2013年06月06日

『映画にまつわるxについて』を読み始めた

 どんよりとしたお天気の一日。
 雨は降らないらしいが。

 気温は上昇し、蒸し暑さが続く。
 暑い暑い。


 大阪アーツカウンシルの統括責任者に、朝日新聞の記者だった佐藤千晴さんが選ばれたとのことだ。
 以前ある件で、佐藤さんのことを揶揄するような記事を投稿したこともあったが、特にクラシック音楽に関する彼女の見識に関しては、一目置くところがあることも事実だ。
 アーツカウンシルでも、ぜひ「バランス感覚」のよさを見せて欲しい。


 昨夜、3時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて雑件を片づけたのち外出し、かかりつけの病院へ。
 前回の血液検査の結果を教えてもらったのち、スギ薬局で薬を受け取る。

 その後、下京図書館へ行って、田代靖尚の『昭和天皇のゴルフ』<主婦の友社>、田中弘之の『「蛮社の獄」のすべて』<吉川弘文館>、川上未映子の『愛の夢とか』<講談社>を返却し、西澤保彦の『赤い糸の呻き』<東京創元社>、予約しておいた西川美和の『映画にまつわるxについて』<新潮社>と横溝亮一の『クラシックの愉しみ』<角川書店>を新たに借りる。

 それから仕事関係の予定をすませて帰宅した。


 帰宅後、隣室でちょっとした騒動が起こる。
 関係者(住人の知人保証人や管理会社の人)が騒ぐほど大禍ないことは、ここ数日間の雰囲気でわかっていたのだが、やはりこうやって騒動が起こるのは嬉しいことではない。
 なんだかなあ、だ。


 正午過ぎに再び外出し、元・立誠小学校へ。
 3階の特設シアターで、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督のテレビ映画『ベルリン・アレクサンダー広場』の第1話を観る。
 詳しくは、前回の記事(映画記録)をご参照のほど。

 上映終了後、ブックオフやAvisをのぞき、仕事関係の予定をすませたり、京都芸術センターで用件を片づけたりして、16時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、ハインツ・ホリガー指揮ヨーロッパ室内管弦楽団ウィンド・ソロイスツが演奏したリヒャルト・シュトラウスの管楽器のためのセレナード、13管楽器のための組曲、管楽器のための交響曲「楽しい仕事場」<PHILIPS>、オーボエのアルブレヒト・マイアーとクラウディオ・アバド指揮マーラー室内管弦楽団が演奏したモーツァルトのオーボエ協奏曲&ルブランのオーボエ協奏曲第1番他<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 リヒャルト・シュトラウスの管楽アンサンブルのための作品は、楽器の特性魅力を十二分に活かした作品で、聴いていて本当にほれぼれとする。
 ホリガー指揮の若手奏者陣も粒ぞろいで、過不足のない演奏だ。
 マイアーのオーボエも闊達清新、実に聴き心地がよい。
 アバドと若い室内オーケストラも、独奏者をよく支えている。


 『映画にまつわるxについて』を読み始める。
 西川美和にとって初のエッセイ集とのことだが、彼女の映画や小説を彷彿とさせる目の付けどころのよい観察力に秀でた文章だと思う。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ルツェルン祝祭におけるマンフレート・ホーネック指揮マーラー室内管弦楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 ベートーヴェンの交響曲第7番とピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ラン・ランの独奏)などが放送されていた。
 オーケストラは、いずれも威勢のよい演奏。
 作品が作品だけに、思わず『のだめカンタービレ』を思い出してしまったほど。


 続けて、フォルテピアノのロバート・レヴィンとジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番&第1番他<ARCHIV>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『映画にまつわるxについて』を読み進めたりする。


 今日は、日清シスコのレモンビスケットを食す。
 三条通のドラッグユタカで、税込み88円だったもの。
 レモン香料がよくきいたココナッツ入りのさくさくとした食感のビスケットで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 どれだけ馬鹿にされれば気がつくのだろうか?
 本当に度し難い状況だ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ベルリン・アレクサンダー広場』第1話

☆『ベルリン・アレクサンダー広場』第1話

 監督・脚本:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
 原作:アルフレート・デーブリーン
(2013年6月6日13時上映の回/元・立誠小学校特設シアター)


 あれは、院生時代の海外実習でのケルン滞在中のことだから、ちょうど20年前のことになる。
 ひょんなことから知り合ったある人物の部屋を訪ねることがあって、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー(亡くなってから10年ほど経っていた)についてあれこれ話を聴くことになった。
 まあ、聴くと言っても、ドイツ語ばかりか英語の会話能力も劣る人間ゆえ、両方ちゃんぽん、それも超スローモーな会話だったにもかかわらず、いかほど相手の話を理解できたかは怪しいかぎりであるが。

 で、その会話の中で、相手が熱心に薦めていたのが、『ベルリン・アレクサンダー・プラッツ』であった。
(確か、ほんの一部をその際に見せてもらった記憶がある)
 「長い」、けれど、「観ておけ」という相手の言葉に頷きはしたものの、ケルン滞在中からこの方、『ベルリン・アレクサンダー・プラッツ』を観る機会を、僕は残念ながら逸してきた。

 その『ベルリン・アレクサンダー・プラッツ(広場)』<「13話とエピローグ」によるテレビ映画>が、6月1日から元・立誠小学校の特設シアターでかかっているということで、今日になってようやくその第1話を観た。

 1920年代末のベルリン、ある罪で4年間服役していたフランツ・ビーバーコップ(ギュンター・ランプレヒトの存在感!)という男が刑務所を出所する。
 ところから話は始まるのだけれど、さすがはファスビンダー、第1話からとばすとばす。
 って、これは物語の展開のことじゃなくって、映画の造り、表現という意味で。

 ファスビンダーの描き出す諸々は、正直僕の好みには合わないものでもあるのだけれど、フランツ・ビーバーコップが体現する暴力性や狂気は、他人事他所事ではすませられない心のざわつきを僕に強く与える。

 果たして、フランツ・ビーバーコップの運命や如何?
 そして、ファスビンダーのあの手この手にも大いに興味が湧く。
 残る12話とエピローグをなんとか観ておきたい。
(21日まで上映中)
posted by figaro at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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