ああ、ついに雨降りか。
どうやら台風も接近しているらしいし。
気温は今日も上昇し、蒸し暑い一日となる。
暑い暑い。
4時半ころまで仕事関係の作業を進め、起きたのは11時半を過ぎてから。
この間何度か目が醒めたのだけれど、ついに起きるまでには至らなかった。
ああ…。
近所で家屋の解体作業が始まる。
なんともかまびすし。
モッツァフィアートが演奏したベートーヴェンの管楽アンサンブルのための作品集<SONY>、ブルーノ・ヴァイル指揮カペラ・コロニエンシス他が演奏したウェーバーの歌劇『アブ・ハッサン』全曲&交響曲第1番<ドイツ・ハルモニアムンディ>を聴く。
ウェーバーの『アブ・ハッサン』は、歌に語りのついた「ジングシュピール(ドイツの歌芝居)」で、モーツァルトの『魔法の笛』っぽい音楽の箇所があるのも面白い。
ピリオド楽器のオーケストラとピリオド・スタイルを意識した独唱者による演奏で、これはなかなかの聴きものではないか。
仕事関係の作業を進めたり、笑の内閣の観劇記録や昨日の日記をブログに投稿したりする。
西澤保彦の『赤い糸の呻き』<東京創元社>を読了する。
作品の持つ雰囲気は好みなのだけれど、物語の展開や文章にどこか粗さを感じる。
例えば、若竹七海の作品の持つ細やかさに欠けるあたりというか。
まあ、僕はミステリ小説の「ミステリ」ではなく、「小説」の部分に興味があるということも大きいのだろうが。
夕方になって外出し、仕事関係の用件を片づけたのち、下京図書館へ。
『赤い糸の呻き』、西川美和の『映画にまつわるxについて』<実業之日本社>、横溝亮一の『クラシックの愉しみ』<角川書店>を返却し、予約しておいた松浦寿輝の『不可能』<講談社>、駒村吉重の『君は隅田川に消えたのか』<同>、北尾トロの『中野さぼてん学生寮』<朝日新聞出版>、北村薫の『読まずにはいられない』<新潮社>を新たに借りる。
その後、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。
途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、パーヴォ・ヤルヴィ指揮hr(フランクフルト放送)交響楽団の来日公演のライヴ録音を聴く。
アリス紗良オットの独奏によるリストのピアノ協奏曲第1番、マーラーの交響曲第5番が演奏されていた。
続けて、NHKラジオ第1の『DJ日本史』を聴く。
「私の愛するバカ息子たち」のタイトルで、織田信雄や今川氏真といった人々がとり上げられていたが、彼らをただのバカ息子と断じるのではなく、家を守って次につなげたバントに秀でた二番バッターではなかったかと考察していた点が面白かった。
松ちゃん(松村邦洋)が、津川雅彦、西田敏行、ビートたけしら十八番の物真似を披露していたのも嬉しい。
ぜひ今度は松村達雄をお願いします。
続けて、ウテ・レンパーがジョン・マウチェリー指揮RIASシンフォニエッタ・ベルリンの伴奏でクルト・ヴァイルのヒット・ナンバーを歌ったアルバムの第2集『ウテ・レンパー・シングス・クルト・ヴァイルVol.2』<DECCA>を聴く。
『I WISH IT SO』に収められたドーン・アップショウの「マイ・シップ」の、ディズニーばりのファンタジックでドリーミングな歌唱と、ウテ・レンパーとのそれとのなんたる違い!
でも、僕はそのどちらも好きなのである。
それにしても、レンパーの歌を耳にすると、どうしても夏木マリのことを思い出してしまうなあ。
夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、1万円の使い道の6月後半分について考えたり、松浦寿輝の『不可能』<講談社>を読み進めたりする。
『不可能』は、もしあのときに三島由紀夫が死ぬことなく今生きていたとしたら、という仮定から生み出された連作集だ。
実に面白し。
今日は、ローソン・バリューラインのチョコビスを食す。
壬生のローソンストア100で購入したもの。
チョコレートでコーティングしたさくさくとした食感の小ぶりなビスケットで、なかなか美味しうございました。
ごちそうさま!
作家で精神科医のなだいなだが亡くなった。83歳。
深く、深く、深く黙祷。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。