2013年06月29日

日月火水木金金の解体作業めが!

 晴天。
 昨夜は雨が降っていたが、いい青空言いお天気の一日となる。

 気温も上昇し、暑さが厳しい。
 暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれも熱中症にはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早くから、近所の解体作業がかまびすしい。
 日曜日だけはお休みながら、あとは日月火水木金金の勢いで作業を行っている。
 全くもって腹立たし。
 おまけに、真向かいのマンションもかまびすしい。
 真向かいのマンションの銭ゲバオーナー以下、有象無象に天罰天誅よ下れ!


 毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、実によろし。
 ああ、すっきりした!


 芥川也寸志指揮旧東京交響楽団が演奏した芥川さん自身の交響曲第1番&交響三章「トゥリニタ・シンフォニカ」、森正指揮旧東京交響楽団が演奏した同じく芥川さんの弦楽のための三楽章「トリプティーク」<EMI/タワーレコード>を三回続けて聴き、CDレビューをアップする。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。

 それにしても、東芝(EMI)の専属契約解除が一つの引き金となって旧東京交響楽団が解散し、楽団長の橋本鑒三郎が自殺に追い込まれてしまったことを考えれば、いろいろと複雑な思いのするCDでもある。


 仕事関係の作業を進めたり、亀和田武の『夢でまた逢えたら』<光文社>を読み進めたりする。


 17時過ぎに外出し、仕事関係の予定をすませ、ついでに夕飯用の買い物もして18時台に帰宅した。


 帰宅後、グレン・グールドが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第16番、第17番「テンペスト」、第18番<SONY/BMG>を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 NHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 NHKのアーカイブスから、ヴァイオリンの諏訪根自子と上田仁指揮東宝交響楽団が演奏したブラームスのヴァイオリン協奏曲(1949年11月28日、ラジオ第2放送「放送音楽会」の録音)が放送されていた。
 片山杜秀の話にもあったように、音質の悪さは如何ともし難いが、諏訪根自子の端整な演奏に触れることができたという意味で、貴重な録音だったとも思う。
 ちなみに、東宝交響楽団は旧東京交響楽団の前身にあたる。


 続けて、沼尻竜典指揮東京都交響楽団が演奏した日本管弦楽名曲集<NAXOS>を聴く。
 外山雄三のラプソディ、近衛秀麿編曲の越天楽、伊福部昭の日本狂詩曲、芥川也寸志の交響管弦楽のための音楽(森正指揮旧東京交響楽団による録音があって、タワーレコード盤のジャケットにも曲名だけは記載されているものの、カップリングはされず。10分程度の曲なんだから収録できただろうに…)、小山清茂の管弦楽のための木挽歌、吉松隆の朱鷺によせる哀歌が収録されている。
 それにしても、NAXOSの日本作曲家選輯はどうなっているのか?
 今年になってようやく山田一雄のアルバムが出たが。
 箕作秋吉、宮原禎次、呉泰次郎、そして林光さんの作品集は…。


 今日は、アンジュールの北海道みるくシューを食す。
 近くのドラッグランドひかりで、半額引き、税込み49円だったもの。
 濃厚な風味のミルククリームのシュークリームで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 「あったか ぶるぶるバー」という、ハンディマッサージ機が届く。
 ある景品として手に入れたもの。
 まあ、気持ちだけでも首、肩、背中のこりがどうにかなればいいのだが。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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芥川也寸志の交響曲第1番、交響三章、弦楽のための三楽章

☆芥川也寸志:交響曲第1番、交響三章、弦楽のための三楽章

 指揮:芥川也寸志(交響曲、交響三章)、森正(弦楽のための三楽章)
管弦楽:旧東京交響楽団
(1963年、1961年/アナログ・セッション録音)
<EMI/タワーレコード>QIAG-50106


 坂本九じゃないけれど、この世で一番肝心なのは素敵なタイミングだ。
(ここで九ちゃんがらみのブラックな言葉を一つ挟もうと思ったが、自粛する)

 僕が中学校三年生になって中古LPを集めたり、FM放送のエアチェックを行ったりと、クラシック音楽に本格的にはまり出した頃、芥川也寸志と黒柳徹子の掛け合いが微笑ましいNHKの『音楽の広場』が最終回を迎え、芥川さんは『N響アワー』の司会へと転じた。
 入門編から応用編へ。
 僕のクラシック音楽との向き合い方の変化と時を同じくして、これまたテレビにおけるクラシック音楽の説明の仕方、伝え方を変化させた芥川也寸志は、自分自身のクラシック音楽体験を語る際に、切っても切れない人物の一人ということになった。
 だから、今回とり上げるCDの初出盤が1987年に発売されたとき、迷わず購入することにしたのも、クラシック音楽を親しむきっかけを与えてくれた芥川さんへの敬意の念が大きく働いていたことは、言うまでもない。
 ちなみに、このCDは学生時代繰り返し愛聴していたのだが、ある人物に貸したままそれきりになってしまった。
 その後、LP時代と同様の交響曲第1番と交響三章のカップリングで再発されたことはあるものの、CD初出時のスタイルでリリースされるのは、約26年ぶりということになる。

 このCDには、芥川也寸志自身が指揮した交響曲第1番と交響三章「トゥリニタ・シンフォニカ」、森正が指揮した弦楽のための三楽章「トリプティーク」という、芥川さんにとって出世作、そして代表作と呼ぶべきオーケストラ作品が収められている。
 ロシア・ソヴィエト音楽からの影響丸出しなリズミカルで激しいアレグロ楽章(交響曲は、プロコフィエフの交響曲第5番を明らかに意識したもので、同じ作曲家の交響曲第8番と偽って聴かせても疑わない人がいるんじゃないか)と、東洋的な雰囲気を醸し出す叙情的な旋律との明快なコントラスト等、『八甲田山』や『八つ墓村』といった後年の映画音楽とも共通する、芥川也寸志の作曲の特性がよく示されていて、いずれも耳なじみがよい。
 特に、表面的には紳士然とした芥川さんの内面の躁的な部分が全開となっているように感じられてならない交響曲第1番の第4楽章や交響三章の祝祭的な終楽章は、聴いていて本当にわくわくどきどきしてくる。
 また、森正(1987年に亡くなった。と、言うことは、このCDの初出盤は、彼の追悼盤にもなっていたのか)が指揮したトリプティークも、一気呵成、実にかっこよい。

 交響三章など、湯浅卓雄指揮ニュージーランド交響楽団の演奏<NAXOS>と比較すれば、オーケストラの力量と音楽づくりの精度の高さという点では、残念ながらひけをとるものの、たがの外れ具合、音楽への熱の入り方という点では、こちらも負けてはいないと思う。
 イヤホンで聴くと、どうしても録音の古さは否めないのだが、リマスタリングの効果もあって、作品と演奏を愉しむのに、あまり不満は感じない。

 芥川也寸志の入門にはうってつけの一枚。
 税込み1200円という価格もお手頃だ。


 なお、交響曲第1番と交響三章が録音されたとされる1963年前後、東京交響楽団はRKB毎日・毎日放送の契約を解除され(1962年)、アサヒビール社長の山本為三郎が理事長を退陣し、東芝音楽工業との専属契約を解除され、東京放送・TBSからも契約を解除され(1963年)、ついに解散の発表をよぎなくされ、楽団長でトロンボーン奏者の橋本鑒三郎が自責の念から入水自殺を遂げることとなった(1964年)*。
 その後、東京交響楽団は自主運営の楽団として再建されるのだけれど(だから、あえて旧東京交響楽団と表記している)、日本のオーケストラが辿ってきた歴史を振り返るという意味でもこれは貴重なCDだろう。


*日本フィルハーモニー協会編著『日本フィル物語』<音楽之友社>より
posted by figaro at 16:15| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月28日

髪を切り、お米を買った

 どんよりとしたお天気の一日。

 気温はそこそこ上昇したか。


 昨夜、レオポルド・ストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団他が演奏したヨハン・セバスティアン・バッハのブランデンブルク協奏曲第5番他<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。

 で、体調が芳しくなかったため、ナインティナインのオールナイトニッポンを聴きながら眠りに就く。


 朝早くから、近所の解体作業がかまびすしい。
 目と鼻の先でギーギーガーガーやっているため、うるさいったらありゃしない。
 近所迷惑の極み、度し難し。


 KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』や芥川也寸志の交響曲第1番&交響三章、弦楽のための三楽章「トリプティーク」<EMI/タワーレコード>を聴く。


 NHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』で、トリノ・レッジョ劇場におけるチマローザの歌劇『秘密の結婚』公演(フランチェスコ・パスクヮッティ指揮)のライヴ録音を聴く。
 『コジ・ファン・トゥッテ』や『魔法の笛』など、同時代人であるモーツァルトっぽい雰囲気の音楽はありつつも、ううん、どこかがやっぱり違うんだとなあ、という感じ。
 重唱を巧く活かした作品ではあったけれど。
 歌手陣では、テノールのエマヌエーレ・ダグマンノがファン・ディエゴ・フローレスのような軽い声質の持ち主で印象に残った。


 午前午後と、仕事関係の作業を進める。


 浅見雅男の『不思議な宮さま』<文藝春秋>を読了する。
 皇籍離脱後は、一人の市民ということもあってか、東久邇宮内閣総辞職以降は、さらりと記されているだけだ。
 できれば、ひがしくに教をはじめとした戦後の奇行スキャンダルに関しても詳しく知りたくはあるのだが、これはまあ仕方ない。


 続けて、亀和田武の『夢でまた逢えたら』<光文社>を読み始める。
 亀和田さんがかつて出会った人たちとの想い出を軽妙に綴った一冊。
 面白し。


 体調は芳しくなかったが、16時半過ぎに外出し、近くのプラージュで髪を切る。
 短く刈ってもらって、ああ、すっきりした!

 それから、烏丸までセールのお米(10キロ)を買いに行き、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 帰宅後、ストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団他が演奏したファリャのバレエ音楽『恋は魔術師』&ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』の管弦楽編曲抜粋<SONY/BMG>を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 夕飯後、サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルが演奏したシェーンベルクの映画の一場面への伴奏音楽、室内交響曲第1番&ブラームスのピアノ4重奏曲第1番(シェーンベルク編曲)<EMI>、ドーマスが演奏した同じくブラームスのピアノ4重奏曲第1番<Virgin>を続けて聴く。
 パトリス・ルコント監督の『仕立て屋の恋』で効果的に使われた、ブラームスのピアノ4重奏曲第1番の第4楽章は、いずれのCDでも二回繰り返して聴いた。


 仕事関係の作業を進めたり、『夢でまた逢えたら』を読み進めたりする。


 今日は、オイシスの濃い味カスタードを食す。
 壬生のローソンストア100で、50円引きだったもの。
 濃厚なカスタードにグラハム生地を合わせた、カスタードの風味とねっちりした食感の洋菓子で、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月27日

同志社大学の学生支援課主催の映像ワークショップに足を運んだ

 雨天から晴天へ。


 昨日は、朝早めに起きて地下鉄でくいな橋まで行き、龍谷大学深草学舎で被害者学を受講する。
 その後、学舎内の食堂でランチをいただき、帰宅する。


 帰宅後、仕事関係の作業を進めたり、浅見雅男の『不思議な宮さま』<文藝春秋>を読み進めたりしたのち、地下鉄で今出川へ。
 同志社大学寒梅館クローバーホールに足を運び、7月7日と21日(いずれも日曜日)の13時半からと15時からの計4回予定されている、「今出川校地学生支援課主催映像ワークショップ上映会」で上映される作品の最終調整に参加させていただく。
 この企画は、唐津正樹監督とシマフィルムの田中誠一さんらを講師に迎え、同志社大学の映画サークル「映画研究会」と「FBI」のメンバーがお二人の指導を受けながら、二つのショートフィルムを作成するというもので、映画研究会の和田幸大監督による『神様ペンシル』とFBIの伊賀元彦監督による『ツマサキ』がその二本である。
(なお、いずれの作品も映画研究会とFBI双方のメンバーが加わって作成されている)
 この日は、完成に近い段階まで編集された作品を観たのち、上映会に向けてどのような調整が必要か唐津さん、田中さんより詳しく述べられていた。
 また、僕自身も演技に関してなど感想を述べさせてもらった。
 少しでもよい上映会となればと心より願う。

 その後、近くで開催された打ち上げに参加し、映画研究会、FBI双方の学生さんたちとあれこれ話しをする。

 さらに、シマフィルム京都オフィスに移動し、朝の7時過ぎまであれこれ話しをする。


 帰宅後すぐに眠りにつくが、近所の解体作業のかまびすしさに加え、急な体調不良もあってあまり睡眠がとれず。
 ただし、体調不良もあって寝床から起きることもできず。
 度し難し。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 一人暮らしはこういうときが辛い。


 バナナとヨーグルトだけで夕飯をすませ、仕事関係の作業を片づける。


 以上、昨日と今日の日記。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月25日

愚か者にはなりたくない!

 どんよりとしたお天気の一日。
 雨も降る。

 湿度が高い分、むしむしじめじめとしてあまり快ならず。


 昨夜、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進めたりする。


 朝早くから、またぞろ近所の解体作業がかまびすしい。
 うっとうしいったらありゃしない!!


 芥川也寸志指揮旧東京交響楽団が演奏した芥川さん自身の交響曲第1番&交響三章、森正指揮旧東京交響楽団が演奏した同じく芥川さんの弦楽のための三楽章「トリプティーク」<EMI/タワーレコード>を三度聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、浅見雅男の『不思議な宮さま』<文藝春秋>を読み進めたりする。


 正午過ぎに一度外出して仕事関係の用件を片づけたほか、夕方になって夕飯用の買い物のために再び外出した。


 夕飯後、山田一雄指揮旧日本フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第5番&プロコフィエフの交響曲第7番「青春」<タワーレコード>を聴く。
 プロコフィエフの交響曲第7番の第2楽章を聴くと、どうしても林光さんが作曲した大河ドラマ『山河燃ゆ』のテーマ曲を思い出してしまうなあ。
 そういえば、林光さんが亡くなってからもう一年半ほどにもなるのか。
 ああ。


 仕事関係の作業を進めたり、『不思議な宮さま』を読み進めたりする。
 『不思議な宮さま』は、実に面白し。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 垣根が低くなり、間口が広くなるということは、多くの人がそこに集まるという大きな利点を生む。
 しかしながら一方で、それは有象無象が「介入」しやすくなるという弊害を生む危険性を大いに秘めてもいる。
 まさしくバランス感覚が問われる問題だ。


 愚か者を支える者こそ一番の愚か者だ。
 愚か者にはなりたくない!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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四日続けての観劇

 曇天。
 雨も降る。

 気温は上昇、むしむしじめじめとして快ならず。
 ただし、夜になっていい感じで涼しくなる。


 昨夜、4時半まで仕事関係の作業を進める。


 朝早くから、近所の解体作業でまたぞろかまびすしい。
 いったいいつまでやってんだい!


 午前午後と、仕事関係の作業を進めたり、外出して仕事関係の予定をすませたりと、ばたばたした一日。


 移動途中、森まゆみの『千駄木の夏目漱石』<筑摩書房>を読了する。
 夏目漱石とその家族、弟子たちを中心に据えて綴られた千駄木の地域史だが、漱石の作品をどうしても読み返したくなってしまう。
 特に、千駄木時代に執筆された『吾輩は猫である』を。


 いったん帰宅後、浅見雅男の『不思議な宮さま』<文藝春秋>を読み始める。
 「東久邇宮稔彦王の昭和史」とあるように、日本史上唯一の皇族首相となった東久邇宮稔彦王の102年の生涯を追った一冊。
 これまた面白そうだ。


 17時半頃再び外出し、元・立誠小学校へ。
 音楽室で月面クロワッサンのvol.6『オレンジのハイウェイ』の最終公演を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。


 23時過ぎに帰宅し、仕事関係の作業を進める。


 以上、6月24日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 03:12| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

月面クロワッサン vol.6『オレンジのハイウェイ』(再見)

☆月面クロワッサン vol.6『オレンジのハイウェイ』(再見)

 作・演出:作道雄
(2013年6月24日19時開演の回/元・立誠小学校音楽室)


 初日に続いて、月面クロワッサン vol.6『オレンジのハイウェイ』の最終公演を観た。

 基本的な感想は、初日の観劇記録に譲るが、公演を重ねた分作品の要所がより明確になって笑いも増えていた反面、楽日ということもあってか、演者陣の疲れ、粗さも散見されたのは残念だった。
 そうした中で、丸山交通公園の奮戦ぶりが目を引いた。
 久方ぶりの友達図鑑の公演が、すこぶる愉しみである。

 で、まだ大阪公演を残していることもあり、作品の詳細については触れないけれど、初日の観劇記録にも記した通り、この『オレンジのハイウェイ』は、卓越したプロデュース能力の持ち主でもある作道雄の創作的志向と彼が考える月面クロワッサンの今後の方向性が如実に示された作品だと思う。
 そして、これまた初日の観劇記録に記したように、作道君の望む月面クロワッサンのステップアップのあり様を考えれば、彼がそうした志向と方向性をとることと、それに見合った演技を演者陣に求めることも十二分に理解できることである。

 ただ、それが果たして『オレンジのハイウェイ』という作品全体に、演者陣の演技に、巧く反映されていたかと問われれば、この京都公演に関してはまだ不完全な状態だったと言わざるをえない。
 むろん、そこには作道君の希求する作品世界に沿った演技を完璧には実現し得ない、現段階での演者陣の技術的な限界もあるだろう。
 だが一方で、演者陣の表面的ではない内面的特性と本質を今一つとらまえきれていない『オレンジのハイウェイ』のテキストと演出の問題も、やはり指摘しておかなければならないのではないか。
 確かに、先日の明倫ワークショップでも示されたような、作家・演出家の要求に柔軟に対応できる演技へのシフトチェンジが意図的に図られていることも事実だろうが、もしそうだとしても、いやだったらなおさらのこと、個々の演者への総合的で丁寧な評価に基づいた作品づくりが行われるべきだと、僕は思う。
 例えばそれは、ヲサガリや十中連合での小川晶弘より月面クロワッサンでの小川晶弘が光って見えるような、努力クラブでの稲葉俊より月面クロワッサンでの稲葉俊が光って見えるような作品づくり、と言い換えてもよい。
(ビジュアル面での印象や演技の質は置くとして、西村花織と森麻子の役回りは逆でも面白いのではないか。そうそう、偶然二人が出演しているので付け加えておくと、しようよの大原渉平君にも、こうした「逆転」を求めたい女性の演者のキャスティングを行っているときが時折あるような気がする)

 以前、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の喩えを、月面クロワッサンの観劇記録で持ち出したことがあったけど、それこそ作道君がみんなのためを思い、みんなと一緒に「細くない」蜘蛛の糸を昇っていこうとしても、「いやいや、そんなに慌てて昇らんでも」、「こんなの昇って大丈夫なの」、「いやあ、作道とは昇りたくないよ」となっては、せっかくの作道君の努力も水の泡となる。
 KBS京都のドラマ放映をはじめ、今後の可能性が徐々に開けているときだからこそ、月面クロワッサンという集団内での強固な共通認識の形成と緊密な意思疎通、そしてそれを受けての作品づくりを心から願ってやまない。

 最後に、限られた舞台空間を巧く活かした舞台美術(栗山万葉、南秋穂の補佐)が強く印象に残ったことを付記しておきたい。
posted by figaro at 02:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月23日

どんよりとしたお天気だった

 どんよりとしたお天気。
 雨も降る。

 気温はいくぶん上昇。
 むしむしじめじめとして、快ならず。


 昨夜、4時近くまで仕事関係の作業を進める。


 解体作業はお休みなれど、今度は真向かいのマンションが朝早くからかまびすしい。
 度し難し。
 銭ゲバオーナーに天罰天誅よ下れ!


 芥川也寸志の交響曲第1番&交響三章、弦楽のための三楽章「トリプティーク」<EMI/タワーレコード>を聴いたり、NHK・FMの『トーキング・ウィズ松尾堂』や『きらクラ!』(公開生放送の一部)を聴いたりする。


 仕事関係の作業を進めたり、森まゆみの『千駄木の漱石』<筑摩書房>を読み進めたりしたのち、14時半頃外出する。
 で、木屋町通の元・立誠小学校講堂で、夕暮れ社 弱男ユニットの『夕暮れ社、海のリハーサル』(村上慎太郎君作・演出)を観た。
 詳しくは、前回の観劇記録をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!!

 開演前終演後、関係各氏と話しをしたり挨拶をしたりする。


 終演後、仕事関係の予定をすませたのち、18時半頃帰宅した。


 帰宅後、芥川也寸志のCDを聴き、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』で、寺岡清高指揮大阪交響楽団が演奏したロットの交響曲第1番のライヴ録音を途中から聴く。
 なんとなくマーラー臭い曲だなあと頭を働かせて、ああロットかと気がついた。


 遅めの夕飯後、芥川也寸志のCDを聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『千駄木の漱石』を読み進めたりする。


 今日は、KINHDOのココナッツビスケットを食す。
 三条通のドラッグユタカで、税込み100円だったもの。
 ベトナム原産のココナッツビスケットで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 東京都議選は、予想通りの結果となりそうだ。
 なんだろうねえ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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夕暮れ社 弱男ユニット『夕暮れ社、海のリハーサル』

☆夕暮れ社 弱男ユニット<初夏のお芝居短編集>シリーズ第3弾
 『夕暮れ社、海のリハーサル』

 作・演出:村上慎太郎
(2013年6月23日15時半開演の回/元・立誠小学校講堂)


 ここ数年夕暮れ社 弱男ユニットが開催している<初夏のお芝居短編集>の第3弾、『夕暮れ社、海のリハーサル』を観に行って来たが、元・立誠小学校の講堂という広い会場を存分に活かしきった愉しい短編集に仕上がっていたのではないか。
 「海のテンション」のリハーサルに始まって、「海水浴」のリハーサル、「海写真」のリハーサル、「夏フェス」のリハーサル、「マーメイド」になりたい、「ことう」のケンコー骨、「準備運動」のリハーサル、「ポセイドン」になりたい、「うみ、しほ、トモダチ」、「海」のリハーサルと、10本の短いお芝居(もしかしたら、それはスケッチと呼んでもいいかもしれない)が続けて上演されていたのだけれど、まるでコント55号のごとき暴力性不条理性すら秘めたあの手この手に、ときに大笑いしたりときに苦笑いしたり、ときにしんみりしたりと、実に面白かった。

 で、海が舞台ということもあって、ラストに海の映像が大きなスクリーンにばんと映し出されるリーディング『ピュラデス』とどうしても比較しながら観てしまったのだが、あなたどストレートの海丸出しに対して、こなた一見安普請、その実よくよく考えられた舞台美術に、演者の演技という演劇的手法を駆使した抽象的な海のあり様一つとっても、パゾリーニが多くを学んだと言われるグラムシの「陣地論」をよりしっかりと実践しているのは、村上君と夕暮れ社 弱男ユニットの面々のほうじゃないのか、と思わずにはいられなかった。
 いや、ちょうど44歳の誕生日を数日前に迎えて、人生の砂時計の砂が落ちる音がさらに大きく聴こえてくるように感じられる自分自身にとって、川村さんが示した終息感(終末感ではない)とある種の死への憧憬(ルキノ・ヴィスコンティの『ヴェニスに死す』でおなじみな、マーラーの交響曲第5番の第4楽章:アダージェットの使用もこのことと大きく関わっていると思う。ちなみに、パゾリーニ自身は死を強制されたのだが)は、全く理解の外にあるものではない。
 けれど、やはり、笑いという糖衣をまぶしながらも、演劇に対して愚直に闘いを挑み続ける、村上君らの生命力というか、表現のエネルギーの強さのほうに、大きく心魅かれたこともまた事実なのである。
(と、言っても、もちろん脳天気に莫迦やってますってことじゃない。一筆書きですっと描き上げられたように見えて、けっこう細かい色付けがなされていることも、きちんと付け加えておかないと)

 稲森明日香、御厨亮、南志穂、向井咲絵の夕暮れ社 弱男ユニットの面々と、客演の伊勢村圭太、古藤望、小林欣也、降矢菜採、岩崎優希ら演者陣は、村上君の演出もあってだけれど、各々の特性魅力をよく発揮していたと思う。
 そして、藤居知佳子のベルカント!!
 正直、僕の声質の好みとは若干ずれているものの(でも、キリ・テ・カナワやバーバラ・ヘンドリックスなんかに比べれば藤居さんのほうが断然好き!)、なんちゃってじゃないしっかりした歌唱だった。
 話の流れに沿った選曲も抜群だったし。

 いずれにしても、ああ面白かった!!


 そうそう、最終公演のアフタートークは、なんとあの御厨貴先生がゲストとのこと。
 しまった、夜の回にしておくんだった!!!
posted by figaro at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『山靴の画文ヤ 辻まことのこと』を読み終えた

 どんよりとした感じはありつつも、青空も見えるお天気。

 気温はいくぶん上昇したか。
 それでも、まだ過ごしにくいというほどではなし。


 昨夜、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早くから、近所の解体作業がかまびすしい。
 土曜もへったくれもありゃしない。
 近所迷惑もよいところ。
 腹立たしいかぎりだ。


 午前中、毎週恒例の洗濯をすませる。
 そこそこの乾きか。
 まあ、仕方ない。


 芥川也寸志の交響曲第1番&交響三章、弦楽のための三楽章「トリプティーク」<EMI/タワーレコード>を2度繰り返し聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 駒村吉重の『山靴の画文ヤ 辻まことのこと』<山川出版社>を読了する。
 自らを固定することをせず、快活闊達を装った辻まことの生涯(この本で書かれた)には、どうしても自分自身の今と通じるものがあり、様々なことを考えてしまう。


 続けて、森まゆみの『千駄木の漱石』<筑摩書房>を読み始める。
 英国留学から帰国後、その地に居住した夏目漱石を中心として、明治時代の千駄木のあり様を綴った一冊。


 17時半過ぎに外出し、自転車で京都造形芸術大学へ。
 で、京都芸術劇場studio21で、リーディング『ピュラデス』を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 開演前終演後、関係各氏と話しをしたり挨拶をしたりする。

 そうそう、観劇記録にはあえて記さなかったのだけれど、ちょうど真後ろに座った人物に腹が立ったんだった。
 開演直前になっても、ビニール袋に入ったチラシ類を取り出してがさごそやっていて、いやな予感がしたら、案の定上演中もがさごそやっている。
 それがまずいと思ったか、ビニール袋をリュックの中に入れたはいいが、今度はこれががさごそとかまびすしい。
 しかも、静寂の場面になってもがさごそとやっている。
 これが、お芝居を観る経験の少ない、出演者のご家族だとか無料だしどれ観てみようかとやって来られた近隣にお住まいの方だとかだったら、まあ仕方ない。
 そりゃ、パゾリーニだものがさごそもやりたくなるかもしれないさ。
 だがこの人物、ワークショップなどでもよく見かけるし、以前は演劇関係のワークショップの発表公演にも出演してような人物なのである。
 そういった人物が、リーディングという「聴く」部分も大切な公演で、平気でこういうことをやる。
 演劇を観ることそのものより、そういったことに関わる自分の姿が好きなのではないかとすら思ってしまった次第。
 縁なき衆生は度し難し!!

 21時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、NHK・FMの『クラシックの迷宮』を途中から聴く。
 レナード・バーンスタインによるメシアンのトゥランガリラ交響曲とヴィルヘルム・フルトヴェングラーによるベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」の第4楽章のリハーサルが放送されていた。
 フルトヴェングラーの第9のリハーサルは、片山杜秀も語っていたように、吉田秀和が本番に接した1954年のバイロイト音楽祭における録音だ。

 続けて、芥川也寸志のCDを聴く。


 遅めの夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 今日は、ローソン系列の生シュークリームとリングケーキをリーディング公演前に食す。
 京都造形芸術大学近くのローソンストア100で、いずれも50円びきだったもの。
 特に、生シュークリームが美味しうございました。
 ごちそうさま!


 以上、6月22日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月22日

リーディング『ピュラデス』

☆リーディング『ピュラデス』

 作:ピエル・パオロ・パゾリーニ
 構成・演出:川村毅
(2013年6月22日19時開演/京都芸術劇場studio21)


 アナーキスト的心性の持ち主でダダイストの辻潤と、その後大杉栄のもとに走り彼ともに虐殺された伊藤野枝の長子辻まことの生涯を追った『山靴の画文ヤ 辻まことのこと』<山川出版社>を読み終えたばかりということもあってか、ピエル・パオロ・パゾリーニの戯曲『ピュラデス』のリーディング公演を観聴きしながら、戦前の日本ではコミュニストよりもアナーキストのほうがより厳しい弾圧を受けていたんだよなあ(なぜなら、アナーキストは国家そのものを否定するので)とか、もしパゾリーニが日本に生まれてコミュニストとなり、そのままの創作活動を行ったりでもしたら、それこそ「敗北の文学」ならぬ「敗北の映像」などと難癖をつけられた上で、異端分子のアナーキストのレッテルのもと除名処分を受けたんじゃなかろうかと、ついつい思ってしまった。

 まあ、それは戯言として、パゾリーニが執筆した『ピュラデス』(ばかりか、彼の遺した一連の作品)は、川村毅が公演パンフレットで記しているように、「執筆当時のイタリア社会への苛烈な批評」となっていることは、言うまでもない。
 リヒャルト・シュトラウスが『エレクトラ』のタイトルで楽劇化したことでも有名な、エレクトラとオレステスによる母親殺しのギリシャ悲劇を下敷きとした『ピュラデス』は、イタリア国内における、保守的な政治権力と密接に結びついたキリスト教による文化支配(何せ、キリスト教民主党なる政党が戦後長年イタリアの政権を担っていたんだもの)=労働者支配と、大資本による労働力強化、一方でコミュニズムの指示拡大による労使対立思想対立の激化を如実に反映した作品である。
 当然、露悪的な性的表現も、単なる芸術趣味としての涜神性によるものではなく、同性愛者であることを公言したパゾリーニの文化的社会的桎梏への痛烈な意志表明と考えなければならないだろう。
 そして、川村さんがこれまた記しているように、この『ピュラデス』は、形は異なると言えども、現在の日本の諸状況に通底するものがあるという意味で、大いにアクチュアルな作品であると僕も思う。

 しかしながら、そうした川村さんの言葉やテキスト自体とは裏腹に、今回のリーディング公演(単に台本を読むだけではなく、映像や簡潔な演技等、川村さんらしい仕掛けも施されていた)そのものに覚えたことは、アクチュアル云々かんぬんというより、全てが過ぎ去ってしまったというか、もう終わってこれからがないというか、円環が閉じられたというか、ある種の終息感であった。
 一つには、パゾリーニと同じイタリア出身の巨匠が撮影した有名作品をすぐにも思い出させるようなクラシックの名曲(まさか、伊丹十三監督の『タンポポ』からじゃないよね。役所広司と黒田福美!)がふんだんに使用されて、カタルシスが喚起されていたことも大きいのだろうけど。

 演者陣では、イントネーションなどでいくつか気になる点があったものの、オレステス役の田中遊とアテナ役の武田暁の存在感と丁寧なリーディングに好感を覚えた。
 また、天使役・エウメニデス役の森田真和も強く印象に残った。
(ところで、田中さんと森田さんのキャスティングは、たぶん杉原邦生演出の『エンジェルス・イン・アメリカ』によるものと考えられるのだが、公演パンフレットのキャストの経歴のところでお二人ともそれが省かれている。いったいどうしてだろう?)
 ほかに、京都造形芸術大学生の原田佳名子、田中祐気、福久聡吾らも出演。
 彼女彼らの研鑚のあり様がよくわかる演技で、今後が愉しみだ。
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雨にも負けず外出した

 雨天。
 雨が続く。

 気温は上昇せず。
 じめ涼しい一日だった。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、ナインティナインのオールナイトニッポンや芥川也寸志の管弦楽曲集<EMI/タワーレコード>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 芥川也寸志の管弦楽曲集は、イヤホンを使って聴くと演奏音質両面での細部の粗さを感じないでもなかったが、それでも購入してよかったという気持ちには変わりがない。
 芥川さんの遺した映画音楽のことなども思い出しつつ、音楽を愉しむ。


 KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』や芥川也寸志のCDを聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、駒村吉重の『山靴の画文ヤ 辻まことのこと』<山川出版社>を読み進めたりする。


 お昼過ぎに外出し、仕事関係の予定をすませる。


 いったん帰宅して仕事関係の作業を進めたのち外出し、木屋町通の元・立誠小学校へ。
 音楽室で、月面クロワッサンのvol.6『オレンジのハイウェイ』(作道雄君脚本・演出)を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 開演前終演後、作道君や出演者の面々をはじめ関係各氏と話しをしたり、挨拶をしたりする。

 で、夕飯をすませて22時半過ぎに帰宅した。


 帰宅後、芥川也寸志のCDを2度聴いたりしながら、観劇記録の下書きと投稿を行ったり、仕事関係の作業を進めたり、『山靴の画文ヤ 辻まことのこと』を読み進めたりする。


 今日は、ダイエーのとろ〜り抹茶シュークリームを食す。
 グルメシティで、税込み68円だったもの。
 抹茶クリーム入りのシュークリームで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 以上、6月21日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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月面クロワッサン vol.6『オレンジのハイウェイ』

☆月面クロワッサン vol.6『オレンジのハイウェイ』

 脚本・演出:作道雄
(2013年6月21日19時開演の回/元・立誠小学校音楽室)

 *劇団からのご招待



 市川崑や岡本喜八、増村保造らが自らの作品の登場人物に、あっと言う間もあらばこそ、一気呵成速射砲の如く、次から次へと台詞を吐き続けさせたことは、高度経済成長直前の表層的な時代や社会の変化に対する諧謔精神の表われであったり、深い憤りの表われであったりしたわけだけど、月面クロワッサンにとって6回目の本公演となる『オレンジのハイウェイ』で作・演出の作道雄が見せた演者陣のスピーディーなテンポによる台詞のやり取りは、そうした先人たちとは異なって、まさしく疾走する希望とでも呼びたくなるような明度が高くて、軽さを帯びたものだった。

 舞台は高速道路、ひょんなことから出会った人たちが、ある目的に向かって動き始め…。
 と、これ以上は書いちゃいけないな。
 速いテンポの台詞の積み重ねの中から、物語の結構が徐々に明らかになっていくという構成で、後味の悪さのない、小気味のよい作品に仕上がっていた。
 初日ということで、アンサンブルの練りの足りない部分が見受けられたのも事実だが、これは公演を重ねるごとにどんどん精度を増していくことだろう。
 また、登場人物たちの置かれた状況や彼彼女らが口にする言葉想いが、作道君や月面クロワッサンの面々としっかり重なり合っている点は「私戯曲」の趣きがあって面白かったし、丸山交通公園や山西竜矢ら演者個人の見せ場を用意はしつつも、基本的には上述したようなテンポ感でかっちりと統制のとれた作劇をはかっている点は、今後の劇団の方向性(どのようなお客さんに向けて、何を観せ何を伝えるか)を明確に示した作道君の「創作方法論」、「マニフェスト」となっているように感じられてとても興味深かった。
(これまで作道君の作品に現れていたある重要なモティーフが封印されていることも、たぶんこのことと関係しているかもしれない)
 そして、そうした方向性を示すことと、そうした方向性に合わせた演技を演者陣に求めることは、月面クロワッサンの今後のステップアップを考えれば当然のことであるとも、僕は思った。

 ただ、だからこそ、公演の本番に到るまでの時間がもっと有効に活かされることを強く望まないでもない。
 それは、より速く脚本の第一稿を完成させ、プレプレビュー公演(内覧)を実施した上で改訂作業を行うことによって、演者陣の特性がより深くとらまえられ登場人物の背景陰影がさらに細かく表現された密度の濃い脚本と精度の高いアンサンブルを造り出していく、という風に詳しく言い換えることもできるだろう。
 作道君や月面クロワッサンの面々が、例えば、吉本新喜劇のような日々の公演によって培われた演技と芸とアンサンブルの瞬発力に重きを置く団体を目指していくのであればまた話は別だけれど、少なくとも作道君の求めているものは、より完成度の高いウエルメイドなシットコム(シチュエーションコメディ)なのではないか。
 もしそうであるならば、来年1月に予定されている次回京都公演に関しては、ぜひそういった点に充分留意してもらえればと願わずにいられない。

 丸山君や山西君、小川晶弘、稲葉俊、太田了輔、横山清正ら演者陣は、作品世界によく沿う努力を重ねていた。
 僕自身は、黙っている場面、それもほとんど身体を動かしていない場面での、西村花織や森麻子の表情が、彼女ら本人の真情本質を垣間見せているようで非常に印象に残った。
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2013年06月20日

はれて44歳 晴れてはいなかったけど

 今日は誕生日。
 はれて44歳となった。
 と、言うことは、50歳まであと6年しかないということだ。
 一日一日を本当に大切にしていかなければ。
 そして、絶対に死を忘れないこと。


 多くの方々より、お祝いのメールやメッセージをいただきました。
 心より感謝をいたします。
 本当にありがとうございます。


 雨天。
 雨降りの一日。
 これも恵の雨と信じよう。

 気温は上昇せず。
 ただし、湿度が高い分、じめ涼しい感じが強く、思ったほど快ならず。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜日付けが変わってから、駒村吉重の『山靴の画文ヤ 辻まことのこと』<山川出版社>を読み始める。
 ダダイスト辻潤と、伊藤野枝(大杉栄と結ばれ、虐殺されたあの)の長子として生まれ、イラストレーションや文筆稼業を生業としつつ、その独特な人柄で多くの人々を惹きつけた辻まことの生涯について追った一冊。
 タイトルは辻まことが、山を愛し、山にまつわる画文集を遺したことからそうつけられた。
 それにしても、まま「いったい何者?」と問われ続けている自分という人間が、何かに固定し固定されるのではなく、「自由」に生きようとした辻まことの人生にちょうど44回目の誕生日に触れ始めるとは、正直驚きであるのだけれど、僕自身には残念ながらまだ辻まことのような覚悟は持てていない。
 「何者?」と呼ばれることに開き直れず、ひとっことに徹する人たちに強い尊敬の念と後ろめたさを抱き続けているのだ。

 その後、3時半近くまで仕事関係の作業を進める。


 せっかくの誕生日、フランス出身のソプラノ、パトリシア・プティボンがイヴ・アベル指揮リヨン国立歌劇場管弦楽団の伴奏で歌ったフランス・オペラ・アリア集『フレンチ・タッチ』<DECCA>、ピアノのファジル・サイが弾いたハイドンのピアノ・ソナタ第37番、第43番、第35番、第31番、第10番<naïve>とモーツァルトのピアノ・ソナタ第13番、キラキラ星(『ああ、ママに言うわ』)変奏曲、ピアノ・ソナタ第10番、第11番「トルコ行進曲付き」<WARNER>という、いっとう大好きなCDを続けて聴く。
 『フレンチ・タッチ』は、プティボンの魅力が全開のはっちゃけたアルバム。
 特にトラック13以降のいっちゃった3曲は、必聴だ。
 一方、ハイドンとモーツァルトの2枚のCDは、ファジル・サイの活発闊達な演奏に魅かれる魅かれる。
 何度聴いても愉しいCDである。


 午前中午後と、仕事関係の作業を進めたり、『山靴の画文ヤ 辻まことのこと』を読み進めたりする。


 お昼過ぎに外出し、大切な予定をいくつかすませる。
 ついでに夕飯をすませ、美味しいケーキを食することもできた。
 ごちそうさまでした!

 帰りがけ、タワーレコードでCDを購入し、21時半過ぎに帰宅した。


 帰宅後、購入したばかりの芥川也寸志指揮旧東京交響楽団が演奏した芥川自身の交響曲第1番&交響三章、森正指揮旧東京交響楽団が演奏した同じく芥川也寸志の弦楽のための三楽章「トリプティーク」<EMI/タワーレコード>を繰り返し聴く。
 実はこのCD、1987年に発売されたものを愛聴していたのだが、学生時代借りパクされて以来、ずっと手元にないままだった。
(その後、交響曲第1番と交響三章というLP本来の形で再発されたことはあったが、CD初出時のカップリングでは、25年以上ぶりのリリースとなる)
 リマスタリングの力も大きいのだろうけど、まずもって感心したのは音質のよさ。
 作品を識り愉しむという意味で、全く不満を感じない。
 また演奏のほうも、例えば交響三章を湯浅卓雄指揮ニュージーランド交響楽団のNAXOS盤と比較すれば、確かにオーケストラの精度、音楽づくりのまとまりのよさではそちらに軍配を挙げざるをえまいが、切り込みの鋭さ、緊張感という点では、こちらも全く負けてはいない。
 森正指揮の「トリプティーク」も、実にシャープな演奏で、聴き応え充分である。
 これは購入して大正解だった。


 仕事関係の作業を進めたり、『山靴の画文ヤ 辻まことのこと』を読み進めたりする。


 明日がいい日でありますように!
 そして、これからの一年がいい一年でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月19日

雨、よく降るなあ

 雨天。
 激しい雨の一日。

 気温はそれほど上昇しなかったものの、湿度が高く、じめじめとして快ならず。


 昨夜、3時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きていくつか用件を片づけてから外出し、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学深草学舎で被害者学を受講する。

 講義終了後、学舎内のグリルでランチをいただき、ついでに夕飯用の買い物もすませて14時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、ピアノのマルク・アンドレ・アムランが弾いたジェフスキの『不屈の民』変奏曲他<hyperion>、アメリカ出身のソプラノ、バーバラ・ボニーがアンドレ・プレヴィンのピアノ伴奏で歌ったアメリカの作曲家の歌曲集『アメリカン・ソングス』<DECCA>、ピアノのポール・クロスリーが弾いたドビュッシーの練習曲集他<SONY>を聴く。
 『不屈の民』変奏曲は、チリの革命歌を主題にした1時間ほどの大作。
 メッセージ性はもちろんのこと、音楽的趣向にも富んだ変奏曲で、20世紀のディアベッリ変奏曲(ベートーヴェン作曲)と評したくなる。
 アムランの演奏も見事というほかない。
 ほかに、学生時代何度も歌った『ダウン・バイ・ザ・リバーサイド』(反戦的な内容)のピアノ編曲版が収められているのも嬉しい。
 『アメリカン・ソングス』は、プレヴィン自身やコープランド、アルジェント、バーバーらの歌曲を集めたアルバムで、プレヴィンの細やかな伴奏に支えられ、ボニーが澄んで伸びやかな歌声を披歴している。
 彼女の声が急激に劣化してしまう前の録音だ。


 仕事関係の作業を進める。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMで、チョン・ミュンフン指揮NHK交響楽団の定期公演の実況中継を聴く。
 モーツァルトのピアノ協奏曲第21番(チョ・ソンジンの独奏)、マーラーの交響曲第5番が演奏されていた。
 マーラーの交響曲第5番は、エネルギッシュでパワフル、なおかつ音楽のツボをよく押さえた演奏だった。


 続けて、クロスリーが弾いたドビュッシーのベルガマスク組曲他<SONY>を聴く。
 クロスリーのドビュッシーは、雰囲気頼みとは正反対の楽曲の構造をよくとらまえた演奏だと思う。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、渡邊大門さんの『戦国誕生』<講談社現代新書>の拾い読みをしたりする。


 今日は、森永の焼きプリンを食す。
 業務スーパーで、税込み68円だったもの。
 オーソドックスな焼きプリンで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 夜になっても雨、雨、雨。
 よく降るなあ。


 なんでも他人のせいにするような人間にはなりたくないものである。
 自省あるのみ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月18日

どんよりとしたお天気の一日 『幸いは降る星のごとく』を読み終えた

 どんよりとしたお天気の一日。
 雨降りになる。

 気温はいくぶん下がったものの、湿度が高い分、むしむしとして快ならず。


 昨夜、ニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン他が演奏したパーセルの歌劇『妖精の女王』第4幕、第5幕/CD2枚目<TELDEC>、『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、4時近くまで仕事関係の作業を進める。


 気圧の関係もあってか、あまり体調が芳しからず。
 加えて、朝早くから近所の解体作業に真向かいのマンションがどうにもこうにもかまびすしい。
 腹が立って仕方がないやね!


 ウィリアム・クリスティ指揮レザール・フロリサン他が演奏したモーツァルトの歌劇『後宮からの逃走』全曲<ERATO 2枚組>を聴く。
 クリスティーネ・シェーファー、イアン・ボストリッジ、そしてパトリシア・プティボン(ただし、台詞部分は別)ら清新な歌唱陣もあって、実に聴き心地のよい演奏に仕上がっている。
 この作品のファーストチョイスとして大いにお薦めしたい。


 仕事関係の作業を進めたのち外出し、仕事関係の用件を片づけ、ついでに夕飯用の買い物もすませる。


 帰宅後、ポール・グッドウィン指揮アカデミー・エンシェント・オブ・ミュージック他が演奏したモーツァルトの歌劇『ツァイーデ』<ハルモニアムンディ・フランス>、ペーター・ノイマン指揮コレギウム・カルトゥジアヌム、ケルン室内合唱団他が演奏した同じくモーツァルトのミサ曲ハ短調&キリエ<EMI>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、橋本治の『幸いは降る星のごとく』<新潮社>を読み進めたりする。
 なお、『ツァイーデ』は未完のジングシュピール(歌芝居)で、『後宮からの逃走』の下敷きとなった作品である。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭における、クラリネットのシャロン・カムやヴァイオリンのイザベル・ファン・クーレンらによる室内楽コンサートのライヴ録音を聴く。
 モーツァルトとブラームスのクラリネット5重奏曲が演奏されていた。


 続けて、ペーター・ノイマンらによるモーツァルトのレクイエム&アヴェ・ヴェルム・コルプス、戴冠式ミサ曲他<ともにEMI>を聴く。
 ピリオド楽器やピリオド・スタイル云々がどうこう以前に、ケルン室内合唱団の清澄な合唱に魅かれる。
 テノールのクリストフ・プレガルディエンをはじめとした独唱陣も、ペーター・ノイマンの音楽づくりにぴったりだ。
(ペーター・ノイマンらの存在を正確に知ったのは、今からちょうど20年前のヨーロッパ滞在を終えたのちで、ケルンに住んでいたというのに、彼彼女らの演奏を聴き逃してしまった。コンチェルト・ケルンやプレガルディエンとフォルテピアノのアンドレアス・シュタイアーのコンビを聴き逃してしまったことともに、未だに悔やんでも悔やみきれないことの一つである)


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『幸いは降る星のごとく』を読了する。
 『幸いは降る星のごとく』は、かつての『桃尻娘』シリーズを想起させる諧謔味と饒舌さに富んだ作品だった。
 ただし、『「三島由紀夫とはなにものだったのか』で表わされた橋本治の鋭さが垣間見える作品となっていることも、やはり確かである。
 ちなみに、タイトルはゾルゲ事件で処刑された尾崎秀美の書簡集『愛情はふる星のごとく』によるものだろう。

 ほかに、渡邊大門さんの『戦国誕生』<講談社現代新書>の拾い読みをする。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 夜になっても、真向かいのマンションがかまびすしい。
 銭ゲバオーナーに天誅天罰を!!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月17日

『読まずにはいられない』と『あめりかむら』を読み終えた

 晴天が続く。
 どんよりとした感じはありつつも、青空の見える一日だ。

 気温も上昇し、暑さが厳しい。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれも熱中症にはお気をつけくださいね。


 昨夜、北村薫の『読まずにはいられない』<新潮社>を読了する。
 折り目正しい文章の中から、本格派ミステリに対する強い愛情が垣間見える北村さんらしいエッセイ集となっていた。
 ああ、面白かった!

 その後、youtubeに投稿されたジョン・レイサム=ケーニヒ指揮フランドル交響楽団が演奏したベリオの(ボッケリーニによる)『マドリードの夜の帰営ラッパ(夜警の行進)』、グスターボ・ドゥダメル指揮ロスアンジェルス・フィル、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル、アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団がそれぞれ演奏したロッシーニの歌劇『どろぼうかささぎ』序曲、バリトンのトーマス・ハンプソンが歌ったロッシーニの歌劇『セヴィリアの理髪師』から「私は町のなんでも屋」を聴いたりしながら、4時近くまで仕事関係の作業を進める。
 ドゥダメル指揮の『どろぼうかささぎ』序曲は、オーケストラの機能性を活かし音楽の勘所をよくつかんだグラマラスな演奏。
 ただし、正直なところあまりわくわくはしない。
 村上春樹がこの演奏しか聴かなかったら、もしかしたら『ねじまき鳥クロニクル』は生まれなかったんじゃないか、などとも思ってしまう。
 一方、トスカニーニ指揮による演奏は、前のめりで威勢がよい。
 多少の表面的な粗さもなんのその、とてもわくわくする。
 どのような状況下で演奏されたか(例えば、コンサートの前座か否か)も大きいだろうが、加えて「劇場感覚(経験)」の有無も大きいんじゃないかと感じる。
 ハンプソンの「私は町のなんでも屋」は、ロッシーニ記念のコンサートでのもの(ロジャー・ノリントンの指揮)と、メトロポリタン歌劇場でのヨハン・シュトラウスの喜歌劇『こうもり』中のガラ・コンサート(ジェイムズ・レヴァイン指揮)でのものの二種類を聴く。
 イタリア云々とは異質のものだろうが、いずれもハンプソンの陽性で闊達な歌いぶりが魅力的だ。
 そうそう、メトのほうでは先代の名フィガロ、ヘルマン・プライ(老けてる)が後ろのほうに座ってハンプソンの歌をじっと耳にしている姿も興味深かった。


 日曜日明け、朝早くからまたぞろ近所の解体作業がかまびすしい。
 なんともかとも。


 テノールのクリストフ・プレガルディエンとフォルテピアノのアンドレアス・シュタイアーが演奏したシューベルトのシラーの詩による歌曲集<ドイツ・ハルモニアムンディ>、ミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラが演奏した同じくシューベルトの交響曲第5番&序曲集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 シラーの詩による歌曲集は、物語性の強いバラードを集めたアルバム。
 リートのようなポピュラリティにはいささか不足するものの、プレガルディエンとシュタイアーによる細部まで目の詰まった精緻な演奏もあって聴き応えは充分である。
 ガイック指揮のCDは、交響曲第5番も悪くないが、世界初録音を含む序曲集が聴きものだろう。


 14時過ぎに外出し、仕事関係の用件をすませたのち、下京図書館へ。
 『読まずにはいられない』、松浦寿輝の『不可能』<講談社>、駒村吉重の『君は隅田川へ消えたのか』<同>、北尾トロの『中野さぼてん学生寮』<朝日新聞出版>を返却し、予約しておいた石田千の『あめりかむら』<新潮社>、橋本治の『幸いは降る星のごとく』<同>、駒村吉重の『山靴の画文ヤ 辻まことのこと』<山川出版社>、森まゆみの『千駄木の漱石』<筑摩書房>、浅見雅男の『不思議な宮さま』<文藝春秋>を新たに借りる。


 帰宅後、ピアノのエリック・ル・サージュとステファン・ドネーヴ指揮リエージュ・フィル他が演奏したプーランクのピアノ協奏曲集<RCA>と、ル・サージュを中心としたメンバーが演奏した同じくプーランクの室内楽曲全集<同>2枚組を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『あめりかむら』を読み進めたりする。


 所用があって、夕飯前に再び外出する。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭におけるトーマス・ヘンゲルブロック指揮北ドイツ放送交響楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 ヘンゲルブロックと語り(ペール・ギュント)を務めるクラウス・マリア・ブランダウアーによって編纂された、グリーグの劇音楽『ペール・ギュント』が放送されていた。
 ちなみに、ブランダウアーはオーストリア出身の名優で、超能力者の悲劇を描いた『ハヌッセン』の主人公役が特に印象的だ。


 続けて、フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管弦楽団他が演奏したメンデルスゾーンの劇音楽『夏の夜の夢』&序曲『フィンガルの洞窟』<ハルモニアムンディ・フランス>、ニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン他が演奏したパーセルの歌劇『妖精の女王』の第3幕まで/CD1枚目<TELDEC>を聴く。
 パーセルの作品もまた、シェイクスピアの『夏の夜の夢』を題材にした作品である。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『あめりかむら』を読了する。
 端正で折り目正しい文章の中に、深い襞、大きな翳りがあるといった作品が続く。
 最後に収められた『大踏切書店のこと』だけが、他の作品と異なりほっこりとした感じがあるなと思っていたら、これが作者のデビュー作(古本小説大賞受賞作)とのことだった。


 続けて、『幸いは降る星のごとく』を読み始める。
 モデルの想像も難くない女性芸人たちの生態を通して、今現在の人情風俗を的確にとらえたクロニクル的意味合いも含んだ小説か。
 橋本治らしい。


 今日は、東ハトのキャラメルコーンを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み73円だったもの。
 オーソドックスなキャラメルコーンで、ローストピーナッツともどもなかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月16日

父の日 新作映画の打ち合わせ等、充実した一日だった

 昨日とは打って変わって、晴天の一日。
 いいお天気、いい青空になる。

 気温も上昇し、暑さが厳しい。
 ただし、湿度が低い分、若干過ごしやすくもあったのだが。


 昨夜、テノールのクリストフ・プレガルディエンとフォルテピアノのアンドレアス・シュタイアーが演奏したシューベルトの歌曲集『美しき水車小屋の娘』<ドイツ・ハルモニアムンディ>を聴いたりしながら、3時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 午前のうちに、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、実によろし。
 ああ、すっきりした。

 途中外出し、近くに開店したクリーニング屋へYシャツを出しに行く。
 オープン記念のくじで、ミネラルウォーター(2リットルのペットボトル)2本をもらう。
 何か少し申し訳ない気がする。


 帰宅後、父の日ということで実家に電話をかけ、父、母としばらく話しをする。
 二人とも元気そうで何よりだった。
 そして、もっと頑張らなければと改めて思う。


 その後、NHK・FMの『トーキング・ウィズ松尾堂』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、北村薫の『読まずにはいられない』<新潮社>を読み進めたりする。


 13時台に外出し、近くのマクドナルドへ。
 京都精華大学2回生の川島悠輝監督、山村魁士助監督、スタッフの川村紗穂さんと8月初頭に撮影の作品に関して打ち合わせを行う。
 意欲的な作品になりそうで、実に愉しみだ。


 いったん帰宅し、仕事関係の連絡作業を行う。


 16時半に再び外出し、烏丸方面へ。
 いくつか大切な用件をすませ、ついでに夕飯もすませ、21時少し前に帰宅した。


 帰宅後、プレガルディエン&シュタイアーのコンビによるシューベルトのゲーテの詩による歌曲集<ドイツ・ハルモニアムンディ>を聴く。
 『美しき水車小屋の娘』ともども、プレガルディエンの透明感あふれて精緻な歌唱とシュタイアーの劇性に富んで雄弁なフォルテピアノのコンビネーションが、とても魅力的だ。
 ちょうど20年前となるケルン滞在時に、このコンビの最盛期の演奏を聴き逃したことはかえすがえすも残念だけれど、その後しばらくして京都コンサートホールで『冬の旅』を聴けたのは、本当によい記憶となっている。
 そうそう、このコンビの最盛期に大好きな『鳩の便り』が録音されなかったのも、どうにも残念なことだ。


 仕事関係の作業を進めたり、『駈落ち訴え』について考えたり、『読まずにはいられない』を読み進めたりする。


 今日は、東京カリント製菓・おやつごろのはちみつミルクドーナツを食す。
 近くのローソンで購入したもの(税込み105円)。
 抑えた甘さのやわらかな食感のドーナツで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月15日

梅雨らしい一日 片頭痛に悩まされる

 雨降り。
 梅雨らしいどんよりとしたお天気の一日。

 気温はいくぶん下がったものの、湿度が高い分、むしむしじめじめとして快ならず。


 気圧の関係もあってか、朝から片頭痛がひどし。
 本当はお昼間、元・立誠小学校の特設シアターに行って『ベルリン・アレクサンダー広場』の続きを観たのち、伊丹のAI・HALLまで行ってニットキャップシアターの『少年王マヨワ』を観るつもりだったが、体調不良のため断念する。
 ああ。


 昨夜、3時半まで仕事関係の作業を進める。


 朝早くから、近所の解体作業がかまびすしい。
 やかましいったらありゃしない。
 片頭痛が増して、本当に腹立たしい。


 メゾ・ソプラノのチェチーリア・バルトリがアダム・フィッシャー指揮エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団の伴奏で歌ったサリエリのオペラ・アリア集<DECCA>、フォルテピアノのロバート・レヴィンとクリストファー・ホグウッド指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(AAM)が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ジュノム」&第12番、第17番&第20番、第15番&第26番「戴冠式」他<オワゾリール>を聴く。
 バルトリのアルバムは、サリエリというオペラ作曲家の高度な職人芸が十二分に発揮されている。
 バルトリのアクロバティックな歌唱も見事の一語だ。
 レヴィンとホグウッド指揮AAMのモーツァルトのピアノ協奏曲は、結局全集とならなかった。
 同じホグウッドとAAMのハイドンの交響曲集(これまた全集にならず)ともども、残念でならない。


 仕事関係の作業を進めたり、北村薫の『読まずにはいられない』<新潮社>を読み進めたりするが、片頭痛もあって巧く進めることができず。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 NHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 生誕100年となる、ポーランド出身の作曲家ヴィトルト・ルトスワフスキの特集が組まれていた。
 ルトスワフスキ指揮ポーランド放送交響楽団が演奏した交響的変奏曲や、ピアノのクリスティアン・ツィマーマンとルトスワフスキ指揮BBC交響楽団が演奏したピアノ協奏曲などが放送されていたのだけれど、1950年代に発表したポピュラー・ソング『ワルシャワのタクシー運転手』の新録音の放送が嬉しかった。


 続けて、バリトンのディートリヒ・フィッシャー=ディースカウがアリベルト・ライマンのピアノ伴奏で歌ったアイスラーの歌曲集<TELDEC>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『読まずにはいられない』を読み進めたりする。
 他に、若い女性のための『駈落ち訴え』という一人芝居を思いつき、プロットについて少し考える。


 今日は、パスコのおやつかすてらを食す。
 昨日、グルメシティで税込み70円に値下げされていて購入しておいたもの。
 かすてらと名乗っているが、これはどう味わってもスポンジケーキではないか?
 まあ、柔らかい食感と抑えた甘さで、なかなか美味しかったのでかすてらであろうがなかろうが無問題ではあるのだけれど。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月14日

怪童尾崎行雄が亡くなった

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 厳しい暑さが続く。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれも熱中症にはお気をつけくださいね。

 今日も朝早くから近所の解体作業がかまびすしい。
 電気代節約のためもあって、まだエアコンは入れていないが、そろそろ我慢の限界か。


 元プロ野球選手(投手)の尾崎行雄が亡くなった。68歳。
 浪商高校の投手として甲子園に連続出場し、その剛腕ぶりに「怪童」の名を与えられる。
 その後、高校を中退して東映フライヤーズに入団し、新人王に選ばれるなど活躍した。
 なお、尾崎行雄という名前は同名の政治家(護憲の神様)によるものという。
 深く、深く黙祷。


 昨夜、KBS京都でナインティナインのオールナイトニッポンを聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 午前中は、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴く。


 午後は、ブルーノ・ヴァイル指揮カペラ・コロニエンシス他が演奏したウェーバーの歌劇『魔弾の射手』全曲<ドイツ・ハルモニアムンディ>、東京クヮルテットが演奏したヤナーチェクの弦楽4重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」&第2番「ないしょの手紙」&バルトークの弦楽4重奏曲第1番、第2番&第3番&第4番、第5番&第6番<RCA>を聴く。
 ヴァイル指揮の『魔弾の射手』は、ピリオド楽器、ピリオド・スタイルによる演奏で、清新な響きが印象的であるとともに、ドイツ的なローカリティーもよく表われている。
 一方、東京クヮルテットのヤナーチェクとバルトークの弦楽4重奏曲全集は、緊密なアンサンブルによるクリアでスマートな演奏。
 アーバニティー(都会性)という言葉がぴったりだ。


 仕事関係の作業を進める。


 北尾トロの『中野さぼてん学生寮』<朝日新聞出版>を読了する。
 過度に陥らない滑稽さと叙情性が、実に心地よい。
 ラストも秀逸。
 できればぜひ映画化してもらいたいものである。
 ああ、面白かった!


 続けて、北村薫の『読まずにはいられない』<新潮社>を読み始める。
 北村さんらしい、折り目正しいエッセイ集なり。


 体調、あまり芳しからず。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMでチョン・ミュンフン指揮NHK交響楽団の定期公演の実況中継を聴く。
 ベートーヴェンの交響曲第2番とロッシーニのスターバト・マーテルが演奏されていた。
 ベートーヴェンの交響曲は、いわゆるピリオド・スタイルとは一線を画すが、メリハリの付け方など、作品の特性をよく心得た演奏だったと思う。
 スターバト・マーテルは、オペラの天才ロッシーニらしい劇性に富んだ作品に仕上がっている。
 東京混声合唱団も、なかなかの好演だった。


 続いて、ピリオド楽器のチェロ奏者鈴木秀美が演奏したヨハン・セバスティアン・バッハの無伴奏チェロ組曲第1番&第4番&第5番、第3番&第2番&第6番<ドイツ・ハルモニアムンディ>を聴く。
 じっくりと聴くに相応しいアルバムだ。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『読まずにはいられない』を読み進めたりする。


 今日は、オイシスの純生マンゴーシューを食す。
 壬生のローソンストア100で、50円びきだったもの。
 マンゴクリームのシュークリームで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月13日

暑いったらありゃしない!

 晴天。

 気温も上昇し、暑さがとてつもなく厳しい。
 暑い暑い暑い暑い。
 暑いったらありゃしない!
 皆さん、くれぐれも熱中症にはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時近くまで仕事関係の作業を進める。


 朝早くから、近所の町屋の解体作業が行われる。
 ギーギーゴワンゴワンと、やかましいのなんの。
 向こう様には向こう様の理由ってもんがあるんだろうが、こんな暑い時期に解体作業なんて、近隣住民にとっても作業をやっている人たちにとっても迷惑千万以外の何物でもあるまい。
 度し難し。


 ブライデン・トムソン指揮ロンドン交響楽団が演奏したヴォーン・ウィリアムズのロンドン交響曲(交響曲第2番)&弦楽オーケストラのためのコンチェルト・グロッソ、交響曲第3番「田園」(イヴォンヌ・ケニーのソプラノ独唱)&オーボエ協奏曲(デヴィッド・セオドアのオーボエ独奏)、交響曲第5番&揚げひばり(マイケル・デイヴィスのヴァイオリン独奏)<いずれもCHANDOS>、ソプラノのバーバラ・ボニーやロバート・キング率いるキングス・コンソートらが演奏したパーセルの世俗歌曲集第1巻<hyperion>、エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団が演奏したブルックナーの交響曲第3番「ワーグナー」<TELDEC>を聴く。
 パーセルのアルバムは、なんと言ってもバーバラ・ボニーの透明感があって伸びやかで瑞々しい歌唱が聴きものだ。
 歌の性質もあってか、同じくソプラノのスーザン・グリットンと歌い分けているのだけれど、できればボニー一人に歌わせて欲しかった。
 インバルによるブルックナーは、初稿による演奏。
 第2楽章における、ワーグナーの『タンホイザー』からの引用が印象的である。


 仕事関係の作業を進めたり、北尾トロの『中野さぼてん学生寮』<朝日新聞出版>を読み進めたりする。
 『中野さぼてん学生寮』、実に面白し!


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 夕飯後、インバル指揮フランクフルト放送交響楽団が演奏したブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」と交響曲第9番<ともにTELDEC>を聴く。
 「ロマンティック」は、第3番同様初稿による演奏。
 通常聴きなれているものとは、相当音楽の造りが異なる。
 なお、第3番と第4番はCD初期にリリースされたもので、製造は西ドイツだが、CDそのもののプレスは日本で行われている。


 仕事関係の作業を進めたり、『中野さぼてん学生寮』を読み進めたりする。
 ほかに、色川武大の『寄席放浪記』<河出文庫>の拾い読みもした。


 今日は、山脇製菓の牛乳かりんとうを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み104円だったもの。
 牛乳で仕上げた蜜というものにはそれほどぴんとこなかったものの、上品な甘さのオーソドックスなかりんとうで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月12日

石森達幸が亡くなった ねこばばしたならまだしも…

 どんよりとした感じはありつつも、青空もしっかり見えるお天気だった。
 台風はいずこへ!?

 気温も上昇し、暑さがとても厳しい。
 そういえば、夏っぽい空だったもんなあ。
 皆さん、くれぐれも熱中症にはお気をつけくださいね。


 俳優の石森達幸が亡くなった。81歳。
 長崎県の端島(軍艦島)の出身で、テアトル・エコーの創設に加わるなど舞台で活動するとともに、テレビ・アニメの声優や洋画の吹き替えでも活躍した。
 新聞の訃報にもあったが、『ミスター味っ子』のブラボーおじさんが特に印象に残るか。
 深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、2時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 10時少し前に外出し、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学の深草学舎で、被害者学を受講する。

 講義終了後、学舎内のグリルでランチ(カツカレーの大盛り)をいただく。

 その後、遺失物を拾ったため派出所にそれを届けてから、仕事関係の予定をすませ、15時半頃帰宅した。


 帰宅後、ケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団が演奏したベートーヴェンのバレエ音楽『プロメテウスの創造物』抜粋&交響曲第3番「英雄」<SONY/BMG>、オトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリン他が演奏した同じくベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」<ETERNA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 駒村吉重の『君は隅田川に消えたのか』<講談社>を読了する。
 これが松本清張であれば、あくまでも仮定であると明示しながらも藤牧義夫の失踪とある人物とを大きく結びつけたのではないか。
 著者はそれをすることを厳しく自制しているように思われるが、ただある人物の、「私はかれが死んだと信じている。けれども死んだ証拠はないのだ」(これは、よくよく考えると、ぞっとする言葉でもある)という不可解なひとり語りを提示してはいる。
 いずれにしても、これは読んで大正解の一冊だった。
 ああ、面白かった!


 夕方になって再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 途中、車道にはみ出た人を避けようとして、自転車ごと転んでしまった。
 遺失物をねこばばしたならまだしも、届けてこれか…。


 夕飯後、シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団が演奏したレスピーギのブラジルの印象&バレエ音楽『風変りな店』<DECCA>とリカルド・シャイー指揮ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団他が演奏したベリオの管弦楽作品集<同>を聴く。
 レスピーギの『風変りな店』は、ロッシーニの作品を下敷きとしたもの。
 一方、ベリオのアルバムは、ボッケリーニの『マドリッドの夜の帰営ラッパ(夜警隊の行進)』を下敷きにした作品や、シューベルトの交響曲第10番による『レンダリング』、ブラームスのクラリネット・ソナタ第1番の伴奏をオーケストレーションしたものなどが収められている。
 いずれも、オーケストラの妙味を味わうことのできるCDだ。


 仕事関係の作業を進めたり、北尾トロの『中野さぼてん学生寮』<朝日新聞出版>を読み始めたりする。
 『中野さぼてん学生寮』は、法廷がらみの面白いノンフィクションでおなじみな北尾さんが、自身の学生時代を振り返って綴った自伝的小説である。
(もともとは、ノンフィクションだったらしい)
 これまた面白し。


 今日は、ローソンバリューラインのクーベルチュールチョコレートミルクを食す。
 壬生のローソンストア100で購入したもの。
 ココア風味のきいたミルクチョコで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月11日

きしめんではなく、おしめんだった

 台風3号の影響か、どんよりとしたお天気の一日。
 雨も降る。

 むしむしとして、むし暑し。
 やれやれ。


 昨夜、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、4時近くまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに、例のAKB機智害の男から電話がある。
 寝ぼけていたこともあってだが、CLACLA日記がきしめん、中瀬さんのきしめん、篠田麻里子がきしめんと、きしめんきしめんやかましいので、「きしめんは好かんね!うどんは好かん!」とかつての『連想ゲーム』の田崎潤のように大声で怒鳴りつけてやったら、怒って切ってしまった。
 よくよく考えてみたら、おしめんのことか。
 滑舌が悪過ぎらあ。
 きしめんにしか聴こえなかった。
 それにしても、僕はこうやって本気でぼけることがあるのだが、たぶんわざとやっているように思われているんだろうなあ。
(ちなみに、きしめんもうどんも嫌いではないが、腹立たしいのでそう口にしただけである)


 フォルテピアノのバート・ファン・オールトが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第16番、第14番、第17番他<COLUMNS>、オールトとピリオド楽器の奏者たちが演奏した同じくモーツァルトのピアノ4重奏曲集<同>、フォルテピアノのロバート・レヴィンとアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(AAM)のメンバーが演奏したモーツァルトとベートーヴェンのピアノと管楽器のための5重奏曲&ホルン・ソナタ(アンソニー・ハルステッド独奏)<DECCA>、バリトンのトーマス・ハンプソンがニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーンの伴奏で歌ったハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトのアリア集<Warner>を聴く。
 ハンプソンのアリア集には、モーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』の伯爵のアリアの異版が収められているが、アクロバティックな音の流れと彼の闊達な歌いぶりがぴったり合って聴きものである。


 仕事関係の作業を進めたり、1万円の使い道の6月後半分を書き進めたりする。


 松浦寿輝の『不可能』<講談社>を読了する。
 三島由紀夫を題材に扱った連作集だが、後半の急激な展開(ただし、伏線は張ってある)には若干筒井康隆の影を見た。
 僕自身が、それを求めているからかもしれないが。
 いずれにしても、ああ、面白かった!


 続けて、駒村吉重の『君は隅田川に消えたのか』<同>を読み始める。
 「藤牧義夫と版画の虚実」と副題にもあるように、昭和のはじめに活動しながら、24歳と8ヶ月にして消息を絶ち、その生死すらいまだにさだかでない版画家藤牧義夫の生涯と、彼がのこした作品の謎を追った一冊。
 これまた面白し。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 夕飯後、しばらく間を置いて、ウラディーミル・アシュケナージさん指揮ロイヤル・フィルが演奏したショスタコーヴィチの交響曲第8番他<DECCA>、リカルド・シャイー指揮フィラデルフィア管弦楽団が演奏した同じくショスタコーヴィチのダンス・アルバム<同>を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、1万円の使い道の6月後半分を書き終えたりする。


 『君は隅田川に消えたのか』を読み進める。
 藤牧義夫の作品に関する謎が、徐々に明らかにされるあたり、良質のミステリ小説を読んでいるかのようなぞくぞく感がある。
 あまりの面白さに、ついつい読み進めてしまった。


 今日は、甘いものを食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月10日

下京図書館に行った

 晴天からどんよりとしたお天気へ。
 ああ、ついに雨降りか。
 どうやら台風も接近しているらしいし。

 気温は今日も上昇し、蒸し暑い一日となる。
 暑い暑い。


 4時半ころまで仕事関係の作業を進め、起きたのは11時半を過ぎてから。
 この間何度か目が醒めたのだけれど、ついに起きるまでには至らなかった。
 ああ…。


 近所で家屋の解体作業が始まる。
 なんともかまびすし。


 モッツァフィアートが演奏したベートーヴェンの管楽アンサンブルのための作品集<SONY>、ブルーノ・ヴァイル指揮カペラ・コロニエンシス他が演奏したウェーバーの歌劇『アブ・ハッサン』全曲&交響曲第1番<ドイツ・ハルモニアムンディ>を聴く。
 ウェーバーの『アブ・ハッサン』は、歌に語りのついた「ジングシュピール(ドイツの歌芝居)」で、モーツァルトの『魔法の笛』っぽい音楽の箇所があるのも面白い。
 ピリオド楽器のオーケストラとピリオド・スタイルを意識した独唱者による演奏で、これはなかなかの聴きものではないか。


 仕事関係の作業を進めたり、笑の内閣の観劇記録や昨日の日記をブログに投稿したりする。


 西澤保彦の『赤い糸の呻き』<東京創元社>を読了する。
 作品の持つ雰囲気は好みなのだけれど、物語の展開や文章にどこか粗さを感じる。
 例えば、若竹七海の作品の持つ細やかさに欠けるあたりというか。
 まあ、僕はミステリ小説の「ミステリ」ではなく、「小説」の部分に興味があるということも大きいのだろうが。


 夕方になって外出し、仕事関係の用件を片づけたのち、下京図書館へ。
 『赤い糸の呻き』、西川美和の『映画にまつわるxについて』<実業之日本社>、横溝亮一の『クラシックの愉しみ』<角川書店>を返却し、予約しておいた松浦寿輝の『不可能』<講談社>、駒村吉重の『君は隅田川に消えたのか』<同>、北尾トロの『中野さぼてん学生寮』<朝日新聞出版>、北村薫の『読まずにはいられない』<新潮社>を新たに借りる。

 その後、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、パーヴォ・ヤルヴィ指揮hr(フランクフルト放送)交響楽団の来日公演のライヴ録音を聴く。
 アリス紗良オットの独奏によるリストのピアノ協奏曲第1番、マーラーの交響曲第5番が演奏されていた。


 続けて、NHKラジオ第1の『DJ日本史』を聴く。
 「私の愛するバカ息子たち」のタイトルで、織田信雄や今川氏真といった人々がとり上げられていたが、彼らをただのバカ息子と断じるのではなく、家を守って次につなげたバントに秀でた二番バッターではなかったかと考察していた点が面白かった。
 松ちゃん(松村邦洋)が、津川雅彦、西田敏行、ビートたけしら十八番の物真似を披露していたのも嬉しい。
 ぜひ今度は松村達雄をお願いします。


 続けて、ウテ・レンパーがジョン・マウチェリー指揮RIASシンフォニエッタ・ベルリンの伴奏でクルト・ヴァイルのヒット・ナンバーを歌ったアルバムの第2集『ウテ・レンパー・シングス・クルト・ヴァイルVol.2』<DECCA>を聴く。
 『I WISH IT SO』に収められたドーン・アップショウの「マイ・シップ」の、ディズニーばりのファンタジックでドリーミングな歌唱と、ウテ・レンパーとのそれとのなんたる違い!
 でも、僕はそのどちらも好きなのである。
 それにしても、レンパーの歌を耳にすると、どうしても夏木マリのことを思い出してしまうなあ。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、1万円の使い道の6月後半分について考えたり、松浦寿輝の『不可能』<講談社>を読み進めたりする。
 『不可能』は、もしあのときに三島由紀夫が死ぬことなく今生きていたとしたら、という仮定から生み出された連作集だ。
 実に面白し。


 今日は、ローソン・バリューラインのチョコビスを食す。
 壬生のローソンストア100で購入したもの。
 チョコレートでコーティングしたさくさくとした食感の小ぶりなビスケットで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 作家で精神科医のなだいなだが亡くなった。83歳。
 深く、深く、深く黙祷。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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6月9日の日記

 どんよりとしたお天気。
 ついに雨かと思っていたら、あれれ降らないや。

 気温は上昇し、蒸し暑い一日。
 暑い暑い。


 正午過ぎに外出し、元・立誠小学校へ。
 まず土曜日曜とシネマカレッジ京都の講師を務められている谷口正晃監督にご挨拶。
 撮影終了以来、ご無沙汰していたため。
 『父のこころ』(仮題)のほうも観応えある作品になっているようで、完成がどうにも待ち遠しい。

 シアターでは、『ベルリン・アレクサンダー広場』のトークイベントへ参加する夕暮れ社弱男ユニットの村上慎太郎君とご挨拶。
 彼が以前ファスビンダーの『塵・都会・死』に出演していたことを覚えていて、ちょうど夕暮れ社弱男ユニットの公演も近いこともあり、シアターの皆さんに村上君を紹介したのである。
 トークイベントに参加できないため、そのお詫びもあって。


 その後、京都大学西部講堂に移動し、笑の内閣プロレス復活公演『高間家 平井家 結婚お披露目パーティー』に参加する。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 ああ、面白かった!

 開演前終了後、関係各氏と話しをしたり挨拶をしたり。
 いろいろな人とあれこれ話しができるのも、こういう席の愉しみの一つだ。


 夕方、別の大切な予定があり、西部講堂をあとにする。
 ついでに夕飯もすませる。


 予定が遅くなったため、(逆に)22時半からの西部講堂での笑の内閣の打ち上げに顔を出すことにする。
 新郎の高間上皇、新婦のゆき枝さんとお話したかったこともあり。
 これまたいろいろな人とあれこれ話しができて、とても愉しかった。


 そして、帰宅が3時頃となる。


 以上、昨日6月9日の日記。
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笑の内閣プロレス復活特別公演『高間家 平井家 結婚お披露目パーティー』

☆笑の内閣プロレス復活特別公演
 『高間家 平井家 結婚お披露目パーティー』

 作・演出:新郎(高間響)
(2013年6月9日14時半開演/京都大学西部講堂)


 空前絶後とまでは言えまいが、やはり前代未聞なことだろう。
 京都大学西部講堂で結婚祝賀のお食事会を開くまではまだしも、そこにプロレス付きの披露宴をドッキングしてこましたろうなんて。
 しかも、友人知己ばかりか一般のお客さんにそれを開放しようというのだから、これはもう沙汰の限り。
 そんな笑の内閣プロレス復活特別公演『高間家 平井家 結婚お披露目パーティー』だが、おめでたい席が大好きな上に、最近笑の内閣に対する明確な支持を打ち出している人間としては、これは当然観逃せまい。
 と、言うことで、昨日京都大学西部講堂まで足を運んだのだけれど、いやあこれは足を運んで本当に大正解。
 いい公演であり、いい試合であり、そして何よりいいお披露目パーティーとなっていた。

 さて、我ら一般客はお食事会終了後の14時頃より西部講堂に入場。
 四方香菜の司会で、沢大洋扮するなんたろザビエル神父に従って新郎の高間上皇と新婦の平井ゆき枝さんが登場し、一同起立で讃美歌「いつくしみふかき」を斉唱。
 お互い誓いの言葉を口にしたまではよかったが(沢ザビエル神父が、「貧しきときも」を「まぶしき」と言い間違えたのが、まず反則だ)、そこに五藤七瑛(ピンク地底人2号。やりもやったり)率いる「ごなえ軍」が乱入し、ゆき枝さんを奪っていったからたまらない。
 プロレス勝負に勝てばゆき枝さんを返してやろうという、アメリカのプロレス団体を彷彿とさせるプロレス試合プロレス芝居、まさしく怒涛の「茶番」(誉め言葉あるよ)のはじまりはじまり。
(ただ、「茶番」は「茶番」だけれど、上皇ばかりか他の出演者たちの古傷、今の傷をさらけ出すあたり、充分「私戯曲」ともなっている)

 で、テレビは置くとして、生のプロレスといえば学生時代に全日本プロレスの試合を何度か観たかぎりの人間としては(余談だけれど、鶴田や三沢のエースはもちろんのこと、ジャイアント馬場とラッシャー木村、大熊元司、永源遥、渕正信、マイティ井上らの繰り広げる「茶番」も僕は大好きだった)、プロレスそのものに関してあれこれ言えないのだけれど、仮面のドス・ミサワ(清水航平)と瑞慶覧長空の第1試合からして、激しいやり取りにぐっと入り込む。
 これまでプロレスの試合は未経験ということに驚いたほど。

 続いて、クールキャッツ高杉は、伊藤純也、HIROFUMI、金原ぽち子、髭だるマン、上蔀裕樹ふんする岡山名産怪人軍団との一騎打ち。
 クールキャッツ高杉の奮戦で高間軍の勝利かと思いきや、岡山・津山・八つ墓村のたたりで彼が呪い殺されるといういかにもの展開で、試合は続く。
(以降も含めて、合田団地、中谷和代、川崎一輝、社会窓太郎、伊集院聖羅、薮内隼、どす恋ハート太郎らが華?を添える。ちなみに、秘書役の小林まゆみは昨日が誕生日だったよし。おめでとうございます)

 お次は、リッキー・クレイジー(嵯峨シモン)&マリイ・ジョー(藤井麻理)とグレイブディガー(ちっく)&ピンク金星人3号(浪崎孝二郎)のタッグマッチ。
 特に、ベテラン嵯峨シモンとちっくの試合運びを愉しむ。

 そうそう、この間プロのプロレスとは違うから、どうしても試合展開に隙間が出たりもしていたのだが、解説の向坂達矢をはじめ、実況の本宿直幸、木村直幸あたりがときに舌鋒鋭くそこをカバーしていたんだった。
(ほかに、レフェリー・ミスター八つ橋を野口雄輔、リングアナをスピッ太郎が務めていた)

 さらに、高間軍の熱い男しゃくなげ謙治郎&デルウィーシュ・アル・ヒル・ダヒカ(由良真介)とごなえ軍のクレイジー・キラー(高田会計)&グレートティーチャーヒゴハシ(肥後橋輝彦)の勝負も高間軍は劣勢で、ついに新郎高間上皇自身がリングに上がらざるをえなくなって…。
 と、ここからはもうお約束の流れだったのだが、高間上皇の様々な想いが表わされたりしたのち、無事ゆき枝さんとの愛が確認されたときには、驚くことにぐっと心を動かされた自分がいた。


 これも全ては、総勢38人の出演者+スタッフ陣を集め得た高間上皇の人徳…。
 いや違う違う、まずはこうした企画にOKを出した新婦ゆき枝さん(美しくってプロポーションもいい)こそ、大きく讃えられてしかるべきだ。
 ただ、ゆき枝さんを「だめ男に母性本能をくすぐられた女性」、なんて考えてしまっては大きな誤りであることは、打ち上げの席でのゆき枝さんご本人のお話からも明らかだろう。
 自分のだめさ、あかん子さ、弱さをさらけ出して、それでもやりたいことをやる、という高間上皇の姿勢人柄をこそ、ゆき枝さんは認めたのではないか。
 そしてそれはたぶん、直接高間上皇に不満をぶちまけながらも、こうやって集まった出演者スタッフ、その他関係者(加えて一般のお客さん)にも通じることだと思う。
(その意味で対象的なのが、歯噛みしてでも自分の弱さを見せたくないだろう月面クロワッサンの作道雄君だ。公演間際なので仕方ないことは承知の上で、彼の不在が本当に残念だった)


 いずれにしても、そうしたゆき枝さん、高間上皇に相応しいパーティーだった。
 ゆき枝さんと高間上皇の末永いお幸せを心より祈願しつつ。
 本当におめでとうございます!!
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2013年06月08日

塩屋俊が亡くなった 篠田麻里子がAKB48を卒業するんだってね

 どんよりとした感じはありつつも、一応晴天が続く。
 本当に梅雨なのかしら。

 気温も上昇し、蒸し暑さが厳しい。
 やれやれ。


 俳優で映画監督の塩屋俊が亡くなった。56歳。
 『HIKOBAE2013』のツアー先の仙台で、急性大動脈解離のため急逝したとのこと。
 はじめ本名の塩屋智章で活動し、のちに塩屋俊を名乗る。
 理知的だが、どこかエキセントリックさを秘めた役柄を得意とし、テレビドラマや映画で活躍した。
 その後、アクターズクリニックを設立して、俳優育成に努めるとともに、映画監督として、田中好子主演の『0からの風』などを撮影した。
(確か少し前にNHKラジオの『こうせつと仲間たち』に出演して、『0からの風』や田中好子のことなどを語っていたはずだ)
 代表作としては、『アンボンで何が裁かれたか』の中尉役をどうしても挙げざるをえまい。
 深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 午前のうちに、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、とてもよろし。
 ああ、すっきりした!


 アリ・ラシライネン指揮ノルウェー放送管弦楽団が演奏したグリーグ&セヴェルーの『ペール・ギュント』組曲<FINLANDIA>を聴く。
 グリーグの清新な音楽もよいが、セヴェルーの「やってるやってる感」丸出しの音楽も愉しい。
 なかなかの好カップリングだ。


 仕事関係の作業を進めたほか、横溝亮一の『クラシックの愉しみ』<角川書店>を読み進め、読了する。
 大久保彦左衛門の『三河物語』の趣き強し。

 続けて、西澤保彦の『赤い糸の呻き』<東京創元社>を読み始める。
 「こういう」ミステリは好きなんだよなあ。

 ほかに、服部龍二の『広田弘毅』<中公新書>の拾い読みもする。


 15時半少し前に外出し、自転車でアトリエ劇研へ。
 C.T.T. kyoto vol.103 2013年6月上演会を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 開演前休憩中終演(合評会)後、関係各氏と話しをしたり、あいさつをしたりする。


 帰宅後、NHK・FMで下野竜也指揮NHK交響楽団の定期公演の実況中継を、ホルストの『惑星』の「木星」の途中から聴く。
 オーケストラをよくまとめていたが、少し重い感じがしないでもなかった。

 その後しばらく間を置いて、同じくNHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 ワーグナーとウェーバーの関係について語られていた。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、1万円の使い道について考えたりする。


 今日は、ヤマザキのしっとりやわたかオムレット・バナナを2個食す。
 下鴨東本町のローソンストア100で、50円びきだったもの。
 バナナクリームとカスタードクリームをオムレツ風に包んだスポンジケーキで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 知り合いから電話があったと思ったら、今日はAKB48の総選挙の日だったのか。
 結果自体はどうでもいいけれど、ツイッターをフォローするなどずっと気になっている篠田麻里子が卒業を発表したということだけは、気になった。
 少し前から、そろそろ卒業かなと思っていたので、そのこと自体に驚きはしなかったのだが(予測が当たったことにはちょっと驚いたけど)。
 それにしても、あえて記すけど、この知り合いはうっとうしい。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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C.T.T. kyoto vol.103 2013年6月上演会

☆C.T.T. kyoto vol.103 2013年6月上演会

 前田愛美:『対人関係について』
 アルカリ:『思いやりメロンパン』
(2013年6月8日16時30分開演/アトリエ劇研)


 今回で103回目を数える、C.T.T. kyotoの上演会は、演劇二題。

 まずは、前田愛美作・演出・出演による『対人関係について』が上演されたが、これは前田さんらしさが十二分に発揮された内容となっていた。
 「前田愛美って誰やねん?」という人にとっては(いや、そうじゃなくても)、ミシン台の上でトイレットペーパーと白熱灯が正面衝突したような、「なんやのんこれ?」という感情を惹起させかねないことも想像に難くないけれど、前田さんの切実な表現欲求や内面の思索、tabula=rasaをはじめとした演劇的経験や体験、ばかりか、ある種の鋭い批評性がよく表われたシアターピースに仕上がっていたことも確かな事実である。
 自己撞着に陥る危うさを感じないでもないが、前田さんにはぜひとも演劇活動表現活動を続けていってもらいたいと切に願う。

 一方、アルカリは、筒井加寿子さんが講師・作・演出を務める劇研アクターズラボ+ルドルフ「絶対、大丈夫か」(アクターズラボ公演クラス)の第1期生である高橋太樹=脚本、岩崎果林、多田勘太による三人芝居。
(なお、岩崎さんと多田君は、第2期にも続けて参加しているとのこと)
 上述した「絶対、大丈夫か」の第1回公演『NEVER WEDDING STORY』を彷彿とさせるウェルメイドプレイの作品で、愉しい、でもちょっとばかりシニックな舞台を造り上げようとする三人の姿勢には非常に好感を抱いた。
 ただ、脚本演技の両面で、ああ、惜しいなと感じてしまう時間が多かったことも、残念ながら否めない。
 と言うのも、合評会でも感想を述べたのだけれど、脚本では粘る(もしくは、笑いの「ルーティン」を守る)べき部分と、さらりとかわすべき部分がけっこうずれていたように思うし、演技ではもっとウェルメイドプレイ流儀の軽やかな演技が求めらているものが、つかこうへい風の一本調子な感情表現に留まっていたように思うからだ。
 とはいえ、演者陣三人の特性魅力は充分わかったし(例えば、岩崎さんはコメディエンヌとして重宝されるようになるのではないか。チャーミングだしコケティッシュだし、おまけに芯も強そうだ)、ウェルメイドプレイをじっくり造り込もうという姿勢は、しっかり評価しておくべきだろう。
 今後に期待したい。

 それにしても、彼女彼らの舞台を観てつくづく感じたのは、筒井さんの存在の大きさである。
 一つは、演劇に触れ始めて僅か一年とちょっとの三人に、こうやって自分たちのお芝居を上演したいと思わせたこと。
 そしてもう一つは、『NEVER WEDDING STORY』と『思いやりメロンパン』を比べたときにはっきりとわかる、筒井さんの演出家としての力。
 そんなこと当たり前だと口にするむきもあるだろうが、えてして表に現われたものだけで云々かんぬんされがちなきらいも少なくない分(演出の場合、それも仕方のないことでもあろうが)、あえて一言記しておくことにした。
posted by figaro at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月07日

クラシック音楽と横溝亮一の『クラシックの愉しみ』を愉しんだ一日

 どんよりとしたお天気になるかと思ったら、晴天。
 本当に梅雨なのかしら。

 気温、若干下がったか。
 いくぶん過ごしやすし。


 昨夜、KBS京都でナインティナインのオールナイトニッポンを聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 午前中、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴く。


 で、正午以降は、クラシック音楽のCDにシフト。
 フォルテピアノのロバート・レヴィンとジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティーク他が演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」&合唱幻想曲<ARCHIV>、フォルテピアノのレヴィンとマルコム・ビルソンが弾いたシューベルトの4手(連弾)のためのピアノ作品集<同>、チャールズ・グローヴズ指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏した管弦楽名曲集『グローヴズ卿の音楽箱2』<DENON>、ロシア出身のピアニスト、ウラディーミル・トロップが弾いたシューマンのクララ・ヴィークの主題による変奏曲、フモレスケ、謝肉祭<同>を聴く。
 レヴィンとガーディナーのベートーヴェンは、スピーディーな皇帝ももちろんよいが、合唱幻想曲がさらに聴きもの。
 清新快活な合唱がたまらない。
 レヴィンとビルソンによるシューベルトは、インティメートな雰囲気が魅力的である。
 モダンピアノの華麗華美さはないものの、フォルテピアノの抑制された繊細な音色にはやはり魅かれる。
 『グローヴズ卿の音楽箱2』は、アイレンベルクの『森の水車』をはじめ、マリーの『金婚式』、イェッセルの『おもちゃの兵隊の歓兵式』(キューピー3分クッキングのテーマ)、ネッケの『クシコス・ポスト』(運動会でおなじみ)といった、いわゆる「通俗名曲」の小品を集めたもの。
 レヴィンとビルソンのCDにも収められている軍隊行進曲の管弦楽版ほか、堂々たる演奏に仕上がっている。
 トロップのシューマンは、出しゃばらない感じの丁寧な演奏。
 ただ、録音のかげんか楽器のかげんか、いくぶん薄っぺらく聴こえるのが残念だ。


 仕事関係の作業を進めたり、1万円の使い道・6月後半分を考えたりする。


 西川美和の『映画にまつわるxについて』<実業之日本社>を読了する。
 谷口組の撮影現場のことなども思い出し、納得するところ多々あり。
 ああ、面白かった!


 続けて、横溝亮一の『クラシックの愉しみ』<角川書店>を読み始める。
 「アナログ主義者が選んだ名指揮者・名歌手・名演奏家」と副題にもある通り、デジタルではなくアナログ録音とかつての演奏家たちへの強い想いを綴った文章をまとめた一冊。
 齢八十を超えて言いたいことはしっかり言う、という姿勢に貫かれており、長い人生に裏打ちされた一つの見識だと思う。
 ちなみに、横溝さんはあの横溝正史の長男にあたる。
 横溝正史と横溝亮一の関係、牧野周一と宇野功芳の関係、大木正興と大木正純の関係について、誰か詳しく記してくれないかなあ。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 ちょうど四条大宮のマンションで火事(ぼや)騒ぎが起こっていて、消防車がけたたましく集合していた。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ルツェルン祝祭におけるデヴィッド・ロバートソン指揮セントルイス交響楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 アイヴズの『答えのない質問』、クリスティアン・テツラフを独奏に迎えたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、シベリウスの交響曲第1番のほか、アンコールとしてグリーグの『ペール・ギュント』第1組曲から「朝」が演奏されていた。
 テツラフがソロということで期待をしていたら、やっぱりベートーヴェンのコンチェルトのカデンツァは、ヴァイオリン協奏曲をピアノ協奏曲に仕立て直した際のものが演奏されていた。
 ティンパニが印象的なこのカデンツァを使用して、テツラフは2回(ミヒャエル・ギーレン指揮とデヴィッド・ジンマン指揮の伴奏で。ジンマンのCDは先日聴き直したばかり)もベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を録音しているのである。
 シベリウスの交響曲は、エネルギッシュだがちょっと前のめり感もある演奏。
 レナード・スラットキンの指揮する演奏を思い出してしまった。


 続けて、ピアノのエマニュエル・アックスとヴァイオリンのアイザック・スターン、ヴィオラのハイメ・ラレード、チェロのヨーヨー・マが演奏したベートーヴェン&シューマンのピアノ4重奏曲<SONY>、フォルテピアノのバート・ファン・オールト、ヴァイオリンの寺神戸亮、チェロの鈴木秀美が演奏したベートーヴェンのピアノ3重奏曲第1番とフンメルのピアノ3重奏曲(2曲)<COLUMNS>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『クラシックの愉しみ』を読み進めたりする。
 『クラシックの愉しみ』では、ジャン・ピエール・ランパルとオーレル・ニコルの章で、のちにNHK交響楽団のフルート奏者となる植村泰一(PCLの植村泰二の子息で、財界の大物植村甲午郎の甥ということを、この本で初めて知った)のドップラーのハンガリー田園幻想曲の練習が、横溝正史の『悪魔が来りて笛を吹く』のきっかけの一つとなったこと、さらに植村さんの演奏が映画化の際に使用されたことが記されていてとても嬉しかった。
 と、言うのも僕は小学生の一時期(確か、3年生ぐらいだった)、横溝正史の小説にはまっていたからである。
 で、この件に関しては、横溝正史自身、『真説金田一耕助』<角川文庫>の「悪魔が来りて笛を吹く」の中で、きちんと触れている。


 今日は、不二家のホームパイ・バターパイ×チョコクッキーを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み104円だったもの。
 バター地とチョコクッキー地を重ねて焼いた食感のよいパイで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月06日

『映画にまつわるxについて』を読み始めた

 どんよりとしたお天気の一日。
 雨は降らないらしいが。

 気温は上昇し、蒸し暑さが続く。
 暑い暑い。


 大阪アーツカウンシルの統括責任者に、朝日新聞の記者だった佐藤千晴さんが選ばれたとのことだ。
 以前ある件で、佐藤さんのことを揶揄するような記事を投稿したこともあったが、特にクラシック音楽に関する彼女の見識に関しては、一目置くところがあることも事実だ。
 アーツカウンシルでも、ぜひ「バランス感覚」のよさを見せて欲しい。


 昨夜、3時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて雑件を片づけたのち外出し、かかりつけの病院へ。
 前回の血液検査の結果を教えてもらったのち、スギ薬局で薬を受け取る。

 その後、下京図書館へ行って、田代靖尚の『昭和天皇のゴルフ』<主婦の友社>、田中弘之の『「蛮社の獄」のすべて』<吉川弘文館>、川上未映子の『愛の夢とか』<講談社>を返却し、西澤保彦の『赤い糸の呻き』<東京創元社>、予約しておいた西川美和の『映画にまつわるxについて』<新潮社>と横溝亮一の『クラシックの愉しみ』<角川書店>を新たに借りる。

 それから仕事関係の予定をすませて帰宅した。


 帰宅後、隣室でちょっとした騒動が起こる。
 関係者(住人の知人保証人や管理会社の人)が騒ぐほど大禍ないことは、ここ数日間の雰囲気でわかっていたのだが、やはりこうやって騒動が起こるのは嬉しいことではない。
 なんだかなあ、だ。


 正午過ぎに再び外出し、元・立誠小学校へ。
 3階の特設シアターで、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督のテレビ映画『ベルリン・アレクサンダー広場』の第1話を観る。
 詳しくは、前回の記事(映画記録)をご参照のほど。

 上映終了後、ブックオフやAvisをのぞき、仕事関係の予定をすませたり、京都芸術センターで用件を片づけたりして、16時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、ハインツ・ホリガー指揮ヨーロッパ室内管弦楽団ウィンド・ソロイスツが演奏したリヒャルト・シュトラウスの管楽器のためのセレナード、13管楽器のための組曲、管楽器のための交響曲「楽しい仕事場」<PHILIPS>、オーボエのアルブレヒト・マイアーとクラウディオ・アバド指揮マーラー室内管弦楽団が演奏したモーツァルトのオーボエ協奏曲&ルブランのオーボエ協奏曲第1番他<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 リヒャルト・シュトラウスの管楽アンサンブルのための作品は、楽器の特性魅力を十二分に活かした作品で、聴いていて本当にほれぼれとする。
 ホリガー指揮の若手奏者陣も粒ぞろいで、過不足のない演奏だ。
 マイアーのオーボエも闊達清新、実に聴き心地がよい。
 アバドと若い室内オーケストラも、独奏者をよく支えている。


 『映画にまつわるxについて』を読み始める。
 西川美和にとって初のエッセイ集とのことだが、彼女の映画や小説を彷彿とさせる目の付けどころのよい観察力に秀でた文章だと思う。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ルツェルン祝祭におけるマンフレート・ホーネック指揮マーラー室内管弦楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 ベートーヴェンの交響曲第7番とピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ラン・ランの独奏)などが放送されていた。
 オーケストラは、いずれも威勢のよい演奏。
 作品が作品だけに、思わず『のだめカンタービレ』を思い出してしまったほど。


 続けて、フォルテピアノのロバート・レヴィンとジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番&第1番他<ARCHIV>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『映画にまつわるxについて』を読み進めたりする。


 今日は、日清シスコのレモンビスケットを食す。
 三条通のドラッグユタカで、税込み88円だったもの。
 レモン香料がよくきいたココナッツ入りのさくさくとした食感のビスケットで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 どれだけ馬鹿にされれば気がつくのだろうか?
 本当に度し難い状況だ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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『ベルリン・アレクサンダー広場』第1話

☆『ベルリン・アレクサンダー広場』第1話

 監督・脚本:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
 原作:アルフレート・デーブリーン
(2013年6月6日13時上映の回/元・立誠小学校特設シアター)


 あれは、院生時代の海外実習でのケルン滞在中のことだから、ちょうど20年前のことになる。
 ひょんなことから知り合ったある人物の部屋を訪ねることがあって、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー(亡くなってから10年ほど経っていた)についてあれこれ話を聴くことになった。
 まあ、聴くと言っても、ドイツ語ばかりか英語の会話能力も劣る人間ゆえ、両方ちゃんぽん、それも超スローモーな会話だったにもかかわらず、いかほど相手の話を理解できたかは怪しいかぎりであるが。

 で、その会話の中で、相手が熱心に薦めていたのが、『ベルリン・アレクサンダー・プラッツ』であった。
(確か、ほんの一部をその際に見せてもらった記憶がある)
 「長い」、けれど、「観ておけ」という相手の言葉に頷きはしたものの、ケルン滞在中からこの方、『ベルリン・アレクサンダー・プラッツ』を観る機会を、僕は残念ながら逸してきた。

 その『ベルリン・アレクサンダー・プラッツ(広場)』<「13話とエピローグ」によるテレビ映画>が、6月1日から元・立誠小学校の特設シアターでかかっているということで、今日になってようやくその第1話を観た。

 1920年代末のベルリン、ある罪で4年間服役していたフランツ・ビーバーコップ(ギュンター・ランプレヒトの存在感!)という男が刑務所を出所する。
 ところから話は始まるのだけれど、さすがはファスビンダー、第1話からとばすとばす。
 って、これは物語の展開のことじゃなくって、映画の造り、表現という意味で。

 ファスビンダーの描き出す諸々は、正直僕の好みには合わないものでもあるのだけれど、フランツ・ビーバーコップが体現する暴力性や狂気は、他人事他所事ではすませられない心のざわつきを僕に強く与える。

 果たして、フランツ・ビーバーコップの運命や如何?
 そして、ファスビンダーのあの手この手にも大いに興味が湧く。
 残る12話とエピローグをなんとか観ておきたい。
(21日まで上映中)
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2013年06月05日

長門勇が亡くなった(CLACLA日記)

 どんよりとした感じはありつつも、晴天が続く。

 気温も上昇し、蒸し暑い一日となった。
 暑い暑い。


 俳優の長門勇が亡くなった。81歳。
 浅草でコメディアンとして活動したのちブラウン管に登場し、『スチャラカ社員』や『てなもんや三度笠』に出演、時代劇の『三匹の侍』で人気を博した。
 その後も、長くテレビや映画で活躍する。
 倉敷の出身で、岡山弁を活かした独特の台詞づかいが印象深い。
 すっとぼけた雰囲気ながら、どこか底が読めない人物を得意とし、古谷一行(テレビ)初期の金田一耕助シリーズでの日和警部や、尾上菊五郎版の半七捕物帖での同心、そして『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』での演技が忘れ難い。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、ネポムク・フォルテピアノ5重奏団が演奏したフンメルのピアノ5重奏曲<BRILLIANT>を聴いたりしながら、2時半近くまで仕事関係の作業を進める。
 なお、ネポムクとは、フンメルのミドル・ネーム(ヨハン・ネポムク・フンメル)である。


 朝早めに起きて仕事関係の作業を進めたのち、10時少し前に外出し、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学深草学舎で被害者学を受講する。

 講義終了後、学舎内のグリルでランチをいただいたのち、仕事関係の予定をすませて帰宅した。


 帰宅後、ネポムク・フォルテピアノ5重奏団が演奏したドゥセックとオンスロウのピアノ5重奏曲<同>、ラ・マニフィカ・コムニタが演奏したボッケリーニの弦楽5重奏曲集作品番号27(6曲)<同>、関屋晋指揮晋友会合唱団が演奏した武満徹の混声合唱のためのソング集<PHILIPS>、アメリカ出身のソプラノ歌手ドーン・アップショウがエリック・スターン指揮のオーケストラ伴奏で歌ったブロードウェーのヒット・ナンバー集『I WISH IT SO』<Nonesuch>を聴く。
 武満徹のソング集では、彼のメロディーメーカーぶりがよくわかる。
 そして、いつものことながら20代のaikoに武満徹のソングを歌ってもらいたかったなあとつくづく思う。
 あとは、50代になった彼女が歌ってくれるのを待つしかないか。
 過ぎ去る前か、過ぎ去ったあとか。
 歌ってもらうのであれば、そのいずれかだから。
 あと、アップショウの歌の快活さ!
 「健康的」とはまさにこう、と評したくなるような歌いぶりだ。
 声質も陽性で明るく、実に魅力的である。


 仕事関係の作業を進めたり、川上未映子の『愛の夢とか』<講談社>を読み進めたりする。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ルツェルン祝祭におけるマリス・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団他のコンサートのライヴ録音を聴く。
 シェーンベルクの『ワルシャワの生き残り』にストラヴィンスキーの詩篇交響曲、バーバーの弦楽のためのアダージョ、ヴァレーズの『アメリカ』という、とても聴き応えというか歯応えのある作品が並んだ、意欲的で意識的なプログラミングだった。
 で、だからこそなんだけど、余った時間でベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したワーグナーのジークフリート牧歌と歌劇『ローエングリン』の第3幕への前奏曲が放送されていたが、ちょうど同じ18分程度のヴァレーズの『アルカナ』と3分程度のモソロフの『鉄工場』をリカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が録音しているわけで、コンサートのプログラムとのつながりを考えれば、ぜひこちらのほうを放送してもらいたかったなあと思う。
 確かに、「誰得」と言いたくなるような番組にはなるものの。


 続けて、アルフレッド・ブレンデルが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第25番、第24番、第27番、第23番「熱情」<PHILIPS>、第30番〜第32番<同>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『愛の夢とか』を読了する。
 川上さんの死生観、生死観がよく表われているのとともに、今現在が作品を浸食しているという意味でも、最後に収められた『十三月怪談』が強く印象に残った。

 ほかに、服部龍二の『広田弘毅』<中公新書>の拾い読みもする。


 今日は、ローソンの生クリームどら焼き抹茶を食す。
 龍谷大学深草学舎近くのローソンストア100で、20円びきになっていたもの。
 抹茶クリームと粒あん入りのどら焼きで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月04日

リヒャルト・シュトラウスを聴き倒した一日

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 気温も上昇し、暑い一日が続く。


 暑さとともに、真向かいのマンションがまたぞろかまびすしくなる。
 他人の迷惑もへったくれもないあり様で、全くもって度し難し。
 うっとうしいかぎり。


 昨夜、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、3時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルが演奏したリヒャルト・シュトラウスの交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』&『死と変容』、『ドン・ファン』&『ドン・キホーテ』、『英雄の生涯』&4つの最後の歌(アーリン・オジェーのソプラノ独唱)、アルプス交響曲<いずれもTELARC>、家庭交響曲他<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 オーケストレーションに秀でているからこそ、これがカラヤンとベルリン・フィルの演奏なんかだったら、あまりのくどさに辟易してしまうような気がするのだけれど、そこはプレヴィンとウィーン・フィル。
 見通しのよいすっきりスマートな演奏で、なんとか聴き切ることができた。
 それにしても、TELARCレーベルの録音はいいな。


 田中弘之の『「蛮社の獄」のすべて』<吉川弘文館>を読了する。
 巷間説かれているような、高野長英や渡辺崋山への思想弾圧という側面を強調することなく、ましてや幕府内の開明派(江川英竜ら)と保守派(鳥居燿蔵や林派)の対立などでもなく、「蛮社の獄」とは、緩み始めた鎖国政策の引き締めを図るべく、老中水野忠邦の指示の下鳥居燿蔵が一罰百戒を狙ったフレームアップであると著者は考察する。
 そして、合法的に「無人島」(小笠原諸島)渡海計画を進めていた人々と渡辺崋山を強引に結びつけ断罪しようとする奸計であったことから、「蛮社(蘭学者たち)の獄」ではなく、「無人島の獄」と呼ぶべきではないかと、著者は記す。
 著者の平明な文体もあって実にわかりやすく、学ぶところ大な一冊だった。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ルツェルン祝祭におけるフランツ・ヴェルザー=メスト指揮クリ―ヴランド管弦楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 ピンチャーの『星ぼしの落下』とブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」が演奏されていた。


 続けて、アルフレッド・ブレンデルが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」〜第11番<PHILIPS>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、川上未映子の『愛の夢とか』<講談社>を読み始めたりする。
 『愛の夢とか』は、ある種の喪失感をためた短篇集である。
 ほかに、福永文夫の『大平正芳』<中公新書>の拾い読みもした。


 今日は、イトウ製菓のココナッツクッキーを食す。
 壬生のローソンストア100で購入したもの。
 ココナッツ風味のきいたさくさくとした食感のクッキーで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2013年06月03日

『昭和天皇のゴルフ』を読了し、『「蛮社の獄」のすべて』を読み始めた

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温も上昇し、暑さを感じる。


 横浜で開催されていた、第5回アフリカ開発会議・TICAD5が閉幕した。
 いろいろと考えることあり。


 昨夜、田代靖尚の『昭和天皇のゴルフ』<主婦の友社>を読了する。
 若き日の昭和天皇(や皇后、側近ら)とゴルフとの関係を、時代の変化を踏まえながら詳述した一冊だったが、こういう著書にありがちな孫びきひ孫びきの引用に留まらず、奈良武次(昭和天皇の侍従武官長)や河井弥八(侍従次長)の遺した記録に直接あたっている点に感心する。
 著者は、68歳にして東京大学文学部日本史学科の研究生とのことで、東大云々は置くとして、なるほどと納得した。


 続けて、田中弘之の『「蛮社の獄」のすべて』<吉川弘文館>を読み始める。
 高野長英や渡辺崋山らへの思想弾圧というとらえられ方をしてきた「蛮社の獄」の真相について、幕府の対外政策の変遷を踏まえつつ考察した一冊。
 研究書だから当然のこととはいえ、ここでも史資料への向き合い方に感心する。
 そして、史資料への向き合い方と戯曲やシナリオへの向き合い方には、非常に共通するものがあるとも強く思った。


 その後、アルフレッド・ブレンデルが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第1番〜第3番<PHILIPS>を聴いたりしながら、3時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第1番〜第8番<ARTE NOVA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『「蛮社の獄」のすべて』を読み進めたりする。
 本当は足を運びたい用件がいくつかあったのだが、体調が今ひとつだったため断念した。
 断念だけれど、仕方ない。
(ジンマンとチューリヒ・トーンハレ管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲は、クリアでスマートな演奏で、実に耳なじみがよい。ベートーヴェンってくどいから、と思っている人にも大いにお薦めしたい)


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、クラウディオ・アバド指揮ルツェルン祝祭管弦楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 ベートーヴェンの劇付随音楽『エグモント』全曲とモーツァルトのレクイエムが演奏されていた。
 『エグモント』でのブルーノ・ガンツのヒットラーばりの語りは意図的なものとしても、独唱者たちの重い歌いぶりにはどうにもなじめず。
 オーケストラや合唱は見通しのよい演奏を行っていたものの。


 続けて、アルフレット・ブレンデルが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第4番、第15番「田園」、第20番<PHILIPS>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『「蛮社の獄」のすべて』を読み進めたりする。


 今日も甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月02日

月面クロワッサンのワークショップに参加した

 一応、晴天。
 どんよりとした感じは強かったが。

 気温はいくぶん上昇する。


 昨夜、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 ヴァイオリンのクリスティアン・テツラフとデヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲&ロマンス第1番、第2番<ARTE NOVA>を聴く。

 続けて、NHK・FMの『トーキング・ウィズ松尾堂』、『きらクラ!』を聴く。
 いずれも久しぶりに聴いたが、やっぱり『きらクラ!』のパーソナリティーは遠藤真理がしっくりくるな。
 あと、モーツァルトのトルコ行進曲(ピアノ・ソナタ第11番の第3楽章)の旋律にのせた氷川きよしの『浅草パラダイス』という曲には驚いた。
 でも、トルコ行進曲といえば、なんと言っても斎藤晴彦が歌った『トルコ後進国』だろう。
 まあ、『きらクラ!』では放送できないと思うけど。
(そうそう、松尾堂のほうで、懐かしや『プリンプリン物語』のエンディング・テーマ、石川ひとみの歌う『わたしのそこく』がかかっていたのだが、これってどこか『瀬戸の花嫁』風だなあ)

 さらに、湯浅卓雄指揮アイルランド国立交響楽団が演奏した別宮貞雄の交響曲第1番&第2番<NAXOS>、ピアノのヤン・パネンカ、ヴァイオリンのヨセフ・スーク、チェロのヨセフ・フッフロによるスーク・トリオが演奏したドヴォルザークのピアノ3重奏曲第4番「ドゥムキー」&スークのエレジー<DENON>を聴く。


 仕事関係の作業を進めたり、田代靖尚の『昭和天皇のゴルフ』<主婦の友社>を読み進めたりする。


 夕方になって外出し、仕事関係の予定をすませたのち京都芸術センターへ。
 月面クロワッサンの作道雄君を講師(ほかに稲葉俊君と西村花織さんが賛助)を務めた明倫ワークショップに参加する。
 まず作道君の演技観が詳しく語られたのち、彼が用意したテキストを参加者が演じながら、会話劇における基本ポイントの一つである「感情線の見せ方」が諸々試みられた。
 作道君の適切な指示と、年齢的にも幅の広い参加者の皆さんの好演もあり、愉しいワークショップになっていたのではないか。
 参加してよかったと思う。


 ワークショップ終了後、夕飯用の買い物をすませ帰宅した。


 遅めの夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月01日

今日から6月 月面クロワッサンのドラマ撮影に参加した

 今日から6月。
 今年も残すところ7ヶ月を切った。
 そして、20日には44歳ともなる。
 一日一日を本当に大切にしていかなければ。
 死をわすれないこと。


 どんよりとした感じの強いお天気。
 青空が見えたりもしたが、しっかりと晴れ切らず。
 雨降りになるのか。

 気温はいくぶん上昇か。

 暑くなったとたん、真向かいのマンションがまたぞろやかましくなる。
 他人の迷惑を全く考えないマンションである。


 昨夜、田代靖尚の『昭和天皇のゴルフ』<主婦の友社>を読み始める。
 若き日の昭和天皇がゴルフに親しんでいたことは研究書などでも触れられているが、『昭和天皇のゴルフ』は、まさしく昭和天皇とゴルフの結び付きについて詳述した一冊だ。
 平明な文体で、読み易い。

 その後、仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて、仕事関係の作業を進める。


 10時半に外出し、月面クロワッサン製作で7月6日からKBSで隔週放映されるテレビドラマ『ノスタルジア』の撮影に参加する。
 谷口組では、あるシーンのエキストラを除けば、スタッフ(制作応援)として現場に参加したが、こちらは純然たる出演者(ちょっとした役だけれど)なり。
 一応、第1話からの出演ということになりそうだ。

 撮影終了後、夕飯用の買い物をすませ、16時半頃帰宅した。


 帰宅後、アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルが演奏したリヒャルト・シュトラウスの歌劇楽劇からの管弦楽曲集<ドイツ・グラモフォン>、ウィーン・フィルの管楽器奏者とプレヴィン指揮ウィーン・フィルが演奏した同じくリヒャルト・シュトラウスの管楽器のための協奏曲集(オーボエ協奏曲、ホルン協奏曲第1番&第2番、クラリネットとファゴットのためのコンチェルティーノ)<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 大好きな『カプリッチョ』の「月の光の音楽」をはじめ、プレヴィンとウィーン・フィルが演奏したリヒャルト・シュトラウスは過不足ないというか、派手すぎず地味すぎず、実に耳にしっくりとくる出来だ。


 夕飯後、しばらく間を置いてからNHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 今回は先頃亡くなったヴァン・クライバーンの遺した録音と、彼の師であるロジーナ・レヴィンの遺した録音が放送されていた。
 ほかに、クライバーンとの協奏曲録音で知られたキリル・コンドラシン指揮RCAビクター交響楽団が演奏したカバレフスキーの『道化師』からギャロップも放送される。


 仕事関係の作業を進めたり、6月の創作活動について考えたり、『昭和天皇のゴルフ』を読み進めたりする。


 今日は、三浦製菓のWチョコレートチョコバーを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み30円だったもの。
 チョコクリームを挟んだパフをチョコでコーティングしたいわゆる駄菓子で、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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