2013年06月03日

『昭和天皇のゴルフ』を読了し、『「蛮社の獄」のすべて』を読み始めた

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温も上昇し、暑さを感じる。


 横浜で開催されていた、第5回アフリカ開発会議・TICAD5が閉幕した。
 いろいろと考えることあり。


 昨夜、田代靖尚の『昭和天皇のゴルフ』<主婦の友社>を読了する。
 若き日の昭和天皇(や皇后、側近ら)とゴルフとの関係を、時代の変化を踏まえながら詳述した一冊だったが、こういう著書にありがちな孫びきひ孫びきの引用に留まらず、奈良武次(昭和天皇の侍従武官長)や河井弥八(侍従次長)の遺した記録に直接あたっている点に感心する。
 著者は、68歳にして東京大学文学部日本史学科の研究生とのことで、東大云々は置くとして、なるほどと納得した。


 続けて、田中弘之の『「蛮社の獄」のすべて』<吉川弘文館>を読み始める。
 高野長英や渡辺崋山らへの思想弾圧というとらえられ方をしてきた「蛮社の獄」の真相について、幕府の対外政策の変遷を踏まえつつ考察した一冊。
 研究書だから当然のこととはいえ、ここでも史資料への向き合い方に感心する。
 そして、史資料への向き合い方と戯曲やシナリオへの向き合い方には、非常に共通するものがあるとも強く思った。


 その後、アルフレッド・ブレンデルが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第1番〜第3番<PHILIPS>を聴いたりしながら、3時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第1番〜第8番<ARTE NOVA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『「蛮社の獄」のすべて』を読み進めたりする。
 本当は足を運びたい用件がいくつかあったのだが、体調が今ひとつだったため断念した。
 断念だけれど、仕方ない。
(ジンマンとチューリヒ・トーンハレ管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲は、クリアでスマートな演奏で、実に耳なじみがよい。ベートーヴェンってくどいから、と思っている人にも大いにお薦めしたい)


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、クラウディオ・アバド指揮ルツェルン祝祭管弦楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 ベートーヴェンの劇付随音楽『エグモント』全曲とモーツァルトのレクイエムが演奏されていた。
 『エグモント』でのブルーノ・ガンツのヒットラーばりの語りは意図的なものとしても、独唱者たちの重い歌いぶりにはどうにもなじめず。
 オーケストラや合唱は見通しのよい演奏を行っていたものの。


 続けて、アルフレット・ブレンデルが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第4番、第15番「田園」、第20番<PHILIPS>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『「蛮社の獄」のすべて』を読み進めたりする。


 今日も甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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