2013年も、残すところ10ヶ月となってしまう。
一日一日を本当に大切にしていかなければ。
そして、死を忘れないこと。
晴天。
いいお天気、いい青空となる。
気温は今日も上昇し、穏やかな一日だった。
それでも、皆さんくれぐれも風邪やインフルエンザなどにはお気をつけくださいね。
花粉のせいか、頭が重く身体がだるい。
やれやれ。
アメリカのピアニスト、ヴァン・クライバーンが亡くなった。78歳。
第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝して一躍脚光を浴び、RCA(現SONY/BMG)レーベルに多数の録音を行う。
その後、一時活動を中止するものの復活、演奏活動を再開した。
また、1962年には、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールが設立されてもいる。
歴史的な記録という意味合いもあって、クライバーンといえば、やはりキリル・コンドラシンの指揮で録音したチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を第一に挙げるべきか。
(闘病中のクライバーンを記念して、先頃彼がRCAレーベルに遺した全ての録音が、28枚のCDにDVDを加えて、コンプリート・アルバム・コレクションとしてBOX発売された)
深く、深く、深く黙祷。
フランスのオルガン奏者、マリー=クレール・アランも亡くなった。86歳。
20世紀を代表するオルガニストの一人で、ERATOレーベルにヨハン・セバスティアン・バッハのオルガン作品全集を三度も録音した。
ほかに、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガンつき」やプーランクの協奏曲なども忘れ難い。
深く、深く、深く黙祷。
朝早めに起きて雑件をいくつか片づけたのち、かかりつけの病院へ。
前回の血液検査の結果は順調で、ほっとする。
その後、スギ薬局で薬を受け取り、ちょっとした買い物をすませて帰宅した。
午前午後、カール・ベーム指揮ウィーン・フィルが演奏したブラームスの交響曲第1番&ワーグナーの楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲<ドイツ・グラモフォン>、ピリオド楽器のクラリネット奏者、アントニー・ペイがエイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団を吹き振りしたウェーバーのクラリネット協奏曲集<Virgin>、エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団が演奏したブルックナーの交響曲第2番<TELDEC>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、依頼された文章について考えたりする。
青木淳悟の『私のいない高校』<講談社>を読了する。
題名が効いているなあとまずは感心した。
そして、青木さんの作品は、今後もできるだけ読んでいきたいと思った。
夕方前に外出し、仕事関係の予定をすませる。
それから下京図書館に移動し、『私のいない高校』と日下部五朗の『シネマの極道』<新潮社>を返却し、小林信彦の『私の東京地図』<筑摩書房>、稲葉稔の『圓朝語り』<徳間書店>、森絵都の『異国のおじさんを伴う』<文藝春秋>を借りる。
その後、お米を購入し、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。
移動途中、近くのコンビニで週刊文春の小林信彦の連載エッセイを立ち読みする。
先週に続いて、4月に公開される『ヒッチコック』を絡めつつ、ヒッチコックの記憶が綴られていたが、ヒッチコック夫妻に江戸川乱歩、双葉十三郎、小林さんらが参加した集まりでヒッチコックが語ったという『サイコ』に続く新作予定作、『星への旅』のプロットがとても気になった。
ある高度以下になると爆発する核兵器を積み込んだ飛行機が、不穏な状況にある某地域目指して飛び立つも、紛争は解決、ところがなんと核兵器の信管を外すことができない、つまり飛行機は降りるに降りられない状況に追い込まれる…。
まさしく冷戦下に相応しい「恐怖」を扱った作品なのだが、結局この企画は流れてしまって、出来上がったのは『鳥』。
小林さんは、共通するのは空からの脅威、とさらりと記しているが、僕は『星への旅』が『鳥』へと変容(スライド)していくプロセスについて、どうしても考えてしまう。
で、帰宅後、朝日新聞夕刊の連載『三谷幸喜のありふれた生活』を目にすると、なんとこちらでも小林さんとヒッチコック夫妻らの座談会に関して詳しく触れられていた。
(しかも、小林さんの『東京のドン・キホーテ』を引用しつつ)
こちらは以前とり上げた、ジャック・リヴェットの短編映画『王手飛車取り』とロアルド・ダールの小説『ビクスビイ夫人と大佐のコート』の類似性の謎解きとして、座談会におけるヒッチコックの言葉を引いたものだけれど、こういうシンクロニシティは本当に嬉しいなあ。
夕飯後、アンドリュー・デイヴィス指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏した管弦楽名曲集『聖母の宝石』<東芝EMI>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、古川隆久の『昭和天皇』<中公新書>の拾い読みをしたりする。
今日は、リスカ株式会社のチョコシューを食す。
卸売ひろばタカギで、税込み51円だったもの。
チョコレートをシュー生地で包んだ小ぶりなお菓子で、なかなか美味しうございました。
ごちそうさま!
(ところで、リスカって会社名は、いわゆるリストカットが一般的になる前に付けられたものなんだろうな)
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。