2012年10月31日

10月が終わる

 今日で10月も終わり。
 今年も2ヶ月を残すところとなる。
 一日一日を本当に大切にしていかなければ。
 そして、死を忘れないこと。


 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温は上昇せず、寒さが厳しい。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、5時近くまで仕事関係の作業を進めたり、映画と演劇の人材交流のための企画に関する作業を進めたりする。


 ソプラノのバーバラ・ボニーがジェフリー・パーソンズのピアノ伴奏で歌ったモーツァルトとシューベルトの歌曲集<ともにTELDEC>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 『福永武彦戦後日記』<新潮社>を読了する。
 もう20年近くも前になるか。
 その頃好きだった女性に、福永武彦の『愛の試み』を読むよう薦められたことがあったのだが、妻澄子(詩人原條あき子。池澤夏樹の母)との大きな心の溝が記された1947年度の日記を読みながら、こうした自分自身の経験があの『愛の試み』の思念考察につながったのだと強く思った。
(あの頃の僕は、彼女のことを好きではあっても、しっかりと愛することはできていなかった。そのことを今頃になって深く反省する)


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませた。


 夕飯後、ボニーがパーソンズの伴奏で歌ったメンデルスゾーンの歌曲集<TELDEC>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、木内昇の『漂砂のうたう』<集英社>を読み始めたりする。


 今日は、森永のダースミルクを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み72円だったもの。
 ミルク風味がたっぷりとした小ぶりのチョコレートで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 作家の藤本義一が亡くなった。79歳。
 映画、テレビドラマ、ラジオドラマのシナリオや戯曲、そして小説と幅広く執筆活動を続けたほか、深夜番組『11PM』の司会などタレント活動でも知られた。
 その独特なエロキューションは、よく声帯模写の対象となった。
 なお、直木賞受賞作の『鬼の詩』は、桂福団治の主演で映画化されている。
 深く、深く黙祷。


 ルーカスフィルムがディズニーに買収されるとのこと。
 また、『スター・ウォーズ』の第7作目も製作されるらしい。


 ハロウィン。
 なんにも関係なし。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月30日

作業と読書に徹した一日

 青空は見えつつも、どんよりとした感じの強い一日。

 気温も上昇せず、寒さを強く感じる。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、マルタ・アルゲリッチとアレクサンドル・ラビノヴィチが弾いたモーツァルトの2台、4手のためのピアノ・ソナタ集とブラームスのハイドンの主題による変奏曲、2台のピアノのためのソナタ、ワルツ集<ともにTELDEC>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『福永武彦戦後日記』<新潮社>を読み進めたりする。


 夕方になって夕飯用の買い物に外出したほか、お昼過ぎに外出して仕事関係の用件を片づけた。


 夕飯後、メゾソプラノのマグダレーナ・コジェナーがサイモン・ラトル指揮エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団の伴奏で歌ったモーツァルトのアリア集<ARCHIV>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『福永武彦戦後日記』を読み進めたりする。


 今日は、ヤマザキのなが〜いスティックケーキ・紅茶&レモンクリームを食す。
 グルメシティで、税込み68円に値引きされていたもの。
 レモンクリームを挟んだ紅茶地の長いスティック状のケーキで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 山田洋次監督、ノーベル医学生理学賞の山中伸弥京都大学教授、高階秀爾らが文化勲章を受賞し、宮崎駿監督や松本幸四郎、指揮者の飯守泰次郎、竹西寛子、辻井喬(堤清二)、安野光雅らが文化功労者に選ばれた。


 10月もあと1日とちょっと。
 ああ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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正午頃起きて、夕方お芝居を観に行った

 晴天。
 いいお天気、いい青空へ。

 気温は下がり、寒さをぐっと感じた一日。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 6時頃寝床に就き、予定が変わったため正午頃起きる。


 起きてすぐに外出し、仕事関係の用件を片づけ、ついでに買い物をすませて帰宅する。


 アンソニー・ハルステッド指揮ザ・ハノーヴァー・バンドが演奏したヨハン・クリスティアン・バッハの交響曲集作品番号6、作品番号9、作品番号18<いずれもCPO>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、一昨日昨日の日記をアップしたり、『福永武彦戦後日記』<新潮社>を読み進めたりする。


 18時少し前に外出し、自転車でアトリエ劇研へ。
 京都ロマンポップの第12回本公演『ピュア・アゲイン』(よりふじゆきさん脚本、向坂達矢さん演出)を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 向坂さんや出演者の沢大洋さんと終演後話しをしたほか、関係各氏と話しをしたり、あいさつをしたりする。

 帰りがけ、京都芸術センターに寄っていくつか用件を片づけたり、関係各氏と話しをしたりする。


 で、22時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、遅めの夕飯をすませ、仕事関係の作業を進める。


 東京電力女性社員殺害事件に関する東京高裁での再審で、検察側もゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告の無罪を主張し、結審したという。
 これでマイナリ元被告の無罪がほぼ確実となったわけだが、それではこの間のあれこれはいったいなんだったのだろうと思わずにいられない。


 以上、10月29日の日記。


 10月も残すところあと少し。
 ああ。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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京都ロマンポップ第12回本公演『ピュア・アゲイン』

☆京都ロマンポップ第12回本公演『ピュア・アゲイン』

 脚本:よりふじゆき
 演出:向坂達矢
 演出補佐:七井悠
 演出助手:合田団地
 舞台美術:竹内良亮
 造形美術:垣内彩花
 照明:山本恭平
 音響効果:椎名晃嗣
 音楽:井村匡孝
 映像:桑折慧
 映像操作:上蔀優樹
(2012年10月29日19時開演の回、アトリエ劇研)


 今年少なからぬ変化の起こった京都ロマンポップだが、その変化が起こってから初めての本公演となる第12回本公演『ピュア・アゲイン』を観た。
 なお、今回も劇団のほうからご招待をいただいた。
 本当にありがとうございます。

 で、的外れを恐れずに言えば、今回の『ピュア・アゲイン』は、演出の向坂達矢がこれまで本当にやりたいと頭で思い描いていたことが、とてもストレートに表わされていた作品なのではないだろうか。
 と、言うのも、ウェルメイドプレイをロマンポップ風にくずし字にしたようなフォルムがかっきりとした演技のスタイルや、視覚的なイメージを重視した作劇と、「洗練の追求」とでも呼びたくなるような作品づくりが行われていたからだ。
 また、ゼノン(是のん)にパルメ、スノウ、アナクサという登場人物の名前からもわかるように、よりふじゆきの脚本はエロス、タナトス、クロノスといったギリシャ哲学や古典劇を彷彿とさせる観念的な仕掛けがふんだんに盛り込まれたものだったが、向坂さんは『ピュア・アゲイン』(ピュアな真情)を真正面に据えて、とても明快なおかかなしい「ロマンチックコメディ」に仕立て上げていた。
(当然、演出補佐の七井さん、演出助手の合田君の存在も忘れてはなるまいが)

 序盤では作品のつくりに加え、最終公演ということもあってか、時折笑いのツボにははまりつつも、どうもしっくりとこない感じが続いていたのだけれど、作品の持つ狙いや世界観がはっきりとしてきた中盤以降、どんどんぐいぐいと舞台に惹き込まれていった。
 特に、終盤のゼノン(沢大洋)とパルメ(吉岡里帆)や、ゼノンとスノウ(玉一祐樹美)のやりとりには強く心を動かされた。

 京都ロマンポップ(団内)の沢さんと玉一さんは、役に合わせてキャラクターをはっきりと造り込んだ熱演。
 冒頭、ここのところ谷口正晃監督の細やかで熱心な指導に慣れ親しんでいたため、フラットな場面での感情の微妙な途切れ、抜けがどうしても気になって仕方なかったのだが、やはり後半の激しい真情吐露には大いに惹きつけられた。
 客演陣も、コケティッシュな表情や内面の悪意の表現と吉岡さんがとても魅力的だったし、おかしさかろみと知性を兼ね備えた谷脇友斗も役柄によく合っていたと思う。
 ほかに、向坂さんが裁判長として出演していた。

 それではレギュラー陣がキャストに加わったとき、どのように向坂さんの狙いや想いが実現されていくのか?
 そうした点も含めて次回の公演がとても興味深く、とても愉しみである。

 ああ、面白かった!
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2012年10月29日

俳優ワークショップ、マチヤ映画夜行、俳優ワークショップ

10月27日


 朝早めに起きて、新京極通の誓願寺へ。
 映画24区とシマフィルム主催による映画24区KYOTO 2012、谷口正晃監督の俳優ワークショップ(追加開催)にサポートスタッフとして参加する。

 終了後、スタッフの面々としばらくお茶をしたあと、いったん帰宅。

 自転車で外出し、堀川中立売の京都リサーチパーク町家スタジオへ。
 月世界旅行社主催の上映会、マチヤ映画夜行・ハロウィンオールナイト2に参加する。
 なんとか皆勤賞をキープ。
 アベラヒデノブ監督の『死にたすぎるハダカ』をはじめ、村山宗一郎監督の『桂坂、昼』や坂井佳絵監督の『えつ子のかお』(再見)などを観たほか、三上友樹君ら親しくしている人たちや初めての参加者の方たちとあれこれ話しをする。

 で、マチヤダービーに後ろ髪をひかれつつ、俳優ワークショップ二日目があるため、3時過ぎに辞する。



10月28日


 朝早めに起きて、外で食事をすませたあと誓願寺へ。
 俳優ワークショップ二日目に参加する。

 で、いろいろ自分自身に反省点はあるものの、無事ワークショップを終了することができた。

 ワークショップ終了後、スタッフの面々としばらくお茶をしたのち、打ち上げに参加し、映画24区の三谷一夫代表などからいろいろお話をうかがう。

 その後、二次会的なものに参加し、さらに終電を逃した人たちとお店に入り、結局朝5時頃まであれこれ話しをする。

 5時35分帰宅した。


 俳優ワークショップは終了したが、映画24区KYOTO 2012は、俳優のオーディション、そして谷口正晃監督による映画撮影が控えている。
 僕自身、なんらかの形で関わっていくことができればと思っているし、多くの方々にご興味ご関心をお持ちいただければとも願っている。
posted by figaro at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月26日

打ち合わせでお芝居を観に行けず 桑名正博が亡くなった

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 日中は気温も上昇し、穏やかな感じの一日となる。
 ただし、朝夕の冷え込みは厳しい。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、ナイナイのオールナイトニッポンを聴いたりしながら、4時半頃まで仕事関係の作業を進める。
 ナイナイのオールナイトには、新作『黄金を抱いて翔べ』の宣伝のために井筒和幸監督がゲスト出演していた。


 午前のうちに毎週恒例の洗濯をすませる。
 洗濯日和で、乾きもそれなりによし。

 洗濯中外出し、仕事関係の用件を片づける。


 KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』やオトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリン他が演奏したベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」<ETERNA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『福永武彦戦後日記』<新潮社>を読み始めたりする。
 『福永武彦戦後日記』では、福永武彦の長男池澤夏樹が「序 福永武彦戦後日記のこと」を著していた。


 夕方になって再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 夕飯後、仕事関係の打ち合わせを行う。
 結局、遊劇体もピンク地底人も観に行くことができなかった。
 ああ…。


 そして、明日は映画24区KYOTO、谷口正晃監督の俳優ワークショップ(追加開催)にサポートスタッフとして参加したのち、月世界旅行社主催の上映会・マチヤ映画夜行に足を運ぶ予定だ。


 ミュージシャンの桑名正博が亡くなった。59歳。
 『セクシャルバイオレットNo.1』など歌手、ミュージシャンとして活躍したほか、関西弁のとぼけた雰囲気を活かして映画やテレビドラマにも出演した。
(小林信彦原作、曽根中生監督の『唐獅子株式会社』が懐かしい)
 7月に脳幹出血で倒れ、意識不明の状態が続いていたという。

 私生活では、アン・ルイスとの結婚と離婚が知られている。
 また、実家は桑名興業であり、自らもその社長の職にあった。

 深く、深く、深く黙祷。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月25日

犯罪学を受講する 仕事関係の打ち合わせののち『談志のことば』を読了する

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 日中は気温がいくぶん上昇したか?
 朝夕の冷え込みは厳しいが。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、デイヴィッド・ピースの『占領都市』<文藝春秋>を読了する。
 永瀬隼介の『帝の毒薬』<朝日新聞出版>が「主義主張」を持ったエンターテインメントだとすれば、この『占領都市』は、エンターテインメントの手法を駆使した純文学的作品と評することができるのではないか。
 芥川龍之介の『藪の中』をはじめ、ゴーゴリの『狂人日記』、能の『隅田川』とそれを下敷きにしたベンジャミン・ブリテン(「参考」の部分で、ブリットンと表記されていたが、実際の発音に近いか否かは別にして、やはりここは一般的に使用されているブリテンを使うべきだろう)の歌劇『カーリュー・リヴァー』を意欲的に引用している点も含めて、奥泉光のことを思い起こす。
 非常に読み応えのある作品である反面、どこかずれているというか、しっくりこない何かを感じる。
 それもまた、作者の意図したことかもしれないが。


 その後、2時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて仕事関係の作業を進めたのち、10時少し前に外出し、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学の深草校舎で犯罪学を受講する。

 講義終了後、近くの業務スーパーで買い物をすませ、13時過ぎに帰宅した。


 ジョン・ウィリアムズがボストン・ポップス・オーケストラを指揮した自作自演ベスト集「バイ・リクエスト…」<PHILIPS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 17時少し前に外出し、下京図書館へ。
 『帝の毒薬』と『占領都市』、快楽亭ブラックの『立川談志の正体』<彩流社>、古今亭志ん輔の『師匠は針 弟子は糸』<講談社>、佐藤亜紀の『金色の仔牛』<同>、川上未映子の『ぜんぶの後に残るもの』<新潮社>を返却し、予約しておいた立川志らくの『談志のことば』<徳間書店>、『福永武彦戦後日記』<新潮社>、木内昇の『漂砂のうたう』<集英社>と『ある男』<文藝春秋>を新たに借りる。

 ついでに、高辻通のローソンストア100で買い物をすませた。


 帰宅後、オトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリン他が演奏したベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」<ETERNA>を聴いたりながら、仕事関係の作業を進めたり、『談志のことば』を読み始めたりする。
 『談志のことば』は、立川志らくが師匠立川談志の遺した言葉を通して、自らと師匠との関係を綴った一冊。
 快楽亭ブラックとのスタンスの違いもよくわかって、実に面白い。


 夕飯後、仕事関係の打ち合わせを行う。

 その後、「バイ・リクエスト…」を再び聴きながら、『談志のことば』を読み進め、読了する。
 ああ、面白かった!


 今日は、モンテールの牛乳と卵の手巻きロール・ミルクを食す。
 高辻通のローソンストア100で、50円びきになっていたもの。
 ホイップクリームを挟んだロールケーキ(二切れ)で、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 石原慎太郎が東京都知事を辞任した。
 保守勢力による新党を結成して党首に就任、次期衆議院選にも立候補するとのことだが、無責任厚顔無恥の極みだと思う。
 東京都知事として果たすべき責任をきちんと果たすこともせず、大言壮語を繰り返した結果がこれだ。
 全くもって度し難し。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月24日

晴れたが寒かった

 晴天。
 いいお天気、いい青空へ。

 気温は今日も上昇せず。
 寒さを強く感じる一日だった。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、実家に電話をかけ、母と少し話しをする。
 多謝。

 その後、4時頃まで仕事関係の作業を進める。


 ジョン・ウィリアムズがボストン・ポップス・オーケストラを指揮して自作自演ベスト集<PHILIPS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、デイヴィッド・ピースの『占領都市』<文藝春秋>を読み進めたりする。


 夕飯用の買い物のため夕方外出したほか、仕事関係の用件のためお昼過ぎにも外出する。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMでロリン・マゼール指揮NHK交響楽団の定期公演の実況中継を聴く。
 モーツァルトの交響曲第38番「プラハ」、ウェーバーのクラリネット協奏曲第2番(ダニエル・オッテンザマーの独奏)、ラヴェルのスペイン狂詩曲とボレロが演奏されていた。
 休憩前のモーツァルトとウェーバーは、見通しのすっきりした古典派や初期ロマン派らしい音楽づくり。
 クラリネットのダニエル・オッテンザマーも見事なソロだった。
 で、スペイン狂詩曲も手堅い演奏だったが、そこはマゼール、思った通りボレロでかましてくれた。
 まずもって速いテンポで始めるあたりから臭う臭う。
 そして、終盤の大芝居。
 全くもってマゼールらしいや。

 続けて、オトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリン他が演奏したベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」<ETERNA>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、ある件に関して連絡作業を行ったり、『占領都市』を読み進めたりする。


 今日は、ローヤル製菓株式会社のひとくちカステラを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み62円だったもの。
 オーソドックスなひとくちカステラで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 辞任した田中慶秋法務大臣の後任として、前任者の滝実が再起用されるとのこと。
 いやはや、なんともはや。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月23日

寒い一日

 雨降り。
 どんよりとしたお天気の一日。

 気温も急激に下がり、寒さを強く感じる。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』や、NHK・FMでラジオ深夜便を聴いたりしながら、5時半頃まで仕事関係の作業を進める。
 ラジオ深夜便の3時台は松本隆の特集で、『スプーンおばさん』のテーマ曲、飯島真理の『夢色のスプーン』を聴けてとても嬉しかった。
 いやあ、懐かしい。


 覚悟の昼寝坊。
 正午を過ぎてから起きる。

 ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ジョン・ウィリアムズがボストン・ポップス・オーケストラを指揮した自作自演ベスト集「バイ・リクエスト…」<PHILIPS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、デイヴィッド・ピースの『占領都市』<文藝春秋>を読み進めたりする。


 18時台に外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 夕飯後、仕事関係の予定を片づける。

 その後、オトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリン他が演奏したベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」<ETERNA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『占領都市』を読み進めたりする。

 そういえば、夕飯が終わったあと、民放のラジオで政治部の記者か何かが民主党の裏事情とやらについて嬉々として語っていたが、あまりの厚顔無恥ぶりに腹が立ちすぐに聴くのをやめる。
 不愉快千万。


 今日は、東ハトのキャラメルコーンを食す。
 近くのフレスコで、税込み88円だったもの。
 これはもうオーソドックスなキャラメルコーン(コーン菓子)で、ローストピーナッツともども、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 田中慶秋法務大臣が辞任したと。
 以前も記したように、辞任云々の前に、こういう人物を大臣に任命したこと自体が大きな問題だと強く思う。
 度し難し。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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写真×言葉展を観、自分も出演している映画を観た

 晴天、青空からどんよりとしたお天気へ。
 夜になって雨が降り始める。

 気温は少し上昇したか。
 明日は相当気温が下がるみたいだが。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、5時近くまで仕事関係の作業を進めたり、永瀬隼介の『帝の毒薬』<朝日新聞出版>を読み進めたりする。


 岩佐悠毅監督の撮影が諸々の事情で延期となったため、午前中はゆっくりと仕事関係の作業を進める。


 お昼過ぎに少し外出し、仕事関係の用件を片づける。


 帰宅後、オトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリン他が演奏したベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」<ETERNA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 『帝の毒薬』を読了する。
 ああ、そういう方向に進むんだ、と思ったりもしたが、どんどん読み進めてしまうような筆運びであった。
 キャラクターの設定も含めて、とても映画的な作品なのだけれど、内容的に今の日本では映画化は無理だろうな。
 ああ、面白かった!

 続けて、デイヴィッド・ピースの『占領都市』<文藝春秋>を読み始める。
 これまた帝銀事件を主題とした作品。
 『帝の毒薬』とでは、全くスタイルが異なっているが、掘り下げようとしている帝銀事件の背後にある「何か」は通底しているとも思う。


 16時半過ぎに外出し、自転車で高原町方面へ。

 まずcafé LOOPで、足立結春さんの写真×言葉展『花鳥風月』を観る。
 足立さんにとって大切な人たちを映した写真も魅力的だったのだけれど、やっぱり空の写真が僕は好きだな。
 中でも、三日月の写真(と言葉)に魅かれた。
 あと、写真に付されたいくつかの言葉も、ぜひゆっくり目にして欲しい。

 木の実のタルトとミルクティーのケーキセットをいただいたが、優しい味のタルトケーキで、ほっこりとする。

 その後、京都造形芸術大学高原校舎の試写室で、小川泰寛監督の『まぶたをみろ!』と岩佐悠毅監督の『恋人のいた時間』を観る。
 いずれの作品にも出演しているため。
 ちなみに、小川、岩佐両監督とは、月世界旅行社主催の上映会・マチヤ映画夜行がきっかけで親しくなったのだった。

 伊藤高志先生をはじめ、親しくしている学生さんたちと話しをしたり、あいさつをしたりする。

 上映終了後、小川監督の部屋へ。
 手作りの美味しい料理(かぼちゃとひき肉の煮つけ、大根の煮つけなど絶品)をいただきながら、結局24時過ぎまであれこれ話しをする。

 で、1時過ぎに帰宅した。


 以上、10月22日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月21日

『ゆかいなどろぼうたち』の稽古初日

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 朝夕の冷え込みはけっこう厳しいものの、日中は穏やかな感じの一日。
 その分寒暖の差も激しいということで、皆さんくれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時近くまで仕事関係の作業を進めたり、永瀬隼介の『帝の毒薬』<朝日新聞出版>を読み進めたりする。


 午前中、仕事関係の打ち合わせを行う。


 いったん帰宅して雑件をすませたのち、地下鉄でくいな橋まで出て、龍谷大学深草校舎の矯正保護総合センターへ。
 来年2月17日に公演が予定されている、『ゆかいなどろぼうたち』(トールビョールン・エグネール原作、高尾豊脚色、伏見隆さん演出)の初稽古に途中から参加する。

 出演者はお芝居の経験のない方がほとんどだが、様々な人生経験を経てきた方たちばかりで、そうしたところから生み出されるエネルギーやおかしみかなしさに感心し感嘆した。
(どうしても、中途半端な技術、中途半端な巧さということについて考えざるをえず)

 伏見さんの演出をはじめ、刺激を受けるところ、学ぶところ大だ。
 そして、いい公演、いい舞台、いい本番にしたいと強く思う。


 稽古終了後、京阪で三条まで戻り、仕事関係の用件を片づける。

 移動中、元立誠小学校の玄関のところでイッパイアンテナの阿部潤さんを見つけ、誕生日のお祝いを述べるとともに、少し立ち話をする。

 帰りがけ、BALのブックオフにより、250円の中古CDを2枚購入する。


 帰宅後、早速購入したばかりのオトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリン他が演奏したベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」<ETERNA>を聴く。
 日本コロンビアと旧東ドイツの国営企業ETERNAが共同製作したCDで、本来は日本コロンビアの国内盤がオリジナルということになるのだろうが、旧東ドイツのCD(ただし、プリントは西ドイツで行われている)という物珍しさもあって購入した。
 もやっとした音質はちょっと気になるし、少し粗さを感じたところもあるのだけれど、よい意味でいたってオーソドックスな解釈で、ああ確かにこれは、自分がクラシック音楽を聴き始めた頃の至極真っ当な第九の演奏だなあと懐かしさを覚える。
 それにしても、日本コロンビアの初出時のCDの価格が3800円。
 いくら輸入盤の中古とはいえ、それが250円になってしまうとは。
 旧東ドイツのCDということもあり、いろいろと感慨深い。


 続けて、「バイ リクエスト…」と題された、ジョン・ウィリアムズがボストン・ポップス・オーケストラを指揮した自作自演のベスト集<PHILIPS>を聴く。
 PHILIPSレーベルからリリースされた何枚かのアルバムより選曲された一枚で、オリジナル盤をコレクションの基本としている人間としては、あまり進んで購入する類いのCDではないのだけれど、ロサンゼルス・オリンピックのためのファンファーレとテーマ、『未知との遭遇』の音楽、『E.T.』のフライング・テーマ、『スーパーマン』のマーチ、『レイダース/失われたアーク』のマーチ、『JAWS』のテーマ、ダースベーダーのマーチ(インペリアル・マーチ)、そして『スター・ウォーズ』のメインテーマというあまりのチョイスのよさに、負けてしまった。
 堂に入った演奏で、実に愉しく、ダースベーダーのマーチと『スター・ウォーズ』のメインテーマは何度も繰り返して聴いてしまう。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『帝の毒薬』を読み進めたりする。
 『帝の毒薬』は、作者の伝えたいことがはっきりとした骨太の作品。
 面白くって、ついつい読み進めてしまう。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月20日

『ぜんぶの後に残るもの』を読了し、『帝の毒薬』を読み始めた

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 朝夕の冷え込みが厳しい。
 日中はいくぶん穏やかな感じだったが。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 洗濯日和。
 毎週恒例の洗濯を午前のうちにすませる。
 乾き、まあまあよろし。


 レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルが演奏したブラームスの交響曲第2番&大学祝典序曲<ドイツ・グラモフォン>、ギュンター・ヴァント指揮ハンブルク北ドイツ放送交響楽団が演奏した同じくブラームスの交響曲第2番<ドイツ・ハルモニアムンディ/EMI>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、川上未映子の『ぜんぶの後に残るもの』<新潮社>を読み進めたりする。
 『ぜんぶの後に残るもの』、面白し。


 16時半頃外出し、仕事関係の用件を片づける。
 その後、ついでに夕飯用の買い物をすませ、18時頃帰宅する。
(本当は、京都文化博物館のフィルムシアターまで伊藤大輔監督の『王将一代』を観に行きたかったのだが、明日の『ゆかいなどろぼうたち』の初稽古もあったりしてパスすることにした)


 夕飯後、クラリネットのフランクリン・コーエンとピアノのウラディーミル・アシュケナージさんが演奏したブラームスのクラリネット・ソナタ第1番&第2番他<DECCA>、ドーマスが演奏した同じくブラームスのピアノ4重奏曲第1番<Virgin>(大好きな第4楽章のみは別に2回)を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 『ぜんぶの後に残るもの』を読了する。
 ああ、面白かった!

 続けて、永瀬隼介の『帝の毒薬』<朝日新聞出版>を読み始める。
 帝銀事件を題材とした長篇小説である。


 今日は、森永のミルクチョコレートを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み62円だったもの。
 オーソドックスな板チョコで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 胡散臭くきな臭い状況が続く。
 無責任な大言壮語は忌むべし。
 自省あるのみ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月19日

久しぶりに京都芸術センターへ行った

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 気温はあまり上昇せず。
 夕方以降の冷え込みも著しい。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。
(咳込みのほうは、ようたくだいぶん落ち着いてきた)


 昨夜、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。
 ナイナイのオールナイトニッポンは、好みじゃないゲストだったためパスした。
(メインのゲストではなく、もう一人のほうが。ラジオではどうにもうっとうしく感じられて仕方がなかったのだ)


 KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、佐藤亜紀の『金の仔牛』<講談社>を読み進めたりする。


 NHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』で、ウィーン国立歌劇場におけるチャイコフスキーの歌劇『エフゲニ・オネーギン』公演(小澤征爾指揮)のライヴ録音から第1幕を聴いたのち、15時過ぎに外出し、仕事関係の用件を片づけたほか、大垣書店四条店で『ぶらあぼ』11月号を入手したり、京都芸術センターで用件を片づけたりする。
 よくよく考えてみれば、京都芸術センターに足を運んだのは、けっこう久しぶりだった。


 帰宅後、『エフゲニ・オネーギン』の第3幕と、余った時間で放送されたロリン・マゼール指揮ウィーン・フィルが演奏した同じくチャイコフスキーのマンフレッド交響曲のレコード録音を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMで、ロリン・マゼール指揮NHK交響楽団の定期公演の実況中継を聴く。
 マゼール自身が構成したワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』による『言葉のない指環』(管弦楽曲ハイライト)が演奏されていた。
 そのままかどうかはわからないが、マゼールは同様の『ニーベルングの指環』の管弦楽曲ハイライトをベルリン・フィルとテラーク・レーベルに録音している。

 続けて、ソプラノのパトリシア・プティボンが、パトリック・コーエン=アクニーヌ指揮レ・フォリ・フランソワーズの伴奏で歌った、フランス・バロック期のオペラ・アリア集<Virgin>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『金の仔牛』を読了する。
 ああ、面白かった!

 続けて、川上未映子の『ぜんぶの後に残るもの』<新潮社>を読み始める。
 週刊新潮、並びに日本経済新聞に連載された文章をまとめた一冊。
 ちょうど東日本大震災の発生時の文章から始まっている。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 田中慶秋法務大臣が辞任と。
 当然。
 と、言うより、こういった人物を法務大臣に任命したこと自体が大きな間違いではないか。
 度し難し。


 俳優の今井和子が亡くなった。81歳。
 青年座に所属し、舞台を中心に、テレビドラマや映画、さらには洋画の吹き替えで活躍した。
 深く、深く、深く黙祷。
(今井さんも肺の癌か…)


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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濱本敏治監督の特集上映を観た

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日となる。

 気温はあまり上昇せず。
 特に、夕方以降は冷え込む。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 咳込みが続く。


 5時頃まで仕事関係の作業を進める。


 報恩講のため、龍谷大学は全学休講。
 と、言うことで、犯罪学もお休みである。


 クリストフ・ルセ指揮レ・タラン・リリクが演奏したラモーの序曲集<オワゾリール>や、古今亭志ん朝の『寝床』<ソニー>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 佐藤亜紀の『金の仔牛』<講談社>を読み始める。
 18世紀初頭のフランス(パリ)を舞台に、金を生み出す「紙切れ」(株)をめぐる人々の様々なかけ引きを巧みに描いた作品。
 実に面白し。


 夕方になって外出し、阪急で十三へ。

 シアターセブン(第七藝術劇場のすぐ下の階)で濱本敏治監督の特集上映「ハマモト・フィルム・レトロスペクティブ」を観る。
 『素晴らしい距離』(2003年、38分)、『調度良い体温と文字数』(2004年、9分)、『晴雄の帰省』(2011年、57分)、『光』(2006年、13分)と、2003年から2011年にかけての4本の作品が上映されていたが、この間の濱本監督の創作上の変化変遷が如実に示されているように感じた。
 人の心の動きや、人と人との関係性がきっちりと描かれた作品で、中でも最新作『晴雄の帰省』の細やかで丁寧な描写表現が強く印象に残った。
 付け加えるならば、郷里を離れてこういった生活を続けている人間にとっては、非常に身につまされる内容でもあり、その意味でもぐっと心を動かされた。
 観に行って大正解。
 ああ、面白かった!

 アフタートークのゲストは唐津正樹監督。
 濱本監督の創作の在り様や芯となる部分に鋭く迫ろうとする、なかなか刺激的なトークで、これまた面白かった。

 明日(日付け変わって今日)までの上映だが、ぜひ多くの方にご覧いただきたい。
 19時半から1回のみの上映。

 飲み会に参加したかったが、仕事関係の打ち合わせの予定があり、濱本監督や唐津監督にご挨拶しただけで、そのまま京都に戻る。

 で、帰宅する。


 以上、10月18日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月18日

打ち合わせを行った

 どんよりとしたお天気の一日。
 夕方前ぐらいから夜にかけて、雨も降る。

 じめじめとしてしてじめ寒く、あまり快ならず。


 映画監督の若松孝二が亡くなった。76歳。
 交通事故で重傷を負ったと報じられてはいたのだけれど、まさか亡くなられるとは思っていなかった…。
 反権力の姿勢を明確に示した作品の造り手で、最近も精力的な創作活動を続けていただけに、その突然の死には言葉を失う。
 いわゆるピンク映画時代の一連の作品をはじめ、意欲作問題作を数多く遺した。
 が、ここでは、大好きだった早瀬優香子も印象的ながら、それより何より原田芳雄(ほかに石橋蓮司、室田日出男らも出演)のロクさんに尽きる『キスより簡単』を、あえて挙げておきたい。
 深く、深く、深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 チェンバロのオリヴィエ・ボーモンが弾いたヘンデルのチェンバロのための組曲集(『調子のよい鍛冶屋』も収録)<ERATO>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 古今亭志ん輔の『師匠は針 弟子は糸』<講談社>を読了する。
 師匠古今亭志ん朝譲りというか、噺家としてのしっかりとした芯のようなものがはっきりと示された一冊だったと思う。
 「ケータイ日記」も含め、非常に面白かった。


 19時頃、京都造形芸術大学映画学科の岩佐悠毅監督を自室に招き、夕飯をとりながら、急遽出演が決まった22日午前の撮影に関し、いろいろと打ち合わせを行う。
 で、当然のことながら、あれこれと映画の話になる。
(若松監督の件はまだ知らなかったため、話題にならず)

 結局、午前1時頃に終了する。


 以上、10月17日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月16日

山田吾一も、古今亭圓菊も亡くなった

 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温はいくぶん上昇したか。
 暑さを感じることは全くなく、夕方位以降にはまたぞろ冷え込み始めたのだけれど。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 俳優の山田吾一が亡くなった。79歳。
 舞台での活動ののち、NHKの名物ドラマ『事件記者』のガンさんこと岩見記者役で一躍有名となり(日活や東宝での映画版でも岩見記者役で出演)、その後もテレビドラマや映画の現代劇時代劇双方で活躍した。
 頑固者で偏屈、口は悪いが、根は善人な職人職工、労働者や、一癖も二癖もある悪党小悪党の役柄を得意とした役者さんだった。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、ABCで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 薬のせいか(咳込みが続いているため服用)、なんと13時半頃になって目が醒める。
 ああ。
 が、焦ってもいらいらするばかり、こういう日もあるさと自分に言い聞かせる。


 ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ヨエル・レヴィ指揮クリ―ヴランド管弦楽団が演奏したシベリウスの交響曲第2番&交響詩『フィンランディア』<TELARC>、大友直人指揮日本フィルが演奏したニーノ・ロータの交響曲第1番〜第3番<キング>、湯浅卓雄指揮ニュージーランド交響楽団が演奏した芥川也寸志の管弦楽作品集<NAXOS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、古今亭志ん輔の『師匠は針 弟子は糸』<講談社>を読み進めたりする。
 『師匠は針 弟子は糸』では、2009年12月29日の「ケータイ日記」に、
>圓菊師匠が高座に上がったのを聞いて嬉しくなった。
 ただだいぶん悪いらしいことも聞いてしまった<
という一文にはっとする。
 ここでは書き忘れてしまっていたが、古今亭圓菊が先日亡くなってしまったのだ。
 あのあくの強いオーバーアクションは、正直あまり好みとはいえなかったものの、やはり強く記憶に残る噺家さんではあった。
 深く、深く、深く黙祷。
 みんなみんな亡くなっていく…。

 そういえば、どことなく容貌がそっくりな志ん輔さんの師匠古今亭志ん朝と山田吾一は大の仲良しで、お互いが似ていることをネタにした『山田吾一』という噺が志ん朝さんの最後の高座だったはずだ。
 そうそう、時折目にしている古今亭志ん輔のブログにも山田吾一が登場したことがあったのではなかったか。


 夕方になって、夕飯用の買い物のため外出する。
 のど飴も買っておく。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ヴァイオリンのフランク・ペーター・ツィンマーマンを中心とした弦楽トリオ、ツィンマーマン・トリオのコンサートのライヴ録音を聴く。
 ベートーヴェンの弦楽3重奏曲集作品番号9の3曲が、第2番、第3番、第1番の順で演奏されていた。

 続けて、シャルル・デュトワ指揮バイエルン放送交響楽団が演奏したオネゲルの交響曲第2番&第4番「バーゼルの喜び」<ERATO>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『師匠は針 弟子は糸』を読み進めたりする。
 『師匠は針 弟子は糸』、実に面白し。


 今日も、アッシュの揚げない焼きドーナツを食す。
 昨日の残りなり。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月15日

『立川談志の正体』を読了し、『師匠は針 弟子は糸』を読み始める

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 陽気のせいか、いくぶん気温が上昇したように感じられたものの、夕方以降はぐっと冷え込む。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。
(こちらの咳込みは、今日もとれず)


 昨夜、谷口正晃監督の俳優ワークショップ、並びに反省会(打ち上げ)から帰宅後、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 覚悟の昼寝坊。
 12時半頃起きる。


 仕事関係の作業を進めたのち、14時台に外出し、下京図書館へ。
 林家しん平の『落語物語』<角川書店>、桂歌丸(述)の『恩返し』<中央公論新社>、小倉孝保の『大森実伝』<毎日新聞社>、石持浅海の『玩具店の英雄』<光文社>を返却し、予約しておいた快楽亭ブラックの『立川談志の正体』<彩流社>、古今亭志ん輔の『師匠は針 弟子は糸』<講談社>、佐藤亜紀の『金の仔牛』<同>、川上未映子の『ぜんぶの後に残るもの』<新潮社>、永瀬隼介の『帝の毒薬』<朝日新聞出版>、デイヴィッド・ピースの『占領都市』<文藝春秋>を新たに借りる。


 帰宅後、早速『立川談志の正体』を読み始め、あまりの面白さについつい読了してしまう。
 「愛憎相克的落語家師弟論」と副題にもあるように、立川談志と弟子であった(晩年、破門されていたことになっているが)自らとの関係を、数々のエピソードを交えながら二代目快楽亭ブラックが面白おかしく書きのめした一冊。
 ブラック師匠の落語を耳にしているかのような毒っ気と、そこから垣間見える立川談志への愛憎の念。
 ああ、面白かった!

 続けて、『師匠は針 弟子は糸』を読み始める。
 こちらは、古今亭志ん朝門下の古今亭志ん輔(二ツ目昇進とともに、志ん朝の前名朝太を襲名するなど、志ん朝の芸を色濃く受け継ぐ噺家である)が師匠との記憶を綴った一冊。
 これまた面白し。
 それにしても、師匠の違い(芸風人柄の違い)が、弟子の書いた本にこれほど表われてしまうとは!


 ブルーノ・ヴァイル指揮ターフェルムジークが演奏したハイドンの交響曲第85番「王妃」〜第87番、第88番「V字」〜第90番、第45番「告別」〜第47番<いずれもSONY>を聴く。


 夕方になって、夕飯用の買い物のため再び外出する。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ハーゲン・カルテットとクラリネットのイェルク・ウィドマクのコンサートのライヴ録音を聴く。
 ほかに、ハーゲン・カルテットが演奏したベートーヴェンの大フーガのCD録音が放送されていた。

 続けて、ブルーノ・ヴァイル指揮ターフェルムジークが演奏したモーツァルトの交響曲第40番&第41番「ジュピター」<ドイツ・ハルモニアムンディ>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『師匠は針 弟子は糸』を読み進めたりする。
 『師匠は針 弟子は糸』は、古今亭志ん輔の「ケータイ日記」も面白い。


 今日は、アッシュの揚げない焼きドーナツを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み104円だったもの。
 しっとりふんわりした食感で、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 カンボジアの元国王、シアヌーク殿下が亡くなった。89歳。
 ロン・ノルによる軍事クーデターにポル・ポト派による幽閉、さらにはポル・ポト派やソン・サン派との反ベトナム(反ヘン・サムリン政権)活動等々、カンボジアの歴史を象徴体現した人物である。
 癌のため、2004年から北京で療養中だったという。
 黙祷。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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俳優ワークショップ・第3回目の二日目が無事終了した

 青空の見えるお天気。
 ただし、どんよりとした感じもけっこうあり。

 気温は昨日よりは上昇したか。
 それでも、夕方以降は寒さを感じる。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 朝早めに起きて、仕事関係の作業を少し進めたのち外出、9時少し前に堀川中立売の京都リサーチパーク町家スタジオへ。
 映画24区KYOTO 2012、谷口正晃監督の俳優ワークショップ第3回目(二日目)に、今日もサポートスタッフとして参加した。
 あえて詳しい内容については触れないが、第一日目のワークショップが受講生の皆さんに様々な変化を与えていることが確認できて、非常に刺激を受けた一日だった。
 そして、皆さんのお役に少しでも立てたのであれば、本当に何よりである。

 ワークショップ終了後、9月と同じく、近くのヴィーガンフードのお店、モルフォカフェで反省会(打ち上げ)を行う。
 絶品のグリーンカレーなど美味しいお料理を愉しみながら、受講生の皆さん方といろいろとお話をする。


 そういえば、一日目二日目と町家スタジオに運んでしばらく経って、時折急な咳込みが起こって困った。
 木曜日の体調不良は、どうもアレルギー性のものだったようで、目の痒みが出始めるとともに治まったのだが、それと関係あるのかないのか。
 ほかにも似たような症状の方がいらっしゃるので、ちょっと気になるところだ。


 12時台に帰宅し、仕事関係の作業を少し進める。


 以上、10月14日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月14日

俳優ワークショップ・第3回目の初日が無事終了した

 晴天。

 気温がぐぐっと下がって、秋らしさ全開。
 朝夜ともに、寒さを感じた一日だった。


 朝早めに起きて8時過ぎに外出、堀川中立売の京都リサーチパーク町家スタジオまで行き、株式会社24区とシマフィルム株式会社主催、映画24区KYOTO 2012 谷口正晃監督の俳優ワークショップ(第3回目)にサポートスタッフとして参加する。
 人間の内面の感情の細やかな動きや俳優間の関係を重視するという点は、前々回前回同様だが、今回はそこに「アンサンブル」の視点も加わって、さらに密度が濃く、刺激的な内容になっているように思う。
 二日目もよいワークショップとなるよう努めたい。


 ワークショップ終了後、ちょっとした打ち上げに参加し、谷口監督をはじめ、受講生の方々からいろいろとお話をうかがう。
 学ぶところ、大なり。


 23時台に帰宅後、仕事関係の作業をいくつか片づける。


 以上、10月13日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月12日

おとなしく過ごす

 一応、晴天。
 ただし、どんよりとした感じもあり。

 気温、だいぶん下がる。
 特に夕方以降は。


 体調、昨日よりは落ち着いたものの、まだ完全に復調とまでは言えず。
 おとなしく過ごす。


 午前のうちに、毎週恒例の洗濯をすませておく。
 そこそこの乾きだった。


 夕方の買い物以外は外出せずに、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』や、ピエール・ブーレーズ指揮ベルリン・フィルが演奏したヴェーベルンの管弦楽曲集(パッサカリアや『夏の風の中で』等)、オルフェウス室内管弦楽団が演奏したシェーンベルクの『浄められた夜』、室内交響曲第1番&第2番<ともにドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 石持浅海の『玩具店の英雄』<光文社>を読了する。
 全篇、同じ構造がとられた連作集なので、倒叙法的な要素も強いのでは。
 いずれにしても、ああ、面白かった!

 ほかに、許光俊の『世界最高のピアニスト』<光文社新書>の拾い読みもした。


 ノーベル文学賞に中国の作家、莫言が選ばれ、ノーベル平和賞にEU(ヨーロッパ連合)が選ばれたとのこと。
 いろいろと考えることあり。
 やれやれ。


 そういえば、京都大学の山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞したと思ったら、iPS細胞を使った心筋移植云々かんぬんで騒動が起こっているそうだ。
 やれやれ。


 80歳になった三浦雄一郎が、来年三度目のエベレスト登頂に挑むとのこと。
 お父さんの三浦敬三も100歳まで活動していたからなあ。
 いずれにしても、登頂の成功を祈りたい。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月11日

体調不良

 朝は雨が降るなどどんよりとしたお天気だったが、その後青空が見えるようになる。


 体調、どうにも芳しからず。
 犯罪学の受講も諦める。
 朝早めに起きて、受講するかどうしようか迷ったが、熱があって身体がだるいため断念する。

 また、十三のシアターセブンで開催されている濱本敏治監督の特集も、西尾孔志監督がアフタートークのゲストということもあり、ぜひ観に行きたいと思っていたのだけれど、諦めざるをえず。
 残念なかぎり。


 アルテミス・カルテットが演奏したドヴォルザークの弦楽4重奏曲第13番&ヤナーチェクの弦楽4重奏曲第2番「ないしょの手紙」、同じくアルテミス・カルテットとピアノのレイフ・オヴェ・アンスネスが演奏したシューマン&ブラームスのピアノ5重奏曲<ともにVirgin>を聴いたりしながら、ほぼ寝床の中でぼんやりと過ごす。
 石持浅海の『玩具店の英雄』<光文社>も少しだけ読み進める。


 夕方、夕飯用の買い物のため外出する。
 一人暮らしゆえ、やむなし。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月10日

どうやら風邪をひいた 薬の量が増えた ああ

 青空から、どんよりとした感じのお天気へ。

 気温はそこそこ上昇か。
 夕方以降はめっきり涼しくなったけれど。


 昨夜、どうやら風邪をひいてしまったよう。
 不規則な生活のゆえか。
 喉が痛し。
 度し難し。


 朝早めに起きて、かかりつけの病院へ。
 諸々あって、薬の量が増える。
 ああ。

 スギ薬局で薬を受け取り、ついでに夕飯用の買い物をすませて帰宅する。
 体調が芳しくないこともあり、再度外出したくなかったため。


 マルク・ミンコフスキ指揮ルーヴル宮音楽隊(管楽メンバー)が演奏したモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』ハイライト[トリベンゼーによるハルモニームジーク編曲版]<ERATO>、フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管弦楽団ハルモニーが演奏した同じくモーツァルトのセレナード第10番「グラン・パルティータ」&第12番「ナハトムジーク」<ハルモニアムンディ・フランス>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 小倉孝保の『大森実伝』<毎日新聞社>を読了する。
 アメリカ(の文化や社会システム)を愛しながら、いや、愛するからこそ厳しい批判を続けた大森実の生き方には、学ぶべきところが少なくないと思う。
 そして、「ええかげん、日本は独立せなあかんのや」という彼の言葉の重み。

 続けて、石持浅海の『玩具店の英雄』<光文社>を読み始める。
 面白し面白し。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、プラハの春音楽祭2012における、ダニエル・バレンボイム指揮ウィーン・フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 モーツァルトの最後の三大交響曲、第39番、第40番、第41番「ジュピター」が演奏されていたが、たぶん実際のコンサートに足を運ぼうとは思わないだろうから、こうやってFMで放送してくれるのは助かる。

 続けて、アマデウス・ウィンズが演奏した管楽合奏のためのディヴェルティメント集<オワゾリール>を聴く。
 今日は、ずっとモーツァルトの音楽を聴いていた。
 特に、CDでは管楽器の合奏用の作品ばかり(それもピリオド楽器による演奏)。
 まあ、大好きなんだから仕方がない。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『玩具店の英雄』を読み進めたりする。
 『玩具店の英雄』は、あまりにも面白くってついつい読み進めてしまっている。


 今日は、アッシュの油で揚げない焼きドーナツを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み104円だったもの。
 ごちそうさま!


 WBCの監督に山本浩二が就任するという。
 そういえば、楽天の田淵、広島の大野両コーチが退団したが、もしかしてWBCのコーチを引き受けるのだろうか?


 野田に安倍、そらどちらでもないと言いたくもなるよね。
 もちろん、誰をどのように選ぶかは、僕ら一人一人の責任だとも思うけど。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月09日

三連休明け、CDレビューをアップした

 世は三連休明けなり。


 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温はそこそこ上昇するも、夕方以降はぐっと下がって、肌寒くなる。
 まあ、半袖のTシャツと短パンじゃねえ。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 京都大学の山中伸弥教授が、iPS細胞の作製を成功させたことによって、ノーベル医学生理学賞を受賞したとのこと。


 昨夜、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、4時頃まで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて、仕事関係の作業を進める。

 レオポルド・ストコフスキー指揮ナショナル・フィルが演奏したブラームスの交響曲第2番&悲劇的序曲とメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」&ビゼーの交響曲<SONY/BMG>を聴いたりしながら(ビゼーの交響曲は計3回聴く)、仕事関係の作業を進めたり、小倉孝保の『大森実伝』<毎日新聞社>を読み進めたりしたほか、「レオポルド・ストコフスキー ザ・コロムビア・ステレオ・レコーディングス」のCDレビューをアップしたりもする。
 詳しくは、前々回の記事をご参照のほど。

 その後、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルが演奏したブラームスの交響曲第2番&ハイドンの主題による変奏曲<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 今日は、夕方の買い物以外は外出せず。


 帰宅後、カラヤンのCDを再び聴きながら、仕事関係の作業を進めたほか、CDレビューをアップしたりもする。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、プラハ音楽祭2012から、ワシーリ・ペトレンコ指揮チェコ・フィルが演奏したスメタナの連作交響詩『わが祖国』のライヴ録音を聴く。

 続けて、トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック・オーケストラが演奏したモーツァルトのディヴェルティメント集<ERATO>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『大森実伝』を読み進めたりする。


 今日は、有楽製菓のひとくちチョコビスケットを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み62円だったもの。
 チョコレートをコーティングした小ぶりなビスケットで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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カラヤンが指揮したブラームスの交響曲第2番とハイドンの主題による変奏曲

☆ブラームス:交響曲第2番&ハイドンの主題による変奏曲

 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
管弦楽:ベルリン・フィル
(交響曲=1986年6月、変奏曲=1983年2月/デジタル・セッション録音)
<ドイツ・グラモフォン>423 142-2


 昔ほどではないけれど、それでもヘルベルト・フォン・カラヤンといえば、今でも20世紀を代表する指揮者、音楽家の一人として多くの方々に知られているのではないだろうか。
 で、前回とり上げたレオポルド・ストコフスキーと同じくカラヤンもまた、と言うよりも、ストコフスキー以上にレコード録音(テクノロジー)と密接に結びついた人物で、コンパクトディスクの開発に、彼が大きく寄与したことは有名である。
 ただ、ストコフスキーが最晩年にいたるまで進取の気質というか、演奏そのものにおいても若々しさと瑞々しさを失わなかったのに対して、カラヤンの場合は年齢を重ねるごとに、よくも悪くも「保守化」していったように、僕には思われてならない。

 ちょうどストコフスキーのBOXセットに収められていたブラームスの交響曲第2番を聴き比べてみれば、そのことがよくわかる。
 確かに、アンサンブルとしての練れ具合ではベルリン・フィルのほうが何日もの長があって、全体的にとても安定した出来となっている。
 ただ、カラヤンの演奏には、老舗の新劇の劇団が老巧の演出家の下でルーティンな演技を繰り広げているといった趣もないではない。
 テキストの解釈として全く間違ってはいないし、まとまりもいいんだけれど、予定調和的ではっとする瞬間が少ないというか。
 もちろん、旋律の磨かれようは抜群だから、音楽に安定した美を求める方には、厭味ではなく大いにお薦めしたい。
 ハイドンの主題による変奏曲も、至極穏当な演奏だ。
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レオポルド・ストコフスキー ザ・コロムビア・ステレオ・レコーディングス

☆レオポルド・ストコフスキー ザ・コロムビア・ステレオ・レコーディングス

<SONY/BMG>88691971152(10枚組BOXセット)



 レオポルド・ストコフスキーという名前を耳にして、すぐに思い出すことといえば、いいったいなんだろう。
 ディズニー映画『ファンタジア』との関係や『オーケストラの少女』への出演といった、メディアにおける派手な露出もあるだろうし、楽器配置をはじめとした20世紀のオーケストラ演奏に対する大きな影響もあるだろう。
 それに、ヨハン・セバスティアン・バッハのオーケストレーションはまだしも、ある種ゲテ物的ですらある、編曲やカットを含むくせの強い演奏も忘れるわけにはいかないし(と、言うより、「とんでも指揮者」というイメージがストコフスキーにはどうしても付きまとっているのでは)、最晩年CBS(コロムビア)レーベルと結んだ100歳までの録音契約が端的に象徴するようなレコード・録音(テクノロジー)との深い関係もやっぱりそうだ。
 そして、そうして思い浮かべたあれこれを総合していくと、ストコフスキーが20世紀を代表する指揮者であり音楽家であったことが、しっかりと見えてくる。

 そんなストコフスキーが、CBS(コロムビア)[現SONY/BMG]レーベルに遺した全てのステレオ録音(先述した最晩年の録音も、当然の如く収められている)、CD10枚分をBOXセットにした、その名も「レオポルド・ストコフスキー ザ・コロムビア・ステレオ・レコーディングス」が先頃発売されたのだけれど、いやあ、これは想像していた以上に聴き応えがあったなあ。
 で、本来ならば一枚ごとに詳しくレビューをアップするべきなのかもしれないが、BOXセットを通して聴くことの意味合いも考えて、あえてどどんとまとめて記しておくことにした。


1:ファリャ:バレエ音楽『恋は魔術師』&ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』の愛の音楽(ストコフスキー編曲)
 管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団
 メゾ・ソプラノ独唱:シャーリー・ヴァ―レット(ファリャ)
(1960年2月録音)

 かつてシェフを務めたフィラデルフィア管弦楽団を振って、ストコフスキーが久方ぶりに録音した一枚。
 オーケストラの鳴り方に古めかしさを感じなくもないのだが、ツボをよく押さえた演奏と編曲(ワーグナー)で、実にわくわくする。
 ヴァ―レットの地声を活かしたような歌唱も、なまなましくて悪くない。
 デジタルリマスタリングの力もあってだろうが、音質のよさにも驚いた。


2:ヨハン・セバスティアン・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番&コラール前奏曲(ストコフスキー編曲)
 管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団
 ヴァイオリン独奏:アンシェル・ブルシロウ(協奏曲)
 フルート独奏:ウィリアム・キンケイド(同)
 チェンバロ独奏:フェルナンド・ヴァレンティ(同)
(1960年2月録音)

 有名なブランデンブルク協奏曲第5番に、コラール前奏曲『イエスよ、私は主の名を呼ぶ』、『来れ異教徒の救い主よ』、『我ら唯一の神を信じる』の編曲物3曲を加えた録音で、ピリオド・スタイルとは真反対のオールド・スタイルな解釈。
 ただし、音楽を慈しむかのような演奏には、好感を抱く。
 一つには教会のオルガン奏者ということも大きいか、コラール前奏曲の編曲にも、ストコフスキーのバッハの音楽に対する真摯さを感じた。


3:ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
 ピアノ独奏:グレン・グールド
 管弦楽:アメリカ交響楽団
(1966年3月録音)

 グレン・グールドはストコフスキーの熱烈なファンだったというが、そうしたグールドの想いにストコフスキーもよく応じているのではないか。
 ストコフスキーが創設したアメリカ交響楽団の技術的な弱さは指摘せざるをえないものの、グールドに歩調を合わせて、作品の持つ多面的な性格を細かく再現すべく健闘していると思う。


4:アイヴズ:交響曲第4番&ロバート・ブラウニング序曲、合唱曲
 管弦楽:アメリカ交響楽団
 合唱:グレッグ・スミス・シンガーズ、イサカ大学合唱団
(交響曲=1965年4月、序曲=1966年12月、合唱曲=1967年10月録音)

 ストコフスキーの現代音楽の紹介者としての側面を象徴した一枚。
 ストコフスキー自身が初演した交響曲は、精度の高さでは、その後録音された小澤征爾&ボストン交響楽団、マイケル・ティルソン・トーマス&シカゴ交響楽団、クリストフ・フォン・ドホナーニ&クリ―ヴランド管弦楽団に軍配を挙げざるをえないが、コラージュをはじめとした作品の持つとっちらかった印象、雰囲気を再現するという意味では、まだまだこの録音も負けていない。
 ボーナストラックとして収められた序曲、合唱曲『民衆』、『ゼイ・アー・ゼア!』、『選挙』、『リンカーン』、特にアイヴズの政治的な意識も垣間見える合唱曲のなんとも言えないグロテスクさも、聴きものだ。


5:ビゼー:『カルメン』&『アルルの女』組曲
 管弦楽:ナショナル・フィル
(1976年8月録音)

 ここからは腕っこきのプレーヤーを集めた録音専用のイギリスのオーケストラ、ナショナル・フィルを指揮した最晩年の録音が続く。
(惜しむらくは、4ステレオの録音のためちょっとばかりもわもわとした感じがして、ストコフスキーのシャープな解釈とすれが生じている)
 メリハリのよく聴いたドラマティックな演奏で、全篇聴き飽きない。
 中でも、『アルルの女』のファランドールといった激しい音楽でのクライマックスの築き方が巧い。


6:ストコフスキー 彼のオーケストラのための偉大な編曲集
 管弦楽:ナショナル・フィル
(1976年7月録音)

 ストコフスキーは大曲ばかりでなく、いわゆるアンコールピースの演奏編曲にも長けたが、これはそうしたストコフスキーの十八番と呼ぶべき小品を集めた録音だ。
 もちろん大向こう受けを狙った部分もなくはないのだけれど、全曲聴き終えて、一篇のドラマに接したかのような余韻が残ったことが、僕には印象深い。


7:シベリウス:交響曲第1番&交響詩『トゥオネラの白鳥』
 管弦楽:ナショナル・フィル
(1976年11月録音)

 交響曲の第3楽章での荒ぶる表現に、トゥオネラの白鳥での静謐で神秘的な表現。
 押すべきところはきっちりと押して、引くべきところはきっちりと引く。
 緩急自在、強弱自在な演奏である。
 それにしても、90歳を超えてのこの若々しい表現には驚くほかない。


8:チャイコフスキー:バレエ音楽『オーロラ姫の婚礼』
 管弦楽:ナショナル・フィル
(1976年5月録音)

 チャイコフスキーのバレエ音楽『眠りの森の美女』の第3幕、オーロラ姫の結婚式を中心にディアギレフが編曲した作品で、怒り憤りというとちょっと変かもしれないけれど、激しい感情の動きがぐいぐいと伝わってくる演奏になっている。
 シャルル・デュトワ&モントリオール交響楽団の滑らかな演奏と対照的だ。


9:メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」&ビゼー:交響曲
 管弦楽:ナショナル・フィル
(1977年6月録音)

 ストコフスキーにとって最後の録音となった一枚。
 けれど、これまたその若々しく瑞々しい表現、音楽の流れのよさに驚き、感嘆する。
 なお、ビゼーの交響曲の終楽章はワンテイク(一発録り)だったとか。


10:ブラームス:交響曲第2番&悲劇的序曲
 管弦楽:ナショナル・フィル
(1977年4月録音)

 このBOXセットの中で、僕がもっとも気に入った一枚がこれだ。
 もともと交響曲第2番が大好きだということも大きいのだが、ストコフスキーの自然で流れのよい解釈、表現は聴いていて全く無理を感じないのである。
 加えて、真っ向勝負とでも言いたくなるような悲劇的序曲の精悍な演奏も見事の一語に尽きる。


 と、これだけ盛りだくさんな内容で、HMVのネットショップなら2290円(別に手数料等が必要)というのだから、どうにも申し訳なくなってくる。
(アイヴズを除くとLP初出時のカップリングがとられているため、中には40分弱の収録時間のものもあるが、一枚一枚をじっくり愉しむという意味では、かえってそのくらいが聴きやすいようにも思う。それに、LPのオリジナル・デザインを利用した紙ジャケットという体裁が嬉しいし)

 ストコフスキー のという音楽家、指揮者の果たした役割を改めて考える上で「マスト」な、ばかりではなく、一つ一つの作品を愉しむ上でも大いにお薦めしたいBOXセットだ。
 クラシック音楽好きは、ぜひともご一聴いただければと思う。
posted by figaro at 14:13| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月08日

体育の日、大阪まで出かけた

 世は三連休の最終日。
 体育の日なり。
 ううんでも、「10月10日が体育の日」ということで子供の頃を過ごした人間なので、どうもこの変動性の体育の日にはあんまりなじめないんだよね…。


 青空は見えつつも、どんよりとした感じもあり。

 気温はそれほど上昇せず。
 特に、夕方以降は涼しさが増す。


 昨夜、レオポルド・ストコフスキー指揮ナショナル・フィルが演奏したチャイコフスキーのバレエ音楽『オーロラ姫の婚礼』<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、桂歌丸(述)、長井好弘(編)の『恩返し』<中央公論新社>を読み進めたりする。


 深夜から朝早く、昼頃と、真向かいのマンションがまたぞろかまびすしい。
 住人はもちろんのことだが、銭ゲバオーナーの責任は非常に重い。
 万死に値する所業である。


 朝早めに起きて、仕事関係の作業を進める。


 『恩返し』を読了する。
 ああ、面白かった!

 続けて、小倉孝保の『大森実伝』<毎日新聞社>を読み始める。
 「アメリカと闘った男」と副題にもあるように、アメリカとの向き合い方に主眼を置きつつ、伝説のジャーナリストである大森実の生涯を追った一冊だ。


 正午過ぎに外出し、仕事関係の予定を片づける。

 その後、阪急で梅田まで出、サンケイホールブリーゼでCBGK PREMIUM STAGE リーディングドラマ『Re:』(土田英生さん作・演出、生瀬勝久、高田聖子出演)を観る。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 ああ、面白かった!

 終演後、阪急で大宮まで戻り、夕飯用の買い物をすませて19時過ぎに帰宅した。


 夕飯後、ストコフスキー指揮ナショナル・フィルが演奏したメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」&ビゼーの交響曲とブラームスの交響曲第2番&悲劇的序曲<SONY/BMG>、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルが演奏した同じくブラームスの交響曲第2番&ハイドンの主題による変奏曲<ドイツ・グラモフォン>を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『大森実伝』を読み進めたりする。


 今日は、神戸屋のケーキメロンを食す。
 近くのフレスコで、半額びき、税込み59円だったもの。
 カステラケーキ入りの硬めのデニッシュメロンパンで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『Re:』 sessionU

☆GBGK PREMIUM STAGE リーディングドラマ『Re:』session U

 作・演出:土田英生
 出演:生瀬勝久、高田聖子
(2012年10月8日、サンケイホールブリーゼ)


 この春、藤木直人とベッキー、竹中直人と中越典子、古田新太と宮沢りえ、生瀬勝久と仲間由紀恵という豪華な顔触れによって初演された、土田英生のリーディングドラマ『Re:』が再演されるというので、サンケイホールブリーゼまで行って来た。

 今回は、生瀬さんに高田聖子という関西人(じゃ、僕はないけど)にとってはとっても嬉しい組み合わせでの公演だったのだが、いやあ、至福のときというかなんというか、非常にぜいたくな時間を過ごすことができた。

 それは、1通の間違いメールから始まった。
 男優と女優が読み上げるメールで紡ぐ、特別な大人のためのラブストーリー。
 と、チラシの惹句にはあるから、ここまでは書いてもいいのかな。
 勘違いのメールをきっかけに、二人の男女が深く心を通い合わせていくのだけれど、物事はそんなに巧くも甘くも運ばなくて…。
 と、これ以上は書かない書けない。
 だって、こんなによく出来た本、これから先何度も何度も再演必至だから。
 未見の人の愉しみを奪っちゃダメだもんね。

 メールのやり取りだけで、一筋縄ではいかない人間模様を描くといえば、ちょうど10年ほど前に翻訳刊行された、マット・ボーモントの『e.』<小学館>という小説があって、これなんかそれこそリーディングドラマにぴったりなんじゃと思ったりもしていたんだけれど(ちなみに、オープニングの音楽は、ラモーの『アカントとセフィーズ』序曲の前半部分でお願いしたい)、笑いと涙のツボを押さえて人の心をぐぐっと掴むという点では、土田さんも全く負けていない。
 いや、作家としての心意気という意味も加えて考えるなら、身びいき抜きで、僕は土田さんに高く軍配を挙げる。
(そうそう、いつもながら、いろんな意味で土田さんは「フェア」な作家だなあと強く思ったのだった)

 ライヴ特有のちょっとした傷はありつつも、生瀬さん、高田さんともに本当に魅力的だったなあ。
 やるべきことをきっちりやりながら、さらりとして無理や無駄がない。
(高田さんはリーディングははじめてだそうだが、これをきっかけに今後もどしどしリーディングに取り組んでいって欲しい)

 あっという間ではあったのだけれど、それがとてもかけがえのない時間に思える作品であり、公演だった。
 ああ、面白かった!

 次はどんな組み合わせで観聴きすることができるのかな?
 それもまた実に愉しみだ。
posted by figaro at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月07日

打ち合わせのあと、京都映画祭の企画へ

 晴天。
 いいお天気、いい青空となる。

 気温はあまり上昇せず、夜は半袖のTシャツでは寒さを感じるほど。
 長袖のシャツを持って出て正解だった。


 昨夜、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早めに起きて、仕事関係の打ち合わせを行う。


 いったん帰宅して雑件を片づけたのち、嵐電で太秦広隆寺へ。
 東映京都撮影所第1試写室で行われた、第8回京都映画祭の上映企画に途中から参加する。

 まず大畑創監督の『へんげ』を観(再見だが、終盤の切迫感爆発感にはやはりぐいぐい引っ張られる)、シンポジウム「映画制作について〜関西そしてインディペンデント」を観聴きする。
 原田徹監督を司会に、柴田剛監督(『堀川中立売』の上映を観損ねる)、内藤瑛亮監督(『先生を流産させる会』を観損ねる)、小林聖太郎監督、谷口正晃監督、酒井耕監督、ベ・テス監督がそれぞれの経験を通した興味深い話をされていた。
 そして、谷口監督の『シグナル 〜月曜日のルカ〜』を観る。
 関口尚の小説を映画化したもので、設定的に無理を感じる部分もなくはないが、三根梓と西島隆弘が演じる若い二人の関係が瑞々しく、映画への強い想いも伝わってくる作品だった。
 映画の舞台となる名画座のラインナップも実に魅力的だ。

 関係各氏と話しをしたりあいさつをしたりしたのち、21時半過ぎに帰宅する。


 帰宅後、仕事関係の作業を進める。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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銀河鉄道の夜を愉しんだ

 午前中は青空も見えていたが、その後どんどんどんよりとし始め、夜になって雨が降り始める。

 気温はあまり上昇しなかったものの、湿度が高く、じめじめとしてそれほど快ならず。


 昨夜、実家より電話があり、母としばらく話をする。
 いろいろと心配をかけて、申し訳ない。

 その後、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 午前のうちに、毎週恒例の洗濯をすませる。
 あまり乾きよろしからず。
 まあ、仕方ない。


 レオポルド・ストコフスキー指揮ナショナル・フィルが演奏したシベリウスの交響曲第1番&トゥオネラの白鳥<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 林家しん平の『落語物語』<角川書店>を読了する。
 単なるほんわかとした物語に終始していないあたりも、しばしば死と隣り合わせにある落語の世界に相応しいと思う。
 ああ、面白かった!

 続けて、桂歌丸(述)の『恩返し』<中央公論新社>を読み始める。
 『笑点』でおなじみの桂歌丸が自らの人生について語った一冊。
 面白し面白し。


 夕方前に外出し、仕事関係の予定を片づける。

 その後、御幸町高辻のFactory Kyotoに足を運び、町家live & performance 2days『銀河鉄道の夜』の第一日目を愉しむ。
 まず劇団しようよに出演していた井戸綾子さんの学生時代の映像作品(お祖父さんの死を扱っている)を観るが、これは昨年、月世界旅行社のマチヤ映画夜行で観て強く印象に残った作品だった。
 井戸綾子という名前に記憶があったのだが、やっぱりあの井戸綾子さんだったか。

 続いて、出村弘美さんと阿部潤さんの【音楽、芝居】を観る。
 プラネタリウム的な仕掛けが美しく、出村さんの声(朗読と歌声)も耳によくなじむ。
 また、イッパイアンテナではあまり観ることのできない阿部さんの動きも興味深かった。

 次は、月面クロワッサンの女性陣、西村花織さん、森麻子さん、浅田麻衣さんによる【朗読】。
 朗読に演劇的な要素が加味された作品で、朗読という点でこなれない部分はまま聴き受けられたが、各々の個声がよくわかる内容で、ぜひ今後もこうした公演を続けて行って欲しいと思う。
 以前、『月面クロワッサンの古典パン』という妄想企画を考えたことがあって(丸山交通公園君と小川晶弘君による『山椒魚』とか、太田了輔君の作家、丸山君のイモリによる『城の崎にて』とか、西村さんのお釈迦様、稲葉俊君の蜘蛛、作道雄君のカンダタ、丸山君の閻魔様、その他の亡者による『蜘蛛の糸 もしくは、地獄八景月クロの戯れ』とか)、その中に女性陣による太宰治の『女生徒』も入っていたのだが、実際にやってもらいたいなあと思ったり思わなかったり。

 さらに、KAIKA劇団会華*開可の面々による【演劇】。
 タイトルにもある通り、井戸さんの映像作品は別にして、いずれの作品も宮沢賢治つながりの内容になっていたが、このKAIKA劇団会華*開可の面々による作品は、そこに捻りが加えられていたのが、面白かった。
 11月に予定されている本公演も愉しみだ。

 ほかに脇田友君のライブペインティング(作品の変化)も目にする。


 企画終了後、Factory Kyotoに残って、いろいろと話しを愉しんでいるうちに帰宅が遅くなる。
 ああ、面白かった!


 以上、10月6日の日記。


 今日は、午前中に仕事関係の打ち合わせを行ったのち、京都映画祭の企画に参加する予定なり。

 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月05日

国民栄誉賞ねえ(CLACLA日記)

 どんよりとした感じはありつつ、青空の見えるお天気の一日。

 気温はそこそこに上昇か。
 過ごしにくくは全くなかったが。


 敬愛する俳優の一人、大滝秀治が亡くなった。87歳
 詳しくは前回の記事に記したが、改めて深く、深く、深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、ナイナイのオールナイトニッポンを聴いたりしながら、4時頃まで仕事関係の作業を進める。


 朝早くから、真向かいのマンションがかまびすしい。
 近所のビルの工事の翌日はこれだ。
 やかましいったらありゃしない。
 真向かいのマンションの銭ゲバオーナーへの腹立たしさ憤りが募る。
 天罰よ下れ!


 KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』や、グレン・グールドとレオポルド・ストコフスキー指揮アメリカ交響楽団が演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、ストコフスキー指揮アメリカ交響楽団他が演奏したアイヴズの交響曲第4番他<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、許光俊の『世界最高のピアニスト』<光文社新書>の拾い読みをしたりする。


 14時台に外出し、仕事関係の用件を片づけてから下京図書館へ。
 広瀬和生の『噺家のはなし』<小学館>、小田部雄次の『昭和天皇と弟宮』<角川選書>、佐藤信の『鈴木茂三郎』<藤原書店>、島田雅彦の『英雄はそこにいる』<集英社>、村松友視の『残月あそび』<河出書房新社>を返却し、予約しておいた林家しん平の『落語物語』<角川書店>、桂歌丸(述)の『恩返し』<中央公論新社>、小倉孝保の『大森実伝』<毎日新聞社>、石持浅海の『玩具店の英雄』<光文社>を新たに借りる。


 帰宅後、ストコフスキー指揮ナショナル・フィルが演奏したビゼーの『カルメン』&『アルルの女』組曲<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『落語物語』を読み始めたりする。
 『落語物語』が、今戸家小六師匠の弟子入りを志願した春木真人青年の奮闘努力を平明な文体で綴った作品。
 落語家の小説といえば、まずもって立川談四楼だが、この林家しん平もなかなかの腕前ではないか。


 夕方になって、夕飯用の買い物のため再び外出する。


 夕飯後、ストコフスキー指揮ナショナル・フィルが演奏したアンコールピース集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『落語物語』を読み進めたりする。


 今日も、アッシュの揚げない焼きドーナツを食す。
 昨日の残りなり。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 レスリングの吉田沙保里選手に国民栄誉賞の授与が検討されているという。
 吉田選手の授与自体には不満はないが、いくら政治的な賞とはいえ、特に文化芸術関係の国民栄誉賞の授与に対しては、どうにも疑問を持たざるをえない。
 例えば、手塚治虫や松本清張、三波春男がどうして国民栄誉賞を授与されなかったのか。
 そして、今年亡くなった新藤兼人監督や淡島千景、山田五十鈴も(どう考えたって、女優としての格は、この二人のほうが森光子より上だ)。
 なんだかなあである。
(ただし、本人や遺族の側で授与を断ったケースもあるかもしれない)


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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大滝秀治を悼む

☆大滝秀治を悼む


 舞台やキャメラの前に立つと、どうしても巧く演じよう巧くやろうと妙な欲目が出てしまい、かえって目も当てられぬ愚演凡演を繰り返してしまうのだが、これが単に観る側一観客の立場に身を置くと、やはり俳優役者というものは、上っ面の巧さ、表面的な技術だけでどうこうなるもんじゃないと強く思うことがままある。
 志村喬しかり、笠智衆しかり。
 特に年齢を重ねるほど、その人の人生そのものが演技の端々から透けて見えてきて、伝わるものの強弱がはっきりとわかってしまう。
 高倉健が新作『あなたへ』の現場で、たった一言の台詞に強く心を動かされたという大滝秀治など、それこそ彼の日々のたゆまぬ努力と演技への強い想い、そして魅力的な人柄が、表面的な技術の巧拙を超えた素晴らしい演技に結びついているように思う。

 その大滝秀治が亡くなった。
 87歳という年齢もあって、療養中という言葉にもしかしたらと思ってもいたが、敬愛してきた役者さんだけに、その死は哀しく辛い。

 1925年生まれの大滝秀治は東京で育ち、敗戦後しばらくして東京民衆芸術劇場の養成所に入り、劇団民藝にも参加した。
 だが、当初は俳優としての芽が出ず、裏方を主に務める日々が続く。
 特に、民藝の中心人物である宇野重吉からはその独特の声を厳しく批判され、俳優を続けるか否かの岐路にも立たされた。
(その頃、同じく民藝の代表的な俳優である滝沢修からは「(俳優を)辞めるのも才能」といった趣旨の言葉を与えられたが、宇野重吉は「続けるのも才能」といった趣旨の言葉を大滝に投げかけたという。このエピソードに関しては、NHKのラジオのトーク番組で大滝さん自身が山本晋也監督にさらりと語っていたのだけれど、その頃の葛藤たるや想像に難くない)
 それでも、舞台で研鑚を重ねた大滝さんは、今井正監督の『ここに泉あり』や今村昌平監督の『にあんちゃん』、黒澤明監督の『天国と地獄』等、映画に出演する機会を少しずつ得ることになっていく。
 はじめ大滝さんの持ち役となったのは、山本薩夫監督の『金環蝕』や『不毛地帯』、テレビの必殺シリーズなどでの、ぬめぬめとした感じのする偽善家的風貌の悪役で、熊井啓監督の『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』におけるフィクサー役は、その線での総決算とでも呼ぶべき演技だったように記憶している。
 そんな大滝さんの転機となったのは、倉本聰脚本による東芝日曜劇場『うちのホンカン』シリーズだった。
 このシリーズの扇の要となる、人柄がよくて滑稽、ときに激しい怒りをあらわにする駐在役で大滝秀治は注目されることとなる。
 その後、『特捜最前線』の船村刑事役で人気を確立した大滝さんは、ほかに『犬神家の一族』の大山神官(市川崑監督自身のリメイクでも同じ役を演じた)、『北の国から』シリーズの北村清吉、大河ドラマ『独眼竜正宗』の虎哉和尚と当たり役も多く、舞台、映画(金田一耕助シリーズや伊丹十三監督の一連の作品)、テレビドラマで得難い俳優の一人となった。
 また、晩年には、岸部一徳とのコンビネーションと「つまらん!」のフレーズが印象深い金鳥のCMでブレイクを果たした。
(ほか、舞台の『坐漁荘の人びと』や映画、テレビドラマで西園寺公望を何度か演じた)

 大滝さんといえば、関根勤の十八番の一つで、『特捜最前線』の船村刑事を真似た関根さんには大いに笑ったものだが、実は関根さんが物真似のレパートリーに加えるだいぶん前から、僕は大滝秀治の物真似を得意としていて、確か高校三年の音楽部(コーラス)の発表会の前に虎哉和尚の真似をやり過ぎ、耳鼻咽喉科に通院してしまったほどだ。
(それ以来、喉のつっかかるような感じはとれない。未だに大滝さんの物真似をやってしまうからかもしれないが…)

 深く、深く、深く、深く、深く黙祷。
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2012年10月04日

犯罪学を受講し、『残月あそび』を読了した

 午前中、どんよりとしたお天気。
 ちょうど外出する頃に雨が降る。
 その後、青空が見え始める。

 湿度が高く、じめじめむしむしとしてあまり快ならず。


 昨夜、3時頃まで仕事関係の作業を進めたり、村松友視の『残月あそび』<河出書房新社>を読み始めたりする。


 朝早めに起きて仕事関係の作業を進めたのち外出し、地下鉄でくいな橋まで出、龍谷大学深草校舎で犯罪学を受講する。
 単に「犯罪」学というくくりだけではなく、メディア・リテラシーという観点からも興味深く面白い講義だ。

 講義終了後、近くの業務スーパーなどで買い物をすませ、13時半少し前に帰宅した。


 近所のビルが、またぞろ何かの工事でギリギリゴリゴリガーガーギーギーとかまびすしい。
 いったい何度うるさくすれば気がすむのか。
 近所迷惑はなはだしく、腹立たしいかぎり。


 レオポルド・ストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団他が演奏したファリャのバレエ音楽『恋は魔術師』&ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』の愛の音楽とヨハン・セバスティアン・バッハのブランデンブルク協奏曲第5番&コラール前奏曲、グレン・グールドとストコフスキー指揮アメリカ交響楽団が演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、ストコフスキー指揮アメリカ交響楽団他が演奏したアイヴズの交響曲第4番他<SONY/BMG>を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『夏美の夏は…』を書き進めたり、『残月あそび』を読み進めたりする。
 『残月あそび』は、同じ村松友視の『鎌倉のおばさん』の変奏とも呼ぶべき作品だ。
 ちなみに、この作品で重要な役割を果たす歴史上の人物に、江戸時代はじめに活躍した公卿で歌人、文人の烏丸光廣がいるが、彼こそ『柳生一族の陰謀』で成田三樹夫の当たり役となった烏丸少将文麿のモデルである。


 夕飯後、再びファリャ&ワーグナーとバッハのCDを聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 『残月あそび』を読了する。
 これは読んでおいて正解の一作であり、一冊だった。
 ああ、面白かった!

 ほかに、許光俊の『世界最高のピアニスト』<光文社新書>の拾い読みもする。


 今日も、アッシュの油で揚げない焼きドーナツを食す。
 先日、卸売ひろばタカギで別に買っておいたものなり。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 オスプレイが沖縄で飛行訓練を始めたという。
 そんなに安全安全というならば、××の上や国会議事堂の上や、東京都庁の上や、京都××の上を飛ばしてみればいい。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月03日

馬渕晴子が亡くなった

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日になる。

 気温はそれなりに上昇する。


 俳優の馬渕晴子が亡くなった。75歳。
 日活で映画デビューを果たしたのち、NHK専属となり、途中結婚出産(なお、夫は今は亡き俳優の井上孝雄)のブランクはあったものの、映画、テレビドラマで活躍した。
 また、つんとした感じのする独特の声の持ち主であり、洋画の吹き替えなどもたびたび行った。
 険のある美しさが印象的で、冷たい役柄を得意とした。
 数多い出演作の中では、李学仁監督の『詩雨おばさん』の詩雨おばさんを挙げるべきか。
 深く、深く、深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、3時半過ぎまで仕事関係の作業を進めたり、島田雅彦の『英雄はそこにいる』<集英社>を読み進めたりする。


 レオポルド・ストコフスキー指揮ナショナル・フィルが演奏したビゼーの『カルメン』&『アルルの女』組曲とアンコールピース集<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『英雄はそこにいる』を読み進めたりする。
 『英雄はそこにいる』は、エンターテインメント(ミステリ)の手法をとりながら、相当きわきわなところを攻めているなと思う。
 実に面白し。


 16時台に外出し、お米を買いに行く。
 ついでに夕飯用の買い物をすませ、17時半頃帰宅する。


 帰宅後、ストコフスキー指揮ナショナル・フィルが演奏したシベリウスの交響曲第1番&トゥオネラの白鳥とチャイコフスキーのバレエ音楽『オーロラ姫の婚礼』<同>を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『英雄はそこにいる』を読み進めたり、許光俊の『世界最高のピアニスト』<光文社新書>の拾い読みをしたりする。


 夕飯後、ストコフスキー指揮ナショナル・フィルが演奏したメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」&ビゼーの交響曲とブラームスの交響曲第2番&悲劇的序曲<SONY/BMG>を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 『英雄はそこにいる』を読了する。
 ああ、面白かった!
 そして、いろいろなことを考える。
 そう、いろいろなことを。


 今日も、アッシュの油で揚げない焼きドーナツを食す。
 昨日の残りなり。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月02日

エリック・ホブズボームが亡くなった

 青空は見えつつも、どんよりとした感じの強いお天気の一日。

 気温はそれほど上昇しなかったものの、じめじめとした感じがしてあまり快ならず。


 イギリスで長らく活躍した歴史家、エリック・ホブズボームが亡くなった。95歳。
 フランス革命開始の1789年から第一次世界大戦開始の1914年を「長い19世紀」と規定し、多角的視座から研究考察を行った。
 『市民革命と産業革命』<岩波書店>、『資本の時代』<みすず書房>、『帝国の時代』<同>は、そうした「長い19世紀」に関する研究考察の結晶とも呼ぶべき労作である。
 深く、深く、深く、深く、深く黙祷。
(大学時代、西洋史学専攻だったためホブズボームの著書は結構親しんだものだ。ただし、詳しい内容については、だいぶん忘れてしまったが…)


 昨夜、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、4時半近くまで仕事関係の作業を進めたり、佐藤信の『鈴木茂三郎』<藤原書店>を読み進めたりする。


 朝早くから、またぞろ真向かいのマンションがかまびすしい。
 うっとうしいったらありゃしないぜ!


 ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、レオポルド・ストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団他が演奏したファリャのバレエ音楽『恋は魔術師』&ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』の愛の音楽とヨハン・セバスティアン・バッハのブランデンブルク協奏曲第5番&コラール前奏曲<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『鈴木茂三郎』を読み進めたりする。


 体調の関係もあって、夕方の買い物以外は外出せず。


 帰宅後、グレン・グールドとストコフスキー指揮アメリカ交響楽団が演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」<同>を聴く。


 夕飯後、ストコフスキー指揮アメリカ交響楽団他が演奏したアイヴズの交響曲第4番他<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 『鈴木茂三郎』を読了した。
 いろいろと考えることあり。

 続けて、島田雅彦の『英雄はそこにいる』<集英社>を読み始める。
 以前読んだ、『カオスの娘 シャーマン探偵ナルコ』<同>の続篇だ。


 今日は、アッシュの油で揚げない焼きドーナツを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み62円だったもの。
 ふんわりした食感の甘さ控えめの焼きドーナツで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2012年10月01日

10月初日、大阪まで映画を観に行った

 今日から10月。
 今年も、残すところ3ヶ月を切った。
 一日一日を本当に大切にしていかなければ。
 そして、死を忘れないこと。


 台風は過ぎ去ったものの、晴天とはならず。
 どんよりとした感じの一日で、正午頃には小雨も降った。

 気温はあまり上昇せず。
 ただし、湿度が高い分、じめじめとしてそれほど快ならず。


 昨夜、レオポルド・ストコフスキー指揮ナショナル・フィルが演奏したブラームスの交響曲第2番&悲劇的序曲<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、佐藤信の『鈴木茂三郎 1893-1970』<藤原書店>を読み始めたりする。
 「統一日本社会党初代委員長の生涯」と副題にもあるように、『鈴木茂三郎 1893-1970』は、戦後の一時期、右派と左派に分裂していた日本社会党が統一された際、その初代委員長となった鈴木茂三郎の生涯を丹念に追いつつ、再評価をはかった一冊だ。
 なお、『60年代のリアル』の著者でもある佐藤信(さとうしん)は、劇作家の佐藤信(さとうまこと)さんとは別人である。


 午前中、仕事関係の作業を進める。


 正午頃外出し、京都シネマで京都映画祭の一日券を購入したのち、烏丸から阪急で梅田へ。
 梅田ガーデンシネマで『BUNGO 〜ささやかな欲望〜』の「告白する紳士たち」編を観る。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。

 本当は、続けて上映される「見つめられる淑女」編も観ておきたかったのだが、諸々事情があって京都へもどる。
 で、仕事関係の用件を片づけ、ついでに夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 帰宅後、ストコフスキー指揮ナショナル・フィルが演奏したメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」&ビゼーの交響曲<SONY/BMG>を聴きながら、『鈴木茂三郎』を読み進めたり、雑件を片づけたりする。


 夕飯後、ストコフスキー指揮ナショナル・フィルが演奏したチャイコフスキーのバレエ音楽『オーロラ姫の婚礼』とシベリウスの交響曲第1番&トゥオネラの白鳥<同>を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 今日は、ブルボンのブランチュール・ホワイトチョコ&ラングドシャクッキーを食す。
 近くのドラッグユタカのセールに加え、さらに15パーセントびきで、税込み66円だったもの。
 ごちそうさま!


 オスプレイが、米軍岩国基地から配備先となる米軍普天間飛行場に移動されたと。
 いろいろと考えることあり。


 野田内閣がまたぞろ改造されたそうだ。
 前原誠司に田中真紀子、下地幹郎(国民新党。沖縄1区選出!)…。
 なんだろうな、こりゃ。


 明日がいい日でありますように!
 そして、10月がいい月でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figaro at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『BUNGO 〜ささやかな欲望〜』(告白する紳士たち編)

☆『BUNGO 〜ささやかな欲望〜』(告白する紳士たち編)

(2012年10月1日、梅田ガーデンシネマ1)


 もう20年も近く前になるか。
 『文學ト云フ事』という深夜番組がフジテレビ(関西テレビ)で放映されていた。
 日本の文豪たちがものした名作佳作の中から毎回一作品をとり上げて、映画の予告編風な映像を交えながら解説していくという内容で、若き日の大高洋夫の活躍(『みずうみ』の回)や、フレンチポップ『T’en va pas』をカバーした原田知世の鼻にかかったエンディングの歌声が、どうにも懐かしい。
 「文豪が残した傑作短編を、将来を担うキャストと、気鋭の映像作家たちが描く、6つの恋物語」という惹句のついた『BUNGO 〜ささやかな欲望〜』のうち、「告白する紳士たち」編を観始めてすぐに思い出したのも、その『文學ト云フ事』だった。
 もちろん、あちらはあくまでも予告編風の映像であって、こちらはまごうことなき本編なのだけれど、だからこそあの頃感じた、ああ本編が観たいのに、という物足りなさがようやく埋められた気がしないでもない。

 で、「告白する紳士たち」編などと名乗っているからといって、「俺はお前が好きなんだ! アイウォンチュー! アイニーデュー!」、なんてべたな展開を想像したら大間違い。
 まあ、岡本かの子の『鮨』に坂口安吾の『握った手』、林芙美子の『幸福の彼方』ってラインナップを目にしただけで、単純なラブストーリーでないことは、すぐにわかってしまうだろうが…。

 まずは、『鮨』(関根光才監督、大森寿美男脚本)。
 橋本愛演じる鮨屋の娘と、リリー・フランキー演じるちょっと謎めいた中年紳士(皆から、「先生」と呼ばれている)の一瞬の感情の交差、というか齟齬が切ない。
 回想シーンが効果的で、特に少年役の男の子が魅力的なのだけれど、若干文学を(戦前を)コスプレしているように感じたことも事実だ。
(一つには、市川実日子のキャラクターもあるのでは。リリー・フランキーのキャストも含め、原作を超えて岡本かの子と岡本太郎の関係が意識されているのかもしれないが)
 高橋長英、佐藤佐吉、マギーなども出演。

 続く、『握った手』は、山下敦弘の監督に向井康介の脚本。
 短編集という映画のつくりや向井さんの脚本という枠をまもりつつ、山下監督らしい仕掛けもけっこう施されていたのではないか。
 その分、原作の持つ歯噛みしたファルス的な要素が、少しウェットなものに変化していたような気もするが。
 山田孝之、成海璃子に加え、黒木華が重要な役回りを演じていた。

 最後は、谷口正晃監督、鎌田敏夫脚本による『幸福の彼方』。
 正攻法というか、非常にオーソドックスな、そして細やかで丁寧な演出であるからこそ、造り手の側の伝えたいことがよく伝わる作品になっていたように感じた。
(映画オリジナルのエピソードがもっとも書き加えられているのは、この『幸福の彼方』のような気がするが、造り手の意図を考えればそれも充分に納得がいく。そしてその点からも、同じ林芙美子原作による成瀬巳喜男監督の諸作品を思い起こす*)
 波瑠(とてもとても魅力的)、三浦貴大という若い二人や、でんでんばかりでなく、その他の出演者たちも強く印象に残る。

 今回は諸々の事情があって残りの三作品(「見つめられる淑女」編)を観ることができなくて、とても残念だった。
 いずれにしても、数々の制約の中で文藝作品や近過去(戦前や戦後すぐ)を扱った作品を製作することについて考える上でも、非常に興味深い作品だと思う。

 そういえば、夏休み中の公開だったら、「読書感想文」とちょうど重なって、高校生なんかにぴったりだろうにと思ったんだった。
 なんだかもったいないな。


 *追記
 『鮨』、『握った手』、『幸福の彼方』、いずれも「青空文庫」に入っているので、ご興味ご関心がおありの方は、そちらのほうをご一読いただきたい。
posted by figaro at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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