2013年06月29日

日月火水木金金の解体作業めが!

 晴天。
 昨夜は雨が降っていたが、いい青空言いお天気の一日となる。

 気温も上昇し、暑さが厳しい。
 暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれも熱中症にはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早くから、近所の解体作業がかまびすしい。
 日曜日だけはお休みながら、あとは日月火水木金金の勢いで作業を行っている。
 全くもって腹立たし。
 おまけに、真向かいのマンションもかまびすしい。
 真向かいのマンションの銭ゲバオーナー以下、有象無象に天罰天誅よ下れ!


 毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、実によろし。
 ああ、すっきりした!


 芥川也寸志指揮旧東京交響楽団が演奏した芥川さん自身の交響曲第1番&交響三章「トゥリニタ・シンフォニカ」、森正指揮旧東京交響楽団が演奏した同じく芥川さんの弦楽のための三楽章「トリプティーク」<EMI/タワーレコード>を三回続けて聴き、CDレビューをアップする。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。

 それにしても、東芝(EMI)の専属契約解除が一つの引き金となって旧東京交響楽団が解散し、楽団長の橋本鑒三郎が自殺に追い込まれてしまったことを考えれば、いろいろと複雑な思いのするCDでもある。


 仕事関係の作業を進めたり、亀和田武の『夢でまた逢えたら』<光文社>を読み進めたりする。


 17時過ぎに外出し、仕事関係の予定をすませ、ついでに夕飯用の買い物もして18時台に帰宅した。


 帰宅後、グレン・グールドが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第16番、第17番「テンペスト」、第18番<SONY/BMG>を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 NHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 NHKのアーカイブスから、ヴァイオリンの諏訪根自子と上田仁指揮東宝交響楽団が演奏したブラームスのヴァイオリン協奏曲(1949年11月28日、ラジオ第2放送「放送音楽会」の録音)が放送されていた。
 片山杜秀の話にもあったように、音質の悪さは如何ともし難いが、諏訪根自子の端整な演奏に触れることができたという意味で、貴重な録音だったとも思う。
 ちなみに、東宝交響楽団は旧東京交響楽団の前身にあたる。


 続けて、沼尻竜典指揮東京都交響楽団が演奏した日本管弦楽名曲集<NAXOS>を聴く。
 外山雄三のラプソディ、近衛秀麿編曲の越天楽、伊福部昭の日本狂詩曲、芥川也寸志の交響管弦楽のための音楽(森正指揮旧東京交響楽団による録音があって、タワーレコード盤のジャケットにも曲名だけは記載されているものの、カップリングはされず。10分程度の曲なんだから収録できただろうに…)、小山清茂の管弦楽のための木挽歌、吉松隆の朱鷺によせる哀歌が収録されている。
 それにしても、NAXOSの日本作曲家選輯はどうなっているのか?
 今年になってようやく山田一雄のアルバムが出たが。
 箕作秋吉、宮原禎次、呉泰次郎、そして林光さんの作品集は…。


 今日は、アンジュールの北海道みるくシューを食す。
 近くのドラッグランドひかりで、半額引き、税込み49円だったもの。
 濃厚な風味のミルククリームのシュークリームで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 「あったか ぶるぶるバー」という、ハンディマッサージ機が届く。
 ある景品として手に入れたもの。
 まあ、気持ちだけでも首、肩、背中のこりがどうにかなればいいのだが。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

芥川也寸志の交響曲第1番、交響三章、弦楽のための三楽章

☆芥川也寸志:交響曲第1番、交響三章、弦楽のための三楽章

 指揮:芥川也寸志(交響曲、交響三章)、森正(弦楽のための三楽章)
管弦楽:旧東京交響楽団
(1963年、1961年/アナログ・セッション録音)
<EMI/タワーレコード>QIAG-50106


 坂本九じゃないけれど、この世で一番肝心なのは素敵なタイミングだ。
(ここで九ちゃんがらみのブラックな言葉を一つ挟もうと思ったが、自粛する)

 僕が中学校三年生になって中古LPを集めたり、FM放送のエアチェックを行ったりと、クラシック音楽に本格的にはまり出した頃、芥川也寸志と黒柳徹子の掛け合いが微笑ましいNHKの『音楽の広場』が最終回を迎え、芥川さんは『N響アワー』の司会へと転じた。
 入門編から応用編へ。
 僕のクラシック音楽との向き合い方の変化と時を同じくして、これまたテレビにおけるクラシック音楽の説明の仕方、伝え方を変化させた芥川也寸志は、自分自身のクラシック音楽体験を語る際に、切っても切れない人物の一人ということになった。
 だから、今回とり上げるCDの初出盤が1987年に発売されたとき、迷わず購入することにしたのも、クラシック音楽を親しむきっかけを与えてくれた芥川さんへの敬意の念が大きく働いていたことは、言うまでもない。
 ちなみに、このCDは学生時代繰り返し愛聴していたのだが、ある人物に貸したままそれきりになってしまった。
 その後、LP時代と同様の交響曲第1番と交響三章のカップリングで再発されたことはあるものの、CD初出時のスタイルでリリースされるのは、約26年ぶりということになる。

 このCDには、芥川也寸志自身が指揮した交響曲第1番と交響三章「トゥリニタ・シンフォニカ」、森正が指揮した弦楽のための三楽章「トリプティーク」という、芥川さんにとって出世作、そして代表作と呼ぶべきオーケストラ作品が収められている。
 ロシア・ソヴィエト音楽からの影響丸出しなリズミカルで激しいアレグロ楽章(交響曲は、プロコフィエフの交響曲第5番を明らかに意識したもので、同じ作曲家の交響曲第8番と偽って聴かせても疑わない人がいるんじゃないか)と、東洋的な雰囲気を醸し出す叙情的な旋律との明快なコントラスト等、『八甲田山』や『八つ墓村』といった後年の映画音楽とも共通する、芥川也寸志の作曲の特性がよく示されていて、いずれも耳なじみがよい。
 特に、表面的には紳士然とした芥川さんの内面の躁的な部分が全開となっているように感じられてならない交響曲第1番の第4楽章や交響三章の祝祭的な終楽章は、聴いていて本当にわくわくどきどきしてくる。
 また、森正(1987年に亡くなった。と、言うことは、このCDの初出盤は、彼の追悼盤にもなっていたのか)が指揮したトリプティークも、一気呵成、実にかっこよい。

 交響三章など、湯浅卓雄指揮ニュージーランド交響楽団の演奏<NAXOS>と比較すれば、オーケストラの力量と音楽づくりの精度の高さという点では、残念ながらひけをとるものの、たがの外れ具合、音楽への熱の入り方という点では、こちらも負けてはいないと思う。
 イヤホンで聴くと、どうしても録音の古さは否めないのだが、リマスタリングの効果もあって、作品と演奏を愉しむのに、あまり不満は感じない。

 芥川也寸志の入門にはうってつけの一枚。
 税込み1200円という価格もお手頃だ。


 なお、交響曲第1番と交響三章が録音されたとされる1963年前後、東京交響楽団はRKB毎日・毎日放送の契約を解除され(1962年)、アサヒビール社長の山本為三郎が理事長を退陣し、東芝音楽工業との専属契約を解除され、東京放送・TBSからも契約を解除され(1963年)、ついに解散の発表をよぎなくされ、楽団長でトロンボーン奏者の橋本鑒三郎が自責の念から入水自殺を遂げることとなった(1964年)*。
 その後、東京交響楽団は自主運営の楽団として再建されるのだけれど(だから、あえて旧東京交響楽団と表記している)、日本のオーケストラが辿ってきた歴史を振り返るという意味でもこれは貴重なCDだろう。


*日本フィルハーモニー協会編著『日本フィル物語』<音楽之友社>より
posted by figaro at 16:15| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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