2012年12月31日

2012年が終わる

 2012年も今日で終わり。
 皆さん、今年も一年、本当にありがとうございました。
 そして、来年も何とぞよろしくお願い申し上げます。


 どんよりとした感じはありつつも、青空の見えるお天気の一日。

 気温はぐっと下がり、寒さがとても厳しい。
 皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザなどにはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時半頃まで仕事関係の作業を進める。


 ベルリン・フィル8重奏団が演奏した弦楽5重奏曲第1番<PHILIPS>、ラルキブデッリが演奏した弦楽6重奏曲第1番<SONY>、サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルが演奏したブラームスのピアノ4重奏曲第1番(シェーンベルク編曲)<EMI>と、ブラームスの作品を聴きながら、仕事関係の作業を進める。
(今年亡くなった玉木宏樹へのあてつけじゃないよ!)


 急な用件ができたため、お昼過ぎに外出する。
 で、すぐに用件を片づけ、ちょうど1時間で帰宅した。


 帰宅後、クラウディオ・アバド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団が演奏したロッシーニの序曲集<ドイツ・グラモフォン>、アンドレア・マルコン指揮ラ・チェトラが演奏したモーツァルトの序曲集<同>、アバド指揮マーラー室内管弦楽団が演奏したブラームスのセレナード第1番<同>を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、文書類の整理を行ったりする。


 夕飯中とその前後、NHKのラジオ第1で紅白歌合戦を聴いたが、ううん、映像なしの音声だけだと、ちょっと厳しいなあ。
 20時台までは。


 夕飯後、ニコラウス・アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第1番と第9番「合唱つき」<TELDEC>を聴く。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 林光さんをはじめ、今年も多くの方々が亡くなった。
 以下順不同で、自分自身の好みや興味を中心に挙げると。
 吉田秀和、新藤兼人、テオ・アンゲロプロス、大滝秀治、小沢昭一、淡島千景、津島恵子、内藤武敏、遠藤太津朗、左右田一平、馬渕晴子、桜井センリ、山田吾一、中村勘三郎、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、パーヴォ・ベルグルンド、畑中良輔さん、永竹由幸、堀川弘通、若松孝二、高林陽一さん、斎藤光正、橋本文雄、二谷英明、荒木しげる、山田五十鈴、森光子、内藤武敏、三崎千恵子、中原早苗、今井和子、地井武男、青野武、小島秀哉、大山克巳、牧野エミ、大平シロー、小林すすむ、安岡力也、桑名正博、小野ヤスシ、山口美江、春日野八千代、中村雀右衛門、ハーバート・ロム、古今亭圓菊、横森良造、玉川スミ、泉大助、小池清、塚越孝、丸谷才一、藤本義一、河野典生、山田和夫、石上三登志、大平和登、ゴア・ヴィダル、ノーラ・エフロン、グスタフ・レオンハルト、ゲルハルト・ボッセ、ヘルムート・ミュラー=ブリュール、アレクシス・ワイセンベルク、諏訪根自子、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ、別宮貞雄、伊藤エミ、尾崎紀世彦、北公次、アンディ・ウイリアムス、ホイットニー・ヒューストン、文鮮明、シアヌーク、(三笠宮)寛仁親王、三木睦子、団藤重光、東郷健、山口シズエ、浜田幸一、楢崎弥之助、吉本隆明、猪木正道、今道友信、上山春平、小山仁示、本間長世、水田稔、エリック・ホブズボーム、志賀信夫、杉山平一、中沢啓治、樋口廣太郎、榎本喜八。
 深く、深く、深く、深く、深く黙祷。


 明日が本当にいい日でありますように!
 そして、来年が本当にいい年でありますように!!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月30日

年末雨の日 部屋で作業を進める

 2012年も、残すところあと一日だ。


 雨天。
 雨が降り続ける、どんよりとしたお天気の一日となった。

 じめじめとして快ならず。
 皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザなどにはお気をつけくださいね。


 昨夜、村松友視の『裕さんの女房』<青志社>を読了し、西加奈子の『地下の鳩』<文藝春秋>を読み始める。


 その後、4時近くまで仕事関係の作業を進める。


 NHK・FMの『名曲のたのしみ最終回スペシャル』を断続的に聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『地下の鳩』を読み進めたりする。
 『名曲のたのしみ最終回スペシャル』では、音楽もそうだけど、やはり吉田秀和のお話がやはり聴きものだった。
 ところで、来年からは、片山杜秀の番組が始まるそうだ。
 これまた興味深い。


 途中、カルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークのピアノ4重奏曲第2番(テオ・ゲオルギューのピアノ)&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<SONY/BMG>を聴く。
 CDレビューのアップのため。
 ほかに、ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったテレマンのアリア集<ドイツ・ハルモニアムンディ>や、山田一雄指揮旧日本フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第5番&プロコフィエフの交響曲第7番<タワーレコーズ>のCDレビューもアップする。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、テレマンのアリア集を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『地下の鳩』を読み進めたりする。


 夕飯後、山田一雄のCDを聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、文書類の整理を行ったりする。


 『地下の鳩』を読了する。
 西加奈子の作品を読むのは、『円卓』に続いてこれで2冊目だが、今後も読み続けていきたい作家だと思う。


 今日も、ギンビス・チョコアスパラガスビスケットを食す。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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山田一雄と旧日本フィルによるチャイコフスキー&プロコフィエフ

☆チャイコフスキー:交響曲第5番&プロコフィエフ:交響曲第7番

 指揮:山田一雄
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団(旧日本フィル)
(1972年1月、1971年1月/アナログ・ステレオ・ライヴ録音)
<タワーレコーズ他>TWCO-1010


 笛吹けど踊らず。
 という言葉があるけれど、今は亡きヤマカズさん、山田一雄の場合は、踊るから笛吹いてくれ、ではなかったのかなあと、最晩年の彼が指揮したいくつかの演奏会のことを思い出しながら、ついつい思ってしまう。
 あまりにミスが多くって、金返せと本気で腹が立った関西フィルとのブラームスの交響曲第1番、オーケストラの機能性とヤマカズさんの新即物主義的音楽づくりがそれなりにフィットした大阪センチュリー交響楽団とのベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」、そして狂喜乱舞の極み、京都市交響楽団とのフランクの交響曲。
 演奏の良し悪しはひとまず置くとして、いずれも「踊る人」山田一雄の面目躍如というべき指揮ぶりだった。
(余談だが、ヤマカズさんと京響のあと、ハインツ・ヴァルベルク指揮ケルンWDR交響楽団でフランクの交響曲の実演に接したことがあったが、ワイマール共和国時代の中道右派のライヒスバンク総裁みたいなヴァルベルクの堅くて硬い音楽づくりは、ちっとも面白くなかった)

 そんな山田一雄の生誕100年を記念して、彼が旧日本フィルを指揮したライヴ音源のCDがタワーレコードからリリースされた。
 今回紹介するのは、1972年1月(詳細不明)に演奏されたチャイコフスキーの交響曲第5番と、1971年1月27日の第213回定期演奏会で演奏されたプロコフィエフの交響曲第7番がカップリングされた一枚だ。

 ヤマカズさんのチャイ5といえば、新星日本交響楽団との晩年のセッション録音が有名だが、60歳前後の指揮者としてもっとも脂の乗り切った時期ということもあってか、このライヴ録音は、きびきびとして流れがよくエネルギッシュな音楽づくりで、とても若々しい。
 現在に比べて個々の技量という点では、管楽器をはじめ精度の低さは否めないが、弦楽器のアンサンブルなど、予想以上にまとまっていることも確かで、フジ・サンケイ・グループによる財団解散とオーケストラ分裂直前の旧日本フィルの水準がよく示されているのではないか。

 一方、プロコフィエフも、チャイコフスキー同様、推進力に富んだ粘らない演奏だけれど、作品の造りもあって、オーケストラのとっちらかった感じが気にならないでもない。

 いずれにしても、山田一雄という日本の洋楽史に大きな足跡を遺した音楽家と、旧日本フィルというオーケストラを記念し記憶するに相応しいCDだと思う。
posted by figaro at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カルミナ・カルテットらが演奏したドヴォルザーク

☆ドヴォルザーク:ピアノ5重奏曲第2番&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」

 カルミナ・カルテット
 テオ・ゲオルギュー(ピアノ/ピアノ5重奏曲のみ)
(2012年7月/デジタル・セッション録音)
<SONY/BMG>88725479482


 スイスの弦楽4重奏団、カルミナ・カルテットといえば、デンオン・レーベル(現日本コロムビア)に録音した一連のアルバムが有名だ。
 中でも、1997年録音のドヴォルザークの弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」(カップリングは第14番)には、同じデンオン・レーベルのスメタナ・カルテットの1987年録音の緩やかな演奏に馴染んでいたこともあり、大きな驚きと刺激を受けた。
 と、言うのも、ピリオド・スタイルからの影響もあってだろうが、強弱のメリハリがよくきいて速いテンポ、なおかつよく目の詰まったアンサンブルに、清々しさと若々しさを強く感じたからである。

 そんなカルミナ・カルテットがソニー・クラシカルに移籍し、約15年ぶりにドヴォルザークの「アメリカ」を再々録音(第1回目は、Bayerレーベルに1991年に録音)したのだけれど、アンサンブルに余裕ができたというか、よい意味で音楽に余白の部分が増えたように、僕には感じられた。
 その分、旧録音の畳み込むような張りつめた雰囲気は弱まったようにも思うが、作品の要所急所の押さえ方、作品の結構への目配せの巧さはやはり見事というほかない。

 今回のカップリングは、ピアノ5重奏曲第2番。
 スイス生まれのゲオルギューは、2006年の『僕のピアノコンチェルト』に出演して一躍有名となったピアニストだけれど、ここではカルミナ・カルテットの、作品の持つ劇性をよくとらまえた精緻な音楽づくりに沿った演奏を行っているように感じた。

 クリアな録音も、カルミナ・カルテットらの演奏によく合っていると思う。

 ドヴォルザークが「中欧」の作曲家であったということがよくわかる演奏で、「ボヘミアの郷愁」(それはドヴォルザークの本質の一部ではあるのだが)にとらわれない聴き手、室内楽好きには特にお薦めしたい一枚だ。
posted by figaro at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドロテー・ミールズが歌ったテレマンのアリア集

☆テレマン:アリア集

 独唱:ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
 伴奏:ミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラ
(2011年3月/デジタル・セッション録音)
<ドイツ・ハルモニアムンディ>88697901822


 何度か記したことだけれど、僕は声の好みのストライクゾーンがどうにも狭い。
 特にソプラノ歌手の場合は、はなはだしくて、正直、プッチーニのヒロインたちのもわもわむわむわした声は苦手だし、ワーグナーのヒロインたちの張り詰めた声も好んで聴きたいとは思わない。
 それでは、バロック音楽を得意とする高声のソプラノ歌手ならOKかといえばさにあらず、その人の持つちょっとした声の癖がひっかかって、結局やだなあということになる。

 そんな中、当たりも当たり大当たり、直球ど真ん中のソプラノ歌手に出会うことができた。
 ドイツ人とウクライナ人を両親に持つドロテー・ミールズがその人だ。
 と、言っても、すでに今回紹介するCDと同じドイツ・ハルモニアムンディをはじめ、いくつかのレーベルでその歌声を披歴しているから、デビューしたての新人ルーキーというわけではない。
 ただ、無理をして新譜を購入したいと思えるアルバムが、あいにく今までなかったのだ。

 それが、とうとうリリースされた。
 そう、他の作曲家のオペラのためにテレマンが作曲した、いわゆる挿入アリアを中心にまとめたこの一枚である。
 いやあ、それにしてもこのCDはいいな。
 クリアでよく響く声質(もしかしたら、録音の「工夫」もあるかもしれないが)は、若い頃のバーバラ・ボニーを思い起こさせるが、ミールズの場合は、ボニーをさらにウエットにしたような、柔らかさリリカルさしっとりとした感じが魅力的だ。
 また、そうした彼女の声質に、テレマンの明瞭でよく組み立てられた音楽がぴったりと合っている。

 ミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラは、機能性においては他のピリオド・アンサンブルに大きく勝るとまでは言い難いが、素朴な質感、音色が印象的で、ミールズの歌によく沿っているように思う。

 協奏曲のカップリングも含めて、ドイツ・ハルモニアムンディからはヌリア・レアルによる同種のアルバムがリリースされているのだけれど、僕は断然こちらを選ぶ。
 歌好き、バロック音楽好きに、大いにお薦めしたい一枚だ。

 そうそう、ドイツ・ハルモニアムンディには、ぜひともミールズのハイドンやモーツァルト、ヨハン・クリスティアン・バッハらのアリア集や歌曲集を録音してもらいたいものである。
 声のピークというのは、本当に短いものだから。
posted by figaro at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月29日

大掃除を決行した

 2012年も、残すところあと二日だ。


 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温も上昇し、穏やかな感じが強し。
 それでも皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザなどにはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時近くまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて、仕事関係の作業を進めたり、本谷有希子の『ぬるい毒』<新潮社>を読了したりする。


 せっかくのお天気ということもあり、お昼過ぎに大掃除を決行する。
 ベランダ、玄関、流し、浴室(排水溝等)・トイレと、気になるところの掃除を一気にすませることができた。
 ああ、すっきりした!


 仕事関係の作業を進めたり、村松友視の『裕さんの女房』<青志社>を読み始めたりする。
 「もうひとりの石原裕次郎」という副題のある『裕さんの女房』は、戦後を代表する銀幕スターの一人石原裕次郎と、その夫人石原まき子(北原三枝)の辿った道筋について、著者による石原まき子へのインタビューなどを交えながら綴った一冊。
 面白し。


 山田一雄指揮旧日本フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第5番&プロコフィエフの交響曲第7番<タワーレコード>と、ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったテレマンのアリア集<ドイツ・ハルモニアムンディ>を2回ずつ聴く。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 夕飯後、カルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークのピアノ5重奏曲(テオ・ゲオルギューのピアノ)&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<SONY/BMG>を2回聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『裕さんの女房』を読み進めたりする。


 今日は、ギンビス・チョコアスパラガスビスケットを食す。
 実家からの荷物に入っていたもの。
 チョコレートをコーティングしたおなじみアスパラガスビスケットで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月28日

映画24区KYOTOの忘年会に参加した

 雨降り。
 どんよりとしたお天気の一日。

 気温も低く、寒さが厳しい。
 皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザなどにはお気をつけくださいね。


 昨夜、カルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークのピアノ5重奏曲(テオ・ゲオルギューのピアノ)&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<SONY/BMG>や、ナイナイのオールナイトニッポンを聴いたりしながら、奥泉光の『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』<文藝春秋>を読み進めたり、仕事関係の作業を進めたりする。


 朝早めに起きて、仕事関係の作業を進める。


 『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』を読了する。
 ああ、面白かった!


 12時過ぎに外出し、歩いて河原町へ。
 映画24区KYOTOの忘年会に参加し、続く二次会にも参加する。
 谷口正晃監督の俳優ワークショップの受講生の皆さんたちと、あれこれ話しをした。
 ああ、愉しかった!


 仕事関係の簡単な用件を片づけ、20時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったテレマンのアリア集<ドイツ・ハルモニアムンディ>やドヴォルザークのCDを聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、本谷有希子の『ぬるい毒』<新潮社>を読み始めたりする。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月27日

仕事関係の予定をすませ、図書館で10冊本を借りた

 晴天。
 どんよりとした感じはありつつも。

 気温は上昇せず、寒さがとても厳しくとても激しい。
 皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザにはお気をつけくださいね。


 昨夜外出し、大切な用件をすませ、1時台に帰宅する。


 帰宅後、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて、仕事関係の作業を進める。


 お昼過ぎに外出し、仕事関係の予定をすませる。

 それから下京図書館へ行き、小沢昭一の『小沢昭一 僕のハーモニカ昭和史』<朝日新聞出版>、扇田昭彦の『井上ひさしの劇世界』<国書刊行会>、ロバート・サーヴィスの『情報戦のロシア革命』<白水社>、西村賢太の『苦役列車』<新潮社>、朝吹真理子の『きことわ』<同>を返却し、予約しておいた川上未映子の『人生が用意するもの』<同>、本谷有希子の『ぬるい毒』<同>、奥泉光の『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』<文藝春秋>、西加奈子の『地下の鳩』<同>、井上ひさしの『グロウブ号の冒険』<岩波書店>と『黄金の騎士団』<講談社>、中島京子の『眺望絶佳』<角川書店>、森絵都の『気分上々』<同>、村松友視の『裕さんの女房』<青志社>、ジョン・ルカーチの『評伝ジョージ・ケナン』<法政大学出版局>を新たに借りる。


 帰宅後、ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったテレマンのアリア集<ドイツ・ハルモニアムンディ>、カルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークのピアノ5重奏曲(テオ・ゲオルギューのピアノ)&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<SONY/BMG>、山田一雄指揮旧日本フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第5番&プロコフィエフの交響曲第7番<タワーレコード>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『夏美の夏は…』を書き進め第一稿を書き上げたりする。
 『夏美の夏は…』は、400字詰め原稿用紙に換算して70枚弱となった。


 『人生が用意するもの』を読み始め、読了する。
 ああ、面白かった!


 続けて、『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』を読み始める。


 18時台に再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 夕飯後、山田一雄のCD、テレマンのアリア集を再び聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』を読み進めたりする。
 『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』、実に面白し。


 今日は、三立製菓株式会社の平家パイを食す。
 実家からの荷物に入っていたもの。
 レーズンののったパイで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 昨夜、第2次安倍内閣が誕生したが、その顔触れたるや…。
 悪い冗談としか思えない。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

11月、12月の京都小劇場の公演を振り返って

 最近、若手の活躍台頭が著しい京都小劇場だが、松田正隆さん、鈴江俊郎さん、土田英生さんという三人の先達の次代を担う30代半ば以降の演劇人たちも、着実にその進化を遂げているように、僕には感じられる。
 特に、2012年も最終盤となる11月から12月にかけては、彼女彼らの本領が十二分に発揮された公演が目白押しだったのではないだろうか。

 まず、11月はじめのトリコ・Aプロデュースの『ROUVA −ロウヴァ−』(文化庁芸術祭賞新人賞受賞)は、山口茜さんの表現の大きさ厚みを改めて感じさせる作品となっていた。
 京都公演の初日に観劇したこともあり、できれば八尾での再演を観ておきたかったのだが、これはまあ仕方あるまい。
(そういえば、先述した文化庁芸術祭賞新人賞受賞のことをネットで調べていたら、同じ山口さんの作品『ポストムーミン』に出演していた戸谷彩さんのブログを見つけた。彼女とは、だいぶん前に劇団テンケテンケテンケテンケの制作を手伝った際に、いっしょの現場になったことがあるが、こういう軽めの面白い文章を書く人とは思っていなかった)

 一方、ちょうど同じ時期、壱坪シアターでは、トランポリンショップとソノノチの「ロングラン」公演として、田辺剛さんの『Tea for Two』が上演されていた。
 あいにくトランポリンショップのほうのみの観劇になったのだけれど、これは、田辺さんの劇作家としての腕のよさ、職人ぶりがよくわかる作品だった。
 田辺さんには、今後も硬軟柔剛バラエティに富んだ戯曲をぜひとも書き分けていって欲しい。
 その意味でも、来年2月の下鴨車窓の『煙の塔』が非常に愉しみである。

 11月後半の正直者の会.lab『ライトスタッフ』は、自らが講師を務めたアクターズラボの公演クラスの受講生との関係性も含めて、田中遊さんの表現者としての真っ当さが表わされた公演であり作品だったのではないか。
 正直者の会で試みてきた諸々の表現の実験が、伝えようとすることやものと見事に重なり合って、強く心を動かされた。
 正直者の会とともに、正直者の会.labでの田中さんの活動にも大いに注目していきたい。

 そして、12月に入ってからの、ニットキャップシアターの『Strange』では、ごまのはえさんの表現意欲の強さに加え、表現者としての覚悟とニットキャップシアターというアンサンブルを率いる者としての覚悟を「観る」想いがして、感無量だった。
 ダンスや音楽の援用と、観どころも豊富で、来年2月の東京公演をぜひとも多くの皆さんにご覧いただければと思う。

 また、12月のはじめには、昨年末惜しまれつつも無期限活動停止を決定したベトナムからの笑い声の黒川猛さんによるソロ・パフォーマンス・ライヴ、『THE GO AND MO’S』が一区切りをつけた。
 中川剛さん、丸井重樹さん、宮崎宏康さんらの応援もあり、様々な厳しい条件下、隔月コンスタントにライヴを開催し続けた黒川さんに改めて大きな拍手を贈るとともに、定期的な企画の再開を強く願う。
(なお、来年3月には、大阪ウイングフィールドで総決算となる公演が予定されている。これは観逃せない!)

 あと、こうした中に、花田明子さん(三角フラスコ)や山岡徳貴子さん(魚灯)のお名前を加えることができないのは、10年以上にわたって京都の小劇場に接し続けてきた人間にとっては、どうにも残念でならないことだけれど、これは言っても仕方のないことでもある。

 いずれにしても、ここに挙げた方たちをはじめ、30代半ば以降の演劇人たちの来年度の一層のご活躍ご健闘を心から期待したい。
posted by figaro at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月25日

照沼組の撮影に参加した

 皆さん、メリー・クリスマス!


 どんよりとした感じは強いながらも、青空の見えるお天気。

 気温は上昇せず、寒さがとても厳しく激しい日が続く。
 皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザなどにはお気をつけくださいね。


 漫画家の中沢啓治が亡くなった。73歳。
 広島市の出身で、原爆に被爆し家族を失った自らの体験をもとにした『はだしのゲン』で知られた。
 それにしても、「こんな年」に中沢さんまで亡くなられてしまうとは。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、3時半頃まで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて、仕事関係の予定をすませる。


 その後、市バスで京都造形芸術大学へ。
 近くの建物が行われていた京都造形芸大映画学科・高橋伴明ゼミ(2回生)の照沼進之介監督のゼミ作品撮影に、演者として参加する。
 で、詳しい内容に関しては触れないが、無事撮影を終了することができた。
 ほっ。
(結局今年は、『爛れる』に始まって、大阪芸大の二宮組、京都造形芸大の小川組、岩佐組2本、照沼組と、計6本の映画に演者エキストラとして参加したことになるな。我ながらちょっとびっくり)

 撮影の前後や合い間に、他の出演者の人(学生さん他)と話をしたが、若い人から学ぶことは本当に多いな。


 撮影後、市バスで河原町まで出て、仕事関係の予定をすませてから、19時頃に帰宅した。


 夕飯後、山田一雄指揮旧日本フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第5番&プロコフィエフの交響曲第7番<タワーレコード>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 今日は、撮影現場の控え室でチョコレートやクッキーなどを食す。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 民主党の新しい代表に海江田万里が選出されたという。
 なんだろうなあ、この茶番感猿芝居感は。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月24日

気ぜわしい一日

 青空は見えつつも、雪がちらついたりもするお天気。

 気温もどどんと下がり、寒さがとても厳しくとても激しい。
 皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザにお気をつけくださいね。


 昨夜、疲れていたので早く眠ろうと思っていたのだが、大切な用件があって結局3時過ぎまで起きている。
 まあ、仕方ない。


 朝早めに起きて、仕事関係の予定をすませる。
 同じ時間帯に行われていた、『ゆかいなどろぼうたち』の自主稽古に後ろ髪を引かれつつ。


 正午過ぎにいったん帰宅し、ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラが歌ったテレマンのアリア集<ドイツ・ハルモニアムンディ>を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 13時台に再び外出し、仕事関係の予定をすませる。
 ついでに西院のジョーシンに寄って、PCのマウス(バッファローコクヨサプライのぽんこつ品がついに動かなくなってしまった)や蛍光灯を購入する。


 帰宅後、仕事関係の作業を進めたり、Facebookの『ゆかいなどろぼうたち』関係のグループにアップされた映像を見ながらダンスをさらったり(身体は痛いがやっておかないと)、明日撮影予定の照沼組の台本をさらったりする。


 朝吹真理子の『きことわ』<新潮社>を読了する。


 18時過ぎに再び外出し、仕事関係の予定をすませる。


 世はクリスマス・イヴなれど、こちらは気ぜわしい一日。
 まあ、仕方ない。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月23日

『ゆかいなどろぼうたち』の稽古、二日目

 天皇誕生日。
 いやさかいやさか。


 どんよりとした感じはありつつも、青空も見えた一日。

 気温はあまり上昇せず。
 厳しい寒さというほどではなかったが。
 皆さん、くれぐれも風邪などにはお気をつけくださいね。


 昨夜、いつもよりだいぶん早めに寝床に入る。


 朝早めに起きて仕事関係の作業を少しだけ進めたのち外出し、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学の矯正保護総合センターで、来年2月17日に公演予定の『ゆかいなどろぼうたち』の稽古に参加する。
 今日は、オープニングとエンディングのダンスの稽古だったが、自分のあまりの鈍さ、身体のついていかなさに、どうにも哀しくなる。
 しかも、昨年手術した両膝のことがあるため、そこを傷めない程度に自分自身の稽古をセーブしなけれならないのが悔しい。
 なんとかしていかなければ。

 稽古終了後、京阪で三条まで戻り、仕事関係の予定をすませる。
 疲労困憊だったが、なおざりにはできないため予定通り決行。


 帰宅後、すぐにシャワーを浴びる。


 夕飯後、山田一雄指揮旧日本フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第5番&プロコフィエフの交響曲第7番<タワーレコード>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、朝吹真理子の『きことわ』<新潮社>を読み進めたりする。

 そういえば数年前に亡くなった小川昂の労作『日本の交響楽団 定期演奏会記録 1927-1981』<民音音楽資料館>によると、この間の日本のプロフェッショナルなオーケストラの定期演奏会(ただし、宝塚交響楽協会や松竹交響楽団・大東亜交響楽団の記録は含まれていない)で、プロコフィエフの交響曲第7番が11回演奏されたのに対し、シューマンの交響曲第2番は6回、シューベルトの交響曲第4番「悲劇的」にいたっては2回しか演奏されていない。
 ソ連の音楽が敗戦後の日本で非常にポピュラーなものであったことの反映であるとともに、シューマンの交響曲第2番が演奏困難な作品と目されていたということも想像できる。
(ちなみに、シューマンの交響曲第2番を演奏したのはNHK交響楽団が3回、旧日本フィル、読売日本交響楽団、東京都交響楽団が各1回だ)


 今日も、稽古場で甘いものを食す。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月22日

『ゆかいなどろぼうたち』の稽古に参加した

 どんよりとしたお天気の一日。
 青空も少し見えたが、雨も降る。
 すっきり晴れてくれたらいいんだけど。

 気温は、いくぶん上昇。
 それでも、皆さんくれぐれも風邪などにはお気をつけくださいね。


 体調はあまり芳しくなかったものの、急な依頼があって、2時半少し前まで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて仕事関係の作業に一段落着けたのち外出し、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学深草校舎で、来年2月17日に公演予定の『ゆかいなどろぼうたち』(エグネル原作、伏見武さん演出)の稽古に参加する。
 稽古あるのみ!
 そして、明日はダンスの稽古だ!!


 稽古終了後、京阪で三条まで戻り、仕事関係の予定をすませたのち、19時頃に帰宅する。
 途中、京都芸術センターに寄って用件をいくつか片づけたほか、関係各氏とあいさつしたりもした。


 帰宅後、NHK・FMで、ロジャー・ノリントン指揮NHK交響楽団の第九コンサートの実況中継のうち、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」終楽章の最後の部分だけを聴く。
 これは面白そうな演奏だったのだが。
 まあ、仕方ない。


 夕飯後、ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったテレマンのアリア集<ドイツ・ハルモニアムンディ>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、朝吹真理子の『きことわ』<新潮社>を読み進めたりする。


 今日は、稽古場でいろいろと甘いものを食す。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月21日

冬至 体調があまり芳しからず

 冬至。
 一年で昼がもっとも短い日。
 一年で夜がもっとも長い日。


 どんよりとしたお天気。
 夕方頃から雨も降り始める。
 うむむ。

 気温はいくぶん上昇したが、じめじめとしてじめ寒く、快ならず。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、急に友人が自室を訪ねて来る。
 ここのところずっと無沙汰が続いていたこともあって、いろいろと話しをする。


 その後、ナイナイのオールナイトニッポンを聴いたりしながら、3時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて仕事関係の作業を少し進めたのち外出し、かかりつけの病院へ。
 前回の血液検査の結果を聴き、処方箋をもらってスギ薬局で薬を受け取る。
 ついでに、夕飯用の買い物もすませる。


 帰宅後、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』や、ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったテレマンのアリア集<ドイツ・ハルモニアムンディ>、カルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークのピアノ5重奏曲(テオ・ゲオルギューのピアノ)&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<SONY/BMG>、山田一雄指揮旧日本フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第5番&プロコフィエフの交響曲第7番<タワーレコード>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 本当は外出して仕事関係の打ち合わせをいくつか行う予定だったのだが、体調があまり芳しくないため、自室や電話に振り替えてもらう。


 西村賢太の『苦役列車』<新潮社>を読了する。
 ああ、面白かった!


 続けて、朝吹真理子の『きことわ』<同>を読み始める。
 西村賢太の『苦役列車』とともに、同時に芥川賞を受賞した作品だけれど、その違い!
 そこがまた面白い。


 夕飯後、再び仕事関係の打ち合わせを行う。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 滋賀県議会で嘉田知事が吊し上げられているようだけど、だったら、橋下大阪市長だって同じじゃないかと思う。
 むろん、橋下大阪市長を責めるなら、嘉田知事も責めなければなるまいが。


 がらくた市にはご用心!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月20日

どうも体調が芳しからず

 晴天。
 どんよりとした感じもけっこう強かったが。

 気温がぐぐっと下がり、寒さがとても厳しい一日となる。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、山田一雄指揮旧日本フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第5番&プロコフィエフの交響曲第7番<タワーレコード>を聴いたりしながら、2時半過ぎまで『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、仕事関係の作業を進めたりする。


 朝早めに起きて仕事関係の作業を進めたのち外出し、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学深草校舎で犯罪学を受講する。

 講義終了後、仕事関係の用件を片づけたのち、13時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったテレマンのアリア集<ドイツ・ハルモニアムンディ>やカルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークのピアノ5重奏曲(テオ・ゲオルギューのピアノ)&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<SONY/BMG>、山田一雄のCD(2回)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 プロコフィエフの交響曲第7番の第2楽章を聴きながら、林光さんが作曲した大河ドラマの『山河燃ゆ』のオープニング・テーマは、この曲を下敷きにしたものなんじゃないかと思ったりした。

 どうも体調が芳しくないこともあり、途中布団を敷き直して1時間ほど眠る。


 ロバート・サーヴィスの『情報戦のロシア革命』<白水社>を読了する。
 学ぶべき点、示唆されるところ、大いにあり。
 ただ、大著の割に、若干喰い足りなさを感じないでもなかった。


 夕方になって再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 ついでに、近くのコンビニで週刊文春の小林信彦の連載エッセイを立ち読みしたが、予想していた通り、今号は先日亡くなった小沢昭一について詳しく記されていた。


 途中夕飯を挟んで、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、齋藤一郎指揮セントラル愛知交響楽団の定期演奏会のライヴ録音を聴く。
 松村禎三の『ゲッセマネの夜に』、黛敏郎の『セレナード・ファンタスティック』(大西宣人のフルート独奏)、諸井三郎のヴァイオリン協奏曲(長原幸太の独奏)、山田耕筰の序曲、黛敏郎の『G線上のアリア』(長原幸太の独奏)、團伊久磨のシネ・ファンタジア『無法松の一生』と、邦人作曲家の作品が演奏されていた。

 ちなみに、セントラル愛知交響楽団は、ナゴヤシティ管弦楽団と以前名乗っていて、その頃、定期演奏会の演奏記録を事務局の方に送っていただいたことがあった。
 20年以上前の学生時代のことだ。


 続けて、テレマンのCDを再び聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 西村賢太の『苦役列車』<新潮社>を読み始め、表題作の『苦役列車』を読み終えた。
 ああ、面白し!


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 韓国の大統領選挙で、与党セヌリ党の朴槿恵候補(故朴正煕元大統領の娘)が勝利したとのこと。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月19日

山田一雄が旧日本フィルを指揮したCDを買った

 どんよりとした感じはありつつも、晴天の一日。

 気温はぐぐぐっと下がり、寒さがとても厳しい。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時近くまで仕事関係の作業を進める。


 真向かいのマンションで、またぞろ朝早くからギーギーガーガーとやかましく作業をしている。
 むろん、銭ゲバオーナーの仕業である。
 天罰天誅よ下れ!


 ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったテレマンのアリア集<ドイツ・ハルモニアムンディ>や、カルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークのピアノ5重奏曲(テオ・ゲオルギューのピアノ)&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、ロバート・サーヴィスの『情報戦のロシア革命』<白水社>を読み進めたりする。
 あと、途中1時間弱、映画関係の打ち合わせを電話で行ったりもした。


 15時台に外出し、仕事関係の用件を片づける。
 ついでにタワーレコードに寄ってCDを購入したり、『ぶらあぼ』2013年1月号を入手したりしたあと、京都芸術センターでいくつか用件を片づけ、夕飯用の買い物をすませて17時ちょうどに帰宅した。


 帰宅後、早速購入したばかりの、山田一雄指揮旧日本フィルハーモニー交響楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第5番&プロコフィエフの交響曲第7番<タワークラシカル>を2回続けて聴く。
 チャイコフスキーは1972年1月(詳細不明)の、プロコフィエフは1971年1月27日(第213回定期演奏会)のそれぞれライヴ録音で、音質の古さや演奏の細部での粗さは否めないが、フジ・サンケイ・グループによる財団解散に伴う現日本フィルと新日本フィルへのオーケストラ分裂直前の、旧日本フィルの充実ぶりもうかがえる一枚となっていると思う。
 また壮年期ということもあってだろうが、山田一雄、ヤマカズさんの音楽づくりも新即物主義的なきびきびとしてエネルギーに満ちたもので、とても若々しい。
 そうそう、ヤマカズさんと日本フィルといえば、渡邉暁雄の代役で、1988年1月27日(第397回。プロコフィエフから17年後!)と1989年2月29日(第398回)の二回の定期演奏会を振っているが、前者でのブラームスのハンガリー舞曲第1番、第3番、第10番と交響曲第3番、後者でのモーツァルトの歌劇『後宮からの逃走』序曲とベートーヴェンの交響曲第7番の録音が残っていないのだろうか。
 残っていたら、ぜひ聴いてみたいのだけれど。

 あと、旧日本フィルの定期演奏会の演奏では、エフレム・クルツ指揮のマーラーの交響曲第1番(1967年1月17日、第132回)とショスタコーヴィチの交響曲第5番(同1月27日、第133回)、トマス・シッパースとのベートーヴェンの交響曲第7番(同4月6日、第138回)、小澤征爾とのマーラーの交響曲第1番(1969年5月28日、第181回)、斎藤秀雄とのベートーヴェンの交響曲第5番(同9月16日、第184回)、近衛秀麿との同第7番(同9月30日、第185回)とシベリウスの交響曲第2番(1970年4月27日、第199回)、イーゴリ・マルケヴィッチとのベートーヴェンの交響曲第2番と第3番「英雄」(同5月29日、第201回)、小澤とのブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」(同6月11日、第202回)、ジャン・マルティノンとのマーラーの交響曲第1番(同11月24日、第209回)、近衛とのチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」(1971年3月10日、第216回)、岩城宏之とのストラヴィンスキーの交響曲第1番(同12月25日、第231回)、斎藤とのベートーヴェンの交響曲第7番(1972年2月9日、第234回)などが放送された記録があって、もし文化放送が音源を所有しているのであれば、ぜひCD化してもらいたいものだ。

 なお、以上旧日本フィルの音源に関しては、約20年ほど前、惜しくも早世された日本フィル事務局の中島賢一さんのお力添えで現日本フィルの事務局を訪れたりしていろいろと調査したものの、結局具体的な資料を見つけることができず(ちなみに、フジ・サンケイ・グループからは資料の提供を拒否された。そのフジ・サンケイ・グループの西日本新聞の就職試験で社長面接までいった際、日本フィルの話題を口にして社長御自ら叱責されたのも今は懐かしい話だ)、仕方なく、立命館大学の図書館にある新聞の過去の縮刷版のラジオ・テレビ欄のフジテレビ、及び文化放送の旧日本フィル関連の番組を丹念にあたって調べたものである。
(今は、文化放送所有の音源がきちんとデータ化されているはずだ)

 余談だけど、ネットの活用など考えられなかった時代、こうしてこつこつと自分自身が必要と思う資料を手足を使って集めたことは、大切な経験であり記憶だと思っている。


 夕飯後、テレマンとドヴォルザークのCDを再び聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『情報戦のロシア革命』を読み進めたりする。


 今日は、モンテールの牛乳と卵の手巻きロールを食す。
 六角通のローソンストア100で、50円びきだったもの。
 あっさりとしたホイップクリームを挟んだロールケーキ(2切れ)で、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月18日

CDを聴いたりしながら作業を進めた一日

 どんよりとした感じの強いお天気の一日。

 気温は下がり、寒さが厳しい。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったテレマンのアリア集<ドイツ・ハルモニアムンディ>(2回)、カルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークのピアノ5重奏曲(テオ・ゲオルギューのピアノ)&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『高森みずきの穏やかな一日』の改訂作業を行ったり、ロバート・サーヴィスの『情報戦のロシア革命』<白水社>を読み進めたりする。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 夕飯後、ドヴォルザークとテレマンのCDを再び聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『情報戦のロシア革命』を読み進めたりする。
 ドロテー・ミールズの声、美しいなあ。
 久しぶりに好みの声質のストライクゾーンに入った歌声だ。


 今日も、甘いものは食さず。
 その代わり、明治のカール・うす味を食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み52円だったもの。
 これはもうおなじみのスナック菓子で、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 棋士の米長邦雄が亡くなった。69歳。
 保守的な言動でも知られ、日の丸や君が代に関する園遊会での発言を天皇陛下に窘められたこともあった。
 黙祷。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月17日

『井上ひさしの劇世界』を読了した

 どんよりとしたお天気の一日。
 雨も降る。

 気温は下がらず、穏やかな感じが続く。
 それでも、皆さんくれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進めたり、扇田昭彦の『井上ひさしの劇世界』<国書刊行会>を読み進めたりする。


 朝早めに起きて、仕事関係の作業を進める。


 ヴァーノン・ハンドリー指揮ロイヤル・フィルが演奏したワーグナーの管弦楽曲集<Tring>を二度聴き、CDレビューをアップする。


 お昼過ぎに外出し、仕事関係の用件を片づける。


 帰宅後、午前中届いた、HMVのオンラインショップで注文しておいたCD2枚、ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったテレマンのアリア集<ドイツ・ハルモニアムンディ>と、仕事関係の作業を進めたり、カルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークのピアノ5重奏曲(テオ・ゲオルギューのピアノ)&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<SONY/BMG>を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『高森みずきの穏やかな一日』の改訂作業を行ったり、『井上ひさしの劇世界』を読み進めたりする。


 夕飯後、再びドヴォルザークのCDを聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 『井上ひさしの劇世界』を読了する。
 大満足なり。
 そして、こういう時代からこそ井上ひさしに学ぶべきことは多々あると強く思う。


 続いて、ロバート・サーヴィスの『情報戦のロシア革命』<白水社>を読み始める。
 ロシア革命を巡るボリシェヴィキ側と西欧諸国との「情報戦」を克明に描いた一冊。
 本文等461頁、原注等94頁の大著だ。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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ハンドリーとロイヤル・フィルのワーグナー名曲集

☆ワーグナー:管弦楽曲集

 指揮:ヴァーノン・ハンドリー
管弦楽:ロイヤル・フィル
(1993年10月/デジタル・セッション録音)
<Tring>TRP008


 今ではどう言うのかな。
 かつては駅売CDと言ったはずだけど、駅の構内にあるショップや書店のCDコーナーに、1枚500円から1000円あたりのクラシック音楽のCDが棚一列か二列程度並べられていたと思う。
 あなた、サントメプリンシペ祝祭管弦楽団やスケベニンゲン・フィルといったついぞ耳にしたことのない名前のオーケストラが演奏した名曲集に、こなた、フルトヴェングラーやカラヤン、ワルター、トスカニーニが指揮したモノラル時代の名録音と、その内容は千差万別だが、前者は偽名、後者は板おこし(版権の切れた音源のLPレコードを再生録音しCD化したもの)と、いずれも出所不明の怪しげなCDがその多くを占めていた。
 そうした駅売CDの中に、録音はデジタル録音、しかもオーケストラはイギリスの名門ロイヤル・フィル、当たり外れがあるとはいえ演奏自体もけっこういけている、ロイヤル・フィルハーモニー・コレクションというシリーズがある(あった)。
 実はこれ、もともとTringという海外のレーベルがロイヤル・フィルと精力的に進めていた一連の録音の一部を、KEEPという国内の業者が買い取って、手を変え品を変え販売していたものなのだけれど、今回紹介するワーグナーの管弦楽曲集は、そのTringレーベルがリリースした初出盤。
 ちなみに、KEEPのロイヤル・フィルハーモニー・コレクションにも堂々加えられている(いた)。

 で、第1曲目のワルキューレの騎行(『地獄の黙示録』でおなじみの曲)から、ブラス・セクションの鳴り具合のよさに舌を巻く。
 続く、『リエンツィ』序曲、『ローエングリン』第3幕への前奏曲、『さまよえるオランダ人』序曲、『タンホイザー』序曲、いずれをとっても金管群は好調で、まずもってこのアルバムの聴きどころは、ロイヤル・フィルのブラス・セクションだと強く思った。
 加えて、先年亡くなったイギリスの名匠ヴァーノン・ハンドリーの、見通しがよくて粘らないまとまりのよい音楽づくりにも好感が持てる。
 重くてねっとりとしたワーグナーを好まれる、いわゆるワグネリアンの方々には、相当物足りない演奏かもしれないが、この軽やかなワーグナーは何度聴いても聴き飽きない。
(その意味でも、このアルバムのカップリングは正解だろう)
 ジークフリート牧歌など、細かく聴けば粗さを感じる部分もなくはないが、弦に木管ともに達者な演奏だし、若干ざらつきはあるものの録音もクリアだ。

 これは購入して本当によかった一枚。
 ブックオフで中古が250円とは安過ぎる。

 上述したKEEPなら新品が税込み315円で手に入る(った)し、輸入盤もSACD等が廉価で発売されている。
 なお、ブックオフだとKEEPの中古が500円で出たりしているので、注意が必要だ。
posted by figaro at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12月15日、16日の日記(深夜のCLACLA)

☆12月15日の日記

 雨天。

 朝早めに起きて仕事関係の作業をすすめたのち外出し、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学矯正・保護総合センターで、来年の2月17日に公演が予定されている『ゆかいなどろぼうたち』(トールビョールン・エグネール原作、高尾豊脚色、伏見武さん演出)の稽古に参加する。
 途中1時間ほどの休憩(や小休憩)を挟んで、約6時間みっちり稽古に勤しんだ。

 いったん帰宅して雑件を片づけたのち再び外出し、市バスの堀川中立売へ。
 京都リサーチパーク町家スタジオで開催された、月世界旅行社主催のマチヤ映画夜行に参加する。
 大阪芸大の二宮健監督の作品などを観たほか、関係各氏と話しをして4時近くまで。
 で、月世界旅行社の岡本建志さんにマンション近くまで送ってもらう。


☆12月16日の日記

 晴天。
 気温も上昇し、穏やかな感じの一日。

 帰宅後すぐに眠り、朝早くに起きて衆議院選の投票をすませ、仕事関係の打ち合わせを行う。

 終了後、地下鉄でくいな橋へ移動し、龍谷大学矯正・保護総合センターへ。
 『ゆかいなどろぼうたち』の自主稽古に参加する。
 愉しく面白い舞台となるよう、どんどん頑張っていかないと!

 稽古終了後、京阪で東福寺へ。
 スペース・イサンでクールキャッツ高杉のイッパイアンテナジャックvol.2『バードウォッチングダイアリーズ』を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!

 開演前終演後、関係各氏と話しをしたりあいさつをしたりする。

 その後、京阪で四条まで戻り用件をいくつか片づけ、22時過ぎに帰宅した。

 帰宅後、ヴァーノン・ハンドリー指揮ロイヤル・フィルが演奏したワーグナーの管弦楽曲集<TRING>を2度聴く。

 両日とも、扇田昭彦の『井上ひさしの劇世界』<国書刊行会>を読み進める。


 絶望とは虚妄である、希望がそうであるように。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 02:05| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クールキャッツ高杉のイッパイアンテナジャック『バードウォッチングダイアリーズ』

☆クールキャッツ高杉のイッパイアンテナジャックvol.2
『バードウォッチングダイアリーズ』

 脚本・演出:クールキャッツ高杉
(2012年12月16日18時30分開演の回/スペース・イサン)


 イッパイアンテナの旗揚げメンバーであるクールキャッツ高杉が企画・脚本・演出をつとめ、劇団の乗っ取りを狙う(?)、クールキャッツ高杉のイッパイアンテナジャックvol.2『バードウォッチングダイアリーズ』を観た。
 上演時間が110分と開演前に耳にしたときは、生理現象への危機感もあって、「えっ!?」と思ったのだけれど、いやあなんのなんの、2時間弱があっという間に終わっていた。

 チラシの「心にいつも鳥カゴ」という惹句と、「まず言っておかなければならない。これは僕と、僕の兄の恋愛に関する物語である」という言葉が、作品全てを言い表わしているんじゃないのかな。
 いや、それだとちょっとだけ不親切か。
 これまたチラシの梗概を引用すれば、背中に羽を持って生まれたある男と弟にその家族、そして彼彼女らの友人知己たちによる群像劇、とまとめることができるかもしれない。

 これまでの演劇的経験(だから、ピンク地底人3号や三鬼春奈の出演も必然と言える)や、映画などからの影響をしっかりと咀嚼しつつ、クールキャッツ高杉の人生観や世界観が、上述した登場人物たちの交差交流、生き死にを通してテンポよく描き込まれていたのではないか。
 下ネタを含む笑いの仕掛けもふんだんに施されていて、シリアスな場面やリリカルな場面とのコントラストをよく造り出していたと思う。
 いずれにしても、クールキャッツ高杉の今やりたいこと今やるべきと思うことがやり尽くされた作品に仕上がっていた。

 それと、企画の趣旨から考えれば当然のことだが、この『バードウォッチングダイアリーズ』は、自ら舞台に立つ演技者の手によって造られた作品だということを強く感じた。
 それは、円錐の頂点や円の中心でなく、円を形作っている輪の中の一人によって造られた、という風に言い換えてもよいかもしれない。
 ただここで付け加えておきたいことは、それが仲間内の慣れ合いなどではなく、演者陣の不得手にさえも留意して役柄が割り当てられていたばかりか、その内面にまでもけっこう踏み込んだ作劇結構になっていたように思われたことだ。
 その意味で、演者陣にとっては精神的な負荷が相当かかる公演であり舞台であったはずだけれど、今後のイッパイアンテナのあり様、方向性を考えていく上ではそれもやはり大切な作業であったように、僕は考える。
 ライヴ特有の傷はありつつも、イッパイアンテナの面々に先述した二人のほか、野村侑志、川北唯の客演陣は、クールキャッツ高杉の意図によく応えた演技を披歴していた。

 それにしても、『バードウォッチングダイアリーズ』ってタイトルもいいな。
 そこに様々な想いがこめられているようで。

 そして、今回の公演を受けたイッパイアンテナの次回本公演、大崎けんじ作品(崎は、本当は大ではなく立)も愉しみにしたい。

 ああ、面白かった!
posted by figaro at 01:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月14日

小沢昭一の戦争反対の言葉に大きく心を動かされた

 晴天からどんよりとしたお天気へ。
 明日は雨になるとのこと。
 やだなあ。

 気温は上昇する。
 それでも、皆さんくれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時半過ぎまで『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、仕事関係の作業を進めたりする。


 午前中、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 多和田葉子の『雲をつかむ話』<講談社>を読了する。
 名は体を表す、と言いたくなるような、巧みにたくまれた作品で、実に面白かった。
 ぜひともこんな小説を書きたいものだ。


 お昼過ぎに外出し、仕事関係の打ち合わせを行ったのち下京図書館へ。
 『雲をつかむ話』、笑福亭松喬の『おやっさん』<うなぎ書房>、松本平の『日活昭和青春記』<WAVE出版>、佐藤信の『60年代のリアル』<ミネルヴァ書房>、司修の『孫文の机』<白水社>、津村記久子の『とにかくうちに帰ります』<新潮社>を返却し、小沢昭一の『小沢昭一 僕のハーモニカ昭和史』<朝日新聞出版>、扇田昭彦の『井上ひさしの劇世界』<国書刊行会>、ロバート・サーヴィスの『情報戦のロシア革命』<白水社>、西村賢太の『苦役列車』<新潮社>、朝吹真理子の『きことわ』<同>を新たに借りる。


 帰宅後、仕事関係の作業を進めたり、『小沢昭一 僕のハーモニカ昭和史』を読み始めたりする。


 デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第5番&第6番<SONY/BMG>とトーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響曲第4番&チェコ組曲<同>を聴き、それぞれのCDレビューをアップする。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 夕飯後、仕事関係の打ち合わせを行う。


 打ち合わせ後、ヴァーノン・ハンドリー指揮ロイヤル・フィルが演奏したワーグナーの管弦楽曲集<TRING>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『ゆかいなどろぼうたち』をさらったりする。


 『小沢昭一 僕のハーモニカ昭和史』を読了する。
 先頃亡くなった小沢昭一の口演や、『徹子の部屋』での黒柳徹子とのやり取りをまとめたものだが、被爆地広島での敗戦直後の体験など、軍国少年を自認し海軍兵学校へ入校した経験を持つ小沢さんの戦争反対への強い想いがいずれもストレートに示されていて、大きく心を動かされた。

>ハーモニカは、私にとりまして平和の象徴であります。
 私は終生ハーモニカを手放したくありません。平和を手放したくありません。
 戦争はいやですね、どんな理由があろうとも。
 正義のため、世界平和に貢献のため。
 はっ!どんな理由があろうとも、あれは単なる人殺し大会ですよ、はい。
 戦後六十年も過ぎまして、なんだかその戦後がね、また戦前になっていくんじゃないかっていうような気がね、私どもなんか、そんな勘がするんでございます<

>だからね、どうもこの「愛国」という言葉が出てくると、それからすぐに戦争になるという気が私にはするんです。そういう体験を実際にしていたから。
 世の中同じようなことなんです。同じことを繰り返す。ですから愛国というのは何かコワイ……。
 いや、日本は好きですよ。日本しか知らないんだから、私は日本は好きですよ。
 好きですけど、日本と日本国というのでは、ちょっと違うんじゃないんですか。
 「国」となると、なんか恐いですね<
(以上、『小沢昭一 僕のハーモニカ昭和史』から小沢さんの言葉より)

 それにしても、小沢さんや林光さん、新藤兼人監督や堀川弘通監督、山田五十鈴、森光子、三木睦子、吉田秀和、畑中良輔と、今年はあの時代をしっかりと記憶している人たちが次々と亡くなっていってしまった。
 それを果たして偶然と呼んでもよいのだろうか?


 続けて、『井上ひさしの劇世界』を読み始める。
 扇田昭彦が書き記した井上ひさし(小沢昭一とも浅からぬ関係にあった)に関する多くの文章をまとめた一冊。
 その批評の姿勢も含めて、扇田さんには本当に学ぶところが少なくない。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 北朝鮮がミサイルを発射したと思ったら、今度は中国か。
 なんというタイミングのよさ!!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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ヘンゲルブロックが指揮したドヴォルザークの交響曲第4番とチェコ組曲

☆ドヴォルザーク:交響曲第4番&チェコ組曲

 指揮:トーマス・ヘンゲルブロック
管弦楽:ハンブルクNDR交響楽団
(2012年6月/デジタル・ライヴ録音)
<SONY/BMG>88725464672


 ピリオド楽器のアンサンブル、フライブルク・バロック・オーケストラやバルタザール・ノイマン・アンサンブルに、モダン楽器の室内オーケストラ、ドイツ・カンマー・フィルと精力的な活動を続けてきたトーマス・ヘンゲルブロックのハンブルクNDR響の新しいシェフへの就任は、ヨーロッパにおけるピリオド・スタイルの隆盛を象徴する出来事の一つだと思う。
(と、言っても、すでに20年以上前にハンブルクNDR響はジョン・エリオット・ガーディナーをシェフに迎えていたのではあるが)
 そして、あいにく聴きそびれてしまったものの、今年の来日公演は、ヘンゲルブロックとハンブルクNDR響の相性のよさを発揮した非常に充実した内容だったと伝えられている。

 ヘンゲルブロックとハンブルクNDR響にとって二枚目のアルバムとなる、ドヴォルザークの交響曲第4番とチェコ組曲(ちなみに、同じドヴォルザークの交響的変奏曲やブラームスのハンガリー舞曲の抜粋とともに、先述したガーディナーもドイツ・グラモフォンにこの曲を録音している)も、そうした両者の好調ぶりがよく表われた演奏となっているのではないか。
 ピリオド・スタイル云々もそうだけど、それより何より、二つの作品の持つ力感、劇性、抒情性、歌謡性が、テンポ感よくメリハリのきいた解釈で細やかにとらえられていて、実に聴き心地がよい。
 ドヴォルザークの音楽に一種の泥臭さを期待して物足りなさを感じるむきもあるかもしれないが、交響曲の第2楽章をはじめとしたワーグナーとの関連性などにもしっかり目配りの届いたクリアな音楽づくりに、僕は好感を抱く。

 ライヴ録音ゆえ、若干こもった響きなのが残念といえば残念だけれど、作品や演奏を愉しむという意味では、まず問題はない。
 ドヴォルザークの交響曲第4番なんて知らないという方や、チェコ組曲って『のだめ』のドラマで使われてなかったっけという方にも大いにお薦めできる一枚だ。
 ヘンゲルブロックとハンブルクNDR響には、ぜひともドヴォルザークの他の交響曲、中でも第5番や第6番を録音してもらいたい。
posted by figaro at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジンマンが指揮したシューベルトの交響曲第5番&第6番

☆シューベルト:交響曲第5番&第6番

 指揮:デヴィッド・ジンマン
管弦楽:チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
(2012年9月/デジタル・セッション録音)
<SONY/BMG RCA>88725463362


 デヴィッド・ジンマンが手兵チューリヒ・トーンハレ管弦楽団と進めているシューベルトの交響曲全集の第4段、第5番と第6番がリリースされた。

 まずモーツァルトの交響曲第40番を下敷きにしたと思しき第5番だが、これまでと同じくピリオド・スタイルを援用して速いテンポの粘らない音楽づくりが行われているものの、長調の中に時折厳しい突風が吹くという感じではなく、作品の持つ叙情性や歌謡性、旋律の美しさに主眼が置かれているように思う。

 一方、ハイドンの交響曲第100番の第1楽章の主題を裏返したかのような同じく第1楽章の主題が印象に残る第6番のほうは、強弱のメリハリはよくきいた、きびきびとしてリズミカルな演奏で、この交響曲の快活さをよく表わしているのではないか。
(と、言うことは、つまり、第5番と第6番を「対照的」な作品として描き分けているということか)

 チューリヒ・トーンハレ管も、ジンマンの意図によく沿って精度の高い演奏を繰り広げている。

 シューベルトの交響曲第5番と第6番のベーシックな録音としてお薦めしたい一枚だ。
posted by figaro at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

午前中犯罪学を受講し、夜はお芝居を観た

 若干どんよりとした感じはありつつも、晴天。
 いいお天気、いい青空の一日だった。

 若干気温が上昇したか、日中は。
 朝夕の冷え込みは厳しかったが。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、2時半頃まで『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、仕事関係の作業を進めたりする。


 朝早めに起きて仕事関係の作業を進めたのち外出し、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学深草校舎で犯罪学を受講する。

 講義終了後、近くの業務スーパーで買い物をすませ、13時少し前に帰宅した。


 帰宅後、ヴァーノン・ハンドリー指揮ロイヤル・フィルが演奏したワーグナーの管弦楽曲集<TRING>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、多和田葉子の『雲をつかむ話』<講談社>を読み進めたりする。


 17時50分頃に外出し、自転車でアトリエ劇研へ。
 ニットキャップシアターの第32回公演『Strange』(ごまのはえさん作・演出)を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 終演後、ごまさんをはじめ関係各氏と話しをしたりあいさつをしたりする。

 で、夕飯用の買い物をすませ、22時過ぎに帰宅した。


 遅めの夕飯後、フレスコのマフィンを食す。
 半額びき、税込み50円だったもの。
 オーソドックスなチョコマフィンケーキで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 以上、12月13日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニットキャップシアター 第32回公演『Strange』

☆ニットキャップシアター 第32回公演『Strange』

 作・演出:ごまのはえ
 振付:佐藤健大郎
 照明:葛西健一
 音響:三橋琢
(2012年12月13日19時開演/アトリエ劇研)


 ニットキャップシアターにとって第32回目の本公演となる、ごまのはえの新作『Strange』のプレビュー公演を観た。

 来週火曜日まで京都公演が続き、さらには来年2月1日〜3日に下北沢のザ・スズナリでの東京公演が予定されていることもあって、あえて詳しい内容については触れないが、これは観に行って大正解の作品であり、公演だった。
 と、言うのも、ごまのはえという劇作家・演出家の、演劇という方法を用いながら今現在表現すること(何を?どのように?)への強い意志や覚悟、疑問、葛藤、冒険、切実さが、「第一部 垂直移動編」、「第二部 平面移動編」、「第三部 直角交差編」の三部構成の物語を通してはっきりと示されていたからだ。
 『Strange』というタイトルや三部の名称(ただし、この名称はまた、その内容を読み解く大きなヒントともなっているのだけれど)からもわかるように一筋縄ではいかない展開で、各部のブリッジの間に感じ取ったものを反芻してみる必要があるだろうし、ごまさんの様々なせめぎ合いが作品の結構に表われているようで、ときにスリリングにすらあるのだけれど、全編観終えたときの余韻感慨充手応え観応えは非常に大きい。
 加えて、これまでの一連の作品でも試みられてきたダンス(今回の公演にも出演している佐藤健大郎の存在を忘れてはなるまい)や音楽、ごまさんが接してきただろう過去の創作物、マイクパフォーマンスといった現代の潮流となっている演劇的な手法技法の使用援用も、さらに洗練されて精度を増しているように感じられた。

 初日ということで、まだまだ粗さは残っていたものの、客演の佐藤さんや黒木夏海を含む演者陣のアンサンブルのよさも、回を重ねるごとにこの『Strange』の観どころの一つに数えられることとなるのではないか。
 おなじみ、ごまさんはじめ、市川愛里、織田圭祐、門脇俊輔、澤村喜一郎、高原綾子、藤田かもめのニットキャップシアター・メンバーに、新たに山岡未奈(ちょっと柳原加奈子を思わせる風貌で、柳原さん同様に回転が早くて芯の強そうな演者さんだ)が加わって、今後がますます愉しみだ。

 いずれにしても、ぜひ多くの方にご覧いただきた作品であり、公演である。
 ああ、素晴らしかった!
posted by figaro at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月12日

冬の時代がやって来る

 晴天。
 若干どんよりはしつつも。

 今日も気温は上昇せず。
 寒さがどうにも厳しくどうにも激しい。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 北朝鮮が長距離弾道ミサイル(と思しきもの)を発射した。
 すでに予告されていたこととはいえ、衆議院選挙真っ盛りの折も折、実にタイミングのよい話だと思わずにはいられない。
 なぜなら、国防の強化や徴兵制を口にする人間にとって、自らの主張をますます強めることができるからだ。
 度し難し。


 尼崎連続変死事件の容疑者が自殺したとのこと。

 また、舞鶴の女子高校生殺人事件に関し、大阪高裁が逆転無罪の判決を下したとのこと。


 昨夜、4時過ぎまで『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、仕事関係の作業を進めたりする。


 ヴァーノン・ハンドリー指揮ロイヤル・フィルが演奏したワーグナーの管弦楽曲集<TRING>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、多和田葉子の『雲をつかむ話』<講談社>を読み進めたりする。


 16時頃外出し、京都シネマへ。
 山本起也監督の『カミハテ商店』(2012年、北白川派)を観る。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。

 夕飯用の買い物をすませてから、19時少し前に帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMでシャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団の定期公演の実況中継を聴く。
 武満徹のノヴェンバー・ステップス、シベリウスのヴァイオリン協奏曲(ワディム・レーピンの独奏)、ストラヴィンスキーのバレエ音楽『春の祭典』が放送されていたが、いずれもデュトワの精度の高い音楽づくりがよくわかる演奏だった。

 続けて、再びハンドリー指揮のワーグナーのCDを聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『雲をつかむ話』を読み進めたりする。


 今日は、ヤマザキの吹雪まんを食す。
 近くのドラッグランドひかりで、半額、税込み42円だったもの。
 粒あんたっぷりのおなじみ吹雪饅頭で、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 ここ5年ほどの間、僕は、事あるごとに、あと数年経てば演劇をはじめとした表現活動がやりにくくなる、表現者にとっての冬の時代がやって来る、という言葉を繰り返し口にしていた。
 だが今になって、僕は大きな読み間違いをしていたことに気づく。
 表現者どころではない、このままいけば、多くの人たちにとってとんでもない大きな冬の時代がやって来る。
 それにしても、冬の時代がやって来れば、本当にやる気のある表現者が生き残って、そうでない人間たちは淘汰されると、僕の言葉に応えた人たちがいたが、この冬の時代はそんなに甘いものか。
 僕には、そんなに甘いものとは思えない。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カミハテ商店

☆カミハテ商店<2012年、北白川派>

 監督:山本起也
 脚本:水上竜士、山本起也
 撮影:小川真司
 音楽:谷川賢作
(2012年12月12日/京都シネマ)


 京都造形芸術大学映画学科の学生たちと、プロの俳優スタッフ陣が共同して映画を撮影製作する北白川派の今年度の作品で、山本起也にとっては初の劇映画となる『カミハテ商店』を観たが、まずもって強く印象に残ったのは、主人公を演じる高橋惠子だった。

 高橋惠子。
 関根恵子。
 あれはアフタヌーンショーだったろうか。
 バンコクへのいわゆる「恋の逃避行」から幾日、帰国して旅客機のタラップを降りる彼女に、芸能リポーターたちがわっと群がり集まる情景が、僕は未だに忘れられない。
(余談だが、関根恵子がすっぽかしたのが福田陽一郎プロデュースの舞台で、彼女の穴を見事に埋めたのが市毛良枝であったことなどを、福田さん自身が『渥美清の肘突き』<岩波書店>で書き遺している)
 けれど、僕が高橋惠子という女優に好感を抱くようになったのは、高橋伴明監督と結婚したのち、モーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』の伯爵夫人にぴったり(ちなみにアルマヴィーヴァ伯爵は林隆三)と言いたくなるほど、透徹してノーブルな美しさを見せ始めてから、例えば、NHKの『とっておきの青春』や同じNHKの大河ドラマ『信長』あたり以降である。

 まあ、それはそれ。
 高橋惠子にとって20年ぶりの主演作品にあたる『カミハテ商店』は、夫の高橋伴明監督が造形芸大の映画学科の学科長なこととの兼ね合いが大きなキャスティングであることは、高橋さん自身、週刊文春の阿川佐和子によるインタビューでも触れていたことだけれど、そうした裏の事情を知っていたとしても、彼女の演技者役者としての魅力が揺らぐことはないように思う。
 そしてその魅力とは、表面的な巧さというより、高橋惠子その人の芯のようなものの魅力と言い換えることもできるのではないか。
 老け役云々という言葉も「売り」になっているようだが、それより何より高橋惠子のあり様そのものに僕は強く魅かれた。

 加えて、作品の肝となる断崖絶壁をはじめ、ドキュメンタリー的に置かれたロケ地、隠岐海士町の自然の美しさ厳しさも、この作品の見どころの一つと言えるのではないか。

 上映中ゆえ、作品そのものについてはあえて詳しく触れないが、本来のモティーフ(学生の原案)より、主人公の「老い」、「孤独な生活」のほうにより重点が置かれていたような気がしないでもなかった。
 言葉を換えれば、同じ山本監督のドキュメンタリーの佳品『ツヒノスミカ』(山本監督の90歳になるお祖母さんの日々の生活を追った)のフィクションによる再現、変奏となるか。
 そのこと自体は興味深いことなのだけれど、一方で、一つの物語という意味から、何かが埋まりきらないもどかしさを感じてしまったことも事実だ。

 役者陣では、寺島進が大奮戦。
 少しでもよい作品、よい現場にしたいという熱い想いが伝わってくる演技だった。
 それと、あがた森魚の助演も嬉しい。
 ほかに、水上さん、松尾貴史、映画学科生(深谷健人、平岡美保/卒業生、土村芳、ぎぃ子、大西礼芳ら)が出演。

 それにしても、高橋惠子っていいなあ!
posted by figaro at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月11日

『伊集院光の深夜の馬鹿力』のラストは、小沢昭一の歌だった

 晴天。
 いいお天気、いい青空になる。

 気温は今日も上昇せず、寒さがとても厳しく、とても激しい。
 寒い寒い寒い寒い寒い!
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、仕事関係の作業を進めたりする。
 『伊集院光の深夜の馬鹿力』では、伊集院光が小沢昭一について、ほんの一言ネタで触れただけだったなあと思っていたら、ラストで小沢さんの歌が流れた。
 あの町この町、日が暮れる日が暮れる…。
 伊集院さん、よくわかっている。


 午前のうちに、毎週恒例の洗濯を決行する。
 せっかくのお天気だったため。
 乾きは、全くよろしくなかったが。
 まあ、仕方ない。


 ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ヴァーノン・ハンドリー指揮ロイヤル・フィルが演奏したワーグナーの管弦楽曲集<TRING>、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第5番&第6番「田園」<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、アントニーニのCDのレビューをアップしたりする(前回の記事をご参照のほど)。
 『とことん全力投球!!妹尾和夫です』では、市川プロデューサーが、この夏の桂米朝の企画に小沢昭一(や、加藤武、大西信行ら、やなぎ句会のメンバー)が参加していたことを語り、妹尾さん自身も大学時代、大西さんとの関係(ある大学の演劇仲間の女性が合宿に来れないというので、その父親に文句を言おうと思ったところ相手が大西信行だった)で一度小沢昭一に会ったことがあると語っていた。
 桂米朝との関係もあってだが、二人が正岡容(いるる)門下であったことも触れられていて、なんとも嬉しかったなあ。


 津村記久子の『とにかくうちに帰ります』<新潮社>を読了する。
 ああ、面白かった!


 続けて、多和田葉子の『雲をつかむ話』<講談社>を読み始める。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団他が演奏したベートーヴェンのミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)のライヴ録音を聴く。

 続けて、ハンドリーが指揮したワーグナーのCDを再び聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『雲をつかむ話』を読み進めたりする。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アントニーニが指揮した運命と田園

☆ベートーヴェン:交響曲第5番&第6番「田園」

 指揮:ジョヴァンニ・アントニーニ
管弦楽:バーゼル室内管弦楽団
(第5番=2008年7月、第6番=2009年7月/デジタル録音)
<SONY/BMG>88697648162


 イタリアのバロック・アンサンブル、イル・ジャルディーノ・アルモニコのリーダー、ジョヴァンニ・アントニーニがスイスのバーゼル室内管弦楽団と進めているベートーヴェンの交響曲集の最新盤(と、言っても、2010年のリリースなんだけど)にあたるのが、この第5番と第6番「田園」を収めた一枚だ。

 バーゼル室内管弦楽団は、もともとモダン楽器による室内オーケストラなのだが、最近ではピリオド楽器もお手のものの両刀使いに変貌している。
 詳しいところまではわからないけれど、たぶんこの演奏でも、ピリオド楽器が多数を占めているのではないか。
 演奏そのものも、ピリオド・スタイル、と言うよりアントニーニお得意のバロック・ロック、バロック・アクロバティックな雰囲気の強い、メリハリがよくきいて、スピーディーなものとなっている。
 推進力抜群な演奏だから、聴いていて全くだれないが、第5番の第1楽章や第2楽章など、ちょっとばかしすかっとし過ぎというか、あれよあれよという間に楽章が終わってしまって、若干味気なくもなくはない。 
 逆に、「田園」のほうは、アントニーニのテンポのよい音楽づくりが、作品の持つ活き活きとした感じ、快活さ、精神的な喜びを十全に描き表わしているようで、心がうきうきしてくる。
(と、なると、リズム感が一層命となる第7番や第8番の録音も大いに期待できるところだが、果たして全集につながってくれるのか、どうか)

 いずれにしても、清新な演奏で、ベートーヴェンのくどさが苦手という方には特にご一聴をお薦めしたいCDだ。
posted by figaro at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月10日

小沢昭一が亡くなった

 俳優の小沢昭一が亡くなった。83歳。
 旧制麻布中学在学中から、同級生のフランキー堺や加藤武、大西信行、仲谷昇らと芸能(落語や歌舞伎)にはまり、正岡容の門下に加わる。
 早稲田大学仏文科進学後、演劇活動を活発化させ俳優座養成所を卒業、劇団新人会や劇団俳優小劇場で活躍する傍ら、映画にも出演する。
 中でも川島雄三監督との相性がよく、さらに川島監督の弟子である今村昌平監督の作品にも数多く出演し、「やってる」感満載の演技を披歴した。
 また、芸能座や一人芝居のためのしゃぼん玉座を主宰するとともに、民衆芸能民俗芸能伝統芸能の収集記録研究に努め、関連のレコードを録音したり、著書を刊行したりした。
 一方、TBSラジオの『小沢昭一の小沢昭一的こころ』での名パーソナリティーぶりや、滋味あふれるエッセイにペーソスあふれるハーモニカと歌唱等、幅広い活躍を続けた。
 舞台では、井上ひさしの『しみじみ日本・乃木大将』や同じく井上ひさし原作による一人芝居『唐来参和』、映画では、上述した川島雄三監督や今村昌平監督の一連の作品に、今井正監督の『越後つついし親不知』、野村芳太郎監督の『続・拝啓天皇陛下様』が代表作となるのではないか。
 体調を崩されたことは知っていたが、まさかこうも早くお亡くなりになるとは。
 深く、深く、深く、深く黙祷。
(林光さんにはじまって、今年は本当に辛い一年だ…)


 雪にみぞれと、どんよりとしたお天気の一日。
 途中、青空は見えたものの。

 気温低し。
 厳寒。
 寒さがとても厳しく激しい。
 寒い寒い寒い寒い寒い!
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時半頃まで『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、仕事関係の作業を進めたりする。


 午前中、仕事関係の作業を進める。


 13時台に外出し、仕事関係の打ち合わせを行う。

 帰りがけ、京都芸術センターに寄り、ついでに夕飯用の買い物をすませて、18時少し前に帰宅した。


 帰宅後、ヴァーノン・ハンドリー指揮ロイヤル・フィルが演奏したワーグナーの管弦楽曲集<TRING>を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ハリー・クリストファーズ指揮ザ・シックスティーンが演奏したヘンデルのオラトリオ『メサイア』(一部抜粋)のライヴ録音を聴く。

 続けて、再びワーグナーのCDを聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、津村記久子の『とにかくうちに帰りたい』<新潮社>を読み進めたりする。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月09日

詐欺師ペテン師とお先棒担ぎにご用心!

 晴天。
 ただし、かすかに小雪もちらついていたか。

 気温は全く上昇せず。
 寒さが非常に厳しく激しい。
 皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザにはお気をつけくださいね。


 衆議院選挙真っ盛り。
 朝から選挙カーがかまびすしくやっている。
 世論調査の結果が新聞などを賑わしているが、「慈民党」なら投票するさ! の一語に尽きる。

 昨夜、4時半過ぎまで『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、仕事関係の作業を進めたりする。


 NHK・FMの『トーキング・ウィズ・松尾堂』や『きらクラ!』、ヴァーノン・ハンドリー指揮ロイヤル・フィルが演奏したワーグナーの管弦楽曲集<TRING>(2回)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 本当は、gate(KAIKA)を観に行きたかったのだが、我慢するほかなし。
 残念だけれど、仕方がない。


 途中、司修の『孫文の机』<白水社>を読み進めたり、『ゆかいなどろぼうたち』をさらったりもした。
 『孫文の机』に記されている足尾鉱毒事件のあらまし、政府や企業のやり口には、どうしても東京電力福島第一原子力発電所のことを思い起こさざるをえない。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 寒いったらありゃしない!


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』で、外山雄三指揮東京フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 リストのハンガリー狂詩曲第2番、ガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルー(江口玲のピアノ独奏)、外山さんの自作、沖縄民謡によるラプソディーに管弦楽のためのラプソディーと、どうやらラプソディーづくしの演奏会だったようだ。
 プログラミング自体は面白かったものの、オーケストラがときどきだらしのない音を出していて、あまり満足できず。

 続けて、ハンドリー指揮のワーグナーを再び聴く。
 無傷というわけではないけれど、楽器がきっちりと鳴っていて心地よい。
 これはけっこうな拾いものだ。
 できれば、同じハンドリー&ロイヤル・フィルのコンビによるホルストの組曲『惑星』他も手に入れたいと思う。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『孫文の机』を読了する。
 いろいろと考えることあり。

 続けて、津村記久子の『とにかくうちに帰ります』<新潮社>を読み始める。
 津村記久子の作品を読むのはこれが初めてだが、なかなかしっくりきそうな予感。


 今日は、東京カリント株式会社の白かりんとうを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み52円だったもの。
 餅は餅屋、かりんとうはかりんとう屋ということか?
 さくさくとした食感のオーソドックスなかりんとうで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 詐欺やらマルチ商法やらの類いにひっかかる人というのは、一度ならず二度三度と似たような手口やり口にひっかかってしまうと聴く。
 今度こそは、今度こそはと相手の口車に乗せられてしまうのか、それとも惰性で美味しい話に飛びついてしまうのか。
 中には、「確信犯」でひっかかって、自分は犯罪者にはならず、美味しいところだけをいただくという小賢しい人間もいるという。
 いずれにしても、詐欺師ペテン師のお先棒担ぎにはなりたくないものだし、そんな連中にだまされたくもないものだ。
 もちろん、詐欺師ペテン師にひっかかった人間のせいで、いっしょに地獄に落ちるなんて絶対に嫌だ!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

寒さが厳しいのなんの

 どんよりとした感じから、晴天へ。

 気温は上昇せず、寒さが厳しいのなんの。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、打ち上げの席から帰宅後、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 久しぶりにアルコールをきこしめしたこともあってか、覚悟の昼寝坊。
 起きてすぐに外出し、仕事関係の用件を片づけ、買い物をすませる。


 帰宅後、ヴァーノン・ハンドリー指揮ロイヤル・フィルが演奏したワーグナーの管弦楽曲集<TRING>、デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第5番&第6番<SONY/BMG>、トーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響曲第4番&チェコ組曲<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、司修の『孫文の机』<白水社>を読み進めたりする。


 18時頃外出し、自転車で河原町へ。
 木屋町通の元立誠小学校の音楽室で、努力クラブ5『旅行者感覚の欠落』(合田団地君脚本・演出)を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 開演前終演後、合田君をはじめ、関係各氏と話しをしたりあいさつをしたりする。


 三条のブックオフをのぞいたのち、仕事関係の予定をすませる。


 以上、12月8日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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努力クラブ5『旅行者感覚の欠落』

☆努力クラブ5『旅行者感覚の欠落』

 脚本・演出:合田団地
(2012年12月8日19時開演の回/元立誠小学校 音楽室)


 フジテレビ系列のプロ野球ニュースで、球界の福田赳夫よろしく飄々然と解説を披歴していた関根潤三だが、彼がヤクルトの監督を退任してすぐに『一勝二敗の勝者論』なる著書を刊行したときは、いくらなんでもそのタイトルはないやろと唖然としたものだ。
 人生たった三回の勝負で一勝二敗というのであれば、そらちょっとかっこよさげに聴こえないでもないが、いかんせん関根さんはチームを率いリーグを通じて勝負に挑み続けねばならプロ野球の監督なのである。
 一勝二敗のペースを続けていけば、50勝100敗、100勝200敗、500勝1000敗…。
 いや、1000敗する前に監督をクビになるか。
(ああ、なるほどとけっこう納得する内容ではあったんだけど、それでも「一勝二敗」という書名はなあ…)

 そんな関根潤三の監督時代に投手コーチを外れていたのが、ヤクルト生え抜きのピッチャー、安田猛だ。
 僕らの世代であれば、いしいひさいちの『がんばれ!!タブチくん!!』で主人公のタブチくん同様、徹底的にからかわれていたヤスダ投手を思い出す人も少なくないだろう。
 左サイドスローから繰り出すとてもゆるやかなボールや数々の変化球でこつこつ勝利を重ねていたピッチャーである。
 この安田猛にあやかりたいとかつて合田団地は口にしていたが、彼が作演を務める努力クラブにとって5回目の本公演となる『旅行者感覚の欠落』(いつもながら、タイトルがいいやね)も、そうした合田君の曲者ぶりがよく表わされていた。

 月曜日まで公演が残っていることもあって詳しい内容については触れないが、『旅行者感覚の欠落』は、過剰過激な表現にだれ場退屈場と作品の振り幅の大きさも厭わず、様々な演劇的手法や笑いの手法を織り込みながら、自らの表現のあり様を示した作品となっていたのではないか。
 努力クラブの旗揚げ公演『魂のようなラクダ、の背中に乗って』を思い起こさせる結構筋運びでもあったのだけれど、リリカルな部分の見せようも含めて、球の曲がり具合や緩さにしっかり磨きがかかっているように感じられた。
 だからこそ一方で、配球の組み立ての苦しさ難しさを感じたことも事実で、あえて「見せ球」としてではなく、本気の超速球主体の勝負を挑んでみてもよいのではないかと思わないでもなかった。
 合田君の美学美意識に反するだろうことは承知の上でだけれど。

 演者陣は、喜撃名詞(やりよった!気になるシーンあり!)と無農薬亭農薬という新たに加わった二人と、おなじみ合田君、佐々木峻一の努力クラブメンバーや、盟友の丸山交通公園、常連のキタノ万里、九鬼そねみ(奮戦)、長坂ひかる(前回の『よく降る』の変な人より、今回のウェットな感じの役柄が合っている)のほか、新谷大輝、玉一祐樹美、木下ノコシが出演していて、各々の特性を発揮していた。
 一発狙いからセーフティーバント、さらには隠し球といった合田君の貪欲な要求に、万全とまでは言えないながら、皆々応える努力を重ねていたと思う。
 中でも、木下ノコシのこれ見よがしでない着実なヒットぶりに注目した。
(彼女に関しては、ホームチーム・サワガレの『顔の底』でのフラットな感じにも好感を抱いたんだった)

 加えて、稲森明日香による過不足ない衣装のセンスのよさが印象に残った。

 いずれにしても、合田団地が関根潤三ではないということがよくわかる作品であり公演だった。
 次回の試合、じゃない公演にも大いに期待したい。
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2012年12月08日

『1+1=1 1』を再び観た

 日中は、晴天。
 が、夜になって雨降りになる。

 気温は上昇せず、今日も寒さが厳しい。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 東北地方で大きな規模の地震が発生した。
 被災地の方々について考えるとともに、16日に投開票が行われる衆議院選挙に関してもいろいろと考える。
 本当にいろいろと考える。


 昨夜、ナイナイのオールナイトニッポンやジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第5番&第6番「田園」<SONY/BMG>を聴いたりしながら、4時半すぎまで仕事関係の作業を進めたり、ある小説を読んだりする。


 ヴァーノン・ハンドリー指揮ロイヤル・フィルが演奏したワーグナーの管弦楽曲集<TRING>やKBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 14時台に外出し、近くのマクドナルドで映画関係の打ち合わせを行う。


 16時少し前に帰宅し、ハンドリー指揮のワーグナーを二度聴いたりしながら、映画関係の連絡作業を行ったり、仕事関係の作業を進めたりする。


 18時半に外出し、京都シネマへ。
 矢崎仁司監督の『1+1=1 1』を観る。
 映画24区主催のワークショップ参加者と田口トモロヲの出演による『1+1=1 1』を観るのは、これで3回目。
 18時50分上映開始の回が終了後、矢崎監督と脚本の武田知愛さんの舞台挨拶があるということも今夜足を運んだことの一つの理由ではあるが、前回シネ・ヌーヴォで同じ矢崎監督の『三月のライオン』を久しぶりに観たこともあり、両者の共通点ばかりでなく、矢崎監督の新たな試みを再確認したいと思い、改めて『1+1=1 1』を観ることにした。
 京都で上映中であり、神戸でも明日から上映が始まるため、詳しい内容についてはあえて語らないけれど、観直すたびに一人一人の登場人物のあり様や登場人物間の関係性等について感じ方受け取り方が変化していくことや、これまではあまり気にならなかった部分が急にぞっとなったりはっとなったりして、実に興味深く面白かった。
 また、作品の結構構成や映像面での仕掛け試みについても、新たに感じたり考えたりする部分が多々あって、回を重ねて作品を観ることってやっぱり大切だなあと強く思った。
 初見、ばかりか再見を大いにお薦めしたい一本である。

 上映終了後、矢崎監督や武田さんをはじめ、関係各氏の打ち上げに参加させていただく。
 『1+1=1 1』など、矢崎監督から詳しいお話をうかがったりして、とても愉しく刺激的な時間を過ごすことができた。
 ああ、面白かった!


 1時過ぎに帰宅し、仕事関係の作業を進める。


 以上、12月7日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月07日

犯罪学 図書館 ワーク そして打ち合わせ

 どんよりとした感じのお天気から、晴天へ。
 いい青空となる。

 ただし、気温のほうは全く上昇せず。
 寒さがとても厳しい。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、2時半少し前まで『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、仕事関係の作業を進めたりする。
 ほかに、佐藤信の『60年代のリアル』<ミネルヴァ書房>を読了し、司修の『孫文の机』<白水社>を読み始める。


 朝早めに起きて仕事関係の作業を少し進めたのち、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学深草校舎で犯罪学を受講する。


 講義終了後、図書館で『孫文の机』を読み進める。
 龍谷大学の図書館所蔵の本ではないのだけれど、せっかくだからと図書館で読むことにしたのである。
 書名は『孫文の机』だが、孫文その人ではなく、その机の持ち主だった画家の大野五郎、並びに彼の兄にあたるジャーナリストの和田日出吉(女優の木暮実千代の夫。今年、黒川鍾信の書籍で彼のことを詳しく知ったばかり)、詩人の逸見猶吉(大野四郎)が中心に据えられた一冊だ。

>混迷に混迷とつき進んで行きそうな気配のする政局が今後どんなに進展して行くことであろう?
 (略)議会政治の将来にまで疑問を持たざる得なくなっている(略)政治は常に大衆と共に在って欲しいものである。
 極端な保守や、極端な独裁の下には何物かが蠢く。
 何時何処を問わずこの事実を見ることが出来よう<
 これは、著者の司修が現在の日本を憂いて記した文章ではない。
 林銑十郎内閣による突然の議会解散に対して、雑誌『自由』の編輯兼発行人である野口正章が記した文章だ。
 彼の文章が今大きなアクチュアリティを持っていることに対し、僕はなんとも言えない気分になる。


 その後、矯正教育学内で行われたワークショップ(NPO劇研による)にアシスタントスタッフとして参加する。
 11月の2回目のワークショップを受けて行われたものだけれど、少しでも学生の皆さんにとってプラスのワークショップになったのであれば幸いだ。


 ワークショップ終了後、担当の池田先生としばらくお話をしたのち、京阪で河原町まで戻り、仕事関係の打ち合わせを行う。
 帰りがけ、BALのブックオフで、中古CD1枚(税込み250円)を購入する。


 帰宅後、遅めの夕飯をすませたのち、購入したばかりのヴァーノン・ハンドリー指揮ロイヤル・フィルが演奏したワーグナーの管弦楽曲集<TRING>を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、連絡作業を行ったりする。
 ハンドリー指揮ロイヤル・フィルのCDは、国内盤の新品が350円程度で主に書店や中古CD店などで発売されていたもの。
 また、輸入盤のSACDも廉価で発売されているが、僕自身は初出盤にこだわっているので、このTRINGのものしか購入しないことにしている。
 鳴りのいい演奏で、250円は安い。


 以上、12月6日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月05日

中村勘三郎が亡くなった

 青空は見えつつも、どんよりとした感じも強いお天気。

 気温は今日も上昇せず、寒さがとても厳しい。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 歌舞伎俳優の十八代目中村勘三郎が亡くなった。57歳。
 十七代目勘三郎丈の長男で、五代目中村勘九郎として歌舞伎界の枠を超えた活躍を続け(串田和美、野田秀樹との共同作業=コクーン歌舞伎や、平成中村座の旗揚げ)、2005年に十八代目勘三郎を襲名。
 その後も、当代を代表する歌舞伎役者として数々の舞台に立ったが、昨年頃より体調不良が続き、今年に入って食道癌の手術を行い(肺炎となり)、入院闘病中だった。
 映画やテレビドラマにも度々出演した。
 深く、深く、深く、深く、深く黙祷。

 それにしても、まだ57歳とは。
 若すぎる。


 昨夜、3時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第5番&第6番「田園」<SONY/BMG>やデヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第5番&第6番<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 目途が着くまで、あともう一踏ん張り。


 途中別件の作業がらみで、佐藤信(劇作家・演出家ではない)の『60年代のリアル』<ミネルヴァ書房>を読み進める。
(松本平の『日活昭和青春記』<WAVE出版>は、昨夜読了したのだ)


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 北朝鮮がミサイルの発射を計画しているらしい。
 いつものことながら、なんとタイミングのよい(悪い)国家=政府だろうと思う。


 あとしばらくして夕飯をすませ、さらに仕事関係の作業を進める予定。
 頑張らなくては!


 そして、明日は龍谷大学でのワークショップも予定されている。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月04日

衆院選が公示された日 仕事を進める

 第46回衆議院総選挙が公示された。
 長期的中期的短期的と、様々な視点から諸々の問題課題について考察し、自分なりの選択判断を行いたいと思う。

 それにしても、選挙カーがかまびすしいや。


 昨夜遅くから雨が降っていたが、日中はどんよりとした感じはありつつも、一応青空も見える。

 気温はぐっと下がり、寒さがとても厳しい。
 冬だ冬だ冬だ!
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、4時過ぎまで『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、松本平の『日活昭和青春記』<WAVE出版>を読み進めたり、仕事関係の作業を進めたりする。


 今週末までに仕上げなければならない仕事が急に入り、息抜き代わりに『日活昭和青春記』を読み進めた以外は、ずっとそれにかかりっきりになる。
 今週は別にいくつか大切な予定が入っているため、今日明日中に目途をつけておかないとまずいのだ。


 ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第5番&第6番「田園」<SONY/BMG>、デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第5番&第6番<同>を聴く。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ユッカ・ペッカ・サラステ指揮フランス放送フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 ブリテンのイリュミナシオン(クリスティーネ・シェーファーのソプラノ独唱)、ショスタコーヴィチの交響曲第8番などが放送されていた。

 続けて、トーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響曲第4番&チェコ組曲<同>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 今日は、明治のホワイトチョコレートを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み52円だったもの。
 オーソドックスなホワイトチョコで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月03日

『日活昭和青春記』は骨太な一冊だ

 晴天。
 快晴の一日となる。

 日中は、気温もいくぶん上昇する。
 ただし、朝夕の冷え込みは厳しいが。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、笑福亭松喬の『おやっさん』<うなぎ書房>を読了し、松本平の『日活昭和青春記』<WAVE出版>を読み始める。
 『おやっさん』は、六代目笑福亭松鶴の懐の深さ大きさと、松喬さんの師匠に対する深い愛情の念がよく表わされていた。

 その後、4時過ぎまで『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、仕事関係の作業を進めたりする。


 今日も、朝から真向かいのマンションの工事が、ギリギリガーガーとかまびすしい。
 銭ゲバオーナーに天罰天誅よ下れ!


 せっかくのお天気ということで、毎週恒例の洗濯を決行する。
 乾きは思っていたほどには悪くない。
 善哉善哉(by町田康)。


 ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第5番&第6番「田園」<SONY/BMG>やデヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第5番&第6番<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『夏美の夏は…』を久しぶりに書き進めたり、『日活昭和青春記』を読み進めたりする。

 今年2012年は、日活が誕生してからちょうど100年となるメモリアル・イヤーだが、『日活昭和青春記』は、著者の青春時代をからめながら、日活の撮影所の様々なエピソードを綴った一冊…。
 ではないんだよね、これが。
 撮影所の組合委員長等、日活の労働組合で活躍し、突然の解雇とその撤回のための闘争を勝ち抜き、さらには経営陣の一人(取締役)として日活の立て直しをはかるも、会社更生法の申し立て=倒産騒動に直面した著者が、そうした自らの来し方を振り返りつつ、日活という映画会社の衰退の原因を考察した一冊なのである。
 まあ、「日本でもっとも長い歴史をもつ映画会社の興亡史」という副題が、本の内容をきっちり示しちゃいるんだけど。

 で、60年代、70年代の激しい労使対立のあり様に、日本フィルハーモニー交響楽団とフジ・サンケイ・グループの闘争を思い出しながら、後ろのほうをぺらぺらと捲っていたら、神山征二郎監督の『日本フィルハーモニー物語 炎の第五楽章』のプロデューサー的な役割を著者が務めていたことがわかった。
 なーる!
(もしかしたら松本さんは、『日本フィル物語』<音楽之友社>を読んでいるのではないかとも思ったりした。と、言うのも、諸々の資料を駆使しつつ状況を分析する方法に、共通するものがあるためだ)

 ところで、「組織には必ず悪意が生まれる」という自論からだけではなく、冷戦構造下のイデオロギー的な対立等、歴史的な諸事実からもこの国の労働組合のあり様には、もろ手を挙げて支持しかねる側面があったことは否定できまい。
 けれど、労働組合という組織そのものの持つプラスの側面、重要性もやはり否定できないのではないか。
 少なくとも、極端に労働組合を敵視し、攻撃する言説の裏には何があるのかということは、しっかり考えておく必要があると僕は思う。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ウラディーミル・アシュケナージさん指揮フランス放送フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 プロコフィエフの『3つのオレンジへの恋』抜粋とヴァイオリン協奏曲第2番(パトリツィア・コパチンスカヤの独奏)、リヒャルト・シュトラウスの交響詩『ドン・ファン』、ルーセルの『バッカスとアリアーヌ』組曲第2番などが放送されていた。

 続けて、トーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響曲第4番&チェコ組曲<同>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めてなんとか一段落を着けたのち、『日活昭和青春記』を読み進める。


 今日は、昭栄堂製菓の兵庫神戸パイを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み52円だったもの。
 メープル風味のスティック状のパイで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年12月02日

図書館に寄ったあと、お芝居を観た

 どんよりとしたお天気の一日。
 昨日と同様、今日も夕方になって雨の勢いが強くなり、自転車での外出を諦める。
 案の定、帰りがけにはやんでいたが…。

 気温は上昇せず、寒さがとてもとても厳しい。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 NHK・FMの『トーキング・ウィズ・松尾堂』や『きらクラ!』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 16時頃外出し、下京図書館へ。
 樋口尚文の『テレビ・トラベラー』<国書刊行会>、戸田学の『上方落語の四天王』<岩波書店>、辻原登の『父、断章』<新潮社>、町田康の『この世のメドレー』<毎日新聞社>を返却し、予約しておいた笑福亭松喬の『おやっさん』<うなぎ書房>、松本平の『日活昭和青春記』<WAVE出版>、佐藤信の『60年代のリアル』<ミネルヴァ書房>、司修の『孫文の机』<白水社>、津村記久子の『とにかくうちに帰ります』<新潮社>、多和田葉子の『雲をつかむ話』<講談社>を新たに借りる。


 それから壱坪シアタースワンへ行き(行きがけ、小屋主の松浦武男さんとお会いし、少しお話をうかがう)、THE GO AND MO’Sの第6回公演『松尾の凛』を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!


 終演後、買い物をすませて、19時半頃帰宅した。


 帰宅後、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』で、チョン・ミュンフン指揮東京フィルが演奏したモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」の第1楽章以降と、飯守泰次郎指揮東京フィルが演奏したリヒャルト・シュトラウスの交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』の、それぞれライヴ録音を聴く。


 続けて、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第5番&第6番「田園」<SONY/BMG>、デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第5番&第6番<同>、トーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響曲第4番&チェコ組曲<同>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『おやっさん』を読み進めたりする(THE GO AND MO’Sの開演前に壱坪シアタースワンで読み始めたのだ)。
 「師匠松鶴と私」と副題にもあるように、『おやっさん』は、笑福亭松喬が自らの生い立ちなど(この部分も強く印象に残る)をからめながら、師匠六代目笑福亭松鶴との想い出を語った一冊。
 なお、「おやっさん」とは、六代目松鶴の「愛」称である。


 今日は、有楽製菓のダイジェスティブチョコビスを食す。
 高辻のローソンで、税込み105円だったもの。
 チョコレートをコーティングした小麦全粒粉入りのビスケットで、さくさくとした食感もあり、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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THE GO AND MO'S 第6回公演『松尾の凛』

☆THE GO AND MO’S 第6回公演『松尾の凛』

 脚本・演出・出演:黒川猛
 構成:黒川猛、中川剛
 音楽:Nov.16
 映像協力:竹崎博人
 制作:丸井重樹
(2012年12月2日17時開演の回/壱坪シアタースワン)


 ベトナムからの笑い声でならした黒川猛によるワンマンライヴ企画、THE GO AND MO’Sの第6回公演『松尾の凛』を観た。

 で、映像ネタのオープニング「吹き出し2」で始めて、新作コントの『ブレーンバスター』におなじみ「電話」、ドキュメンタリーの『北銀馬早苗』、休憩を挟んでの創作落語『夢眼鏡』、コント『身体〜元世界王者〜』、「しりとり」、そしてアンケート『もしもシリーズ』(お客さんのお題を使って黒川さんが苦しむ…)で〆るという、黒川猛の攻めと守りの姿勢がバランスよく表わされたTHE GO AND MO’Sらしいラインナップだったが、中でも強く印象に残ったのは、ドキュメンタリー(映像)の『北銀馬早苗』。
 と、言うのも、最近ではすっかりご無沙汰してしまっているが、かつてその公演に親しく接していた関西小劇場を代表する女性が、北銀馬早苗なる人物として登場したからだ。
 しかも、正直当たり外れが激しい、演者の底力が試されるこのフェイクドキュに、彼女が本息も本息、直球勝負で挑んでいたことにも驚いた。
 いや、彼女の作風人柄を考えれば、これも当然のことかもしれないんだけど。
 社会的な視点をきちんと織り込みつつ、結果結局なんじゃいなこれは、と思わせてしまうあたり、脱帽するほかなかった。
 また、東山青少年活動センターで行われた幻のプレ公演でもかけられた創作落語の『夢眼鏡』は、黒川さんの真っ当さがよく表われていて嬉しかったし、宮崎宏康と「謎」の元世界王者が身体性を競い合うコント『身体』には大いに笑わされた。

 それにしても、周囲の人たちの協力があったとはいえ、こうやって隔月コンスタントに公演を開催してきた黒川さんには、心から大きな拍手を贈りたい。
 本当にお疲れ様でした。
 そして、ああ、面白かった!

 なお、THE GO AND MO’Sは、来年3月末に大阪心斎橋のウイングフィールドで、第7回公演『春子の夢』の開催を予定しているとのこと。
 マスト!
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2012年12月01日

今日から12月 寒い!

 今日から12月。
 今年2012年も、残すところ一ヶ月を切ってしまった。
 一日一日を本当に大切にしていかなければ。
 そして、死を忘れないこと。


 青空は見えつつも、どんよりとした感じの強いお天気。
 夕方外出した頃、ちょうど雨降りで、自転車で出かけたものだからけっこう濡れてしまった。
 で、帰りがけもしばらく降っていたのだが、家に近づいた頃になってやみ始める。
 やれやれ。

 気温がぐぐっと下がる。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、3時半過ぎまで『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、仕事関係の作業を進めたりする。


 真向かいのマンションの工事は、今日はなかったようだ。
 いかな銭ゲバオーナーとて、そこまで愚劣下劣の徒ではないか。
 善哉善哉(by町田康)。


 KBS京都の『桂塩鯛のサークルタウン』や、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第5番&第6番「田園」<SONY/BMG>、デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第5番&第6番<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『ゆかいなどろぼうたち』をさらったりする。


 町田康の『この世のメドレー』を読了する。
 ああ、面白かった!


 ほかに、鈴木淳史の『クラシック名盤ほめ殺し』<洋泉社新書y>の拾い読みもする。


 16時半頃外出し、途中雨宿りをしながら、人間座スタジオへ。
 劇団蒲団座(大谷大学の学生劇団)の番外公演『幻想忌憚フェスタ 2012』(坂口弘樹君作・演出)を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 開演前終演後、関係各氏とあいさつをする。


 途中買い物をしたりしながら、20時半過ぎに帰宅した。


 帰宅後、NHK・FMの『名曲のたのしみ』で、ジョン・バルビローリ指揮ハレ管弦楽団が演奏したシベリウスの交響曲第5番などを聴く。

 続けて、トーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響曲第4番&チェコ組曲<SONY/BMG>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を少しだけ進める。


 今日は、ローゼンのマネケン・ベルギーワッフルを2個食す。
 荒神口近くのローソンストア100で、50円びきだったもの。
 オーソドックスなワッフルで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 JR西日本・福知山線脱線事故の裁判における、井手正敬元会長の発言を目にして、J-WESTカードにまつわる傲慢ぞんざいなやり口を改めて思い出し、むかっ腹が立つ。
 いずれにしても、JR西日本という会社はどうにも信用がならないなあ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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劇団蒲団座 番外公演『幻想忌憚フェスタ 2012』

☆劇団蒲団座 番外公演『幻想忌憚フェスタ 2012』

 作・演出:坂口弘樹
(2012年12月1日18時開演の回/人間座スタジオ)


 思い返せば、今年の京都学生演劇祭は振り幅が広いというか、とてもバラエティに富んだラインナップだった。
 その中でも、ひと際刺激的に感じられたのが、大谷大学の劇団蒲団座だ。
 何せ、コンテンポラリーダンス、どころじゃないクラブ(ディスコ)ダンスやブレイクダンス流の踊りや動きを積極的に取り入れて、躍動感と疾走感に満ちた舞台を生み出していたんだもの。

 で、そんな蒲団座の番外公演を観に行って来た。
 公演が明日まで続いているので詳しくは触れないが、都市伝説(ロア)を物語の中心に置いて、そこにネット上のゲームを絡めながら、社会への適応やコミュニケーション等、諸々のコンフリクトを織り込みつつ、京都学生演劇祭同様のダンス、さらには殺陣のシーンを盛り込んだ作品となっていた。
 まずもって作品の見せ場、お客さんに観て愉しんでもらいたいというところがはっきりと示された、造り手の意図がよくわかる公演になっていたのではないか。
 ただ、身体感覚が重視される場面と、会話(台詞)の場面との噛み合わせが少ししっくりこないというか、ぎゅっと詰まりきっていないもどかしさを感じたことも事実だ。
 京都学生演劇祭での記憶に加え、活き活きとしたアフターアクトでのパフォーマンスを観たこともあってか、正直、演劇というスタイル=物語にこだわる必要があるのかな、と思わないでもなかった。
(坂口君がどうしてもこの話をやりたいというのであれば、話は別だし、ほかの演者陣とのバランス、兼ね合いもあるのかもしれないけれど)

 演者陣は、各々の個性、演技の質感の違いがよく表われていたのではないか。
 身体性という意味で、島あやが印象に残った。

 いずれにしても、次回の公演にも注目したい。
posted by figaro at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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