

 どんよりとしたお天気の一日。
 またぞろ台風(27号)が近づいているとか。
 やれやれ。

 気温はいくぶん上昇したか。
 それでも、皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、KBS京都でナインティナインのオールナイトニッポンを聴いたりしながら、5時近くまで仕事関係の作業を進める。


 午前午後と、仕事関係の作業を進めたり、中里友香の『銀翼のカンパニュラ』<早川書房>を読み進めたりする。


 KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴く。


 続けて、NHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』で、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィル他が演奏したヴェルディの歌劇『オテロ』全曲を聴く。
 タイトルロールにテノールのマリオ・デル・モナコ、ヒロインのデズデモーナ役にソプラノのレナータ・テバルディを配した名演の誉れ高い1961年の録音で、まずもって二人の歌い手の直球勝負に圧倒された。
 カラヤンとウィーン・フィルもドラマティックでエネルギッシュな演奏だった。
 ほかに、クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルが演奏したドヴォルザークの序曲『オセロ』、ハンス・シュタットルマイアー指揮バンベルク交響楽団が演奏したラフの序曲『オセロ』といった、シェイクスピアの『オセロ』にまつわる音楽等が放送された。


 18時少し前に外出し、仕事関係の用件をすませ、大垣書店四条店で『ぶらあぼ』11月号を入手し、京都芸術センターに寄り、夕飯用の買い物をすませ、19時過ぎに帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、シュヴェツィンゲン音楽祭におけるシュヴェツィンゲン・ホーフムジーク・アカデミーのコンサートのライヴ録音を聴く。
 シュヴェツィンゲン音楽祭で開催されたピリオド楽器に関する講習会に参加したメンバーと講師陣による成果発表のコンサートで、ヨハン・シュターミッツの交響曲、フォーグラーのバレエ音楽『狩りのランデヴー』抜粋、クラーマーのヴァイオリン協奏曲より、ダンツィのホルン協奏曲、カール・シュターミッツの狩りの交響曲などが放送されていた。


 続けて、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『銀翼のカンパニュラ』を読み進めたりする。


 今日は、ヤマザキのスイスロール・バニラを食す。
 近くのドラッグランドひかりで、50パーセント引き、税込み52円だったもの。
 オーソドックスなバニラクリームのロールケーキで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月17日

晴天の一日

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温は今日もあまり上昇せず。
 夕方以降、肌寒い感じが増す。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 アメリカ政府のデフォルト(債務不履行)が回避された。
 いろいろと考えることあり。


 いわゆる名張毒ブドウ酒殺人事件の奥西勝死刑囚の再審請求について、最高裁は奥西死刑囚の特別抗告を棄却した。
 つまるところ、これは帝銀事件の故平沢貞通死刑囚と同じなのではないのか。
 87歳の奥西死刑囚が亡くなることを、司法(政府)の側は待っているという意味で。


 5時近くまで、仕事関係の作業を進める。


 正午過ぎてから起きる。


 デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG[RCA]>、バリトンのクリスティアン・ゲルハーエルがケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の伴奏で歌ったマーラーの声楽曲集<同>を聴いて、それぞれのCDレビューをアップする。
 詳しくは、前々回前回の記事をご参照のほど。

 ほかに、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>も聴く。


 仕事関係の作業を進めたり、中里友香の『カンパニュラの銀翼』<早川書房>を読み進めたりする。


 16時台に外出し、仕事関係の予定をすませ、京都芸術センターに寄り、夕飯用の買い物をすませて、18時過ぎに帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、シュヴェツィンゲン音楽祭における、ミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラのコンサートのライヴ録音を聴く。
 モーツァルトの交響曲第21番、グレトリーの歌劇『ゼミールとアゾール』抜粋他(ソプラノのゾフィー・カルトホイザーの独唱)、モーツァルトの交響曲第33番が演奏されていた。
 ほかに、余った時間で、レオポルド・モーツァルトのシンフォニア・ブルレスコのCD録音も放送される。

 続けて、ゲルギエフによるチャイコフスキーのCDを再び聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『カンパニュラの銀翼』を読み進めたりする。
 ほかに、福永文夫の『大平正芳』<中公新書>の拾い読みもした。


 今日は、クリームクラン・ピーナッツクリームクッキーを食す。
 近くのダイソーで購入した、マレーシア原産のもの。
 ピーナッツクリーム入りの小ぶりなクッキーで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 5年後、ヨーロッパで長期的に暮らすことができるよう努力していかなければ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゲルハーエルとケント・ナガノのマーラー

☆マーラー:声楽曲集

 独唱:クリスティアン・ゲルハーエル(バリトン)
 指揮:ケント・ナガノ
管弦楽:モントリオール交響楽団
(2012年1月/デジタル・ライヴ録音)
<SONY/BMG>88883701332


 大地の歌で優れたコンビネーションを発揮した、ドイツ出身のバリトン歌手クリスティアン・ゲルハーエルとケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団による、マーラーの声楽曲集(さすらう若者の歌、亡き子をしのぶ歌、リュッケルトの詩による5つの歌曲)である。
 すでにゲルハーエルは、ゲロルト・フーバーのピアノ伴奏でマーラーの声楽曲集を録音していたし、さすらう若者の歌にいたってはハイペリオン・アンサンブルとシェーンベルク編曲の室内アンサンブル伴奏版すら録音しているが、今回のアルバムは、まさしく満を持してというか、ゲルハーエルのマーラー歌唱の現段階での集大成とでも呼ぶべき充実した内容となっている。
 上述したハイペリオン・アンサンブルとの若々しい歌声に比べれば、若干声の経年変化は否めないのだけれど、細部までよくコントロールされる歌唱の根幹はそのままに、より表現に厚みと安定感を加えていることも、また確かな事実だろう。
 例えば、亡き子をしのぶ歌での悲嘆と諦念、リュッケルトの5つの詩の第1曲「私の歌をのぞき見しないで」の蠱惑的なと言ってもよいような歌いまわし等、ゲルハーエルの成熟ぶりがよく示されているのではないか。
 一方、ハレ管弦楽団を指揮した、同じくドイツ出身のバリトン歌手ディートリヒ・ヘンシェルとのマーラーの声楽曲集では、ヘンシェルに合わせて鋭角的な音楽づくりを行っていたケント・ナガノだが、こちらのアルバムでは、ゲルハーエルの歌唱によく沿って柔軟な演奏を繰り広げており、亡き子をしのぶ歌の第2曲「なぜそんなに暗い眼差しか、今にしてよくわかる」でのホルンのソロなど、モントリオール交響楽団もその美質を十全に発揮している。
 管弦楽伴奏による男声のマーラーの声楽曲集のファーストチョイスとして、ぜひともお薦めしたい一枚だ。
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ジンマンとチューリヒ・トーンハレ管弦楽団によるシューベルトのザ・グレート

☆シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレート」

 指揮:デヴィッド・ジンマン
管弦楽:チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
(2011年5月/デジタル・セッション録音)
<SONY/BMG[RCA]>88697973982


 デヴィッド・ジンマンと手兵チューリヒ・トーンハレ管弦楽団によって進められてきたシューベルトの交響曲全集の掉尾を飾るのが、この交響曲第8番「ザ・グレート」である。
 これまでの7曲と同様、金管楽器とティンパニにピリオド楽器を用い、強弱メリハリの効いた速めのテンポ設定と、いわゆるピリオド・スタイルをとった演奏となっている。
 指揮者の解釈に加え、オーケストラの特性の違いもあって、同じくピリオド奏法を援用したトーマス・ヘンゲルブロックとハンブルクNDR交響楽団の演奏と比べると、いくぶんこじんまりとまとまった感じはしないでもないが、シャープでクリアな音楽づくりは、きびきびとして聴き心地がよい。
 また、同じ組み合わせのベートーヴェンの交響曲全集(第5番や第7番)でもそうであったように、第1楽章や第2楽章等の管楽器のソロで即興が加えられているなど、音楽的な仕掛けが要所要所で施されている点も、やはり聴き逃せない。

 そういえば、交響曲全集の完結とともに、5枚組セットが3000円(HMV)で発売される予定だ。
 予想していたとはいえ、一枚一枚丹念に買い集めてきた人間としては、少々悔しさを感じざるをえないことだが、統一された楽曲解釈によるシューベルトの交響曲全曲の優れた演奏を手ごろな値段で購入したいというむきには、これほどぴったりのセットもないものと思う。
 大いにお薦めしたい。
posted by figaro at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

被害者学が休講になった

 朝9時過ぎに目を醒ますと台風は遠くに去っており(そもそも接近もしていなかったのだけれど)、どんよりとしつつも青空の見えるお天気。

 これは被害者学の講義があるなと思って外出前にPCを目にしていたところ、ツイッターに休講の文字。
 えっ、ほんまに!?
 で、龍谷大学の矯正保護総合センターに電話で確認すると、午前中は休講になったとのこと。
 メールなどで連絡はないのね、と思いつつ、講義がないこと自体には嬉しくなる。


 午後に少しうとうとした以外は、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>を2回聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、中里友理の『カンパニュラの銀翼』<早川書房>を読み進めたりする。


 台風が過ぎて気温がぐっと下がり、肌寒さを感じる一日となる。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 夕方になって外出し、KAIKAへ。
 岩戸山コックピットの、十中連合×the★planktonsの『ある訣別』(渡邉憲明君作・演出)を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 開演前終演後、渡邉君をはじめ、関係各氏と話しをしたりあいさつをしたりする。


 買い物をすませて、22時過ぎに帰宅した。


 遅めの夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 以上、10月16日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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お芝居という形の説教 十中連合×the★planktons『ある訣別』

☆十中連合×the★palanktons『ある訣別』

 作・演出:渡邉憲明
(2013年10月16日19時半/KAIKA)

*劇団からのご招待


 独特のフラ(おかしみ)は持ちながらも、根は非常にまじめな植木等がおなじみ『スーダラ節』を渡されて、こんな歌なんか歌いたくないと悩み、同居する父徹誠の前で例の「ちょいと一杯のつもりで飲んで」と歌ってみせたところ、徹誠は「わかっちゃいるけど、やめられない」のフレーズに感嘆、この曲はヒットするぞと口にした。
 人間は、わかっちゃいるけどやめられないもの。
 それこそ親鸞上人の教えとも重なる人間の真理を突いた素晴らしい歌だから、というのが徹誠の言い分で、キリスト教の洗礼を受けながら僧籍に入って浄土真宗の僧侶となり、さらには社会主義者として部落解放運動や労働運動で活躍した彼らしい、どうにも飛躍した言葉なのだけれど、それでいて相手をついついその気にさせてしまう重みもある。
 岩戸山のコックピットの一環として上演された、十中連合×the★planktonsの『ある訣別』を観ながらふとそんなことを思い出したのは、作・演出の渡邉憲明が、かつての植木徹誠と同様、三重県内で僧籍にある(宗派は同じかどうか不明)ことに加え、作品そのものが「お芝居という形の説教」であるように、僕には思えたからだ。

 『ある訣別』は、大きな川を東から西に渡っている船中のコックピットという設定からしてそのことは明確だが(ただし、前回の『この世界は、そんなに広いのですか』と同じく、そこには我々が直面する大きな社会的問題が重ね合わされている)、渡邉君が日々向き合っているだろう、生と死、死と生の問題(死生観、人生観、宇宙観)が如実に反映された内容となっていた。
 と、こう記すと、それこそ「説教臭い」作品なのではと疑うむきもあるかもしれないけれど、そこはお芝居であり、狂騒的ですらある演劇的な仕掛けや細かい伏線(マリオの映像やaikoの歌その他)が多々施されている。
 正直、そうした仕掛けや筋運びに粗さを感じたことも事実であり、如何に作品の精度を高くしていくかがこれからの大きな課題であるとも思ったが、一方で、渡邉君の作品世界や創作姿勢には強く好感を覚えた。

 わたしゆくえ、葛井よう子、篠塚ノリ子、伊藤翔太郎(独特の軽味)、榎本篤志(テンション高し。作品前半の狂騒性をよく体現していた)、葛川友理は、ライヴ特有の傷はありつつも、渡邉君の意図を汲む努力を重ねていたと思う。

 いずれにしても、渡邉君と十中連合×the★planktonsの活動をこれからも応援していきたい。
 まずは、次回の公演がとても愉しみだ。
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2013年10月15日

愉しい時間を過ごした

 台風26号の影響で、強い雨の一日。

 気温は下がるも、湿度が高い分、じめじめとしてあまり快ならず。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 漫画家のやなせたかしが亡くなった。94歳。
 テレビアニメの長寿番組としても知られる、おなじみ『アンパンマン』の原作者。
 はじめヒット作に恵まれず、放送作家や作詞家(『手のひらを太陽に』は、やなせさんの代表作)としても活動した。
(かつて小説家として芽が出ず放送作家を生業にしていた頃、やなせたかしにそこらあたりに関して鋭い指摘を受けた旨、小林信彦が記したことがあるが、それはやなせさん自身の人生を省みての指摘だったのかもしれない)
 その後、『アンパンマン』を生み出し、最晩年まで活躍を続けた。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、4時近くまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて、仕事関係の作業を進める。


 11時過ぎに外出し、大切な予定をすませて、夕方前に帰宅した。
 とても愉しい時間を過ごした。


 帰宅後、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、鈴木輝一郎の『姉川の四人』<毎日新聞社>を読み進めたりする。


 夕方になって再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、シュヴェツィンゲン音楽祭におけるアンドレアス・シュタイアーのフォルテピアノ・コンサートのライヴ録音を聴く。
 ハイドンのソナタ第31番、第36番、第27番、第7番、第52番というプログラミングで(アンコールは、アダージョヘ長調)、大好きな第35番が聴けなかったのは残念なものの、音楽の愉しみに満ちた演奏で大いに満足がいった。


 続けて、NHKのラジオ第1の『岡田惠和 今宵、ロックバーで 〜ドラマな人々の音楽談義』を聴く。
 今夜のゲストは、小日向文世。
 俳優への道のりや新作『清須会議』のことなどを、小日向さんは淡々とした口調で語っていた。
 お子さんが生まれたことがきっかけでモーツァルトにはまったそうで、今疲れたときはモーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスと番組内で放送された辻井伸行が演奏したラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌを聴いているとのことだ。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『姉川の四人』を読み進めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高間響国際舞台芸術祭の審査員を務めた

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 気温は、それほど上昇せず。
 夕方以降は、肌寒さも感じる。
 まあ、Tシャツの半袖ではね。


 昨夜、3時半近くまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、よろし。
 ああ、すっきりした!


 9時過ぎに外出し、自転車でアトリエ劇研へ。
 高間響国際舞台芸術祭の審査員を務める。
 11時からの短距離男道ミサイル、ボンク☆ランド、努力クラブ(努力クラブの前にディベートがあったが、当方は乱入せず。せっかく「プロレス」をやっている中に、がちがちの人間が飛び込んでいらないことを言ってはお客さんがひくだけだし…)、16時半からの劇団愉快犯、友達図鑑、笑の内閣の計6団体の上演を審査させてもらったが、会場で述べたことが全てと考えるため、あえて観劇記録のアップ等は省略する。
 参加団体の皆さん、高間響笑の内閣上皇をはじめスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 そして、ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。


 終了後、諸々あって打ち上げはパスさせてもらう。


 帰宅後、仕事関係の作業を進める。


 以上、10月14日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月14日

造り手の健闘に拍手 KAIKA劇団 会華*開可『宇宙運送モリカワ』

☆KAIKA劇団 会華*開可『宇宙運送モリカワ』

 作:末山孝如
演出:脇田友
(2013年10月13日19時開演/KAIKA)


 岩戸山のコックピットのうち、KAIKA劇団 会華*開可の『宇宙運送モリカワ』を観た。

 運送業務に従事する宇宙船「モリカワ5号」内で痴情ばなしが持ち上がり…。
 明日も公演があるので、ほんのこれぐらいに留めておこうかな。
 会場はホームグラウンドのKAIKAとはいえ、「劇団衛星のコックピット」のためにしっかりこしらえ尽くされたコックピットを利用して独自の作品を造らなければならないというのだから、ぶっちゃけアウェイ状態の中、なんとか笑いからシリアスへの起伏のついたシアターピース(そこには、末山君の日常生活からにじみ出た労働観や人生観も含まれていると思う)にまとめ上げていた作家演出演者陣に、まずは拍手を贈りたい。
 正直、タイトなスケジュールでの公演ということも耳にしていたこともあって、前半など演者陣の頑張りがずっと気になっていたのだけれど、会場から笑いの反応が大きく起こっていたのは何よりである。
 僕自身は、演者陣の特性人柄とのつき具合からも、後半のほうがよりしっくりと感じることができた。

 演者陣では、小林まゆみを一番に挙げるべきだろう。
 中でも終盤の激しい感情表現が強く印象に残ったが、前半では彼女の達者さ器用さが無駄に遣われているような気がしたことも事実だ。
(その分、台詞を口にしていないときの横顔の美しさにはっとしたりもした)
 小林さん自身の志向嗜好は別にして、彼女はシリアスな役柄のほうがより向いているのではないか。
 唐突だけど、小林さんの『レ・ミゼラブル』のコゼットとか『トスカ』のトスカを一度観てみたく思う。
 また、あぶ潤の演技を久しぶりに観ることができたのが、僕にはとても嬉しかった。
 彼の軽味凄みがさらに発揮されればとも思わないではないけれど、それは次回を愉しみにしたい。
 臆面があって心意気充分な高山涼をはじめ、高橋美智子、椎名ゆかり、渡邉裕史らほかの演者陣も健闘していた。
(渡邉君の場合は、前半のほうが彼の「ふら」、良い意味での胡散臭さが活きていたのではないか。終盤では、彼の特性と役柄との齟齬、葛藤がどうしても舞台に表われてしまっていたように思う)
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2013年10月12日

涼しくなった

 晴天。
 いいお天気、いい青空となる。

 気温はぐっと下がり、涼しい一日。
 特に、夕方以降は肌寒さを感じるほど。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 涼しくなったら涼しくなったで、真向かいのマンションがやたらとかまびすしい。
 非常識な住人、無能な管理人、そして厚顔無恥の銭ゲバオーナーは万死に値する。
 度し難し。


 ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>を2回続けて聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 高尾長良の『肉骨茶』<新潮社>を読了する。
 主人公のいーっとなる感じがまずもってよく書けている。
 また、他の登場人物のキャラクター設定や起伏のついた筋運びもよい。
 正直、あんまり自分の好みに合った作家だとは思わないが、次回作が愉しみだ。


 16時台に外出し、下京図書館へ。
 『肉骨茶』、吉川潮の『談志歳時記』、立川談四楼の『談志が死んだ』、岩橋邦枝の『評伝野上彌生子』、綿矢りさの『ひらいて』<いずれも新潮社>を返却し、予約しておいた鈴木輝一郎の『姉川の四人』<毎日新聞社>と中里友香の『カンパニュラの銀翼』<早川書房>を新たに借りる。

 その後、東山青少年活動センターへ移動し、創造活動室で、ドキドキぼーいずの紅葉狩り#02『浮いちゃった』を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 開演前終演後、関係各氏と話しをし、あいさつをする。

 あと、開場前のあき時間に、『姉川の四人』を読み始める。

 終演後、夕飯用の買い物をすませ、20時過ぎに帰宅した。


 夕飯後、NHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 ダウランドの特集で、スティングが歌ったダウランドの作品を巧くとり上げているあたりも片山杜秀らしい。


 仕事関係の作業を進めたり、『姉川の四人』を読み進めたりする。
 『姉川の四人』は、『金ケ崎の四人』の続篇。
 姉川の合戦に向かう、織田信長、徳川家康、木下秀吉、明智光秀の姿が諧謔味豊かに描かれた作品だ。


 今日は、ローソン(オイシス)のダブルエクレアを食す。
 六角のローソンストア100で、50円引きになっていたもの。
 ホイップクリームとカスタードクリームのエクレアで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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愛の希求、愛への憧憬 ドキドキぼーいずの紅葉狩り#02『浮いちゃった』

☆ドキドキぼーいずの紅葉狩り#02『浮いちゃった』

 構成・演出・美術:本間広大
(2013年10月12日18時開演の回/東山青少年活動センター創造活動室)


 新生ドキドキぼーいずにとって二回目の公演となる、ドキドキぼーいずの紅葉狩り#02『浮いちゃった』を観たが、リーグ優勝を決めて三試合あとぐらいの読売巨人軍(ジャイアンツ)の勝負運びと評すると、ちょっと違うかな。
 諸々重なってだけれど、福田きみどり、松岡咲子、そして坂根隆介(ほかに、常連の福田沙季)を欠くキャスティングだからこその作品であり構成だとまずもって感じられた。

 で、先達の演劇的手法の援用も明らかな登場人物間のやり取りにはもどかしさと退屈さを覚えたりもしたが、これは不毛さの象徴でもあり、充分意図されたものだろう。
 この作品の肝、饅頭のあんと呼ぶべき部分は、愛の希求、愛への憧憬とそれが満たされないことへの身もだえ、切実さのように僕には思われた。
 そして、上述した演劇的技法=まんじゅうの皮によって客観化、普遍化がはかられつつも(その意味でも、本間君自身がこの作品に出演しなかったことを僕は評価する)、それは本間君の内面の強い想いそのものと言い換えても間違いではあるまい。
 正直、本間君の想いそのものに僕自身が大きく共感できたかと問われれば、否と答えざるをえないのだけれど、劇的な構成表現によってそれを伝えていこうとする本間君の姿勢には好感を覚えた。
(なお、この作品では積極的にダンスが組み込まれていたが、これはまんじゅうの皮よりも、あんこの部分に深く関わっているように思う。そうそう、触れ合う演者陣の姿を目にして、僕もまた触れ合いたい欲求=性欲ではないを刺激されたのだった)

 演者陣では、あんこのあんの部分を演じ切った上蔀優樹が一番に印象に残った。
 また身体性という意味で、役柄が彼女の本質特性と全面に重なるかどうかの判断は置くとして、島あやのダンスと豊かな肢体も忘れ難い。
 ほかに、佐藤和駿、ヰトウホノカ、はく、渡部智佳、恵ハジメ、帯金史、すっ太郎、むろいも、本間君の意図に沿う努力を重ねていた。

 福田きみどりらおなじみのメンバーが戻ってきた際に、本間君がどのような作品舞台を造り上げていくのか。
 そのことも含めて、次回の公演が愉しみである。
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2013年10月11日

まだ秋らしくない

 青空は見えつつも、どんよりとした感じの強いお天気。
 夜になって、雨も降った。

 気温はいくぶん下がったか。
 それでも、まだ秋らしい涼しさとは言えないが。
 なあんか、急にぐっと寒くなってしまうんじゃないだろうか…。


 昨夜、KBS京都でナインティナインのオールナイトニッポンを聴いたりしながら、3時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きてかかりつけの病院に行き、血液検査のための採血をすませる。
 その後、スギ薬局で薬を受け取り、ついでに買い物をすませて帰宅した。


 KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』、youtubeに投稿されたヴァシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルが演奏したショスタコーヴィチの交響曲第6番から第3楽章、カルロス・ミゲル・プリエト指揮hr(旧フランクフルト放送)交響楽団が演奏したショスタコーヴィチの交響曲第6番全曲、デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG[RCA]>、バリトンのクリスティアン・ゲルハーエルがケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の伴奏で歌ったマーラーの声楽曲集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 妹尾さんの番組に木ノ下歌舞伎の木ノ下裕一君が出演し、軽快なおしゃべりを披歴していた。


 綿矢りさの『ひらいて』<新潮社>を読了する。
 青春映画を観ているような感じの作品。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 夕飯後、ABCラジオの報道番組を聴いたりしたのち、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>を聴く。


 仕事関係の作業を進めたり、高尾長良の『肉骨茶』<新潮社>を読み進めたりする。


 ノーベル平和賞ではなくて、ノーベル政治賞とでも名乗ればよいのに。
 と、改めて思ってしまったな。


 フランス出身の俳優、ダニエル・デュヴァルが亡くなる。68歳。
 深く、深く黙祷。


 ベルギーの政治家、ウィルフリート・マルテンスが亡くなった。77歳。
 1970年代後半から1990年代初頭にかけて、ベルギーの首相の座にあった。
 また、欧州議会の中道右派勢力、欧州人民党の議長を務めてもいた。
 黙祷。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月10日

『月宮狂詩曲 ラプソディー・イン・ムーン』について考えた

 どんよりとした感じはあったものの、概ねいいお天気、いい青空だった。

 日中は気温が上昇し、暑さを感じる。
 むしむしとして、快ならず。


 いろいろあって明け方5時40分頃就寝する。


 12時台に起床し、デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG[RCA]>、バリトンのクリスティアン・ゲルハーエルがケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の伴奏で歌ったマーラーの声楽曲集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、新しい戯曲(もしくは、シナリオ)『月宮狂詩曲 ラプソディ・イン・ムーン』のプロットを考えたり、綿矢りさの『ひらいて』<新潮社>を読み始めたりする。
 『月宮狂詩曲』は、日中戦争開始頃の浅草の小劇場「月宮笑劇場(シ・アター・ムーンパレス)」を舞台に、役者でピアニストの立待今日輔(実は、天才音楽家町京輔)、女優水村すみれ、澤島夢の三人と、女優見習いの小諸田千冬、演出家の日ノ本招平、座付き作家の丸田九州男、若手映画製作者角銅究らが織りなす悲喜劇だ。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ミロシュ・カラダグリッチの来日ギター・リサイタルのライヴ録音を聴く。
 ソルのグラン・ソロやヴィラ=ロボスの作品、アルベニスのスペイン組曲から、タレガの『アルハンブラ宮殿の思い出』、『禁じられた遊び』などが演奏されていた。


 続けて、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『月宮狂詩曲』について考えたり、『ひらいて』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 佐賀にわかを代表する筑紫美主子が亡くなった。92歳。
 亡命白系ロシア人と佐賀出身の母の間に生まれた筑紫さんの苦難に満ちた半生に関しては、森崎和江の『悲しすぎて笑う −女座長筑紫美主子の半生』<文春文庫>に詳述されている。
 ぜひ筑紫さんの実演に接しておきたいと思いながら、結局機会を持とうとしなかった自分の怠惰を悔やむ。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 自民党所属の元衆議院議員、宮下創平も亡くなった。85歳。
 大蔵省出身で福田派に所属し、宮沢内閣の防衛庁長官、村山内閣の環境庁長官、小渕内閣の厚生大臣を歴任した。
 黙祷。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月09日

結局、台風はそれた

 台風24号の影響で、午前中は強い雨。
 が、台風が日本海沖にそれるとともに、青空が見え始め、いいお天気となる。
 その後再び雨が降るも、しばらくしてやんだ。

 気温は上昇。
 湿度が高い分、むしむしじめじめとして快ならず。


 昨夜、4時半近くまで仕事関係の作業を進める。


 8時過ぎには起きて、天気の様子見。
 日和見。

 で、10時ちょうどに外出し、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学深草学舎で被害者学を受講する。
 学生さんたちのまじめさにちょっと感心した。

 講義終了後、学内のグリルでランチをごちそうになり、14時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG[RCA]>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMでロジャー・ノリントン指揮NHK交響楽団の定期公演の実況中継を聴く。
 グルックの歌劇『アウリスのイフィゲニア』序曲(ワーグナー編曲)、ロバート・レヴィンの独奏によるベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番、7つのバガテルから第7曲(レヴィンによるアンコール)、交響曲第6番「田園」が演奏されていた。
(ほかに、余った時間でノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレイヤーズが演奏したヘンデルの王宮の花火の音楽のCD録音から一部が放送された)
 特に、田園交響曲で顕著だったが、いわゆるピリオド・スタイル、というよりもノリントン・スタイルとでも呼ぶべき独特な楽曲処理が施された仕掛けに満ちた演奏で、やってるやってる感満載の音楽に仕上がっていた。
 それにしても、ノリントンやクリストファー・ホグウッド、マルク・ミンコフスキ(ホグウッドとミンコフスキは、来年東京都交響楽団に客演予定)らが、ようやく当たり前のこととして日本のオーケストラを指揮するようになった。
 いろいろと考えることがある。


 続けて、バリトンのクリスティアン・ゲルハーエルがケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の伴奏で歌ったマーラーの声楽曲集<SONY/BMG>、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 岩橋邦枝の『評伝野上彌生子』を読了する。
 その人柄、思考は置くとしても、99歳の死の間際まで創作活動を続けた野上彌生子には、やはり敬意の念を抱かざるをえない。
 自省あるのみ。

 ほかに、福永文夫の『大平正芳』<中公新書>の拾い読みもした。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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『父のこころ』の試写会と打ち上げに参加した

 台風24号の影響で、どんよりとしたお天気の一日。
 雨が降らなかっただけ、ましってことか。

 むしむしとして、あまり快ならず。


 落語家の古今亭志ん馬が亡くなった。55歳。
 くせのない中にくせありといった感じか(先代が『お昼のワイドショー』やいじわるばあさんで鳴らした人だっただけに。ただ、先代も晩年は落語に専念していたけど)。
 それにしても、55歳とはまだ若すぎる。
 深く、深く黙祷。


 フランスの演出家、俳優、映画監督のパトリス・シェローも亡くなった。68歳。
 演劇の演出家として活動したのち、ピエール・ブーレーズ(指揮)と組んだバイロイト音楽祭でのワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』四部作(1976年)、パリ・オペラ座(ガルニエ宮)でのベルクの歌劇『ルル』三幕完成版(1979年)の演出で一躍脚光を浴びた。
 また、『王妃マルゴ』などを監督するとともに、俳優として自らも映画に出演した。
 中でも、アンジェイ・ワイダ監督の『ダントン』でのダントンの盟友カミーユ・デムーランが印象に残る。
 深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、4時近くまで仕事関係の作業を進める。


 午前中、毎週恒例の洗濯をすませる。
 やっぱり、昨日洗濯をすませておくべきだった。
 ああ。


 ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 15時過ぎに外出し、谷口正晃監督の新作『父のこころ』の試写会に参加する。

 まず受付を手伝ったのち、『父のこころ』を観る。
 谷口監督をはじめ、キャストスタッフの皆さんとともに制作応援として現場に入った作品だけに、どうしても客観的(中立的)に観ることはできないのだけれど、『父のこころ』は、大塚まさじさん演じる父親はじめ、登場人物のこころの動きがじっくり描かれた大人の作品で、ぜひ多くの方々にご覧いただければと強く感じた。
(あるシーンでエキストラ=内トラとして出演しているのだが、当方をご存じの方であればすぐにどこかおわかりいただけると思う)

 そして、試写会終了後の打ち上げ等で谷口監督やキャストスタッフの皆さん、お力添えいただいた皆さんと様々なお話しをし、人と人とのつながりの大切さを改めて実感した。
 皆さん、本当にありがとうございました。


 以上、10月8日の日記。


 一足先に1時少し前に帰宅し、仕事関係の連絡作業を行う。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月07日

奈良岡朋子の『黒い雨』を聴いたことなど

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。
 ただし、台風24号が接近中で明日以降お天気が崩れるようだ。
 今日、洗濯をすませておくべきだった。
 ああ。

 日中は気温が上昇し、暑さを感じる。
 もう10月だというのに。


 いわゆるヘイトスピーチの問題で、京都地裁が在特会に対し損害賠償を命じる判決を下したという。


 昨夜、ラジオ深夜便で奈良岡朋子さんが演じる『黒い雨』(井伏鱒二原作)の第一回目を聴く。
 かつて完璧と呼びたいほどの磨きに磨き上げられた朗読を聴かせてきた奈良岡さんだから、細かいひっかかりにどうしても老いを感じてしまうのだが、それでもやはり素晴らしい読みであり、演技だと感嘆する。
(例えば、桂米朝師匠の落語にも通じることだろうが。たぶん、若い頃から「雑さも味」で勝負してきた人ならこれほど細かいところまで気にならないんだろうけど)
 そして、小劇場であっても、奈良岡さんの影のようなものを感じることのできる演者さんが僕は好きなんだと改めて思ったりもした。


 その後、youtubeに投稿された、エドワード・ガードナー指揮オランダ放送フィルが演奏したディーペンブロックの『鳥』序曲、ヴァイオリンのステファン・ジャッキーヴとカルロス・カルマー指揮RTVE(スペイン放送)交響楽団が演奏したコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲、ジョセフ・ポンス指揮スペイン国立管弦楽団が演奏したドビュッシーの牧神の午後への前奏曲、ジャン・クリストフ・スピノジ指揮hr(旧フランクフルト放送)交響楽団が演奏したドビュッシーの月の光とラヴェルのラ・ヴァルス、ボレロを聴いたりしながら、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。
 ジャッキーヴのヴァイオリンの美音が強く印象に残った。

 ところで、来年のコンサートの情報をネットで調べていて、フライブルク・バロック・オーケストラとロビン・ティチアーティ指揮のスコットランド室内管弦楽団が、来年2月に西宮の兵庫県立芸術文化センター大ホールでコンサートを開催する予定であることを知った。
 フライブルクのほうは、ヨハン・セバスティアン・バッハのブランデンブルク協奏曲全曲、スコットランドのほうはマリア・ジョアン・ピリス独奏のショパンのピアノ協奏曲第2番とベートーヴェンの交響曲第5番という、いずれも意欲的なプログラムなんだけど、いかんせん芸文の大ホールが会場というのにひっかかってしまう。
 フライブルクはすでに芸文の大ホールでコンサートをやっている関係だろうし、スコットランドは廉価が勝負の東芝グランドコンサートというくくりが大きいのだろうが、できればいずみホールあたりで聴いてみたかったなあ。


 デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG[RCA]>、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>、バリトンのクリスティアン・ゲルハーエルがケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の伴奏で歌ったマーラーの声楽曲集<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、新しい短篇小説『こんな相手には勝てないよ』の下書きとPCへの打ち込みを行ったり、岩橋邦枝の『評伝野上彌生子』<新潮社>を読み進めたりする。
 『評伝野上彌生子』は、著者の野上彌生子に対する厳格で中立的な視点がとてもしっくりくる。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、王子ホールにおける東京クヮルテットのラスト・コンサートのライヴ録音を聴く。
 ハイドンの弦楽4重奏曲第83番、バルトークの弦楽4重奏曲第6番、シューベルトの弦楽4重奏曲第15番という、ラスト・コンサートに相応しいプログラムと演奏だった。
 彼らのラスト・ツアーを聴き逃したことが、本当に残念でならない。


 続けて、ゲルギエフのチャイコフスキーを再び聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『評伝野上彌生子』を読み進めたりする。
 野上彌生子の創作姿勢には、やはり敬意の念を抱く。
 やるべきことをしっかりやっていかなければ。


 今日は、JCCのバウムクーヘンを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み62円だったもの。
 オーソドックスなバウムクーヘンで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 愚か者を支える者こそ、一番の愚か者である。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月06日

喉と鼻の調子がおかしい

 晴天。
 いいお天気、いい青空となる。

 日中は気温が上昇し、いくぶん暑さを感じる。


 昨夜、youtubeに投稿されたパーヴォ・ヤルヴィ指揮hr(旧フランクフルト放送)交響楽団が演奏したワーグナーの歌劇『リエンツィ』序曲、ストラヴィンスキーの幻想的スケルツォと花火、アヴィ・オストロフスキー指揮ノルウェー放送管弦楽団が演奏した同じくストラヴィンスキーのサーカス・ポルカと組曲第2番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 午前中、仕事関係の予定をすませる。


 バリトンのクリスティアン・ゲルハーエルがケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の伴奏で歌ったマーラーの声楽曲集<SONY/BMG>(2回)、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>(2回)、デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG[RCA]>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、資料類の整理を行ったりする。


 立川談四楼の『談志が死んだ』<新潮社>を読了する。
 この『談志が死んだ』や昨日読み終えた吉川潮の『談志歳時記』<同>、そして快楽亭ブラックの『立川談志の正体』<彩流社>を読むことで、いくぶん立川談志像のバランスがとれるのではないかと思う。


 夕方、仕事関係の予定のため外出し、ついでにセールのお米(10キログラム)も買う。
 夕飯用の買い物もすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』で、尾高忠明指揮東京フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 ショスタコーヴィチの交響曲第5番が放送されていた。
 尾高さんが指揮したショスタコーヴィチの交響曲第5番といえば、京都市立芸術大学の定期演奏会で実演に触れたことがあったんだった。


 しばらく間を置いて、再びチャイコフスキーのCDを聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、岩橋邦枝の『評伝野上彌生子』<新潮社>を読み始めたりする。
 『評伝野上彌生子』は、書名通り作家野上彌生子の一生を追った一冊。
 なお、「迷路を抜けて森へ」とは、野上彌生子の作品、『迷路』から『森』への流れに野上さん自身の人生を重ねたものだ。
(岩橋邦枝も小説家として知られるが、まだその作品を読んだことがない。評伝ということもあるかもしれないけれど、野上彌生子と同様、楷書の文体の持ち主のように感じる)


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 真向かいのマンションがかまびすしい。
 莫迦は莫迦であって、莫迦以外の何物でもない!


 喉と鼻の調子がおかしい。
 時折くしゃみも出る。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月05日

映画の撮影に参加した

 若干青空は見えつつも、どんよりとしたお天気の一日。
 日中雨が降らなかっただけでも幸いか。

 気温はいくぶん上昇したか。
 湿度が高い分、むしっとした感じが強し。


 作曲家の三善晃が亡くなった。80歳。
 東大仏文科在学中にフランス留学し、作曲を学ぶ。
 管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲と近現代フランス音楽の影響を感じさせる作品を幅広く作曲し、特に合唱曲の造り手として知られた。
 また、リベラルな立場から、政治・社会に対しても積極的な発言を行っていた。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、3時半頃まで仕事関係の作業を進めたり、映画のシナリオを読み込んだりする。


 朝早めに起きて、シナリオの確認などをすませる。


 11時台に外出。
 で、同志社大学の映画サークル、F.B.I.の長友飛志監督の新作の撮影に、出演者として参加する。
 けっこう台詞の量はあったのだけれど、長友監督をはじめ、共演者スタッフの皆さんのおかげで順調に撮影が進み、16時台には無事撮影が終了した。
 皆さん、お疲れ様でした!

 撮影終了後、仕事関係の用件を片づけ、タワーレコードでCDを1枚購入し、17時半過ぎに帰宅する。


 帰宅後、購入したばかりのヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・マリンスキー(キーロフ)劇場管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>を聴いたりしながら、雑件を片づけたり、吉川潮の『談志歳時記』<新潮社>を読み進めたりする。
 ゲルギエフのCDは、セールで50パーセント引きになっていたもの。
 今から15年近く前にリリースされたCDで、手元に悲愴交響曲と『ロメオとジュリエット』がなかったこともあり購入した。
 メリハリのよくきいたドラマティックな演奏だ。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの特集番組で、NHK音楽祭におけるチョン・ミュンフン指揮フランス放送フィルのコンサートの実況中継の一部を聴く。
 ストラヴィンスキーのバレエ音楽『火の鳥』組曲(1919年版)とラヴェルのバレエ音楽『ラ・ヴァルス』などを聴くことができた。


 しばらく間を置いて、同じくNHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 生誕200年を迎えたワーグナーとベッリーニの関係性について考察されていた。
 面白し。

 続けて、デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG[RCA]>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『談志歳時記』を読了する。
 立川流顧問の著者吉川潮が家元立川談志の生涯を追った一冊。
 立川談志の最後の5年間を綴った記録をはじめ、吉川さんの家元への愛情がストレートに表わされている。


 続けて、立川談四楼の『談志が死んだ』<新潮社>を読み始める。
 立川談志の直弟子で小説家としても活動する立川談四楼が師匠の死とそれに続く出来事を綴った一冊。
 吉川さんと談四楼さんの様々な違いもわかって面白い。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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夜、大切な予定があった

 どんよりとした感じはあるも、一応青空の見えるお天気。

 日中も気温は上昇せず、過ごしやすし。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、KBS京都でナインティナインのオールナイトニッポンを聴いたりしながら、4時頃まで仕事関係の作業を進めたり、5日撮影予定の映画のシナリオを読み込んだりする。


 KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』、デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG[RCA]>、バリトンのクリスティアン・ゲルハーエルがケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の伴奏で歌ったマーラーの声楽曲集<同>、youtubeに投稿されたパーヴォ・ヤルヴィ指揮パリ管弦楽団が演奏したハイドンの交響曲第84番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、シナリオを読み込んだり、吉川潮の『談志歳時記』<新潮社>を読み進めたりする。
 『妹尾和夫のパラダイスkyoto』では、先頃起こった酒気帯びひき逃げ事件に関連して、妹尾さんが氏家秀和について触れていたことが強く印象に残った。
(氏家さんは、さらなる活躍を期待されながら1986年に交通事故のため早世した伝説の役者さんである)


 夜、大切な予定があり、帰宅が23時台となる。


 以上、10月4日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年10月03日

映画の台詞を読み込んだりした一日

 どんよりとした感じはありつつも、一応青空の見えるお天気。

 気温はぐっと下がり、涼しい一日となる。
 夕方以降は、肌寒し。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨日は、午前中龍谷大学の深草学舎で被害者学を受講する。

 午後は、夕方前に外出して、仕事関係の予定や映画関係の打ち合わせをすませたあとUrbanguildに移動し、努力クラブの必見コント集『流したくない涙を流した』を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 終演後、ばらしを手伝い、打ち上げにも参加する。

 で、午前2時近くに帰宅した。


 明け方5時過ぎに就寝する。
 隣室の莫迦がかまびすしい。
 やれやれ。


 正午過ぎに起きて、バリトンのクリスティアン・ゲルハーエルがケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の伴奏で歌ったマーラーの声楽曲集<SONY/BMG>(2回)、デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<同[RCA]>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、5日に撮影予定の映画の台詞を読み込んだりする。


 村田沙耶香の『タダイマトビラ』<新潮社>を読了する。


 夕方前に外出し、仕事関係の用件をすませたのち下京図書館へ。
 『タダイマトビラ』、坪内祐三の『総理大臣になりたい』<講談社>、山本智之の『主戦か講和か』<新潮選書>、西村賢太の『一日』<文藝春秋>、綿矢りさの『かわいそうだね?』<同>、吉田篤弘の『木挽町月光夜咄』<筑摩書房>を返却し、吉川潮の『談志歳時記』、立川談四楼の『談志が死んだ』、岩橋邦枝の『評伝野上彌生子』、綿矢りさの『ひらいて』、高尾長良の『肉骨茶』<いずれも新潮社>を新たに借りる。
 で、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 帰宅後、『談志歳時記』を読み始める。


 夕飯後、シューベルトとマーラーのCDを聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、映画の台詞を読み込んだり、『談志歳時記』を読み進めたりする。


 夜になって、隣室の莫迦がまたぞろうるさい。
 度し難し。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お互いのすり合わせに期待 努力クラブ必見コント集『流したくない涙を流した』

☆努力クラブ 必見コント集『流したくない涙を流した』

 作・演出・構成:合田団地
(2013年10月2日19時開演の回/UrBANGUILD)


 ここのところ西村賢太の作品を立て続けに読んで、その韜晦と自己弁護、自分自身のカリカチュアがないまぜになった文「藝」に感嘆したのだけれど、京都小劇場でその西村賢太をはじめとした「私小説」書きの作家たちから強い影響を受けた劇の造り手を挙げろと言われれば、僕はすぐさま合田団地の名を思いつく。
(と、言って、月面クロワッサン製作・KBS京都放映のテレビドラマ『ノスタルジア』で、合田君が演じた作家の名前が合田賢太というのには、いささかストレートに過ぎるかなとも思いはしたが)
 一連の作品、特に前回の本公演の『家』など、佐々木峻一演じた主人公を中心とした作品世界には、どうしても先述したような散文作品との共通性を感じたものだ。
 そして、本公演とは別に「笑い」に特化したはずの今回の必見コント集『流したくない涙を流した』でも、コインの裏表というか、そうした合田君の表現のあり様が如実に示されていた。
 もちろん、そこは必見コント集と名乗るだけあって、シュール、ナンセンス、馬鹿馬鹿しさ、すかし、メタ等々、笑いや演劇的仕掛けが随所に盛り込まれていたことも確かで、しめて20本のコントのうち、いくつかのコントではつい大きな笑い声を上げてしまったほどだ。

 ただ、そうした合田君の諸々の仕掛け、様々な狙いがきっちりかっちりやんわりゆんわりと決まっていたかと問われると、残念ながら思い通り狙い通りと言うわけにはいかなかったのではないか。
 そしてそれは、無理を承知で攻めに出て失点したという挑戦の結果でもあるだろうが、一方で、合田君のテキストと演者陣との齟齬が関係していることもまた大きな事実だろう。
 佐々木君、猿そのもの、無農薬亭農薬、稲葉俊、川北唯、木下ノコシ、笹井佐保、廣瀬信輔と、キャストは一部異なるものの、それは前回の『家』とも通じるものである。

 付け加えるならば、そのような齟齬は、単に技術的な問題ばかりでなく、個々の演者の立ち位置、さらには全員とまでは言わないが精神面で抱える様々な懊悩と直結しているように僕には思われてならなかった。

 合田君の仕掛け、狙い、世界観(例えば、合田君自身が演じた「9月13日」のような、西村賢太流の自己諧謔に満ちた)を演者陣がどう細やかに汲み取っていくか、逆に演者陣の得手不得手特性魅力を合田君がどう巧く加減していくか。
 つまるところ、お互いがお互いのあり様をどう擦り合わせていくか。
 それがクリアされていくことで、コント集も本公演も、より面白さが増していくものと考える。

 いずれにしても、努力クラブの今後のさらなる変化を期待したい。
posted by figaro at 04:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月01日

今日から10月

 今日から10月。
 2013年も、残すところ3ヶ月を切った。
 一日一日を本当に大切にしていかなければ。
 そして、死を忘れないこと。


 晴天の一日。

 日中は気温が上昇し、暑さを感じる。


 安倍首相が、予定通り来年4月から消費税を8パーセントに増税する旨、発表した。
 夕方、首相の記者会見をラジオで耳にするも、全く心に響かず。
 いろいろと考えることあり。


 明け方5時過ぎに就寝する。


 午前中、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、なかなかよろしい。
 ああ、すっきりした!


 ABCラジオで『とことん全力投球!!妹尾和夫です』を聴いたり、デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG[RCA]>、バリトンのクリスティアン・ゲルハーエルがケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の伴奏で歌ったマーラーの声楽曲集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、10月の創作活動について考えたり、被害者学の予習を行ったりする。


 吉田篤弘の『木挽町月光夜咄』<筑摩書房>を読了する。
 一見さらっとしていて、その実巧みにたくまれたエッセイ集だった。
 ああ、面白かった!


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 夕飯後、NHKラジオ第1の『夏木マリの丈夫も芸のうち』を聴く。
 ミッキー・カーチスがゲストだったため。
 淡々としたミッキー・カーチスの語り口がいい。


 続けて、マーラーとシューベルトのCDを再び聴く。


 仕事関係の作業を進めたり、『モノは試し』を読み直したり、村田沙耶香の『タダイマトビラ』<新潮社>を読み始めたりする。
 ほかに、『花田清輝評論集』<岩波文庫>の拾い読みもした。


 明日がいい日でありますように!
 そして、10月がいい月でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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9月末日の日記 山崎豊子が亡くなった

 青空は見えつつも、どんよりとした感じの強いお天気。

 日中は気温が上昇するも、夜は涼しくなる。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 作家の山崎豊子が亡くなった。88歳。
 大阪の生まれで、毎日新聞社(大阪)在社中、井上靖に小説を学ぶ。
 吉本興業の吉本せいの生涯を追った『花のれん』で直木賞を受賞したのち、自らが生まれた船場を舞台にした『ぼんち』、『女の勲章』、『女系家族』、『花紋』、大学病院を舞台とした問題作『白い巨塔』、策謀によって挫折する男の姿を描いた『仮装集団』、『華麗なる一族』、『不毛地帯』、『二つの祖国』、『大地の子』、『沈まぬ太陽』、『運命の人』など、個人と組織・社会の対峙を骨太の筆致で描いた作品を発表し続けた。
 その多くが、映画化テレビドラマ化されており、『白い巨塔』や『華麗なる一族』は近年リメイクされていた。
 資料の引用からたびたび盗作疑惑を生んだことで知られているが、それでもなお山崎さんは逃げない人であったと強く思う。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG>、バリトンのクリスティアン・ゲルハーエルがケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の伴奏で歌ったマーラーの声楽曲集<同>を2回ずつ聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、吉田篤弘の『木挽町月光夜咄』<筑摩書房>を読み進めたりする。


 夕方になって外出し、演劇関係の交流会に参加する。
 で、ここで10月を迎え、午前3時過ぎに帰宅した。


 以上、9月30日の日記。
posted by figaro at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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